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、 2012年8月12日 (日) 21:57
== コーディネイター(Coordinator) ==
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズに登場する受精卵に遺伝子操作を加えられて誕生した人間で、コーディネイター同士の両親から生まれた人間も含む(この場合は第二世代とも言う)。
作中では通常の人間は[[ナチュラル]]と呼ばれるが、彼らよりも身体能力や頭脳が優れ、また病気に対する抵抗力も持ち合わせる。しかし先天性の盲目など治せないものもあり、万能というわけでもない。
最初のコーディネイターは科学者グループによって誕生させられた[[ジョージ・グレン]]なる人物で、[[C.E.]]15年に自らがコーディネイターであることを明かし、人類と新たに生まれるであろう新人類との架け橋という事を願い、調整者(=コーディネイター)という名称を作った(その後[[キャプテンG.G.]]として復活した彼の弁によれば、これは遺伝子の調整をされた者に限ったことではないと思い直している)。
この告白後、コーディネイターとしての出生は違法とされながらも、密かに違法出生は増え続けることになり、コーディネイターは急増する事になるが、[[C.E.]]53年の[[ジョージ・グレン]]暗殺に代表されるように[[ブルーコスモス]]等の[[ナチュラル]]の反コーディネイターの機運は次第に高まり、結果的にコーディネイターは[[プラント]]とコーディネイターの居住を容認していた[[オーブ連合首長国]]のような一部のみに追いやられ、結果的には[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]の一因となっていく。逆にコーディネイターの中にもナチュラルを見下す者が多くおり、特に[[パナマ攻防戦]]で行われた抵抗力を失ったナチュラルの投降を一切認めない一方的な虐殺の様子が、コーディネイターの傲慢さを如実に表している。
また、第三世代以降のコーディネイターの出生率が遺伝子を改良した故の弊害によって急速に低下しているという問題があり、[[プラント]]においては相性の良いコーディネイター同士しか結婚できない婚姻統制が敷かれているという現実があり、[[ナチュラル]]と交配による回帰を唱える[[シーゲル・クライン]]と遺伝子技術の進展による解決を唱える[[パトリック・ザラ]]が対立することになる。
なお、劇中では'''ハーフコーディネイター'''というナチュラルとコーディネイターの間に産まれた者も少なからず存在する。ちなみにコーディネイターと付いているが【遺伝子操作をしていない】ということで種族としてはナチュラルになる。今のところはエリカ・シモンズの息子であるリュウタ・シモンズがハーフコーディネイターだと判明している。
<!-- MOOKにてリュウタは一応本編に出た事が判明しています -->
コーディ'''ネーター'''ではなくコーディ'''ネイター'''なので注意。
== 登場作品での設定 ==
『αシリーズ』では、世間での混乱を防ぐ為に、コーディネイターの存在は隠蔽されたものとなっており、[[地球連邦政府]]や[[ティターンズ]]の上層部、一部の[[スペースノイド]]、そして[[ブルーコスモス]]の支持者しかその存在は知らなかった。しかし、『第3次α』に発生した[[血のバレンタイン]]後の[[プラント]]が行った宣戦布告にて、初めて一般世間でもコーディネイターの存在が公になっている。なお、居住に関しては、L5宙域で存在を隠匿されているプラント、あるいは地球の中立国家であるオーブのみで認められている。
やはり原作と同様に、ナチュラルを見下したり憎んでいるコーディネイターが多いが、スパロボの世界観では、「'''ナチュラル=地球に在住するコーデイネイターでは無い人間'''」という定義になっている節があり、スペースノイドや月、火星、木星居住者等は、ナチュラルと扱われていない事が多い。<br />たとえば、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』のストーリーで、[[血のバレンタイン]]でナチュラルを憎んでいるザフト脱走兵の[[サトー]]は、[[ホワイトファング]]を結成したスペースノイドである[[カーンズ]]と地球排除を掲げた同志という間柄になっている。また、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』のストーリーで、プラント最高評議会議員(後に議長)である[[パトリック・ザラ]]は、木星居住者の[[木連]]や、木連残党で結成された[[火星の後継者]]に、援助を行っている(その結果、地球にプラントを攻撃する理由を自分達で作る結果になったが…)。
== 特殊技能での実装 ==
スパロボでは[[特殊技能]]として主に任天堂携帯機の[[J]]・[[W]]・[[K]]にて採用され、据置機の[[第3次α]]と[[Z]]では未採用となっている。また[[K]]にて仕様変更の結果これまで以上の猛威を振るうようになった[[SEED]]技能との兼ね合いやムウやカガリらナチュラルとの差を埋めるためか、携帯機最新作の[[L]]でも未採用となった。一定の[[気力]]を超える度に[[能力]](格闘・射撃・技量・防御・命中・回避)が少しずつアップしていく。メインパイロットになれないキャラの場合は、コーディネイターであることを示す意味しか持たない。
[[SEED]]所持者の場合、そちらの効果とも重複して更に能力値が上昇する。
=== [[スーパーロボット大戦J]] ===
{| class="wikitable"
|-
! 気力 !! 能力値
|-
! 110~119 !! +2
|-
! 120~129 !! +4
|-
! 130~139 !! +6
|-
! 140~149 !! +8
|-
! 150 !! +10
|}
=== [[スーパーロボット大戦W]] ===
[[J]]の時より基本効果が若干上がった。特殊技能の『[[気力限界突破]]』の習得で[[気力]]上限を170にすると、より能力値を伸ばせる。
{| class="wikitable"
|-
! 気力 !! 格闘・射撃・<br />防御・技量 !! 命中・回避
|-
! 110~119 !! +3 !! +5
|-
! 120~129 !! +5 !! +8
|-
! 130~139 !! +7 !! +10
|-
! 140~149 !! +9 !! +13
|-
! 150~159 !! +11 !! +15
|-
! 160~169 !! +13 !! +18
|-
! 170 !! +15 !! +20
|}
=== 主な所持者 ===
ガンダムSEED系のコーディネイター全般が所持。以下、特筆点のあるキャラを明記。
;[[キラ・ヤマト]]
:人工子宮によって、特に優れた遺伝子を持つ存在として生み出された'''[[スーパーコーディネイター]]'''。ただしスパロボでは、[[特殊技能]]としては通常のコーディネイターと同様に扱われている。スーパーたる所以は高水準の初期能力値と[[SEED]]の存在で表現されているのだろう。
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:原作設定上では[[ナチュラル]]の筈だが、[[J]]では設定ミスなのか、或いはまだ「クルーゼはナチュラル」設定がちゃんと広まっていなかったためか、この技能がある([[W]]では未所持。ちなみに[[レイ・ザ・バレル|レイ]]も[[K]]で未所持だった)。
;[[イライジャ・キール]]
:設定上[[ナチュラル]]並の能力しか無い筈なのだが、この技能はしっかり機能する。そのおかげか、原作同様凡庸な能力値とはいえ「ズバ抜けて使えないお荷物」キャラではなく、使おうと思えばそれなりに活躍させられる。
;[[キャプテンG.G.]]
:本体は脳しかないとはいえ、流石にファーストコーディネイターだけあってしっかりこの技能を持っている…が、サブパイロットなので全く役に立たない。
;[[リーアム・ガーフィールド]]
:彼もサブパイロットのため効果は発揮されない。原作では[[モビルスーツ]]に乗る場面もあったのだが…。
== 関連用語 ==
;[[スーパーコーディネイター]]
:
;[[ナチュラル]]
:
{{DEFAULTSORT:こうていねいたあ}}
[[Category:小辞典]]
[[Category:特殊技能]]