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→THE ビッグオー 2nd SEASON
;「大いなるO…。ビッグ・オー…」
;「大いなるO…。ビッグ・オー…」
:劇場に似た場所での回想シーンにて、ノーマンの口から初めて[[ビッグ・オー]]の存在を知った時に呟いた言葉。Oには略号として「原点」「正規の」「特大」などの意味がある。また、日本語の「王」とかけられているのかもしれない。
:劇場に似た場所での回想シーンにて、ノーマンの口から初めて[[ビッグ・オー]]の存在を知った時に呟いた言葉。Oには略号として「原点」「正規の」「特大」などの意味がある。また、日本語の「王」とかけられているのかもしれない。
;(ビッグ・オーは、私を待っていた。だが、それが本当の事であったという証も失った。私のメモリーは、最初から間違ったものだったのか?'''私は幻の中で、いったい誰を演じていたのだ…?''')
;(ビッグ・オーは、私を待っていた。だが、それが本当の事であったという証も失った。私のメモリーは、最初から間違ったものだったのか?私 は幻の中で、いったい誰を演じていたのだ…?)
:劇場に似た舞台での回想から新聞の漫画のページに変わり、やがてパラダイムシティでの記憶に変わり、40年前の記憶に変わり…『すべてが幻ならば、自分は何者なのか?パラダイムシティという世界で誰を演じてきたのか?』と、次第にロジャーは混乱してゆく。
:劇場に似た舞台での回想から新聞の漫画のページに変わり、やがてパラダイムシティでの記憶に変わり、40年前の記憶に変わり…『すべてが幻ならば、自分は何者なのか?パラダイムシティという世界で誰を演じてきたのか?』と、次第にロジャーは混乱してゆく。
;「この私…ロジャー・スミスという男の歴史は、至ってつまらないものだった。孤児院で育ち、裕福な福祉課の元に、教育を受ける権利を得て…!メモリー…忌まわしい偽りの足枷!'''そんなもの…消えてしまえっ!!'''」
;「この私…ロジャー・スミスという男の歴史は、至ってつまらないものだった。孤児院で育ち、裕福な福祉課の元に、教育を受ける権利を得て…!メモリー…忌まわしい偽りの足枷! そんなもの…消えてしまえっ!!」
:存在意義を失ってしまったその言葉と共にゴードン、トマト、クローン、そして認識バーコードのメモリーが浮かび上がる。それすらも偽りだったのか、と己自身を見出せなくなってしまったロジャーはひとり、夜の公園のベンチで慟哭する……
:存在意義を失ってしまったその言葉と共にゴードン、トマト、クローン、そして認識バーコードのメモリーが浮かび上がる。それすらも偽りだったのか、と己自身を見出せなくなってしまったロジャーはひとり、夜の公園のベンチで慟哭する……
;(私がこの街を知らないのと同じく、この街もまた私を知らない。私はこの街にいる価値も意味もない存在でしかない)<br />(パラダイムシティのネゴシエイター…ロジャー・スミスという名前の男…ビッグ・オーと共になる者…'''私はそれらを演じる俳優でしかなかった。役を奪われれば、その世界に存在する価値すら…''')
;(私がこの街を知らないのと同じく、この街もまた私を知らない。私はこの街にいる価値も意味もない存在でしかない)<br />(パラダイムシティのネゴシエイター…ロジャー・スミスという名前の男…ビッグ・オーと共になる者…私はそれらを演じる俳優でしかなかった。役を奪われれば、その世界に存在する価値すら…)
:映画館で『Winter night Phantom』を観た後、雨のチャイナタウンを歩くロジャー。嫌いな人種であるチンピラにどつかれて、みすぼらしい姿がより惨めになる様は、まるで売れない役者のようであった。
:映画館で『Winter night Phantom』を観た後、雨のチャイナタウンを歩くロジャー。嫌いな人種であるチンピラにどつかれて、みすぼらしい姿がより惨めになる様は、まるで売れない役者のようであった。
;「今は何て名前で、どんな役を演じているのかね?エンジェル」<br />「私の役は、今度は軍人かね?ハハハ…ハッハッハ…ハッハッハッハ…!」
;「今は何て名前で、どんな役を演じているのかね?エンジェル」<br />「私の役は、今度は軍人かね?ハハハ…ハッハッハ…ハッハッハッハ…!」
;「今度はいったい、どんなシーンなんだね?私は軍人か…戦場で罪なき子供に銃を向けるのか?」
;「今度はいったい、どんなシーンなんだね?私は軍人か…戦場で罪なき子供に銃を向けるのか?」
:地下トンネルを移動するセダンの中で、ロジャーはエンジェルに『今度の役柄』に対する皮肉を言う。
:地下トンネルを移動するセダンの中で、ロジャーはエンジェルに『今度の役柄』に対する皮肉を言う。
;(私はわかった。私が戦うべき相手と、私がずっと怯えていた、私自身の中にある恐怖。私はその存在をずっと認めていなかった)<br />「'''戦うべき相手を、見ないふりをしてきたのだ!!'''」
;(私はわかった。私が戦うべき相手と、私がずっと怯えていた、私自身の中にある恐怖。私はその存在をずっと認めていなかった)<br />「戦うべき相手を、見ないふりをしてきたのだ!!」
:セダンの中、地下深くに向かうロジャーは混乱するメモリーの中、不確かなものでしかない、『恐怖』という理屈ではない根源的な感情に支配される。やがて、ふとしたきっかけから、この台詞と共に己自身と戦うことを決意する。
:セダンの中、地下深くに向かうロジャーは混乱するメモリーの中、不確かなものでしかない、『恐怖』という理屈ではない根源的な感情に支配される。やがて、ふとしたきっかけから、この台詞と共に己自身と戦うことを決意する。
;「ドロシー・ウェインライト…私をロジャー・スミスと呼んだな、ドロシー。私は、ロジャー・スミスを演じていいのだな?」
;「ドロシー・ウェインライト…私をロジャー・スミスと呼んだな、ドロシー。私は、ロジャー・スミスを演じていいのだな?」
;「その通りだ、R・ドロシー・ウェインライト。君がそう呼ぶ限り、私はロジャー・スミスなのだ!!」
;「その通りだ、R・ドロシー・ウェインライト。君がそう呼ぶ限り、私はロジャー・スミスなのだ!!」
:メモリーの世界と思わしき場所で自分のアイデンティティに悩んだ後、『役柄を失った浮浪者』だった者の衣を脱ぎ捨てて、再び『パラダイムのネゴシエイター・ロジャー・スミス』として[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]に対して叫んだ台詞。
:メモリーの世界と思わしき場所で自分のアイデンティティに悩んだ後、『役柄を失った浮浪者』だった者の衣を脱ぎ捨てて、再び『パラダイムのネゴシエイター・ロジャー・スミス』として[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]に対して叫んだ台詞。
;(ロジャーの法…'''この屋敷に黙って通していい客は女性に限る'''。ルールはルール。確かに、R・ドロシーは法に従っていた)
;(ロジャーの法…この屋敷に黙って通していい客は女性に限る。ルールはルール。確かに、R・ドロシーは法に従っていた)
:Act:15の依頼人であるフィッツ・ジェラルドを前にして。なお、当話の依頼は、彼女の夫であるパラダイムの元老院議員であるロスコー・ジェラルドの護衛である(最終的にロスコーは[[アラン・ゲイブリエル]]に殺害されてしまうが…)。
:Act:15の依頼人であるフィッツ・ジェラルドを前にして。なお、当話の依頼は、彼女の夫であるパラダイムの元老院議員であるロスコー・ジェラルドの護衛である(最終的にロスコーは[[アラン・ゲイブリエル]]に殺害されてしまうが…)。
;「アレックス、あの異国から来た3体のメガデウスで何をしようとしているのかは知らないが、世界を再び暗黒に戻すメモリーを利用しようとするなら、私は断固戦う!!」
;「アレックス、あの異国から来た3体のメガデウスで何をしようとしているのかは知らないが、世界を再び暗黒に戻すメモリーを利用しようとするなら、私は断固戦う!!」
;「う~ん、ノーマンには悪いが、たまにはこういうのも…うん、うん…どうした?冷めてしまうぞ?」
;「う~ん、ノーマンには悪いが、たまにはこういうのも…うん、うん…どうした?冷めてしまうぞ?」
:Act:20、エンジェルと共に立ち寄ったパーラーにてステーキを口にしながら。
:Act:20、エンジェルと共に立ち寄ったパーラーにてステーキを口にしながら。
;「私は運命論者などではないよ。確かに私は、今の私の知らないメモリーによってビッグオーと出会った。だが、それはそれまでの事。出会った後に、私とビッグ・オーがどうするか、何を目的に生きていくかは私自身が決める事だ。たとえ……ハッ!?」<br />「'''たとえ…私が…トマトの一つだったとしても…'''」
;「私は運命論者などではないよ。確かに私は、今の私の知らないメモリーによってビッグオーと出会った。だが、それはそれまでの事。出会った後に、私とビッグ・オーがどうするか、何を目的に生きていくかは私自身が決める事だ。たとえ……ハッ!?」<br />「たとえ…私が…トマトの一つだったとしても…」
:上記の台詞の後、エンジェルに「メガデウスのドミュナスとして生まれた事が自らの運命だとしたら?」と問われた後、この台詞で自身の決心を語ろうとする。が、運命を切り開くつもりで右手のテーブルナイフを構えた瞬間、そのギザギザ部に目が入り、やがてバーコード、そしてトマト=クローンの群れへと変わってゆく。太字の部分で自身の決意が揺らぎだすロジャーに対し、エンジェルは優しくナイフを持つ手を抑えるのだった。
:上記の台詞の後、エンジェルに「メガデウスのドミュナスとして生まれた事が自らの運命だとしたら?」と問われた後、この台詞で自身の決心を語ろうとする。が、運命を切り開くつもりで右手のテーブルナイフを構えた瞬間、そのギザギザ部に目が入り、やがてバーコード、そしてトマト=クローンの群れへと変わってゆく。その後、自身の決意が揺らぎだすロジャーに対しエンジェルは優しくナイフを持つ手を抑えるのだった。
;「魂のない機械にしては頑張っているじゃないか。だがこの地上には法がある。このロジャーの法が!!」
;「魂のない機械にしては頑張っているじゃないか。だがこの地上には法がある。このロジャーの法が!!」
:Act:20、[[ボナパルト]]との交戦時に。エセ紳士、ここに極まる。それでいいのか地上。
:Act:20、[[ボナパルト]]との交戦時に。エセ紳士、ここに極まる。それでいいのか地上。
:ボナパルトを葬らんとクロムバスターを放とうとするロジャー。しかし、ビッグ・オーの動きに異変が…
:ボナパルトを葬らんとクロムバスターを放とうとするロジャー。しかし、ビッグ・オーの動きに異変が…
;「トマト…!?」<br />「私は…トマト…ひとつ…」<br />「私は…私は、メガデウスのドミュナス…」
;「トマト…!?」<br />「私は…トマト…ひとつ…」<br />「私は…私は、メガデウスのドミュナス…」
:ボナパルトと交戦していたはずのビッグ・オーは機能停止してしまい、ディスプレイに「CAST IN THE NAME…」と表示されていた文字がバーコードの群れに変わる。それを見たロジャーは、自身の奥底に眠るメモリーへの恐怖に支配されてしまう…。
:ボナパルトと交戦していたはずのビッグ・オーは機能停止してしまい、ディスプレイに「CAST IN THE NAME…」と表示されていた文字がバーコードの群れに変わる。それを見たロジャーは、自身の奥底に眠るメモリーへの恐怖に支配されてしまう…
;「お前には不似合いな時計だ!」
;「お前には不似合いな時計だ!」
:ビッグ・オーから離脱し、ドロシーを無残に破壊せんとしたアランとの格闘の最中、その様をロジャーに見せ続けた左腕を抑え、自身が身に着けているものと同系の時計を見て。
:ビッグ・オーから離脱し、ドロシーを無残に破壊せんとしたアランとの格闘の最中、その様をロジャーに見せ続けた左腕を抑え、自身が身に着けているものと同系の時計を見て。
;「女性に暴力を振るう事も、私の主義に反する。できれば、もう抵抗しないでいただきたい」
;「女性に暴力を振るう事も、私の主義に反する。できれば、もう抵抗しないでいただきたい」
:ヴェラはナイフを構えてロジャーを殺そうとするが、懐から取り出した「METROPOLIS」でそれを防ぎ、鳩尾を与えてからこの台詞を言う。
:ヴェラはナイフを構えてロジャーを殺そうとするが、懐から取り出した「METROPOLIS」でそれを防ぎ、鳩尾を与えてからこの台詞を言う。
;「君は自分が何者かを知っている。この私は、自分が何者なのかすらわからない」<br />「だが、わかっている事もある!'''お前がその力を得るまでにしてきた事は、他の誰が許してもこの私が絶対に許さないという事だ!!'''」
;「君は自分が何者かを知っている。この私は、自分が何者なのかすらわからない」<br />「だが、わかっている事もある!お前がその力を得るまでにしてきた事は、他の誰が許してもこの私が絶対に許さないという事だ!!」
:Act:25ラスト、パラダイムシティから現れ、ビッグ・ファウ、そしてアレックスと対峙する際に。
:Act:25ラスト、パラダイムシティから現れ、ビッグ・ファウ、そしてアレックスと対峙する際に。
;「アレックス!人が抱く怒りの大きさというものを、味わうがいいッ!!」
;「アレックス!人が抱く怒りの大きさというものを、味わうがいいッ!!」
:海底の更なる闇へと沈んでいくビッグ・オー。コックピット内も浸水していく中、薄れる意識のロジャーが見たものは…
:海底の更なる闇へと沈んでいくビッグ・オー。コックピット内も浸水していく中、薄れる意識のロジャーが見たものは…
;「待て、ビッグ・オー。これは私の仕事なのだよ」<br />「エンジェル! 人にとって、メモリーは大切なものだ。それがあるから人は自分の存在を確認できる。それが失われれば、人は不安から逃れられない。だが聞いてくれ! いまここに生きている人間は、決して過去のメモリーだけが形作っているものではない。この私は、己がどういう存在なのかもわからない。私には、自分自身のメモリーすらないのだ。だが、おそらく私は、自分自身の意思で、メモリーを消し去ったのだ。その選択をしたのは、私自身だ。私自身のために、今と、そしてこれからを生きるために。自分という存在を信じたいがために!」<br />「エンジェル! 私のメモリーの中にある君を、私は決して失いはしない。私とふれあった、自分のすべきことに信念をもっていた君を、誰よりも自分自身を愛していた君を、そして、その気持ちが揺らいでいた、エンジェルという女を。自分自身の存在を否定してはいけない。人として生きるんだ」
;「待て、ビッグ・オー。これは私の仕事なのだよ」<br />「エンジェル! 人にとって、メモリーは大切なものだ。それがあるから人は自分の存在を確認できる。それが失われれば、人は不安から逃れられない。だが聞いてくれ! いまここに生きている人間は、決して過去のメモリーだけが形作っているものではない。この私は、己がどういう存在なのかもわからない。私には、自分自身のメモリーすらないのだ。だが、おそらく私は、自分自身の意思で、メモリーを消し去ったのだ。その選択をしたのは、私自身だ。私自身のために、今と、そしてこれからを生きるために。自分という存在を信じたいがために!」<br />「エンジェル! 私のメモリーの中にある君を、私は決して失いはしない。私とふれあった、自分のすべきことに信念をもっていた君を、誰よりも自分自身を愛していた君を、そして、その気持ちが揺らいでいた、エンジェルという女を。自分自身の存在を否定してはいけない。人として生きるんだ」
:2ndシーズン最終話であるAct:26のラストシーンより。[[ビッグ・ヴィヌス]]に搭乗しパラダイムシティのすべてを文字通り白紙のごとく消滅させていくエンジェル。ロジャーはビッグ・オーのコックピットから身を乗り出し、最後の『交渉』に挑む。宮本氏渾身の長台詞である。
:2ndシーズン最終話であるAct:26のラストシーンより。[[ビッグ・ヴィヌス]]に搭乗しパラダイムシティの全てを文字通り白紙のごとく消滅させていくエンジェル。ロジャーはビッグ・オーのコックピットから身を乗り出し、最後の『交渉』に挑む。宮本氏渾身の長台詞である。
:[[Z]]ではビッグ・ヴィヌスが登場せず、さらにエンジェルや[[パラダイムシティ]]の設定が原作と異なるため、異なるシチュエーションで再現されている。
:[[Z]]ではビッグ・ヴィヌスが登場せず、さらにエンジェルや[[パラダイムシティ]]の設定が原作と異なるため、異なるシチュエーションで再現されている。