差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
408 バイト除去 、 2014年11月13日 (木) 16:50
Wikipediaの外部リンクって良かったでしたっけ?
1行目: 1行目:  
== クラシック音楽(Classical Music) ==
 
== クラシック音楽(Classical Music) ==
クラシック音楽と言う場合、ヨーロッパにおいて中世以降(場合によるが、6世紀頃に生まれた教会音楽以降からとすることが多い)に作曲された一連の曲群を指すのが一般的。
+
クラシック音楽と言う場合、[[ヨーロッパ]]において中世以降(場合によるが、6世紀頃に生まれた教会音楽以降からとすることが多い)に作曲された一連の曲群を指すのが一般的。
    
ロボットアニメにおいてもクラシック音楽が作中で用いられることがある。主にキャラクターの個性を強める目的で使われることが多いが、その曲の持つ背景を作品の設定と符合させ、象徴的に用いるような重要な使われ方をする場合もある。
 
ロボットアニメにおいてもクラシック音楽が作中で用いられることがある。主にキャラクターの個性を強める目的で使われることが多いが、その曲の持つ背景を作品の設定と符合させ、象徴的に用いるような重要な使われ方をする場合もある。
7行目: 7行目:     
== 音楽史 ==
 
== 音楽史 ==
   
=== 教会音楽・ルネサンス音楽 ===
 
=== 教会音楽・ルネサンス音楽 ===
 
*6世紀~16世紀初頭
 
*6世紀~16世紀初頭
30行目: 29行目:  
|}
 
|}
   −
*以上の楽曲(「Worthy is the Lamb...Amen」を除く)は、エヴァンゲリオン劇中で使用されたクラシック音楽その他をまとめたアルバム「エヴァンゲリオン交響楽 新日本フィルハーモニー交響楽団/東京アカデミッシェカペレ」のDisc2に収録されている。(後述の第九はDisc1に収録)
+
*以上の楽曲(「Worthy is the Lamb...Amen」を除く)は、エヴァンゲリオン劇中で使用されたクラシック音楽その他をまとめたアルバム「エヴァンゲリオン交響楽 新日本フィルハーモニー交響楽団/東京アカデミッシェカペレ」のDisc2に収録されている(後述の第九はDisc1に収録)。
 
*[[碇シンジ|シンジ]]の特技はチェロ演奏であるが、得意な曲は上記の「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調」ということになっているらしい。<br />劇場版DEATH編(総集編的な内容のため、この名義ではスパロボ未参戦)では彼の特技を生かし、彼の仲間と弦楽四重奏を行うシーンから物語が始まる。<br />なお、このシーンでは各キャラクターの顔は映っていない。シンジ以外の3名の声は[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]、[[綾波レイ|レイ]]、[[渚カヲル|カヲル]]のものだが、設定的には彼らによく似た声の別人らしい。
 
*[[碇シンジ|シンジ]]の特技はチェロ演奏であるが、得意な曲は上記の「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調」ということになっているらしい。<br />劇場版DEATH編(総集編的な内容のため、この名義ではスパロボ未参戦)では彼の特技を生かし、彼の仲間と弦楽四重奏を行うシーンから物語が始まる。<br />なお、このシーンでは各キャラクターの顔は映っていない。シンジ以外の3名の声は[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]、[[綾波レイ|レイ]]、[[渚カヲル|カヲル]]のものだが、設定的には彼らによく似た声の別人らしい。
   
*[[葉月考太郎|葉月博士]]の音楽の趣味はクラシック。バロックにしか詳しくないらしい。
 
*[[葉月考太郎|葉月博士]]の音楽の趣味はクラシック。バロックにしか詳しくないらしい。
*[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ|無限のフロンティアEXCEED]]の楽曲『Machine Soul~奇跡を呼ぶIMPACT POWER』において用いられている、どこかで聞いたことのある特徴的なメロディは上記「パッヘルベルのカノン」からの流用である。
+
*[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ|無限のフロンティアEXCEED]]の楽曲『Machine Soul~奇跡を呼ぶIMPACT POWER』において用いられている、どこかで聞いたことのある特徴的なメロディは上記「パッヘルベルのカノン」からの流用。
    
=== 古典派音楽 ===
 
=== 古典派音楽 ===
47行目: 45行目:  
| 交響曲第9番ニ短調<br />(ベートーヴェン) || [[渚カヲル]]<br />([[新世紀エヴァンゲリオン]]) || クラシックの中でも随一の有名な曲であるが、<br />ロボットアニメで用いられたクラシックとしても恐らく最も有名。<br />作中では最も有名な第4楽章「歓喜の歌」の部分が用いられている。
 
| 交響曲第9番ニ短調<br />(ベートーヴェン) || [[渚カヲル]]<br />([[新世紀エヴァンゲリオン]]) || クラシックの中でも随一の有名な曲であるが、<br />ロボットアニメで用いられたクラシックとしても恐らく最も有名。<br />作中では最も有名な第4楽章「歓喜の歌」の部分が用いられている。
 
|-
 
|-
| colspan="3" | 第4楽章の歌詞はドイツの詩人・シラーの詩が基で、一部ベートーヴェン自身が改めたものが用いられている。<br />詩の解釈には諸説あるが、エヴァにおいては'''創造主への回帰に対する歓喜'''的な解釈を充てていると捉えてよいであろう。
+
| colspan="3" | 第4楽章の歌詞はドイツの詩人・シラーの詩が基で、一部ベートーヴェン自身が改めたものが用いられている。<br />詩の解釈には諸説あるが、エヴァにおいては'''創造主への回帰に対する歓喜'''的な解釈を充てていると捉えた方が妥当。
 
|}
 
|}
   −
*第九は[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦α|α]]、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]において、それぞれカヲルの戦闘曲として採用。今のところ「エヴァ」劇中で用いられた楽曲でスパロボでも使用されているのは第九のみ。
+
*第九は[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦α|α]]、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]において、それぞれカヲルの戦闘曲として採用。今のところ『エヴァ』劇中で用いられた楽曲でスパロボでも使用されているのは第九のみ。
    
=== ロマン派音楽 ===
 
=== ロマン派音楽 ===
70行目: 68行目:  
*「ワルキューレの騎行」は[[スーパーロボット大戦F|F]]及び[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]においてブンドル艦のBGMに採用。
 
*「ワルキューレの騎行」は[[スーパーロボット大戦F|F]]及び[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]においてブンドル艦のBGMに採用。
 
*「美しく青きドナウ」は[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]及び[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]においてブンドル艦のBGMに採用。[[レーツェル・ファインシュメッカー|レーツェル]]の「[[トロンベ|Trombe!]]」に優先することで有名(ただしラスボス曲には優先度が劣り、三竦み状態)。
 
*「美しく青きドナウ」は[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]及び[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]においてブンドル艦のBGMに採用。[[レーツェル・ファインシュメッカー|レーツェル]]の「[[トロンベ|Trombe!]]」に優先することで有名(ただしラスボス曲には優先度が劣り、三竦み状態)。
 
+
*『[[機動戦士ガンダムSEED]]』及び『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場する兵器の武装には、しばしばワーグナーの楽曲に因んだ名称が採用されている。
*「機動戦士ガンダムSEED」及び「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場する兵器の武装には、しばしばワーグナーの楽曲に因んだ名称が採用されている。このため、スタッフにワグネリアン(ワーグナーのファンは一般的にこう称される)がいたのでは、等の憶測もある。
  −
 
   
*余談だが、北欧神話をベースに物語が構築されている「ニーベルングの指輪」は、スパロボ出演作品でも採用されている各種用語が満載である。
 
*余談だが、北欧神話をベースに物語が構築されている「ニーベルングの指輪」は、スパロボ出演作品でも採用されている各種用語が満載である。
   138行目: 134行目:  
確かに作曲家・作詞家の権利は死後50年で切れるのだが、'''演奏者・編曲者(アレンジャー)・それを販売しているレコード会社の権利'''はそれが収録されてから50年間は切れない。従って、テレビでオンエアする場合など、商業利用の際に楽曲を用いる際は特に、それらの権利者に十分配慮しなければならない。
 
確かに作曲家・作詞家の権利は死後50年で切れるのだが、'''演奏者・編曲者(アレンジャー)・それを販売しているレコード会社の権利'''はそれが収録されてから50年間は切れない。従って、テレビでオンエアする場合など、商業利用の際に楽曲を用いる際は特に、それらの権利者に十分配慮しなければならない。
   −
ガイキングLODのプロイストのテーマ曲は前述の通り「新世界より」であるが、この曲が使用可能であることが確定したのは'''同曲を流す予定の回のアフレコ前日'''という超土壇場であったとか。ダイナミックな曲風で使用可能な楽曲はなかなか数が少ないそうである。
+
ガイキングLODのプロイストのテーマ曲は前述の通り「新世界より」であるが、この曲が使用可能であることが確定したのは'''同曲を流す予定の回のアフレコ前日'''という超土壇場であったとか。ダイナミックな曲風で使用可能な楽曲は中々数が少ないそうである。
    
参考:[http://www.toei-anim.co.jp/tv/gaiking/tairiku/0606.html 東映・ガイキングLODスタッフブログ](外部リンク)
 
参考:[http://www.toei-anim.co.jp/tv/gaiking/tairiku/0606.html 東映・ガイキングLODスタッフブログ](外部リンク)
144行目: 140行目:  
== スパロボメインテーマのオーケストラアレンジ ==
 
== スパロボメインテーマのオーケストラアレンジ ==
 
<!-- 「オーケストラ」の独立記事を作るほどではないかと思いましたので、内容的に近しい本記事に記載しました。 -->
 
<!-- 「オーケストラ」の独立記事を作るほどではないかと思いましたので、内容的に近しい本記事に記載しました。 -->
   
クラシック音楽と直接関係があるわけではないが、スパロボでは作品のメインテーマ曲をオーケストラ仕立てにアレンジしたものが最終面などの重要局面で使用されることが定番となっている。
 
クラシック音楽と直接関係があるわけではないが、スパロボでは作品のメインテーマ曲をオーケストラ仕立てにアレンジしたものが最終面などの重要局面で使用されることが定番となっている。
   −
オーケストラアレンジが採用されたのは「[[第2次スーパーロボット大戦α]]」の最終面において、同作のメインテーマ「SKILL」のオーケストラアレンジ版がマップBGMとして用いられたのが初。原曲のSKILLに加えてこのオーケストラ版の出来も概ね好評であり、以後の作品でも定番化することとなった。
+
オーケストラアレンジが採用されたのは『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』の最終面において、同作のメインテーマ「SKILL」のオーケストラアレンジ版がマップBGMとして用いられたのが初。原曲のSKILLに加えてこのオーケストラ版の出来も概ね好評であり、以後の作品でも定番化することとなった。
    
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
181行目: 176行目:  
| 鋼のレジスタンス || 「第2次Z 再世篇」メインテーマ || [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
| 鋼のレジスタンス || 「第2次Z 再世篇」メインテーマ || [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
|}
 
|}
 
+
<!-- == 資料リンク == -->
== 資料リンク ==
  −
<!-- *[[一覧:クラシック音楽]] -->
  −
 
  −
*[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%A5%BD Wikipedia:エヴァンゲリオン交響楽](外部リンク)
   
{{DEFAULTSORT:くらしつくおんかく}}
 
{{DEFAULTSORT:くらしつくおんかく}}
 
[[Category:資料]]
 
[[Category:資料]]
5,094

回編集

案内メニュー