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896 バイト追加 、 2014年9月28日 (日) 22:59
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;[[ウッソ・エヴィン]]
 
;[[ウッソ・エヴィン]]
 
:何と表現すれば良いのか、とにかく互いに因縁の相手である。物語の序盤までは、異性に関心を持ち出した少年が憧れる対象の美しいお姉さんというよくあるキャラクターであったが、物語が展開するにしたがって登場人物の性格や人物同士の関係に大きな変化が起こることは数あれど、ここまで強烈な印象を残す例も珍しい。ただし、富野由悠季によってウッソ(=嘘)と名付けられた彼の本質を、最も深く理解している人物とも言える。事実、富野はウッソ自身やその両親らを肯定的には描いておらず、劇中でカテジナがウッソに対して投げかけた言葉や嫌悪感は、そのまま製作者による問題提起でもあった。
 
:何と表現すれば良いのか、とにかく互いに因縁の相手である。物語の序盤までは、異性に関心を持ち出した少年が憧れる対象の美しいお姉さんというよくあるキャラクターであったが、物語が展開するにしたがって登場人物の性格や人物同士の関係に大きな変化が起こることは数あれど、ここまで強烈な印象を残す例も珍しい。ただし、富野由悠季によってウッソ(=嘘)と名付けられた彼の本質を、最も深く理解している人物とも言える。事実、富野はウッソ自身やその両親らを肯定的には描いておらず、劇中でカテジナがウッソに対して投げかけた言葉や嫌悪感は、そのまま製作者による問題提起でもあった。
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;[[シャクティ・カリン]]
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:序盤では自分が赤ん坊の面倒を見るのが苦手なので、彼女に代わりにやってもらうなど世話になっていた。後半になるにつれて、女王の娘というだけで特別扱いされる彼女に嫉妬とも嫌悪とも付かない憎悪めいた感情を抱くようになる。
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:なお、この『機動戦士Vガンダム』という作品は総括的に見れば『2つの母性の対立』ともいうべきシャクティとカテジナの2人の相克にテーマが秘められており、シャクティが『子供を暖かく包み込む、慈愛に満ちた母性』ならば、カテジナは『子供に対して威厳的なもので、生きていく術や知識を教え、しつけや厳しさに満ちた母性』という、人間の母性が持つ2面性の戦いとも言うべきものであった。
 
;[[クロノクル・アシャー]]
 
;[[クロノクル・アシャー]]
 
:[[ガンダムシリーズ]]でおなじみの仮面の男(正確にはマスクだが)であり、[[主人公]]であるウッソの[[ライバル]]として登場したが、彼女を人質として誘拐したのが不運(?)の始まりであった。カテジナは「私の巣」と例える程まで、クロノクルに依存していたが、クロノクルが最後に求めたのは自分ではなく、たった一人の肉親である姉の[[マリア・ピァ・アーモニア]]であった。
 
:[[ガンダムシリーズ]]でおなじみの仮面の男(正確にはマスクだが)であり、[[主人公]]であるウッソの[[ライバル]]として登場したが、彼女を人質として誘拐したのが不運(?)の始まりであった。カテジナは「私の巣」と例える程まで、クロノクルに依存していたが、クロノクルが最後に求めたのは自分ではなく、たった一人の肉親である姉の[[マリア・ピァ・アーモニア]]であった。
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