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481 バイト追加 、 2014年7月16日 (水) 10:33
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最終的にはサイド共栄圏構想はオードリーに否定され、バナージやリディ、ロンド・ベルによって阻止される。そして物語終盤、バナージ駆るユニコーンガンダムと壮絶な激戦を繰り広げた末に敗死(小説版ではメガラニカ内部での対峙の際にバナージによって'''顔面を撃たれる'''という重症を負っている上にシナンジュもクシャトリヤのバインダーを使った攻撃で左腕を失っている)。遺体の乗ったシナンジュのコクピットブロックは、後に決戦から辛うじて生還した[[アンジェロ・ザウパー]]が発見している。
 
最終的にはサイド共栄圏構想はオードリーに否定され、バナージやリディ、ロンド・ベルによって阻止される。そして物語終盤、バナージ駆るユニコーンガンダムと壮絶な激戦を繰り広げた末に敗死(小説版ではメガラニカ内部での対峙の際にバナージによって'''顔面を撃たれる'''という重症を負っている上にシナンジュもクシャトリヤのバインダーを使った攻撃で左腕を失っている)。遺体の乗ったシナンジュのコクピットブロックは、後に決戦から辛うじて生還した[[アンジェロ・ザウパー]]が発見している。
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その役回りや立ち位置は、他作品に散見される「シャアのコピー」ではなく、むしろその逆、シャアを演じることで彼の考えや理想と、逆説的にそのライバルたるアムロや自身の宿敵たるバナージをも全否定する、いわば「'''シャアの負の鏡像'''」でも言うべき存在。シャアは人類に絶望しつつもどこかで人の革新を諦めきれなかったのに対し、フロンタルは最初からそれらの可能性を完全に否定し「虚しいだけ」と断じる、虚無的といえるほどのリアリストであるという点で対照的である。また、シャアのアクシズ落としの真の動機は「アムロと決着をつけたい」という身勝手な私情であったが、フロンタルはこのような個人的動機を一切持っているようには見えず、「器は考えることはしません。注がれた人の総意に従って行動するだけ」と言い切る点でもまた対照的である。
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その役回りや立ち位置は、他作品に散見される「シャアのコピー」ではなく、むしろその逆、シャアを演じることで彼の考えや理想と、逆説的にそのライバルたるアムロや自身の宿敵たるバナージをも全否定する、いわば「'''シャアの負の鏡像'''」でも言うべき存在。シャアは人類に絶望しつつもどこかで人の革新を諦めきれなかったのに対し、フロンタルは最初からそれらの可能性を完全に否定し「虚しいだけ」と断じる、虚無的といえるほどのリアリストであるという点で対照的である。また、シャアのアクシズ落としの動機の一つは「アムロと決着をつけたい」という私情であったが、フロンタルはこのような個人的動機を一切持っているようには見えず、「器は考えることはしません。注がれた人の総意に従って行動するだけ」と言い切る点でもまた対照的である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:「[[ラプラスの箱]]」を利用する方針に関して彼女とは対立する。また、彼女からはシャア・アズナブルを演じようとする姿勢を嫌悪されており、「空っぽな人間」と酷評されている。
 
:「[[ラプラスの箱]]」を利用する方針に関して彼女とは対立する。また、彼女からはシャア・アズナブルを演じようとする姿勢を嫌悪されており、「空っぽな人間」と酷評されている。
 
;[[バナージ・リンクス]]
 
;[[バナージ・リンクス]]
:[[ユニコーンガンダム]]を巡って対立はするものの、フロンタル自身は彼個人にも色々と興味を持っている模様。
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:[[ユニコーンガンダム]]を巡って対立はするものの、フロンタル自身は彼個人にも色々と興味を持ち、自分とともに来るように誘ったこともある。
 
;[[アンジェロ・ザウパー]]
 
;[[アンジェロ・ザウパー]]
 
:親衛隊の隊長で腹心的存在。絶望的な状況から救った事で、個人的にも心酔されているが、フロンタルがバナージに興味を持った事に大きく嫉妬する事になる。
 
:親衛隊の隊長で腹心的存在。絶望的な状況から救った事で、個人的にも心酔されているが、フロンタルがバナージに興味を持った事に大きく嫉妬する事になる。
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:青臭さを残しているシャアと異なり、「したたかな大人」であることを武器にするフル・フロンタルを象徴する台詞の一つ。
 
:青臭さを残しているシャアと異なり、「したたかな大人」であることを武器にするフル・フロンタルを象徴する台詞の一つ。
 
;「見せてもらおうか…新しいガンダムの性能とやらを!」
 
;「見せてもらおうか…新しいガンダムの性能とやらを!」
:同第2巻より。[[シナンジュ]]を駆って、[[シャア専用ザク|通常の3倍の速度]]で[[ネェル・アーガマ|ネェル・アーガマ改]]に急接近していく。
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:同第2巻より。[[シナンジュ]]を駆って、[[シャア専用ザク|通常の3倍の速度]]で[[ネェル・アーガマ]]に急接近していく。
 
:シャアの名台詞「見せてもらおうか…連邦のモビルスーツの性能とやらを!」のオマージュ。
 
:シャアの名台詞「見せてもらおうか…連邦のモビルスーツの性能とやらを!」のオマージュ。
 
;「当たらなければどうということはない」
 
;「当たらなければどうということはない」
 
:同第2巻より。[[ユニコーンガンダム]]の(掠っただけでも撃破に至る程の威力を持つ)ビームマグナムを最小限の動きだけで回避して。シャアと同じ台詞を口にしている。
 
:同第2巻より。[[ユニコーンガンダム]]の(掠っただけでも撃破に至る程の威力を持つ)ビームマグナムを最小限の動きだけで回避して。シャアと同じ台詞を口にしている。
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;「これはファッションのようなもので、プロパガンダと言ってもいい。君のように素直に言ってくれる人がいないので、つい忘れてしまう。すまなかった」
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:同第2巻より。フル・フロンタルと面会したバナージが顔を見せてほしいと言い、怒るアンジェロを押しとどめてマスクを取るフロンタル。このような洗練された冷静な態度も彼の特徴である。
 
;「今の私は自らを器と規定している。宇宙に捨てられた者の想い…ジオンの理想を継ぐ者たちの宿願を受け止めるための器だ。」<br/>「彼らが望むなら私はシャア・アズナブルになる。このマスクはそのためのものだ」
 
;「今の私は自らを器と規定している。宇宙に捨てられた者の想い…ジオンの理想を継ぐ者たちの宿願を受け止めるための器だ。」<br/>「彼らが望むなら私はシャア・アズナブルになる。このマスクはそのためのものだ」
 
:同第2巻より。[[バナージ・リンクス|バナージ]]に「あなたはシャア・アズナブルなんですか!?」と問われて。この『器』という考えがフロンタルの根底になっている。
 
:同第2巻より。[[バナージ・リンクス|バナージ]]に「あなたはシャア・アズナブルなんですか!?」と問われて。この『器』という考えがフロンタルの根底になっている。
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