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TVシリーズ作中では、キリコは訪れる場所で必ず戦いに巻き込まれて酷い目に会っているが、これはワイズマンの干渉によるところも大きい。しかし、キリコはどんな危険な状況になってもどうにかして最終回まで生き残った。それは本人が機転を利かした結果ということもあれば、ただ運が良かっただけという場合もある。しかし正直なところ、作中のキリコはあまりに危険な目に遭いすぎていたため、視聴者から見ると「主人公だからという理由だけで生き残るご都合主義」と感じられることもしばしばあった。
 
TVシリーズ作中では、キリコは訪れる場所で必ず戦いに巻き込まれて酷い目に会っているが、これはワイズマンの干渉によるところも大きい。しかし、キリコはどんな危険な状況になってもどうにかして最終回まで生き残った。それは本人が機転を利かした結果ということもあれば、ただ運が良かっただけという場合もある。しかし正直なところ、作中のキリコはあまりに危険な目に遭いすぎていたため、視聴者から見ると「主人公だからという理由だけで生き残るご都合主義」と感じられることもしばしばあった。
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しかし、後のOVA『[[装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ]]』にて、登場人物の[[ヨラン・ペールゼン]]が提唱すると言う形で「キリコは250億分の1の確率で誕生する、高い生存能力を持つ'''異能生存体'''であり、その力によって彼は不死身である」という後付設定が誕生した。この設定はそれ以降のOVAシリーズでも引き継がれ、現在ではキリコのキャラクター性の根幹を成すものとして扱われている。<br />
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しかし、後のOVA『[[装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ]]』にて、登場人物の[[ヨラン・ペールゼン]]が提唱すると言う形で「キリコは250億分の1の確率で誕生する、高い生存能力を持つ'''[[異能生存体]]'''であり、その力によって彼は不死身である」という後付設定が誕生した。この設定はそれ以降のOVAシリーズでも引き継がれ、現在ではキリコのキャラクター性の根幹を成すものとして扱われている。<br />
 
なお、作中においてペールゼンが言うところの「異能生存体」が、ワイズマンが言うところの「異能者」と同じ存在なのかははっきりしていない。だが、ワイズマンも異能者を探す際に「死なない人間」を求めている為、共通する素質ではあるようだ。
 
なお、作中においてペールゼンが言うところの「異能生存体」が、ワイズマンが言うところの「異能者」と同じ存在なのかははっきりしていない。だが、ワイズマンも異能者を探す際に「死なない人間」を求めている為、共通する素質ではあるようだ。
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設定によれば、キリコはどんな状況におかれても、「生き残る」ように世界の因果律が歪められるのだという(ありていにいえば、'''物語上、御都合主義的な展開が必ず発生する'''。)。半メタフィクショナルな観点を公式な設定として、'''主人公補正を明文化した'''初めての存在である。
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設定によれば、キリコはどんな状況におかれても、「生き残る」ように世界の[[因果律]]が歪められるのだという(ありていにいえば、'''物語上、御都合主義的な展開が必ず発生する'''。)。半メタフィクショナルな観点を公式な設定として、'''主人公補正を明文化した'''初めての存在である。
    
例えば『野望のルーツ』では、キリコに向けられて機関銃から弾丸が放たれようとしたとき、「偶然にも」銃器が暴発する、超至近距離から放たれた銃弾が「偶然」心臓をそれる、という現象が発生している。TVシリーズではキリコが訪れた惑星が破壊されたりすることもあったが、キリコはその隙をついて敵の追撃から脱出することに成功している。これもキリコの異能の力の働きによるものと解釈できる。<br />
 
例えば『野望のルーツ』では、キリコに向けられて機関銃から弾丸が放たれようとしたとき、「偶然にも」銃器が暴発する、超至近距離から放たれた銃弾が「偶然」心臓をそれる、という現象が発生している。TVシリーズではキリコが訪れた惑星が破壊されたりすることもあったが、キリコはその隙をついて敵の追撃から脱出することに成功している。これもキリコの異能の力の働きによるものと解釈できる。<br />

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