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| アニメ版の浩一に近いキャラクターであり、ファクターとなったのも浩一より後。アイドルグループ「スマッシュドール」の一員だが、学校でもグループ内でもイジメにあっていて、その心労から飛び降り自殺しようとした所を浩一と道明寺に説得されて思いとどまる。直後に突風でバランスを崩し、落下した所をラインバレルに助けられ、それ以来浩一に過剰なまでの依存心を抱いている。ペインキラーが彼女をファクターとしたのは、精神的に追い詰められている美海を「生命の危機にある」と意図的に曲解したためだと推測されている。 | | アニメ版の浩一に近いキャラクターであり、ファクターとなったのも浩一より後。アイドルグループ「スマッシュドール」の一員だが、学校でもグループ内でもイジメにあっていて、その心労から飛び降り自殺しようとした所を浩一と道明寺に説得されて思いとどまる。直後に突風でバランスを崩し、落下した所をラインバレルに助けられ、それ以来浩一に過剰なまでの依存心を抱いている。ペインキラーが彼女をファクターとしたのは、精神的に追い詰められている美海を「生命の危機にある」と意図的に曲解したためだと推測されている。 |
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− | JUDA所属後は浩一に対する依存心が病的な域に達しており、JUDAに対しての忠誠心も皆無と特務室のアキレス腱となりかねない存在である(早い話が'''ヤンデレ'''であり、アニメ版の彼女と比較して「'''汚いミウミウ'''」と揶揄する人も)。戦闘スタイルはアニメ版とは正反対で、苛烈にして残酷なものである。特に初戦闘時には自分の故郷の町が壊滅するほど暴れまわり、我に返った後も口元にうっすらと笑みを浮かべていた……。
| + | 性格こそ根は温和であるものの、前述のイジメが原因で情緒不安定となっており、JUDA所属後は浩一に対する依存心が病的な域に達しており、JUDAに対しての忠誠心も皆無と特務室のアキレス腱となりかねない存在である(早い話が'''ヤンデレ'''であり、アニメ版の彼女と比較して「'''汚いミウミウ'''」と揶揄する人も)。戦闘スタイルはアニメ版とは正反対で、苛烈にして残酷なものである。特に初戦闘時には自分の故郷の町が壊滅するほど暴れまわり、我に返った後も口元にうっすらと笑みを浮かべていた。 |
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| その後、ライブの最中に襲って来た加藤機関から人々を守るべくペインキラーを転送。そのため、現在では唯一、公に「マキナの操縦者」であることが知られている。<br/> | | その後、ライブの最中に襲って来た加藤機関から人々を守るべくペインキラーを転送。そのため、現在では唯一、公に「マキナの操縦者」であることが知られている。<br/> |
| [[ヒトマキナ]]の襲来後はそれが原因で社会的信用を失っており(いうなれば、テロリスト扱いされた上に所属事務所からもアイドル界からの引退を勧告される)、情緒不安定が加速。その中でもイズナとの対話で互いを理解し合い、若干歯止めがかかったかに見えたのも束の間、ラストライブで観客の悪意(しかも直前応援していた人まで掌を返している)を受けた際に殺意を抱いてしまい、それに感応したイズナと引きずられてヒトマキナ化した[[ディスィーブ]]の暴走を招いてしまう。 | | [[ヒトマキナ]]の襲来後はそれが原因で社会的信用を失っており(いうなれば、テロリスト扱いされた上に所属事務所からもアイドル界からの引退を勧告される)、情緒不安定が加速。その中でもイズナとの対話で互いを理解し合い、若干歯止めがかかったかに見えたのも束の間、ラストライブで観客の悪意(しかも直前応援していた人まで掌を返している)を受けた際に殺意を抱いてしまい、それに感応したイズナと引きずられてヒトマキナ化した[[ディスィーブ]]の暴走を招いてしまう。 |
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− | 事態を収拾すべくペインキラーを転送し、随伴機と合体した真の姿となってディスィーブを迎撃。最後にはイズナの頼みを受け、涙しながらディスィーブを破壊、そのまま行方を晦ませている。なお、この時起きた観客の虐殺は、ディスィーブが来なければ美海とペインキラーが行っていた事象であり、ディスィーブが現れたのはこの時、介入しなければイズナが殺されるというビジョンを彼を通じて見ていたからであった(20巻末の見開きはこのビジョン)。
| + | 事態を収拾すべくペインキラーを転送し、随伴機と合体した真の姿となってディスィーブを迎撃。最後にはイズナの頼みを受け、涙しながらディスィーブを破壊、そのまま行方を晦ませている。なお、この時起きた観客の虐殺は、ディスィーブが来なければ美海とペインキラーが行っていた事象であり、ディスィーブが現れたのはこの時、介入しなければイズナが殺されるというビジョンを彼を通じて見ていたからであった(20巻末の見開きはこのビジョン)。その後は沢渡と接触したようだが…。 |
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| その言動故に特務室の側からは厄介者扱いされがちで、意中の人である浩一にさえ信頼のおける仲間と見なされていない節がある(その根拠は16巻における天児と浩一との対話シーン。浩一の背後に映った「一緒に戦ってくれる仲間達」の中に美海だけいなかった)。<br/> | | その言動故に特務室の側からは厄介者扱いされがちで、意中の人である浩一にさえ信頼のおける仲間と見なされていない節がある(その根拠は16巻における天児と浩一との対話シーン。浩一の背後に映った「一緒に戦ってくれる仲間達」の中に美海だけいなかった)。<br/> |
− | 読者間からは「情緒不安定なキャラ」という認識がされている(実際間違いではない)。その場の空気に水を差すような言動(正論と言えなくもないが、あまりに空気を読めていない)も多く、周囲から浮いてしまうことも多い。また、戦いぶりに容赦がないのは、ペインキラーが美海を精神的ダメージから守るために、倫理観など攻撃に不要な感情を麻痺させているのが原因。
| + | 今まで敵対した加藤機関との共闘に対して難色を示すなど、その場の空気に水を差すような言動(正論と言えなくもないが、あまりに空気を読めていない)も多く、周囲から浮いてしまうことも多い。また、戦いぶりに容赦がないのは、ペインキラーが美海を精神的ダメージから守るために、倫理観など攻撃に不要な感情を麻痺させているのが原因。 |
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| ===アニメ版=== | | ===アニメ版=== |
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| ;「やっぱりおかしいよ。 こんなコト…」<br/>「みんな無理に明るく振る舞ったり、敵だった人と、普通に話したり…」<br/>イズナ「それは…皆さん前向きになろうと頑張っているんだと…」<br/>「私は…不自然なコトを前向きとは言えないよ…」 | | ;「やっぱりおかしいよ。 こんなコト…」<br/>「みんな無理に明るく振る舞ったり、敵だった人と、普通に話したり…」<br/>イズナ「それは…皆さん前向きになろうと頑張っているんだと…」<br/>「私は…不自然なコトを前向きとは言えないよ…」 |
| :ヒトマキナとの決戦の前に[[加藤機関]]が[[JUDA]]と共闘するという事実に美海は割り切れず、不満と苛立ちをあらわにした後その場を立ち去った。この後もかつて敵対していた味方に対してはあまり好意的な感情を向ける場面は無かった。 | | :ヒトマキナとの決戦の前に[[加藤機関]]が[[JUDA]]と共闘するという事実に美海は割り切れず、不満と苛立ちをあらわにした後その場を立ち去った。この後もかつて敵対していた味方に対してはあまり好意的な感情を向ける場面は無かった。 |
− | :UX第46話のIMでもその台詞があるが、この時点では[[加藤機関]]に加え、過去への妄執を振り切った[[シンジロウ・サコミズ|ホウジョウの王]]や[[呂布トールギス|呂布]]・[[貂蝉キュベレイ|貂蝉]]も加入している。 | + | :UX第46話のエンドデモでもその台詞があるが、この時点では[[加藤機関]]に加え、過去への妄執を振り切った[[シンジロウ・サコミズ|ホウジョウの王]]や[[呂布トールギス|呂布]]・[[貂蝉キュベレイ|貂蝉]]も加入している。 |
− | :そもそも、彼女の言う「敵だった人」と共に戦う展開は「鉄のラインバレル」のみならず、他のロボット作品やスパロボにも殆どあったりする。…とはいえ彼らと長期間敵対していたことは紛れもない事実である上、一概に彼女の考えが間違っているとも言えない(むしろ普通に考えれば至極当然のことを言っているに過ぎない)。 | + | :そもそも、彼女の言う「敵だった人」と共に戦う展開は「鉄のラインバレル」のみならず、他のロボット作品やスパロボにも殆どあったりする。…とはいえ彼らと長期間敵対していたことは紛れもない事実である上、一概に彼女の考えが間違っているとも言えない(むしろ普通に考えれば至極当然のことを言っているに過ぎない)。 |
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| ===アニメ版=== | | ===アニメ版=== |
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| ;「さんざんみんなを苦しめたんだもの。」<br/>「話し合えるようになったって、私達の敵でしょ…!」 | | ;「さんざんみんなを苦しめたんだもの。」<br/>「話し合えるようになったって、私達の敵でしょ…!」 |
| :変わってもこれ。しかもUXでは珍しい1つの特殊戦闘台詞で2つ分の台詞を喋りきる。様々な犠牲が出たこともまた事実である以上、それなりに正論ではあるのだが。良くも悪くも敵に容赦しないUXの美海を象徴する台詞である。 | | :変わってもこれ。しかもUXでは珍しい1つの特殊戦闘台詞で2つ分の台詞を喋りきる。様々な犠牲が出たこともまた事実である以上、それなりに正論ではあるのだが。良くも悪くも敵に容赦しないUXの美海を象徴する台詞である。 |
− | :まぁ「向かってくるんなら別に倒してもいいんだろ?」と嬉々として迎撃する[[海動剣|地獄]][[真上遼|コンビ]]よりはマシ(?)だが。 | + | :なお、「向かってくるんなら別に倒してもいいんだろ?」と'''嬉々として迎撃する'''[[海動剣|地獄]][[真上遼|コンビ]]がいるが、此方は対話に対してある程度の理解を示している。 |
| ===L=== | | ===L=== |
| ;(道明寺君がくれたナース服…。ちょっと恥ずかしいけど、気に入ってくれるかな?) | | ;(道明寺君がくれたナース服…。ちょっと恥ずかしいけど、気に入ってくれるかな?) |
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| ;「もし今ここにいなかったら、私はどうなってたんだろうって…」<br/>「早瀬クンや、みんながいてくれたから、私はこうやって今、歌っている…」<br/>「生きる勇気を、みんなからもらうコトができたから…」 | | ;「もし今ここにいなかったら、私はどうなってたんだろうって…」<br/>「早瀬クンや、みんながいてくれたから、私はこうやって今、歌っている…」<br/>「生きる勇気を、みんなからもらうコトができたから…」 |
| :UXのエンディングで、[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]や[[ホリー・バージニア・ジョーンズ|ホリー]]といった音楽仲間たちに囲まれて。空気を読まなかった発言の多かった彼女だが、最後には自分の居場所を見つけることができたようだ。 | | :UXのエンディングで、[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]や[[ホリー・バージニア・ジョーンズ|ホリー]]といった音楽仲間たちに囲まれて。空気を読まなかった発言の多かった彼女だが、最後には自分の居場所を見つけることができたようだ。 |
− | :UX発売時点で連載中の原作漫画最終章では、浩一のためだけに戦っていたことが原因で大変なことになっているので、彼女も[[スパロボ補正]]に救われた一人と言えるだろう。 | + | :UX発売時点で連載中の原作漫画最終章では、浩一のためだけに戦っていたことが原因で破滅してしまったので、彼女も[[スパロボ補正]]に救われた一人と言えるだろう。 |
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| ===CC=== | | ===CC=== |
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| ;「もちろん、私にくれるよね? ねェ、早瀬クン」 | | ;「もちろん、私にくれるよね? ねェ、早瀬クン」 |
| :[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]において、バレンタインデーに絵美と共に浩一に詰めよって。 | | :[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]において、バレンタインデーに絵美と共に浩一に詰めよって。 |
− | :(知らぬコトとはいえ)原作では恋人どころか仲間扱いさえされていない節があるというのに、どっからその自信がわいてくるんだか。 | + | :(知らぬコトとはいえ)原作では恋人どころか仲間扱いさえされていない節があることを考えると、何とも言えないのだが…。 |
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| ==搭乗機体== | | ==搭乗機体== |