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340 バイト除去 、 2014年6月28日 (土) 15:53
十二のスフィアの文章整理。推測部分の変更
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=== 十二のスフィア ===
 
=== 十二のスフィア ===
前述の通りスフィアの総数は十二である。再世篇にてユーサーにより、[[黄道十二星座]]に対応していることが明らかにされた。なお、セツコ、ランド、クロウ、ヒビキ共に初期誕生日と関連するスフィアの星座が一致しているが、スフィアを扱うにあたって関係あるかは不明(設定的に考えれば何のスフィアを扱うかの比喩であろう。ちなみに、それぞれの星座の性別とも現状一致している)。またスフィアそれぞれに属性があり、同調が進むと所持者はその属性に引きずられ、性質が変わって行く。
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前述の通りスフィアの総数は十二である。再世篇にてユーサーにより、[[黄道十二星座]]に対応していることが明らかにされた。なお、セツコ、ランド、クロウ、ヒビキ共に初期誕生日と関連するスフィアの星座が一致しているが、スフィアを扱うにあたって関係あるかは不明(設定的に考えれば何のスフィアを扱うかの比喩であろう)。またスフィアそれぞれに属性があり、同調が進むと所持者はその属性に引きずられ、性質が変わって行く。
    
スフィア同士には相性があるらしく、『揺れる天秤』と『尽きぬ水瓶』の相性は良好で、逆に『偽りの黒羊』と『知りたがる山羊』との相性は最悪である。また、現在発覚しているスフィアの性質は、星座ごとの性格分類に近いもしくは逆の関係にあるものが多い。逆の性質も、自然が感じられなくなることで自然を愛する心が高まるという風に、マイナスの状況に追い込むことで因子を高めるための可能性もある。時獄編の時点によると「スフィアの代償は主に精神的な物」とのこと(ユーサーは表面的な変容が出てはいるものの、セツコやランドの症状はある程度は「そう強く思い込まされているだけ」の可能性がある)。ただ、大本の太極は陰陽、つまり相対する二つの要素の結合であるため、スフィアの反作用にも精神的なものと肉体的なもの、双方がある可能性が高い。
 
スフィア同士には相性があるらしく、『揺れる天秤』と『尽きぬ水瓶』の相性は良好で、逆に『偽りの黒羊』と『知りたがる山羊』との相性は最悪である。また、現在発覚しているスフィアの性質は、星座ごとの性格分類に近いもしくは逆の関係にあるものが多い。逆の性質も、自然が感じられなくなることで自然を愛する心が高まるという風に、マイナスの状況に追い込むことで因子を高めるための可能性もある。時獄編の時点によると「スフィアの代償は主に精神的な物」とのこと(ユーサーは表面的な変容が出てはいるものの、セツコやランドの症状はある程度は「そう強く思い込まされているだけ」の可能性がある)。ただ、大本の太極は陰陽、つまり相対する二つの要素の結合であるため、スフィアの反作用にも精神的なものと肉体的なもの、双方がある可能性が高い。
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;牡羊座(アリエス→[[アリエティス]])
 
;牡羊座(アリエス→[[アリエティス]])
:『'''偽りの黒羊'''』のスフィアとして[[アイム・ライアード]]が所持。[[アリエティス]]により運用が可能。'''「自分を守るための嘘」'''によって覚醒し、自身・他者問わず'''「嘘」'''によって活性化する。'''機動兵器に搭載されていなくとも条件を満たした者が近くにいれば覚醒し、同調の度合いが低くても覚醒者を自分の意に添うように動かす'''など危険な方向で確固たる意思と力を持っており、アリエティス自体もこのスフィアがアイムと名乗る前の彼をコントロールして作らせた。
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:『'''偽りの黒羊'''』のスフィアとして[[アイム・ライアード]]が所持。[[アリエティス]]により運用が可能。'''「自分を守るための嘘」'''によって覚醒し、自身・他者問わず'''「嘘」'''によって活性化する。
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:同調が進むとリアクターは感情の高ぶりに伴って嘘か本当か以前に意味のある事が喋れなくなるためクロウをして「相当なもの」と言わしめたが、この反作用に限れば'''実は現状一番安全なスフィアだったりする(他のスフィアの反作用が肉体か精神への重大な負荷であるのに対し、このスフィアの反作用は比較的だがある意味非常に軽い上に感情が高ぶらなければ起きないため。劇中では言及されなかったが、手話や筆談で克服できる可能性も高い)'''。更に同調が進むと「真偽の境界の歪曲」が可能となり、自らの死を偽り、自身の嘘(=偽物。要は実体を伴った分身)をいくらでも生成できる能力を得ていた(明言されてはいないが恐らくサードステージにおけるスフィア・アクトだと思われる)。また、「相反する感情を意志で制御する」という側面から、「相反する感情」を力とする「いがみ合う双子」の力を完全に封じることが出来る。
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:対の位置にある「揺れる天秤」の力が「思考の貫徹=己を偽らない力」であるのに対し、こちらは「'''己を偽る力'''」と言える。
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:'''機動兵器に搭載されていなくとも条件を満たした者が近くにいれば覚醒し、同調の度合いが低くても覚醒者を自分の意に添うように動かす'''など危険な方向で確固たる意思と力を持っており、アリエティス自体もこのスフィアがアイムと名乗る前の彼をコントロールして作らせた。
 
:存在していた世界は不明。
 
:存在していた世界は不明。
:同調が進むとリアクターは感情の高ぶりに伴って嘘か本当か以前に意味のある事が喋れなくなるためクロウをして「相当なもの」と言わしめたが、この反作用に限れば'''実は現状一番安全なスフィアだったりする(他のスフィアの反作用が肉体か精神への重大な負荷であるのに対し、このスフィアの反作用は比較的だがある意味非常に軽い上に感情が高ぶらなければ起きないため。劇中では言及されなかったが、手話や筆談で克服できる可能性も高い)'''。再世篇終盤のアイムはサード・ステージへの移行段階にあったのか、スフィア・アクトの片鱗である「真偽の境界の歪曲」を発現し、自らの死を偽り、自身の嘘(=偽物。要は実体を伴った分身)をいくらでも生成できる能力を得ていた。また、「相反する感情を意志で制御する」という側面から、「相反する感情」を力とする「いがみ合う双子」の力を完全に封じることが出来る。
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:対の位置にある「揺れる天秤」の力が「思考の貫徹=己を偽らない力」であるのに対し、こちらは「'''己を偽る力'''」と言える。
   
:アサキムに奪われたと思われていたが、再世篇では「自分が死んだ」という稀代の大嘘を実行して生存したアイム共々再登場を果たした。最後にはアサキムの「知りたがる山羊」によって無力化され、ユーサーに討たれたことでその手に渡った(スフィア・アクトの内容から殺しても死なないという性質を得られるので、サード・ステージへの移行段階に入って以降は無力化しないで奪う方法が存在するかは不明)。
 
:アサキムに奪われたと思われていたが、再世篇では「自分が死んだ」という稀代の大嘘を実行して生存したアイム共々再登場を果たした。最後にはアサキムの「知りたがる山羊」によって無力化され、ユーサーに討たれたことでその手に渡った(スフィア・アクトの内容から殺しても死なないという性質を得られるので、サード・ステージへの移行段階に入って以降は無力化しないで奪う方法が存在するかは不明)。
 
:星座のモチーフは、継母の謀略によって生贄にされかけた兄妹を救うためにゼウスに遣わされた金の皮を持つ羊。ちなみに、妹は羊に乗って逃げる際、あまりの速度に耐え切れずに転落死してしまった。「極めて危険な状況からの逃避」という点において、進退窮まってなお嘘をつき続けて現実から逃避しようとしたアイムと重なる。また、「双子」の一方を実質殺した、というのも意味深である。「'''神によって使わされた羊'''」という点から深読みすると、アイムのスフィア狩りはサイデリアルの指令によるものだった、いわば「加入試験」だった可能性がある。
 
:星座のモチーフは、継母の謀略によって生贄にされかけた兄妹を救うためにゼウスに遣わされた金の皮を持つ羊。ちなみに、妹は羊に乗って逃げる際、あまりの速度に耐え切れずに転落死してしまった。「極めて危険な状況からの逃避」という点において、進退窮まってなお嘘をつき続けて現実から逃避しようとしたアイムと重なる。また、「双子」の一方を実質殺した、というのも意味深である。「'''神によって使わされた羊'''」という点から深読みすると、アイムのスフィア狩りはサイデリアルの指令によるものだった、いわば「加入試験」だった可能性がある。
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;獅子座(レオ→[[ガンレオン]])
 
;獅子座(レオ→[[ガンレオン]])
 
:『'''傷だらけの獅子'''』のスフィアとして[[ランド・トラビス]]及び[[メール・ビーター]]が所持。[[ガンレオン]]により運用が可能。'''「心身問わず痛みに伴う叫び」'''によって覚醒し、「'''痛みに抗う意志(要は根性)'''」によって活性化する。対となる「尽きぬ水瓶」は己を省みない慈愛を力とするが、それに対応するこちらの特性はずばり、「'''痛みに抵抗する力'''」と言える。
 
:『'''傷だらけの獅子'''』のスフィアとして[[ランド・トラビス]]及び[[メール・ビーター]]が所持。[[ガンレオン]]により運用が可能。'''「心身問わず痛みに伴う叫び」'''によって覚醒し、「'''痛みに抗う意志(要は根性)'''」によって活性化する。対となる「尽きぬ水瓶」は己を省みない慈愛を力とするが、それに対応するこちらの特性はずばり、「'''痛みに抵抗する力'''」と言える。
:存在していたのは「戦闘メカ ザブングル」「オーバーマン キングゲイナー」「∀ガンダム」の世界観を包括した「荒廃世界」。
   
:同調が進むと覚醒者は次元力を使う度に反作用として激痛を伴う負荷(ランドが自身の強靭な肉体と精神で何とかしのげるレベル。つまり常人には耐えられないレベル)がかかるが、一過性のものでありアイムやセツコのように深刻な状態にはならない(無論、力を使わなければ何も起こらないし、ガンレオンはそもそもマグナモードにならないと次元力を使えない)ため、「他のスフィアと比較すれば」という枕詞がつくものの現在判明しているスフィアの中では「偽りの黒羊」の次に安全である。なお、このスフィアは次元力の抽出をメールが、その制御をランドが行うため、二人揃っていないと運用できない。
 
:同調が進むと覚醒者は次元力を使う度に反作用として激痛を伴う負荷(ランドが自身の強靭な肉体と精神で何とかしのげるレベル。つまり常人には耐えられないレベル)がかかるが、一過性のものでありアイムやセツコのように深刻な状態にはならない(無論、力を使わなければ何も起こらないし、ガンレオンはそもそもマグナモードにならないと次元力を使えない)ため、「他のスフィアと比較すれば」という枕詞がつくものの現在判明しているスフィアの中では「偽りの黒羊」の次に安全である。なお、このスフィアは次元力の抽出をメールが、その制御をランドが行うため、二人揃っていないと運用できない。
 
:なお、このスフィアは現在登場しているスフィアの中では覚醒度が一番低い。ガンレオンの動力は明言されていないが、メールの戦闘台詞と、ランドの出身世界が「ザブングル」の世界観であることからして'''ウォーカーマシン同様のガソリンである可能性が高い'''。つまり、このスフィアは他のスフィアと異なり'''リアクト・マシンの動力として機能していない'''のである(「悲しみの乙女」はガナリー・カーバーの動力として機能している)。再世篇におけるZONE突入により進行してはいるが、それでもセカンド・ステージ止まりの模様。
 
:なお、このスフィアは現在登場しているスフィアの中では覚醒度が一番低い。ガンレオンの動力は明言されていないが、メールの戦闘台詞と、ランドの出身世界が「ザブングル」の世界観であることからして'''ウォーカーマシン同様のガソリンである可能性が高い'''。つまり、このスフィアは他のスフィアと異なり'''リアクト・マシンの動力として機能していない'''のである(「悲しみの乙女」はガナリー・カーバーの動力として機能している)。再世篇におけるZONE突入により進行してはいるが、それでもセカンド・ステージ止まりの模様。
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:存在していたのは「戦闘メカ ザブングル」「オーバーマン キングゲイナー」「∀ガンダム」の世界観を包括した「荒廃世界」。
 
:星座のモチーフは、英雄ヘラクレスによって討ち取られたネメアの森に住まう大獅子。散々暴れまわった大獅子であるが、ヘラクレスとの死闘の果てに殺された。「暴れん坊」「人間に叩きのめされる」「死亡(から転じて断末魔)」といった点は、シエロに根性を叩き直された元ごろつきのランドが、痛みによる絶叫を上げたことでスフィアが覚醒したことと重なる。
 
:星座のモチーフは、英雄ヘラクレスによって討ち取られたネメアの森に住まう大獅子。散々暴れまわった大獅子であるが、ヘラクレスとの死闘の果てに殺された。「暴れん坊」「人間に叩きのめされる」「死亡(から転じて断末魔)」といった点は、シエロに根性を叩き直された元ごろつきのランドが、痛みによる絶叫を上げたことでスフィアが覚醒したことと重なる。
 
:性格分類においては、大胆で激しいという性質とともに「力の象徴」を司っており、強い力を与えることが転じて痛みを引き金にすると考えられ、性質自体がランドの性格と一致している。タロットでは「力」のアルカナと関連付けられるが、このカードは本能を象徴するライオンとその制御を象徴する女性が描かれており、ランドの性格はこのカードの正位置(強固な意志・勇気・冷静など)とも合致している。タロットも関連があるとするなら、おそらくメールがスフィアに取り込まれたのは偶然ではないと思われる。割り振りは男性。
 
:性格分類においては、大胆で激しいという性質とともに「力の象徴」を司っており、強い力を与えることが転じて痛みを引き金にすると考えられ、性質自体がランドの性格と一致している。タロットでは「力」のアルカナと関連付けられるが、このカードは本能を象徴するライオンとその制御を象徴する女性が描かれており、ランドの性格はこのカードの正位置(強固な意志・勇気・冷静など)とも合致している。タロットも関連があるとするなら、おそらくメールがスフィアに取り込まれたのは偶然ではないと思われる。割り振りは男性。
 
;乙女座(ヴァルゴ→[[バルゴラ・グローリー]])
 
;乙女座(ヴァルゴ→[[バルゴラ・グローリー]])
 
:『'''悲しみの乙女'''』のスフィアとして[[セツコ・オハラ]]が所持。[[バルゴラ・グローリー]]が所持している武装「ガナリー・カーバー」により運用が可能。'''「絶望に伴う慟哭」'''によって覚醒し、自身・他者問わず'''「悲哀の感情」'''によって活性化する。
 
:『'''悲しみの乙女'''』のスフィアとして[[セツコ・オハラ]]が所持。[[バルゴラ・グローリー]]が所持している武装「ガナリー・カーバー」により運用が可能。'''「絶望に伴う慟哭」'''によって覚醒し、自身・他者問わず'''「悲哀の感情」'''によって活性化する。
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:同調が進むとリアクターの五感が失われていく。ただし他と異なり、機動兵器に搭乗していない時に起きる。戦闘中の感覚消失はそのまま死に直結する(=スフィアが目覚められない)ためと思われる。このスフィアに関してはバルゴラ製造時に何処かから持ち込まれたものと思われるが、由来は不明。登場したスフィアの中では真っ先にサード・ステージの兆候を見せており、再世篇のセツコは反作用を受けている描写がないほか、スフィア・アクトの片鱗と思しき「他者の悲しみを感知する」能力を見せている。
 
:存在していたのは宇宙世紀の世界。
 
:存在していたのは宇宙世紀の世界。
:同調が進むとリアクターの五感が失われていく。ただし他と異なり、機動兵器に搭乗していない時に起きる。戦闘中の感覚消失はそのまま死に直結する(=スフィアが目覚められない)ためと思われる。このスフィアに関してはバルゴラ製造時に何処かから持ち込まれたものと思われるが、由来は不明。登場したスフィアの中では真っ先にサード・ステージの兆候を見せており、再世篇のセツコは反作用を受けている描写がないほか、スフィア・アクトの片鱗と思しき「他者の悲しみを感知する」能力を見せている。
   
:星座のモチーフは正義と天文の女神アストライアー(ペルセポネという説もある)。彼女は争いを続け神に見放されつつある人間を最後まで信じて地上に残った女神であるが、やがて絶望してしまう。流される血で人間に絶望するという展開はまさに上官や想い人の死とレーベンの悪意に絶望して覚醒した彼女と重なる。ペルセポネにしても、レーベンとのやり取りと似た「親切にしてくれたので信じてみたが、実は不可逆な状況に追い込むための罠だった」という流れが存在している。
 
:星座のモチーフは正義と天文の女神アストライアー(ペルセポネという説もある)。彼女は争いを続け神に見放されつつある人間を最後まで信じて地上に残った女神であるが、やがて絶望してしまう。流される血で人間に絶望するという展開はまさに上官や想い人の死とレーベンの悪意に絶望して覚醒した彼女と重なる。ペルセポネにしても、レーベンとのやり取りと似た「親切にしてくれたので信じてみたが、実は不可逆な状況に追い込むための罠だった」という流れが存在している。
 
:性格分類においては、「自然を愛する心」を司っており、自然=周囲を感じられなくなることで自然を求める意思が強化されるために力が引き出されると思われる。タロットでは「隠者」のアルカナと関連付けられる。この隠者のモチーフは3つのヘルメスが合わさった「ヘルメス・トリスメギストス」であり、3機の[[バルゴラ]]を統合した[[バルゴラ・グローリー]]と無縁ではないだろう。仮にもし「3機の情報の統合」が覚醒の前提条件であるなら、'''製造したメーカーはある程度このことを知っていた可能性が高い'''(3機存在しなければ覚醒自体不可能になる)。タロットの意味は「慎重・思いやり」または「閉鎖性・悲観的」など。割り振りは女性。グローリーのガナリー・カーバーは一応「ノーティラス⇒オウムガイ」がモデルとなっているのだが、全体的なシルエットは魚に近い。おとめ座は占星術上魚座の対極に位置するため、ガナリー・カーバーの形状もそれに関連していると思われる。
 
:性格分類においては、「自然を愛する心」を司っており、自然=周囲を感じられなくなることで自然を求める意思が強化されるために力が引き出されると思われる。タロットでは「隠者」のアルカナと関連付けられる。この隠者のモチーフは3つのヘルメスが合わさった「ヘルメス・トリスメギストス」であり、3機の[[バルゴラ]]を統合した[[バルゴラ・グローリー]]と無縁ではないだろう。仮にもし「3機の情報の統合」が覚醒の前提条件であるなら、'''製造したメーカーはある程度このことを知っていた可能性が高い'''(3機存在しなければ覚醒自体不可能になる)。タロットの意味は「慎重・思いやり」または「閉鎖性・悲観的」など。割り振りは女性。グローリーのガナリー・カーバーは一応「ノーティラス⇒オウムガイ」がモデルとなっているのだが、全体的なシルエットは魚に近い。おとめ座は占星術上魚座の対極に位置するため、ガナリー・カーバーの形状もそれに関連していると思われる。
 
;天秤座(リーブラ→[[リ・ブラスタ]])
 
;天秤座(リーブラ→[[リ・ブラスタ]])
 
:『'''揺れる天秤'''』のスフィアとして[[クロウ・ブルースト]]が所持。[[ブラスタ]]および[[リ・ブラスタ]]により運用が可能。'''「折れることのない強い意志」'''によって覚醒及び活性化(クロウの場合は「借金返済」)し、同調が進むとリアクターは次元力行使の際、思考が固定されて正常な判断が出来なくなる。さらに、意志の遂行を阻む者は味方だろうと排除すると推測されている。この際、暴走したキャラを止める際の鉄板である「仲間の呼び掛け」は一切効果がなかった。ただしクロウの場合、金に対する執着がそのまま残るため、同調率が上がると小銭の落ちる音を鳴らす「コイン・ドロップ・システム」で自意識を保っている。なお、嘘を力とする「偽りの黒羊」の対の位置にあり、その特性は「'''己を偽らない力'''」と言える。
 
:『'''揺れる天秤'''』のスフィアとして[[クロウ・ブルースト]]が所持。[[ブラスタ]]および[[リ・ブラスタ]]により運用が可能。'''「折れることのない強い意志」'''によって覚醒及び活性化(クロウの場合は「借金返済」)し、同調が進むとリアクターは次元力行使の際、思考が固定されて正常な判断が出来なくなる。さらに、意志の遂行を阻む者は味方だろうと排除すると推測されている。この際、暴走したキャラを止める際の鉄板である「仲間の呼び掛け」は一切効果がなかった。ただしクロウの場合、金に対する執着がそのまま残るため、同調率が上がると小銭の落ちる音を鳴らす「コイン・ドロップ・システム」で自意識を保っている。なお、嘘を力とする「偽りの黒羊」の対の位置にあり、その特性は「'''己を偽らない力'''」と言える。
:存在していた世界は正確には不明だが、恐らく西暦か「コードギアス」の世界だと思われる。
   
:このスフィアは[[カルロス・アクシオン・Jr.]]が[[トライア・スコート]]の元へ「VX」として持ち込み、さらに元を辿ればエルガンがアクシオン財団に持ち込んだものである。エルガンの元の所属を考えるとクロノが保有していたのかも知れない。<br />「金の音で正気に戻す」というあまりにバカバカしい対応策や、あっさり対処されたことから見落とされがちだが、「反作用に自分の意思で対処する」ことが出来ないため、実は現状判明している中ではトップクラスに危険なスフィアである([[ゼロシステム]]を極端にしたような状態となる他、間接的にだが'''反作用の被害が他者に及ぶ''')。しかもクロウの場合、'''借金がないと制御できない'''という事になり、挙句の果てに'''当人もそれを理解している'''。覚醒と活性化の条件が現状判明しているスフィアで'''一番易しい'''ことの代償なのだろうか?
 
:このスフィアは[[カルロス・アクシオン・Jr.]]が[[トライア・スコート]]の元へ「VX」として持ち込み、さらに元を辿ればエルガンがアクシオン財団に持ち込んだものである。エルガンの元の所属を考えるとクロノが保有していたのかも知れない。<br />「金の音で正気に戻す」というあまりにバカバカしい対応策や、あっさり対処されたことから見落とされがちだが、「反作用に自分の意思で対処する」ことが出来ないため、実は現状判明している中ではトップクラスに危険なスフィアである([[ゼロシステム]]を極端にしたような状態となる他、間接的にだが'''反作用の被害が他者に及ぶ''')。しかもクロウの場合、'''借金がないと制御できない'''という事になり、挙句の果てに'''当人もそれを理解している'''。覚醒と活性化の条件が現状判明しているスフィアで'''一番易しい'''ことの代償なのだろうか?
 
:性格分類においては、自由を愛し執着しない「無頓着」を司るが、逆に言えば「自由に執着している」ということである。このため、自由(=自分の意思による選択)に縛られ、それを阻む全てを拒絶し、迷いを生む要素を全てシャットアウトする性質があると思われる。それでもなおコインの音で意志を取り戻せるのは、借金という不自由の象徴を連想させるためと考えられる。また、コインは「自由を阻む」という意志を持ってないことも、彼の耳に届く理由であると考えられる。
 
:性格分類においては、自由を愛し執着しない「無頓着」を司るが、逆に言えば「自由に執着している」ということである。このため、自由(=自分の意思による選択)に縛られ、それを阻む全てを拒絶し、迷いを生む要素を全てシャットアウトする性質があると思われる。それでもなおコインの音で意志を取り戻せるのは、借金という不自由の象徴を連想させるためと考えられる。また、コインは「自由を阻む」という意志を持ってないことも、彼の耳に届く理由であると考えられる。
 
:星座のモチーフは、乙女座のモチーフであるアストライアーが持っていた善悪を測る天秤。幾度となく善悪を測り続けてもなお悪化していく世界に絶望したアストライアーは、とうとうその天秤を捨ててしまう。幾度となく心を揺らされ、やがて心根をゆがめる宿敵によって覚醒したクロウに重なる。セツコ(乙女座)が最終的に彼を気にするのも運命だろうか。どちらかといえば、'''[[トライア・スコート|同じような名前を持つこの人]]の所有物'''、という方がしっくりくるが。
 
:星座のモチーフは、乙女座のモチーフであるアストライアーが持っていた善悪を測る天秤。幾度となく善悪を測り続けてもなお悪化していく世界に絶望したアストライアーは、とうとうその天秤を捨ててしまう。幾度となく心を揺らされ、やがて心根をゆがめる宿敵によって覚醒したクロウに重なる。セツコ(乙女座)が最終的に彼を気にするのも運命だろうか。どちらかといえば、'''[[トライア・スコート|同じような名前を持つこの人]]の所有物'''、という方がしっくりくるが。
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:存在していた世界は正確には不明だが、恐らく西暦か「コードギアス」の世界だと思われる。
 
:タロットでは「正義」のアルカナと関連付けられるので、このスフィアにとっては「どんな形であれ'''折れることのない強い意志こそが正義'''」である可能性は高く、それを証明できる者が力を引き出せるということかもしれない(実際、クロウの意志の強さは全編を通じて随所で描写されている)。このカードには天秤が描かれているが、左右の皿のサイズが異なっている。公平とは対称でないことを示しており、割に合わない借金を背負うが、それがないと己を保てないクロウをイメージさせる。ちなみに、正義の正位置は'''『公正』『誠意』(例:借金を全うに返済する意思)を意味し'''、逆位置は'''『不均衡』『被告人』(例:借金を返せない人)を意味する。'''<br />また、天秤は弁護士の象徴である。すなわち、'''片方には罪(例:過ぎた力を求める)、片方には罰(例:借金を負う)'''が乗せられるということである。クロウが過ぎた自由や力などを求める限り、借金から逃げられないのだろうか。<br />互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか「尽きぬ水瓶」との相性が良好。
 
:タロットでは「正義」のアルカナと関連付けられるので、このスフィアにとっては「どんな形であれ'''折れることのない強い意志こそが正義'''」である可能性は高く、それを証明できる者が力を引き出せるということかもしれない(実際、クロウの意志の強さは全編を通じて随所で描写されている)。このカードには天秤が描かれているが、左右の皿のサイズが異なっている。公平とは対称でないことを示しており、割に合わない借金を背負うが、それがないと己を保てないクロウをイメージさせる。ちなみに、正義の正位置は'''『公正』『誠意』(例:借金を全うに返済する意思)を意味し'''、逆位置は'''『不均衡』『被告人』(例:借金を返せない人)を意味する。'''<br />また、天秤は弁護士の象徴である。すなわち、'''片方には罪(例:過ぎた力を求める)、片方には罰(例:借金を負う)'''が乗せられるということである。クロウが過ぎた自由や力などを求める限り、借金から逃げられないのだろうか。<br />互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか「尽きぬ水瓶」との相性が良好。
 
:占星術上において天秤座は牡羊座と対の関係にあたる。それに迎合したかのように、このスフィアと偽りの黒羊は覚醒と活性化の条件だけでなく、反作用までもが見事に対極である(強い意志があれば簡単に力を得られる一方で反作用が最も危険で対策も難しい揺れる天秤。常に嘘を吐き続けなければならない一方で反作用が最も安全で感情が高ぶらなければ発生さえしない偽りの黒羊)。割り振りは男性。
 
:占星術上において天秤座は牡羊座と対の関係にあたる。それに迎合したかのように、このスフィアと偽りの黒羊は覚醒と活性化の条件だけでなく、反作用までもが見事に対極である(強い意志があれば簡単に力を得られる一方で反作用が最も危険で対策も難しい揺れる天秤。常に嘘を吐き続けなければならない一方で反作用が最も安全で感情が高ぶらなければ発生さえしない偽りの黒羊)。割り振りは男性。
116行目: 117行目:  
:星座のモチーフは、狩人オリオンの傲慢に怒った女神の使いで、オリオンを刺し殺したサソリ。星座になった後の話として、自らの父がアポロンだと認めさせるため、太陽の馬車を無理やり運転して黄道を走ったパエトンがさそり座に差し掛かった際、馬の足を刺したために馬車が制御不能となり、天地の破壊を恐れたゼウスによってパエトンは殺された、というものがある。
 
:星座のモチーフは、狩人オリオンの傲慢に怒った女神の使いで、オリオンを刺し殺したサソリ。星座になった後の話として、自らの父がアポロンだと認めさせるため、太陽の馬車を無理やり運転して黄道を走ったパエトンがさそり座に差し掛かった際、馬の足を刺したために馬車が制御不能となり、天地の破壊を恐れたゼウスによってパエトンは殺された、というものがある。
 
:タロットが示す寓意は正位置が「終末」「破滅」「死の予兆」、逆位置が「再スタート」「新展開」「挫折からの復帰」。
 
:タロットが示す寓意は正位置が「終末」「破滅」「死の予兆」、逆位置が「再スタート」「新展開」「挫折からの復帰」。
:ジェミニスが第3次Zにおける続投組の記憶封印に関して「針」という単語を使っていたことと、蠍座が「他人の財産を奪う」ことを示していることから、このスフィアが記憶を封印する力を持つと考えられている(ネット上では有力説として「'''忘却の天蝎'''」と仮称されている)。であれば、このスフィアの特性は「'''存在を奪う力'''」と言える。
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:ジェミニスが第3次Zにおける続投組の記憶封印に関して「針」という単語を使っていたことと、蠍座が「他人の財産を奪う」ことを示していることから、このスフィアが記憶を封印する力を持つと考えられている。
 
;射手座(サジタリウス)
 
;射手座(サジタリウス)
 
:性格分類においては、「発展願望」を司る。タロットでは「節制」に関連付けられる。このカードは水瓶座と関連があるとされ、描かれている女性は「相反する二つの要素を結びつける仲介者」という役割を持ち、また翼を持つことから「天使」とされている。割り振りは男性。
 
:性格分類においては、「発展願望」を司る。タロットでは「節制」に関連付けられる。このカードは水瓶座と関連があるとされ、描かれている女性は「相反する二つの要素を結びつける仲介者」という役割を持ち、また翼を持つことから「天使」とされている。割り振りは男性。
 
:星座のモチーフは弓の名手であったケンタウルスの青年・ケイローン。アポロンとアルテミスから数々の叡智を授かり、それを以って後の英雄達の師となったが、ヘラクレスの放った毒矢が偶然刺さってしまい、苦しみに耐えかねて不死の権能をプロメテウスに渡して落命した。
 
:星座のモチーフは弓の名手であったケンタウルスの青年・ケイローン。アポロンとアルテミスから数々の叡智を授かり、それを以って後の英雄達の師となったが、ヘラクレスの放った毒矢が偶然刺さってしまい、苦しみに耐えかねて不死の権能をプロメテウスに渡して落命した。
 
:タロットが示す寓意は正位置が「調和」「自制」「献身」、逆位置が「浪費」「消耗」。
 
:タロットが示す寓意は正位置が「調和」「自制」「献身」、逆位置が「浪費」「消耗」。
:「相反する感情の衝突」を力とする「いがみ合う双子」の対の位置にあることと寓画からすると、その特性は「'''対極を肯定する力'''」と言える。
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:「相反する感情の衝突」を力とする「いがみ合う双子」の対の位置にある。
 
;山羊座(カプリコーン)
 
;山羊座(カプリコーン)
 
:『'''知りたがる山羊'''』のスフィアとして[[アサキム・ドーウィン]]が所持。[[シュロウガ]]によって運用されている。覚醒条件および反作用は不明。'''「好奇心」'''によって活性化し、あらゆる嘘を暴き真実を強引に曝す。嘘をキーとする牡羊座のスフィアとは相性が悪く、このスフィアの力によってアイムは無力化してしまった。アサキムの前の資格者は不明であるが、女性であったことが彼自身の口により明かされている。曰く、アサキムの闇を覗いてしまったが故に取り込まれてしまったらしい。対の位置にある「沈黙の巨蟹」に対して、好奇心を力とするこちらは「'''理性を凌駕する欲求'''」と言える。
 
:『'''知りたがる山羊'''』のスフィアとして[[アサキム・ドーウィン]]が所持。[[シュロウガ]]によって運用されている。覚醒条件および反作用は不明。'''「好奇心」'''によって活性化し、あらゆる嘘を暴き真実を強引に曝す。嘘をキーとする牡羊座のスフィアとは相性が悪く、このスフィアの力によってアイムは無力化してしまった。アサキムの前の資格者は不明であるが、女性であったことが彼自身の口により明かされている。曰く、アサキムの闇を覗いてしまったが故に取り込まれてしまったらしい。対の位置にある「沈黙の巨蟹」に対して、好奇心を力とするこちらは「'''理性を凌駕する欲求'''」と言える。
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;水瓶座(アクエリアス→[[聖王機ジ・インサー|ジ・インサリアス・アークライナス]])
 
;水瓶座(アクエリアス→[[聖王機ジ・インサー|ジ・インサリアス・アークライナス]])
 
:『'''尽きぬ水瓶'''』のスフィアとして[[ユーサー・インサラウム]]が所持。[[聖王機ジ・インサー]]によって運用が可能。'''「深く大きな慈愛と、それに伴う何らかの強い感情」'''によって覚醒し、'''「自己犠牲の意志」'''によって活性化する。
 
:『'''尽きぬ水瓶'''』のスフィアとして[[ユーサー・インサラウム]]が所持。[[聖王機ジ・インサー]]によって運用が可能。'''「深く大きな慈愛と、それに伴う何らかの強い感情」'''によって覚醒し、'''「自己犠牲の意志」'''によって活性化する。
:存在していた世界はインサラウム。
   
:同調が進むとリアクターは意識を保つのも難しいほどの痛みとともに肉体が崩壊していく。この性質上、悲しみの乙女(人間性喪失)や傷だらけの獅子(痛み)と同時に因子を高める可能性が考えられるが'''覚醒者に襲い掛かる反作用の危険度はこちらの方が遥かに高い(慢性である上に制御できない)'''。その対価なのか、スフィアの中でも飛びぬけて強い次元力を発揮できる。最後にはアサキムにユーサーが討たれたことで、「偽りの黒羊」ともどもその手に渡った(黒の騎士団ルートでは失敗)。その性質上、火星でユーサーが演じた姿……すなわち'''民を顧みない暴君には決して力を引き出すことができない。'''
 
:同調が進むとリアクターは意識を保つのも難しいほどの痛みとともに肉体が崩壊していく。この性質上、悲しみの乙女(人間性喪失)や傷だらけの獅子(痛み)と同時に因子を高める可能性が考えられるが'''覚醒者に襲い掛かる反作用の危険度はこちらの方が遥かに高い(慢性である上に制御できない)'''。その対価なのか、スフィアの中でも飛びぬけて強い次元力を発揮できる。最後にはアサキムにユーサーが討たれたことで、「偽りの黒羊」ともどもその手に渡った(黒の騎士団ルートでは失敗)。その性質上、火星でユーサーが演じた姿……すなわち'''民を顧みない暴君には決して力を引き出すことができない。'''
 
:スフィアの反作用は通常主に精神的なものであり特定の条件を踏めば回避できるのだが、このスフィアは肉体に甚大な被害を及ぼす上に回避不可能、更に命にも関わる。これは、司る属性が「'''己を省みない強い意志'''」であるため。反作用の正体はスフィアの司る属性がリアクターに跳ね返ることで起きる最適化現象なのだが、このスフィアの場合、属性が跳ね返ることによって「'''次元力と引き換えに肉体を破壊する'''」という形で現れるのである。その性質上、共鳴者がセカンド・ステージを突破するのは非常に困難だろう。激痛を伴うという点では傷だらけの獅子と被るが、これは占星術において獅子座と水瓶座が対の関係にあるためと思われる。それを指し示すように同じ激痛を伴う反作用でもそれ以外は相違点が多く、双方のリアクターもあらゆる点が正反対となっている(心身ともに暑苦しい荒くれ者のランドと、穏やかで爽やかな美丈夫のユーサー)。対となる「傷だらけの獅子」に対し、慈愛を力とするこちらの特性は「'''痛みを受け入れる力'''」と言える。
 
:スフィアの反作用は通常主に精神的なものであり特定の条件を踏めば回避できるのだが、このスフィアは肉体に甚大な被害を及ぼす上に回避不可能、更に命にも関わる。これは、司る属性が「'''己を省みない強い意志'''」であるため。反作用の正体はスフィアの司る属性がリアクターに跳ね返ることで起きる最適化現象なのだが、このスフィアの場合、属性が跳ね返ることによって「'''次元力と引き換えに肉体を破壊する'''」という形で現れるのである。その性質上、共鳴者がセカンド・ステージを突破するのは非常に困難だろう。激痛を伴うという点では傷だらけの獅子と被るが、これは占星術において獅子座と水瓶座が対の関係にあるためと思われる。それを指し示すように同じ激痛を伴う反作用でもそれ以外は相違点が多く、双方のリアクターもあらゆる点が正反対となっている(心身ともに暑苦しい荒くれ者のランドと、穏やかで爽やかな美丈夫のユーサー)。対となる「傷だらけの獅子」に対し、慈愛を力とするこちらの特性は「'''痛みを受け入れる力'''」と言える。
 
:星座のモチーフは、ゼウスの給仕を務めた美少年ガニメーデスが持っていた、神の酒ネクタールが溢れ出る水瓶。ガニメーデスが給仕となる際、地上に残す両親が深く悲しむことを心配したという。ちなみに、女好きのゼウスが彼を給仕にしたのは'''美女と見紛うほどに美しいから'''。喪失の悲しみやそれに対する慈愛は、民を失うことによる強い悲しみとその民への慈愛で覚醒に至ったユーサーと重なる。
 
:星座のモチーフは、ゼウスの給仕を務めた美少年ガニメーデスが持っていた、神の酒ネクタールが溢れ出る水瓶。ガニメーデスが給仕となる際、地上に残す両親が深く悲しむことを心配したという。ちなみに、女好きのゼウスが彼を給仕にしたのは'''美女と見紛うほどに美しいから'''。喪失の悲しみやそれに対する慈愛は、民を失うことによる強い悲しみとその民への慈愛で覚醒に至ったユーサーと重なる。
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:存在していた世界はインサラウム。
 
:性格分類においては、「自己愛」を司っており、独善性が転じて(一方的な)自己犠牲を力とすると思われる。マリリンも、ユーサーの行動を独りよがりだと評している。タロットでは「星」のアルカナと関連付けられる。このカードのデザインは「直感」と「肉体」が女性によって結びつけられる様子を表しており、エスターへの語りかけなどで本来持つ洞察力が行動に結びついたユーサーを表していると言える。更に正位置は「希望」を意味しており、それに合わせたかの如く聖王機ジ・インサーはインサラウムにおいて'''希望'''と幸福の象徴だった。<br />互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか「揺れる天秤」との相性が良好。二つの意思が同じ方向に揃うことで、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来る。割り振りは男性。
 
:性格分類においては、「自己愛」を司っており、独善性が転じて(一方的な)自己犠牲を力とすると思われる。マリリンも、ユーサーの行動を独りよがりだと評している。タロットでは「星」のアルカナと関連付けられる。このカードのデザインは「直感」と「肉体」が女性によって結びつけられる様子を表しており、エスターへの語りかけなどで本来持つ洞察力が行動に結びついたユーサーを表していると言える。更に正位置は「希望」を意味しており、それに合わせたかの如く聖王機ジ・インサーはインサラウムにおいて'''希望'''と幸福の象徴だった。<br />互いに「自己選択に伴う強い意志」をキーとするためか「揺れる天秤」との相性が良好。二つの意思が同じ方向に揃うことで、オリジン・ローの本質を引き出すことが出来る。割り振りは男性。
 
;魚座(ピスケス)
 
;魚座(ピスケス)
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