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== 太極(たいきょく / Taikyoku) ==
 
== 太極(たいきょく / Taikyoku) ==
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[[Zシリーズ]]に登場した単語で、[[OG外伝]]で[[ダークブレイン]]が言及した「至高天」、[[第2次OG]]で[[孫光龍]]が述べた「大羅天」と同一の存在の可能性が高い。その詳細は現在のところ不明。本来は『周易』における概念であり、万物の根源とされる存在である。中国語読みでは「タイチー」。日本語読みでは「たいきょく」。太極に至るためには「十二の鍵」が必要とされている。
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『周易』における概念であり、万物の根源とされる存在である。中国語読みでは「タイチー」。日本語読みでは「たいきょく」。太極に至るためには「十二の鍵」が必要とされている。
    
現在展開されているZシリーズでは「易経(えいきょう)」との関連は薄く、「タロット」「星座」「黙示録」「神曲」との関連性までに留まっている。
 
現在展開されているZシリーズでは「易経(えいきょう)」との関連は薄く、「タロット」「星座」「黙示録」「神曲」との関連性までに留まっている。
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[[アサキム・ドーウィン]]曰く「宇宙全ての源理、全ての事象の始まりと終わりを司る意志」とのこと。[[αシリーズ]]における「[[アカシックレコード]]」と同じものと思われる。スフィアと同じ根源である[[黒の英知]]の所持者たちが[[アポカリュプシス]]のようなものと思われる「根源的な災厄」が訪れることを示唆している点や、無限力が正と負に分かれているように太極も陰陽に分かれている点からも同種のものであることが伺える。ただしアカシックレコードの正体は[[第一始祖民族]]の残留思念であるが、太極も同じ残留思念なのかどうかは不明。第2次OGでユーゼスが述べた「再有生を行っている存在」がこの太極ではないかという説もあるが、そうだとするとアサキムが無限獄に囚われている現状を説明できる。
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太極図と俗に言われる図は「陰陽魚」という、白と黒二色の勾玉が合わさった真円で表される。黒は陰を表し、下降する気を意味し、白は陽を表し、上昇する気を意味する。領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば陽に変じ、陽が極まれば陰に変じる。
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また、それぞれの「魚」の目の部分にある対称色の点は、「陰の中の陽」「陽の中の陰」を表している。どんなに陰が強まっても、その中には必ず陽があり、やがて陰が極まればそれは陽へと転じる。逆に陽が強まっても、その中には陰があり、陽が極まればそれは陰に変じる。陰陽魚の太極図は、これをどこまでも繰り返すことを示している。
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=== スパロボシリーズにおいて ===
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[[Zシリーズ]]に登場した単語で、[[アサキム・ドーウィン]]曰く「宇宙全ての源理、全ての事象の始まりと終わりを司る意志」とのこと。
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[[OG外伝]][[ダークブレイン]]が言及した「至高天」、[[第2次OG]][[孫光龍]]が述べた「大羅天」と同一の存在の可能性が高い。その詳細は現在のところ不明。第2次OGにおいては、泰北が本来の意味で使用している。
    
シリーズの開始時点では何らかの理由によって失われ、破界篇ではスフィアを指すと思われる「12の鍵」と「幾多の英知」に分かれ、砕け散ったとされている。[[ガイオウ]]が言う「ソルの記憶」や、[[アイム・ライアード]]が口走る御使いが集めるという「ソルの心」は、12の鍵か幾多の英知を指していると思われる。
 
シリーズの開始時点では何らかの理由によって失われ、破界篇ではスフィアを指すと思われる「12の鍵」と「幾多の英知」に分かれ、砕け散ったとされている。[[ガイオウ]]が言う「ソルの記憶」や、[[アイム・ライアード]]が口走る御使いが集めるという「ソルの心」は、12の鍵か幾多の英知を指していると思われる。
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太極の意志に反して次元力の行使を行うと、その者は「大罪人」と看做され、太極の呪いを受けて並行世界を放浪する身となる。そうでない場合は歴史から存在が消されるが、「存在した」という事実は太極の力を以ってしても消すことが出来ないため、代わりに存在した証である記憶を消す。そうして記憶=メモリーを奪われた者は、「Z」においてはパラダイムシティの住人となり、自身の役割のメモリーを残したまま生きていくことになる。
 
太極の意志に反して次元力の行使を行うと、その者は「大罪人」と看做され、太極の呪いを受けて並行世界を放浪する身となる。そうでない場合は歴史から存在が消されるが、「存在した」という事実は太極の力を以ってしても消すことが出来ないため、代わりに存在した証である記憶を消す。そうして記憶=メモリーを奪われた者は、「Z」においてはパラダイムシティの住人となり、自身の役割のメモリーを残したまま生きていくことになる。
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パラダイムシティは、「根源的な災厄」により世界が滅却された後、新たな世界を作るためのシミュレーターとも言うべき存在であり、ゴードンの言によれば宇宙の死と新生とすら、全く無関係に存在し続けているという。詳しくは後述。
    
また、[[呪われし放浪者]]に課せられた、不老不滅の「生き続ける呪縛」は、太極の使者にして、Zシリーズの誕生と共にあったという「御使い」なる存在が元凶らしい。さらにこの「御使い」は[[ガンレオン]]の中にその記憶を宿しているという。
 
また、[[呪われし放浪者]]に課せられた、不老不滅の「生き続ける呪縛」は、太極の使者にして、Zシリーズの誕生と共にあったという「御使い」なる存在が元凶らしい。さらにこの「御使い」は[[ガンレオン]]の中にその記憶を宿しているという。
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12の鍵はスフィア、幾多の叡智は黒の英知と見て間違いないだろうが、彼らが口にする言葉の中にはもう一つ「ソルの記憶」「ソルの心」と呼称される存在が介在している。「御使い」なる存在がこれを集めているらしいが、関連情報がまるで存在しないため推測は不可能。この「御使い」の記憶がガンレオンに宿っているらしいが、それが「御使い」自身の記憶なのか、それともそれに関する記録なのかは全くわかっていない。
 
12の鍵はスフィア、幾多の叡智は黒の英知と見て間違いないだろうが、彼らが口にする言葉の中にはもう一つ「ソルの記憶」「ソルの心」と呼称される存在が介在している。「御使い」なる存在がこれを集めているらしいが、関連情報がまるで存在しないため推測は不可能。この「御使い」の記憶がガンレオンに宿っているらしいが、それが「御使い」自身の記憶なのか、それともそれに関する記録なのかは全くわかっていない。
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太極図は陰陽に分かれているが、語感だけで判断すれば陰が黒の英知、陽がソルの記憶と読むことも出来る。また、太極図ではそれぞれの中に穿たれた点として「陰の中の陽」「陽の中の陰」が表現されており、「ソルの記憶」「ソルの心」と称される存在はこの「陰の中の陽」であるとも取れる。
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「ソル」とは太陽を意味する言葉であり、スフィアのネーミングを考えると黄道十二星座を統べる太陽=ソル⇒12のスフィアを統べる存在=太極と読め、「ソルの記憶=太極の記憶」と読み替えられる。であれば、スフィアに深く同調することによって黒の英知を垣間見る、という現象を加味して推量すれば、「'''幾多の叡智=黒の英知、太極の記憶=ソルの記憶'''」とも取れる。
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別の解釈では、「ソル」とは太陽を意味する言葉であり、スフィアのネーミングを考えると黄道十二星座を統べる太陽=ソル⇒12のスフィアを統べる存在=太極と読め、「ソルの記憶=太極の記憶」と読み替えられる。であれば、スフィアに深く同調することによって黒の英知を垣間見る、という現象を加味して推量すれば、「'''幾多の叡智=黒の英知=太極の記憶=ソルの記憶'''」とも取れる。
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スフィアは属性と性質の差こそあれ、基本的には次元力を引き出すエンジンであることを考えると、黒の英知とは乱暴な言い方をすれば、'''次元力とそれに関わる要素の取扱説明書'''のようなものだと考えられる。
    
スフィアは完全覚醒することで「スフィア・アクト」を発現し、己の属性に応じた事象の制御を可能とするが、宇宙全体から見るとその規模はきわめて小さいものとなっている。また、スフィアそれぞれに固有の因果があり、それらが互いに打ち消す、あるいは高めあう間柄であることを考えると、全てのスフィアの集合体=太極が全ての事象を全ての規模で自在に制御できる存在あるいは力であることは容易に推測できる。
 
スフィアは完全覚醒することで「スフィア・アクト」を発現し、己の属性に応じた事象の制御を可能とするが、宇宙全体から見るとその規模はきわめて小さいものとなっている。また、スフィアそれぞれに固有の因果があり、それらが互いに打ち消す、あるいは高めあう間柄であることを考えると、全てのスフィアの集合体=太極が全ての事象を全ての規模で自在に制御できる存在あるいは力であることは容易に推測できる。
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**この中で太極にもっとも近しい「神」という存在を殺すべく、ヴァイオレイション・システムとその統括者である四人の「次元将」が生み出された。彼らはゲッター線の使徒であるどこかの世界の[[流竜馬]]や[[アポロニアス]]、[[バジュラ]]と共に[[バアル]]と戦っていたが、その内の一人が敗北を喫した。
 
**この中で太極にもっとも近しい「神」という存在を殺すべく、ヴァイオレイション・システムとその統括者である四人の「次元将」が生み出された。彼らはゲッター線の使徒であるどこかの世界の[[流竜馬]]や[[アポロニアス]]、[[バジュラ]]と共に[[バアル]]と戦っていたが、その内の一人が敗北を喫した。
 
**スフィアを得た者達の間で、太極の後釜争いである「聖鍵戦争」が始まる。アサキムはこれに参加しようとスフィアを狙い始める。
 
**スフィアを得た者達の間で、太極の後釜争いである「聖鍵戦争」が始まる。アサキムはこれに参加しようとスフィアを狙い始める。
***未確定情報だが、この戦争に[[ギリアム・イェーガー]]が参戦を試みた節がある。事実であったとすると、彼にはスフィアを奪い取ることは色々な意味で出来なかったらしい。また、その一方で[[ダークブレイン]]がスフィアの統合を狙っていたと推測される。
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***未確定情報だが、この戦争に[[ギリアム・イェーガー]]が参戦を試みた節がある。事実であったとすると、彼にはスフィアを奪い取ることは出来なかったらしい。また、その一方で[[ダークブレイン]]がスフィアの統合を狙っていたと推測される。
 
*その中のとあるループで、堕天翅族とアポロニアスの戦いが起きる。これは時獄篇の時系列では24000年前とされているが、1億と2000万年まえから延々と繰り返されてきた現象である。
 
*その中のとあるループで、堕天翅族とアポロニアスの戦いが起きる。これは時獄篇の時系列では24000年前とされているが、1億と2000万年まえから延々と繰り返されてきた現象である。
 
**スフィアに同調した者達はこれを通じて[[黒の英知]]を垣間見る。
 
**スフィアに同調した者達はこれを通じて[[黒の英知]]を垣間見る。
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**パラダイムシティにおいて、太極が用意していた、世界をリセットする「システム」が再起動。「メトロポリス」の最終章を読み、すべての真実を知って絶望したエンジェルが[[ビッグ・ヴィヌス]]を覚醒、すべてのメモリーが抹消されかけるが、ロジャーの交渉によって阻止される。
 
**パラダイムシティにおいて、太極が用意していた、世界をリセットする「システム」が再起動。「メトロポリス」の最終章を読み、すべての真実を知って絶望したエンジェルが[[ビッグ・ヴィヌス]]を覚醒、すべてのメモリーが抹消されかけるが、ロジャーの交渉によって阻止される。
 
***この「システム」はZにおいても起動したが、この時は特異点であるZEUTHのメモリーのみをリセットするために起動していた。
 
***この「システム」はZにおいても起動したが、この時は特異点であるZEUTHのメモリーのみをリセットするために起動していた。
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****パラダイムシティの本質は、'''宇宙の死と新生の後にもう一度世界を作り出すためのシミュレーター'''。そこに展開されている街の因果律は前の宇宙で構築されたものとなる。時獄篇で構築されていたのは「アクシズが落下して核の冬が起き、エタニティ・フラットで絶対時間が停止し、メモリーを奪われた者達が住む世界」である。このため、その記憶を持つフロンタルはアクシズ落下を目論み、サイデリアルはスフィアの力で世界中の人間の記憶=メモリーを封印し、エタニティ・フラットを構築しようとしていた。これは恐らく、真戦の影響からアオの星を守るために最適な手段をシミュレートした結果であると思われる。
 
*[[シャア・アズナブル]]により、[[アクシズ]]落としが実行される。これは、その是非が世界そのものを左右する……つまりシャアが特異点であり、アクシズが大特異点であったため、アクシズ落としによって逆に人々の意識をそこに集め、時空修復で時獄の檻を破るのが目的。片割れの特異点である[[フル・フロンタル]]により妨害されかけるが、最終的にはフロンタルが現れたのが決定打となって時空修復は成功した。
 
*[[シャア・アズナブル]]により、[[アクシズ]]落としが実行される。これは、その是非が世界そのものを左右する……つまりシャアが特異点であり、アクシズが大特異点であったため、アクシズ落としによって逆に人々の意識をそこに集め、時空修復で時獄の檻を破るのが目的。片割れの特異点である[[フル・フロンタル]]により妨害されかけるが、最終的にはフロンタルが現れたのが決定打となって時空修復は成功した。
 
*アンチスパイラルにより、「根源的な災厄」の正体が「スパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒り」であることが判明。この「ナニモノカ」は、太陽の時代を生きる生命体が進化から「シンカ」に差し掛かる(「グレンラガン」の原作的にいうと螺旋力が一定以上まで高まる)のを感知すると、その宇宙のすべてを滅却することでスパイラルネメシスを阻止するという。これが「根源的な災厄」であり、「宇宙の生命究極の敵」であり、「神の怒り」である。ガイオウ達次元将の敵たる「神」はこの「ナニモノカ」であり、アサキムを呪縛した「彼ら」もこの「ナニモノカ」である。
 
*アンチスパイラルにより、「根源的な災厄」の正体が「スパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒り」であることが判明。この「ナニモノカ」は、太陽の時代を生きる生命体が進化から「シンカ」に差し掛かる(「グレンラガン」の原作的にいうと螺旋力が一定以上まで高まる)のを感知すると、その宇宙のすべてを滅却することでスパイラルネメシスを阻止するという。これが「根源的な災厄」であり、「宇宙の生命究極の敵」であり、「神の怒り」である。ガイオウ達次元将の敵たる「神」はこの「ナニモノカ」であり、アサキムを呪縛した「彼ら」もこの「ナニモノカ」である。
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***時獄篇の舞台となった地球は「アオの星」、もうひとつの地球は「ミドリの星」と呼称されている。サイデリアルはこのうち「アオの星」の地球人を抹消しようとしているらしい。
 
***時獄篇の舞台となった地球は「アオの星」、もうひとつの地球は「ミドリの星」と呼称されている。サイデリアルはこのうち「アオの星」の地球人を抹消しようとしているらしい。
 
*サイデリアルが本格的な侵攻を開始。
 
*サイデリアルが本格的な侵攻を開始。
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**火星のZONEに封印されているアサキム・ドーウィンを何者かが目覚めさせようとしている。天獄へと向かうにあたり、彼にはなさねばならないことがあるらしい。
    
また、これらの事象に関するヒントだが、実は[[ユーゼス・ゴッツォ]]である。彼の目的は因果律改変によって新たな世界とそれを統べる理を造り出し、破滅の運命を逃れることだが、「聖鍵戦争」における「全てを手にした最後の勝利者」がどうなるのかがここから読み取れる。
 
また、これらの事象に関するヒントだが、実は[[ユーゼス・ゴッツォ]]である。彼の目的は因果律改変によって新たな世界とそれを統べる理を造り出し、破滅の運命を逃れることだが、「聖鍵戦争」における「全てを手にした最後の勝利者」がどうなるのかがここから読み取れる。
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太極とは前述の通り「宇宙全ての原理にして、あらゆる事象の始まりと終わりを司る存在」であるが、言い換えるとこれは「因果律を自在に操ることの出来る存在」となる(完全に動作する[[クロスゲート・パラダイム・システム]]のようなものと考えればいいだろう)。12のスフィア(≒ソルの記憶?)を手にした時、その人物はいわば「太極そのもの=因果律を自在に操作できる存在」となる。であるならば、スフィアの争奪戦の果てに待っているのは、因果律操作による'''何らかの形での全ての宇宙のリセット'''であると見ることも出来る。
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太極とは前述の通り「宇宙全ての原理にして、あらゆる事象の始まりと終わりを司る存在」であるが、言い換えるとこれは「因果律を自在に操ることの出来る存在」となる(完全に動作する[[クロスゲート・パラダイム・システム]]のようなものと考えればいいだろう)。12のスフィア(≒ソルの記憶?)を手にした時、その人物はいわば「太極そのもの=因果律を自在に操作できる存在」となる。であるならば、スフィアの争奪戦の果てに待っているのは、因果律操作による'''何らかの形での全ての宇宙のリセット'''であると見ることも出来る。Z世界の全ては次元力による定義づけの元に成り立っているため、次元力を自在に操れる太極の意志による審判となれば、それは確かに「根源的な」災厄と言える。
    
また、[[黒の英知]]の項にあるように、「根源的な災厄」「審判の日」「神話の果ての終焉」を乗り越えるための打開策として純粋種のイノベイターの覚醒、ラグナレクの接続などが挙げられているが、いずれも類似しているのは「意志の統一」である。この内イオリアだけはイノベイターによる「人類の意志の同調」を目指しているが、他は「人類の意志の融合による統一」を目指している点で異なる。
 
また、[[黒の英知]]の項にあるように、「根源的な災厄」「審判の日」「神話の果ての終焉」を乗り越えるための打開策として純粋種のイノベイターの覚醒、ラグナレクの接続などが挙げられているが、いずれも類似しているのは「意志の統一」である。この内イオリアだけはイノベイターによる「人類の意志の同調」を目指しているが、他は「人類の意志の融合による統一」を目指している点で異なる。
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時獄篇においては、特定のステージ開始時に謎のメッセージが表示されるが、文面と提示された情報からするに恐らくは「神」あるいは「御使い」の呟きと思われる。
 
時獄篇においては、特定のステージ開始時に謎のメッセージが表示されるが、文面と提示された情報からするに恐らくは「神」あるいは「御使い」の呟きと思われる。
 
*第1話
 
*第1話
**獣の血、水の交わり、風の行く先、火の文明、そして、太陽の輝き 終天の静穏を、あなた達に……
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**獣の血、水の交わり、風の行く先、火の文明、そして、太陽の輝き<BR/>終天の静穏を、あなた達に……
 
*第15話
 
*第15話
**楽園の監視者 哀しき残され人 だから、せめてあなた達だけでも……
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**楽園の監視者 哀しき残され人<BR/>だから、せめてあなた達だけでも……
 
*第35話
 
*第35話
**廻る宇宙、廻る生命 誰もがそこから抜け出ることを願う それこそがシンカへの道……
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**廻る宇宙、廻る生命<BR/>誰もがそこから抜け出ることを願う<BR/>それがシンカへの道……
 
*第49話
 
*第49話
**静謐な時の流れ 誰にも侵されぬ安寧の日々 何故… 何故あなた達は、それを拒む……?
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**静謐な時の流れ<BR/>誰にも侵されぬ安寧の日々<BR/>何故… 何故あなた達は、それを拒む?
 
*第59話
 
*第59話
**可能性という名の絶望 進化という名の滅亡 扉は開けられ、未来は閉ざされる 私には、もう救えない……
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**可能性という名の絶望<BR/>進化という名の滅亡<BR/>扉は開けられ、未来は閉ざされる<BR/>私には、もう救えない……
    
恐らくは「神」であろうと思われるが、文面からすると「天獄」による滅びに対して完全に諦めてしまっている様子。
 
恐らくは「神」であろうと思われるが、文面からすると「天獄」による滅びに対して完全に諦めてしまっている様子。
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;終末予言
 
;終末予言
 
:[[宇宙魔王]]や[[尸空]]が口にする「'''獣の血'''」「'''水の交わり'''」「'''風の行き先'''」「'''火の文明'''」「'''太陽の輝き'''」の5つのファクターのこと。元ネタがマヤのカレンダーであるため便宜上呼称。
 
:[[宇宙魔王]]や[[尸空]]が口にする「'''獣の血'''」「'''水の交わり'''」「'''風の行き先'''」「'''火の文明'''」「'''太陽の輝き'''」の5つのファクターのこと。元ネタがマヤのカレンダーであるため便宜上呼称。
:作中で提示された情報とシャアの言動からすると、「獣の血」は「押さえつけることの出来ない野性の力」、「水の交わり」はエレメント能力→「水のごとく澄み渡って交わり、他を受け入れる心」、「風の行く先」は「風を巻いて回転し、天へと伸びるドリルによって描かれる螺旋の行先」、「火の文明」は「プロメテウスの火」に準えられる力=「扱いきれないほど大きな科学力を手にした文明」のことであるらしい(ガンダムはその象徴であり、ガンバスターはその文明によって作られた兵器)。それらに共通するのは「宇宙への進出」であり、「火の文明」とはつまり、「生存圏拡大に伴う誤解なき相互理解」だと思われる。5番目に位置する「太陽の輝き」は「始まりと終わりの真理」、即ち太極を知ることを意味していると思われるが、ここには太陽の輝きをエネルギーとして動く[[鉄人28号]]が位置づけられている。
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:作中で提示された情報とシャアの言動からすると、「獣の血」は「押さえつけることの出来ない原初の闘争本能」、「水の交わり」はエレメント能力→「水のごとく澄み渡って交わり、他を受け入れる心」、「風の行く先」は「風を巻いて回転し、天へと伸びるドリルによって描かれる螺旋の行先」、「火の文明」は「プロメテウスの火」に準えられる力=「扱いきれないほど大きな科学力を手にした文明」のことであるらしい(ガンダムはその象徴であり、ガンバスターはその文明によって作られた兵器)。それらに共通するのは「宇宙への進出」であり、「火の文明」とはつまり、「生存圏拡大に伴う誤解なき相互理解」だと思われる。5番目に位置する「太陽の輝き」は「始まりと終わりの真理」、即ち太極を知ることを意味していると思われるが、ここには太陽の輝きをエネルギーとして動く[[鉄人28号]]が位置づけられている。
 
:ゼウス神の言を踏まえると、これらのファクターは恐らく、'''人間の進化の過程そのものの暗喩'''だと思われる。
 
:ゼウス神の言を踏まえると、これらのファクターは恐らく、'''人間の進化の過程そのものの暗喩'''だと思われる。
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:''人間は生命体であり、そこにはどんなに進化しても消えることのない本能、そして生まれ育った大地への執着たる「'''獣の血'''」が流れている。<br/>そして、それを持った人間は己と異なるダレカ、他のナニカを受け入れることを知り、心を通わせることで、澄み渡る「'''水の交わり'''」に至り、さらなる一歩を踏み出す。<br/>踏み出した人間は、まるでドリルで掘り進むように新たな場所を、ものを切り開き、螺旋を描くようにして進化していく。その辿り着く先は、「'''風の行く先'''」のように不確かで、定められていない。<br/>しかし、どんな道を辿ろうと、進化を続ける限り人間は文明に至る。螺旋の力によって発展を続ける文明は、やがてプロメテウスに準えられる「'''火の文明'''」を実現し、その力によって大地を離れ、宇宙へと生活の場を求める。<br/>過酷な環境で生きていくために人は誤解なき相互理解を求め、獣が鳥にシンカするように、その本質そのものの変革を迫られる。<br/>それを乗り越えた先に、人は全ての始まりにして終わりたる真理を、まるで「'''太陽の輝き'''」のように明らかなものとして知る。<br/>そして、人はシンカを遂げ、神となる。''
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:''人間は生命体であり、そこにはどんなに進化しても消えることのない本能、生きるための闘争心である「'''獣の血'''」が流れている。<br/>そして、それを持った人間は己と異なるダレカ、他のナニカを受け入れることを知り、心を通わせることで、澄み渡る「'''水の交わり'''」に至り、さらなる一歩を踏み出す。<br/>踏み出した人間は、まるでドリルで掘り進むように新たな場所を、ものを切り開き、螺旋を描くようにして進化していく。風を巻いて天へと伸びる螺旋、その辿り着く先は、「'''風の行き先'''」のように不確かで、定められていない。<br/>しかし、どんな道を辿ろうと、進化を続ける限り人間は文明に至る。螺旋の力によって発展を続ける文明は、やがてプロメテウスに準えられる「'''火の文明'''」を実現し、その力によって大地を離れ、宇宙へと生活の場を求める。<br/>過酷な環境で生きていくために人は誤解なき相互理解を求め、獣が鳥にシンカするように、その本質そのものの変革を迫られる。<br/>それを乗り越えた先に、人は全ての始まりにして終わりたる真理を、まるで「'''太陽の輝き'''」のように明らかなものとして知る。<br/>そして、人はシンカを遂げ、神となる。''
    
;[[スパイラルネメシス]]
 
;[[スパイラルネメシス]]
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;血塗られた目
 
;血塗られた目
 
:次元震から生き残った人間が発症する症状。両目が赤く染まり、恐怖以外の感情が破壊される。ヒビキも軽症ではあるがこの症状を持っており、左目が赤く染まっている。引き起こした存在の正体は不明だが、唯一当時の記憶を保持するヒビキはその印象から元凶を“テンシ”と呼称している。
 
:次元震から生き残った人間が発症する症状。両目が赤く染まり、恐怖以外の感情が破壊される。ヒビキも軽症ではあるがこの症状を持っており、左目が赤く染まっている。引き起こした存在の正体は不明だが、唯一当時の記憶を保持するヒビキはその印象から元凶を“テンシ”と呼称している。
:ヒビキの反応とアドヴェントの言葉によれば、サイデリアルが近くにいると発症するらしい。劇中ではガドライトが近辺にいる時と尸空が現れる直前に発症しており、これを引き起こすのはサード・ステージに移行したスフィア・リアクターである可能性が高い。
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:ヒビキの反応とアドヴェントの言葉によれば、サイデリアルが近くにいると発症するらしい。劇中ではガドライトが近辺にいる時と尸空が現れる直前、「いがみ合う双子」の力を受けた際に発症しており、これを引き起こすのはサード・ステージに移行したスフィア・リアクターである可能性が高い。
:患者は常に何かを見ており、次元境界線の状態に連動して症状が変化している。固定化によるエタニティ・フラット完成が近づくにつれて悪化していたが、時空修復による安定後は沈静化しており、彼らが見ているのは恐らく「時獄」と「天獄」、双方の未来……つまりは黒の英知だと思われる。
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:患者は常に何かを見ており、次元境界線の状態に連動して症状が変化している。固定化によるエタニティ・フラット完成が近づくにつれて悪化していたが、時空修復による安定後は沈静化している。
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:ヒビキの場合を見ると、「マイナスの感情を励起する」ガドライトのスフィア・アクトを受けることで発生している。推察するに、この目を発症したものが恐怖に苛まれるのではなく、心身を破壊するほどの恐怖を感じたものがこの目を発症するのだと思われる。
 
;“テンシ”
 
;“テンシ”
 
:ヒビキの仇敵であるサイデリアルの構成員。彼を始め多くの人間を巻き込んだ次元震を引き起こした存在であり、恐らくはスフィア・リアクターと思われるがその正体は不明。次元震発生の際には高笑いを上げており、その声が「血塗られた目」の恐怖を励起する。
 
:ヒビキの仇敵であるサイデリアルの構成員。彼を始め多くの人間を巻き込んだ次元震を引き起こした存在であり、恐らくはスフィア・リアクターと思われるがその正体は不明。次元震発生の際には高笑いを上げており、その声が「血塗られた目」の恐怖を励起する。
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