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32 バイト除去 、 2014年5月17日 (土) 15:15
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== ヒロイン(Heroine) ==
 
== ヒロイン(Heroine) ==
   
ロボットアニメに限らず、ありとあらゆるジャンルの作品に存在する。
 
ロボットアニメに限らず、ありとあらゆるジャンルの作品に存在する。
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アニメーション作品では、近年は特に後者の定義が当てはまる事が殆ど(前者の定義と両立している事が多い)で、これは実際の社会の変化を反映しているとも捉えられる。
 
アニメーション作品では、近年は特に後者の定義が当てはまる事が殆ど(前者の定義と両立している事が多い)で、これは実際の社会の変化を反映しているとも捉えられる。
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=== ロボットものにおけるヒロイン ===
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== ロボットものにおけるヒロイン ==
 
様々な要素があるが、所謂ロボットものに置けるヒロインは二つのパターンに大別される。即ち、戦闘系か、非戦闘系かである(この場合[[戦艦]]のクルーなどは戦闘系に含むことが多い)。
 
様々な要素があるが、所謂ロボットものに置けるヒロインは二つのパターンに大別される。即ち、戦闘系か、非戦闘系かである(この場合[[戦艦]]のクルーなどは戦闘系に含むことが多い)。
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==== 戦闘系 ====
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=== 戦闘系 ===
 
戦闘系の主なパターンの一つは、主人公のサポートメカあるいは僚機のパイロットである。昭和年代、特に[[スーパーロボット]]アニメでは、大抵のヒロインは主役機のサポートメカに乗っているケースが多い。こういったキャラクターは、SRWでは戦闘能力に置いて優秀とはいえないが、反面搭乗機に[[修理]]・[[補給]]能力が付いたり、[[激励]]や[[祝福]]などの補助系[[精神コマンド]]を豊富に覚えたりする。近年はヒロインも主役級の機体に搭乗していたり、あるいは女性主人公であることも珍しくない。その場合は補助系[[精神コマンド]]ではなく[[愛]]を覚える。特殊なものでは、'''男性キャラがヒロインとして位置づけられる'''作品さえ存在する(所謂サブカルの風潮に限られるが)。
 
戦闘系の主なパターンの一つは、主人公のサポートメカあるいは僚機のパイロットである。昭和年代、特に[[スーパーロボット]]アニメでは、大抵のヒロインは主役機のサポートメカに乗っているケースが多い。こういったキャラクターは、SRWでは戦闘能力に置いて優秀とはいえないが、反面搭乗機に[[修理]]・[[補給]]能力が付いたり、[[激励]]や[[祝福]]などの補助系[[精神コマンド]]を豊富に覚えたりする。近年はヒロインも主役級の機体に搭乗していたり、あるいは女性主人公であることも珍しくない。その場合は補助系[[精神コマンド]]ではなく[[愛]]を覚える。特殊なものでは、'''男性キャラがヒロインとして位置づけられる'''作品さえ存在する(所謂サブカルの風潮に限られるが)。
    
もう一つのパターンは時に[[ライバル]]を兼ねる敵軍の関係者である。こちらも、70年代のスーパーロボットアニメの頃から存在しており、この場合は主人公と恋に落ちながらも敵同士の関係で、最期は主人公を庇うために死んでしまう「悲劇のヒロイン」となる事がほとんどであった為、ヒロインの生死が危ぶまれることが多い(特に原作では一話、あるいは数話にかけてのゲストキャラに多い)。[[ララァ・スン]]や[[フォウ・ムラサメ]]などもこれに該当する。また最初は敵だが、次第にお互いを理解して仲間になるパターンも王道と言える。
 
もう一つのパターンは時に[[ライバル]]を兼ねる敵軍の関係者である。こちらも、70年代のスーパーロボットアニメの頃から存在しており、この場合は主人公と恋に落ちながらも敵同士の関係で、最期は主人公を庇うために死んでしまう「悲劇のヒロイン」となる事がほとんどであった為、ヒロインの生死が危ぶまれることが多い(特に原作では一話、あるいは数話にかけてのゲストキャラに多い)。[[ララァ・スン]]や[[フォウ・ムラサメ]]などもこれに該当する。また最初は敵だが、次第にお互いを理解して仲間になるパターンも王道と言える。
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==== 非戦闘系 ====
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=== 非戦闘系 ===
 
これに対し非戦闘系の場合、主人公と序盤のうちに接触し、思想的、あるいは政治的に主人公サイドに大きな影響を与えることが多い(例:[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ・ピースクラフト]])。SRWにおいては自軍の後方支援を担当したり、[[インターミッション]]会話で出番が多くなっている。なお、原作アニメではこの出番作りと立ち位置の演出に失敗すると、「'''空気'''」と揶揄されたりする。
 
これに対し非戦闘系の場合、主人公と序盤のうちに接触し、思想的、あるいは政治的に主人公サイドに大きな影響を与えることが多い(例:[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ・ピースクラフト]])。SRWにおいては自軍の後方支援を担当したり、[[インターミッション]]会話で出番が多くなっている。なお、原作アニメではこの出番作りと立ち位置の演出に失敗すると、「'''空気'''」と揶揄されたりする。
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== 主なヒロイン ==
 
== 主なヒロイン ==
   
;[[弓さやか]]
 
;[[弓さやか]]
 
:ロボットアニメの元祖ヒロインといえる存在。美少女で気が強く、主人公とは気の置けない間柄となっている点などで、現在でもスタンダードな要素で形成されており、王道と言える。
 
:ロボットアニメの元祖ヒロインといえる存在。美少女で気が強く、主人公とは気の置けない間柄となっている点などで、現在でもスタンダードな要素で形成されており、王道と言える。
   
;[[早乙女ミチル]]
 
;[[早乙女ミチル]]
 
:飛行機系の支援メカに乗った最初のヒロイン。ただ、主人公である[[流竜馬|リョウ]]ではなく[[神隼人|ハヤト]]と恋仲になった。これは現在も王道ではない例と言える。
 
:飛行機系の支援メカに乗った最初のヒロイン。ただ、主人公である[[流竜馬|リョウ]]ではなく[[神隼人|ハヤト]]と恋仲になった。これは現在も王道ではない例と言える。
   
;[[南原ちずる]]
 
;[[南原ちずる]]
 
:主役ロボを構成するチームの一人。当時、アニメヒロインとして圧倒的な人気を誇っていた。[[シャワーシーン]]を披露した点でも評価は高い。
 
:主役ロボを構成するチームの一人。当時、アニメヒロインとして圧倒的な人気を誇っていた。[[シャワーシーン]]を披露した点でも評価は高い。
   
;[[フラウ・ボゥ]]
 
;[[フラウ・ボゥ]]
 
:[[リアルロボット]]系作品における最初のヒロインであるが、後半は[[セイラ・マス|セイラ]]やララァの方が目立ってしまった。どちらかと言うと「あくまで主人公の幼馴染」という立場であったと考えられる。最終的には[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]と結ばれた。
 
:[[リアルロボット]]系作品における最初のヒロインであるが、後半は[[セイラ・マス|セイラ]]やララァの方が目立ってしまった。どちらかと言うと「あくまで主人公の幼馴染」という立場であったと考えられる。最終的には[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]と結ばれた。
   
;[[ファ・ユイリィ]]
 
;[[ファ・ユイリィ]]
 
:幼馴染で主人公を心配する立場のヒロイン。スパロボではさやかと共に、補助系に優れた[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]からの伝統的なヒロイン。
 
:幼馴染で主人公を心配する立場のヒロイン。スパロボではさやかと共に、補助系に優れた[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]からの伝統的なヒロイン。
   
;[[フォウ・ムラサメ]]
 
;[[フォウ・ムラサメ]]
 
:主人公とは敵味方でありながら心を通わせ、最期は彼をかばって死亡するという、いわゆる「悲劇のヒロイン」。スパロボでは[[説得]]等で仲間にすることで生存させることが可能になっている場合が多い。
 
:主人公とは敵味方でありながら心を通わせ、最期は彼をかばって死亡するという、いわゆる「悲劇のヒロイン」。スパロボでは[[説得]]等で仲間にすることで生存させることが可能になっている場合が多い。
   
;[[リン・ミンメイ]]
 
;[[リン・ミンメイ]]
 
:当時一般人への知名度まで得ていた、歌うヒロインの元祖的存在。非戦闘系でありながら戦いにも大きく関わり、キーパーソンの役割も果たすストーリーヒロイン。ただし、主人公の[[一条輝]]と恋仲になったのは[[早瀬未沙]]であり、彼女はフラれている為、その点でも非常に珍しいタイプと言える。
 
:当時一般人への知名度まで得ていた、歌うヒロインの元祖的存在。非戦闘系でありながら戦いにも大きく関わり、キーパーソンの役割も果たすストーリーヒロイン。ただし、主人公の[[一条輝]]と恋仲になったのは[[早瀬未沙]]であり、彼女はフラれている為、その点でも非常に珍しいタイプと言える。
   
;[[綾波レイ]]
 
;[[綾波レイ]]
 
:新機軸のキーパーソンタイプのストーリーヒロインで、物語の世界観設定そのものに深く関与していた役割であった。キャラ付けも彼女のような寡黙なキャラは当時斬新で、後年、[[ホシノ・ルリ]]のような同系統のヒロインが続出した。
 
:新機軸のキーパーソンタイプのストーリーヒロインで、物語の世界観設定そのものに深く関与していた役割であった。キャラ付けも彼女のような寡黙なキャラは当時斬新で、後年、[[ホシノ・ルリ]]のような同系統のヒロインが続出した。
   
;[[タカヤノリコ]]
 
;[[タカヤノリコ]]
 
:元来の定義でのヒロイン(女性主人公)かつ、アニメ史上初のオタク趣味を持つヒロイン。しかも熱血成分まで保持している。
 
:元来の定義でのヒロイン(女性主人公)かつ、アニメ史上初のオタク趣味を持つヒロイン。しかも熱血成分まで保持している。
   
;[[神崎ひとみ]]
 
;[[神崎ひとみ]]
 
:同じく元来の定義でのヒロイン(女性主人公)だが、戦闘には関わらないなどロボット物の“主役的”な立ち位置ではない。作風と相まって彼女は直接戦闘はする事なく、物語を辿って行く。
 
:同じく元来の定義でのヒロイン(女性主人公)だが、戦闘には関わらないなどロボット物の“主役的”な立ち位置ではない。作風と相まって彼女は直接戦闘はする事なく、物語を辿って行く。
   
;[[天空侍斗牙]]
 
;[[天空侍斗牙]]
 
:そもそも男性であり、一般的には「ダブルヒーローの1人」となる。しかし原作の大張監督が熱血ヒーローと対になるという彼の立ち位置から「ヒロイン」と呼んだ。
 
:そもそも男性であり、一般的には「ダブルヒーローの1人」となる。しかし原作の大張監督が熱血ヒーローと対になるという彼の立ち位置から「ヒロイン」と呼んだ。
   
;[[マリナ・イスマイール]]
 
;[[マリナ・イスマイール]]
 
:主人公である[[刹那・F・セイエイ|刹那]]より一回り年上であり、恋愛関係にもならない。さらに出番そのものも少ないなどヒロインとしては少々異色であり、ガンダムの方がヒロインであると揶揄されるほど。似たような立場であるリリーナと比べても印象は薄い。とはいえ、要所要所で目立つため存在感は全くないわけでもない。
 
:主人公である[[刹那・F・セイエイ|刹那]]より一回り年上であり、恋愛関係にもならない。さらに出番そのものも少ないなどヒロインとしては少々異色であり、ガンダムの方がヒロインであると揶揄されるほど。似たような立場であるリリーナと比べても印象は薄い。とはいえ、要所要所で目立つため存在感は全くないわけでもない。
   
;[[泉野明]]
 
;[[泉野明]]
:元来の定義でのヒロイン(女性主人公)で活躍場面も多い。だが作品全体が群像劇でもあるため出番が少ない回がしばしばあり(そもそも「戦闘」がない話の割合が多め)、バックアップの[[篠原遊馬]]ともはっきりとした恋愛関係まで行かずに終わるなど「主人公」としても「ヒロイン」としても王道的場面が少なめである。またスパロボ未参戦の劇場版2では[[南雲しのぶ]]、漫画版終盤では[[熊耳武緒]]がストーリーに深く関わるヒロインになっている。
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:元来の定義でのヒロイン(女性主人公)で活躍場面も多い。だが作品全体が群像劇でもあるため出番が少ない回がしばしばあり(そもそも「戦闘」がない話の割合が多め)、バックアップの[[篠原遊馬]]ともはっきりとした恋愛関係まで行かずに終わるなど「主人公」としても「ヒロイン」としても王道的場面が少なめである。またスパロボ未参戦の劇場版2では[[南雲しのぶ]]、漫画版終盤では熊耳武緒がストーリーに深く関わるヒロインになっている。
 
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[[Category:小辞典]]
 
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