差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
2行目:
2行目:
− +
− +
→ソラノヒト(Sora No Hito)
『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』に登場する勢力の一つ。<br />
『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』に登場する勢力の一つ。<br />
かつての旧文明時代に起こった「大変動」が原因で、居住が出来なくなった大地から脱出し、空にクリスタル結晶のような形をした空中都市「ソラシティ」を造り出して暮らす者達の末裔。「ソラシティ最高評議会」と呼ばれる機関によって統括が行われている。<br />「天空人」とも呼ばれており、旧文明時代に生み出されたオーバーテクノロジーを多数保有している。地上の幾つかの村で稼動し続けている「ジェネレーター」も、本来はソラノヒトが造り出した物であるが、ソラシティの動力に「ジェネレーター」は使用されておらず、現在ジェネレーターに関しては、書物の資料に情報が残っているくらいである。<br />本来、ソラノヒトが空に居住するのは、地上の崩壊が修復されるまでの期間だけであったが、次第にソラシティでの豊か過ぎる暮らしに人々が慣れてしまった結果、地上への帰還は取りやめになっていた。
かつての旧文明時代に起こった「大変動」が原因で、居住が出来なくなった大地から脱出し、空にクリスタル結晶のような形をした空中都市「ソラシティ」を造り出して暮らす者達の末裔。「ソラシティ最高評議会」と呼ばれる機関によって統括が行われている。<br />「天空人」とも呼ばれており、旧文明時代に生み出されたオーバーテクノロジーを多数保有している。地上の幾つかの村で稼動し続けている「ジェネレーター」も、本来はソラノヒトが造り出した物であるが、ソラシティの動力に「ジェネレーター」は使用されておらず、現在ジェネレーターに関しては、書物の資料に情報が残っているくらいである。<br />本来、ソラノヒトが空に居住するのは、地上の崩壊が修復されるまでの期間だけであったが、次第にソラシティでの豊か過ぎる暮らしに人々が慣れてしまった結果、殆ど修復は完了しているにも拘らず、地上への帰還は取りやめになっていた。
ソラシティの稼動に必要不可欠なものであるレッゲルを入手すべく、地上のディガルドに接触。「'''天空通商条約'''」を結び、ディガルドからレッゲルを徴収し、その報酬としてソラノヒトの保有するテクノロジーを与えていた。更に、効率よくレッゲルの徴収が行えるよう、ソラノヒトである[[ジーン (ゾイドジェネシス)|ジーン]]をディガルドに派遣し、その監視役のエージェントとして[[フェルミ]]も送り込んでいる。また、ジーンはディガルドの皇帝ララダ3世の義理の息子になってもおり、つまりゾイドジェネシスのストーリーにおいて、ディガルドによって武力侵攻が行われる原因を作った張本人達とも言える。<br />自分達の形振りかまわない手段が原因で地上が戦場になってしまった責任は皆無に等しく、地上の反ディガルド勢力がリーオの弾丸の提供を求めた際にも、地上側が空を飛べるゾイドを殆ど持っていないのを知っていながら、直接ソラシティに来て取りに来るのを取引条件にする等、地上人が争いを持ち込む存在であると、完全にやっかんでいた。
ソラシティの稼動に必要不可欠なものであるレッゲルを入手すべく、地上のディガルドに接触。「'''天空通商条約'''」を結び、ディガルドからレッゲルを徴収し、その報酬としてソラノヒトの保有するテクノロジーを与えていた。更に、効率よくレッゲルの徴収が行えるよう、ソラノヒトである[[ジーン (ゾイドジェネシス)|ジーン]]をディガルドに派遣し、その監視役のエージェントとして[[フェルミ]]も送り込んでいる。また、ジーンはディガルドの皇帝ララダ3世の義理の息子になってもおり、つまりソラノヒトは、ディガルドによって武力侵攻が行われる原因を作った張本人達とも言える。<br />自分達の形振りかまわない手段が原因で地上が戦場になってしまった責任は皆無に等しく、地上の反ディガルド勢力がリーオの弾丸の提供を求めた際にも、地上側が空を飛べるゾイドを殆ど持っていないのを知っていながら、直接ソラシティに来て取りに来るのを取引条件にする等、地上人が争いを持ち込む存在であると、完全にやっかんでいた。
ソラノヒトの法では、戦闘を行った人物・引き起こした人物は重罪人とされており、戦争の火種は極力排除しようとしている。しかし、その割にソラノヒトは地上に起こっている争いについて無関心であり、自分達が生きていく為に必要なレッゲルが手に入れば、地上がどうなろうと知った事ではないと考えている者達ばかりである。ひどい時には、地上の人間達を見下すだけでなく、彼等がソラノヒトに隷属するのは当たり前の事であると考えている者達さえおり、最高評議会議員の中にも文明的に劣る地上国家(ディガルド等)を蔑視する人物がいた。<br />戦いを否定する方針故に、殆どの者達が戦う事を知らず、ソラシティの防衛も、光学迷彩やバリア、無人操作のザバットにまかせっきりの状態で、人間が操縦して戦うゾイドは僅か数機のみである。また、食料は生産プラントで自動的に作り出される事から、畑を耕す事で野菜等が作られる知識さえ知らない者もいた。
ソラノヒトの法では、戦闘を行った人物・引き起こした人物は重罪人とされており、戦争の火種は極力排除しようとしている。しかし、その割にソラノヒトは地上に起こっている争いについて無関心であり、自分達が生きていく為に必要なレッゲルが手に入れば、地上がどうなろうと知った事ではないと考えている者達ばかりである。ひどい時には、地上の人間達を見下すだけでなく、彼等がソラノヒトに隷属するのは当たり前の事であると考えている者達さえおり、最高評議会議員の中にも文明的に劣る地上国家(ディガルド等)を蔑視する人物がいた。<br />戦いを否定する方針故に、殆どの者達が戦う事を知らず、ソラシティの防衛も、光学迷彩やバリア、無人操作のザバットにまかせっきりの状態で、人間が操縦して戦うゾイドは僅か数機のみである。また、食料は生産プラントで自動的に作り出される事から、畑を耕す事で野菜等が作られる知識さえ知らない者もいた。