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、 2012年7月10日 (火) 14:44
== ボスボロット(Boss Borot) ==
*[[登場作品]]:[[マジンガーシリーズ]]
**[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]
**[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]
**[[UFOロボ グレンダイザー]]
**[[劇場版マジンガーシリーズ]]
**[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]
**[[マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍]]
**[[真マジンガー 衝撃! Z編]]
*全高:12m(マジンガーZ)、20m(グレートマジンガー)
*重量:95t
*装甲材質:スクラップ
*開発者:[[ボス]]と3博士([[もりもり博士|もりもり]]、[[のっそり博士|のっそり]]、[[せわし博士|せわし]])
=== 機体概要 ===
[[ボス]]が[[マジンガーZ]]に憧れて[[光子力研究所]]の3博士に協力させて作らせたロボット。車のハンドルで操縦する。原作では当初ボス'''ロボ'''ットと呼ばれていたが、[[兜甲児]]が「それじゃボス'''ボロ'''ットだな」と言ったのが定着して今の名前に。通称はボロット。
なおボロットを実際に建造したのは3博士だが、設計をしたのは[[ボス]]本人である。自在に表情を変えるというデザインの一点のみを鑑みれば、意外と天才なのかもしれない。普段はガソリン駆動だが[[光子力エネルギー]]でも稼働し、様々なオプションを搭載・使用できる、ポテンシャルだけは無限の底知れないロボット。
やたら感情豊かで、まるで人間のように動き、喜怒哀楽を表現する。頭はかなり頑丈で[[核ミサイル]]の直撃にも耐えるだろうが、機密性に問題があるので中の人間が死んでしまう……はずなのだが、死なないどころか、ピンピンしてそうな気もする。
また、どう接続されているのか不明だが、頭と身体は分離する。しかも身体が勝手に動いている。<br />登場当初は足を引っ張ることが多かったが、番組後半になるに連れて活躍場面が増えて行き、劇場版『[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ対暗黒大将軍]]』ではマジンガーZすら敵わなかった[[戦闘獣]][[ダンテ]]を(不意打ちに近いが)撃破するという大殊勲を上げるなど、さりげなく[[ダイアナンA]]よりも役立っていたりする。
『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』でも引き続き登場、その際には全高が20mに増量していた。<br />
『[[UFOロボ グレンダイザー]]』にも二回ほど登場、相変わらずの活躍(?)を見せた。<br />…なお、これにより'''[[マジンガーZ|主役]][[グレートマジンガー|ロボ]]を差し置いてマジンガー3部作全てに出演した唯一のロボット'''というとんでもない事を達成している。
放送当時からファンに愛されていたキャラクターであり、当時のテレビマガジンではスピンオフ漫画が1975~1977年まで連載されていて、その漫画も非常に人気があった。
これ以降、数々のロボットアニメでボスボロットの系譜たるロボットが登場する事となる。
=== [[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]版設定 ===
[[アフロダイA]]や[[ビューナスA(マジンカイザー)]]と共にマジンガー達のサポートにやってくる。足を引っ張るだけの印象が強い[[アフロダイA]]等に比べ、本機も足を引っ張るものの、[[ビューナスA(マジンカイザー)|ビューナスA]]が寄生され敵となった回等では孤軍奮闘し活躍する。<br />また、機密性はゼロに等しく、海水が口部から流れ込んで[[ボス]]が溺れる事もあった。その為、水中用装備があり海水ゴーグルを付けた様なタイプと[[スーパーボスボロット|背部に酸素ボンベを積み頭部を透明なヘルメットで覆うタイプ]]が劇中で見られる。頭部内は部屋の様に家具が置いてあり、戦闘中ボロットが転倒したりするとボスが家具の下敷きになる様子が見られる。
『[[死闘!暗黒大将軍]]』では太い眉毛に風呂敷マントをつけている。
=== [[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]版設定 ===
当初は[[光子力研究所]]の作業用ロボットであり、ボス達がアルバイトとしてこのロボットを動かしていた。
後に[[Dr.ヘル]]との最終決戦の際に改良され、いつものボロットの姿になる。
また、ボスボロットの名付け親は子分の[[ヌケ]]・[[ムチャ]]となった。
登場回数こそ少ないもののOVA版同様かなりの活躍をしている。
=== スパロボシリーズにおいて ===
『[[マジンガーZ]]』(もしくは『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』)が皆勤賞という事もあり、毎回のごとく参戦している。デフォルトパイロットは[[ボス]]で、大抵の作品ではマジンガー系パイロット間で[[乗り換え]]可能。なお、作品によっては『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』名義で参戦することもある。
原作でコメディーリリーフとして登場した事を反映して、作中のストーリーでも「あまり戦闘向きではないロボット」として扱われることが多い。その為、ユニット性能はかなり低め。しかし、シリーズが進むにつれて『クセはあるが使い方次第では使える』という方向へと改められている。
基本的に空を飛べず、[[移動力]]・[[運動性]]が全自軍ユニット中最低ランクで、武器の射程・命中補正辺りも低く設定されている場合が多い。初期のシリーズではHPや装甲値がそこそこ高めの場合もあったが、装甲材がスクラップの為か、現在ではほぼリアルロボット並みの低い数値に抑えられている。
また、ボスボロットを鹵獲したシュテドニアス軍がその性能の低さを補う為に[[補給装置]]をつけた、という設定が[[スーパーロボット大戦EX]]に存在し、『EX』の続編である[[第4次スーパーロボット大戦]]や[[スーパーロボット大戦F]]は勿論、世界観を共有しない以降のスパロボでも伝統的・慣習的に搭載されている。作品によっては[[修理装置]]も搭載されている。
ほぼ毎回修理費が10(作品によっては100)なので、撃墜されても殆ど懐が痛まない。修理費が10ですむ為[[自爆]]を一番使用されるユニットでもある。また、近年は戦闘グラフィックに非常に力が入れられており、極めてコミカルでテンポの良い演出は必見であり、スタッフに愛されていることが伺える。
== 登場作品と操縦者 ==
=== 旧作版設定 ===
==== 旧シリーズ ====
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
:FC版は途中で抜ける。PS版は最後までいるが[[宇宙]]で使えないため、結局出番が少ない。パイロットの[[ボス]]は素直に出撃停止かと思いきや念願の[[マジンガーZ]]に乗っている可能性がある。
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
:ストーリー的には無いはずの「[[補給装置]]」をひっさげて登場。
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:[[宇宙]]に上がれないので途中で抜ける。
;[[スーパーロボット大戦EX]]
:[[ラ・ギアス]]の人に[[補給装置]]をつけてもらう。以後のシリーズでも補給ユニットとして固定される。宇宙マップが存在しないので最後まで出撃可能。
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
:改造すれば攻撃力は強いが…。[[補給装置]]は健在。今作から精神コマンド[[自爆]]が登場したため、[[資金|修理費]]の安いボスボロットを[[自爆]]させるという運用も可能。以降の[[自爆]]が登場するシリーズにおいても同様の使い方ができる。[[宇宙]]および[[月]]や[[火星]]に出撃できないので後半はほとんど出撃自体ができなくなる。
;[[スーパーロボット大戦F]]
:スーパー系第1話から[[ボス]]の[[DVE]]と共に登場。[[補給]]で[[経験値]]が入る為、マジンガー系パイロットのレベル上げ用に使えるようになった。[[宇宙]]戦用にブースターを装備(気密性は宇宙服でカバー)され、以後の作品ではこの事は暗黙の了解となった。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:Fと同じ用途で使われる。[[ザク]]や[[ボール]]と並んで[[強化パーツ]]を多くつけられる機体なので、ブースター系パーツをつけまくれば移動力に優れた補給屋として運用できる。F同様にマジンガー系パイロットのレベル上げ役として貢献する。甲児や鉄也が[[2回行動]]できるようになるのは本機のおかげである。
==== COMPACTシリーズ ====
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
:[[補給装置]]によるレベル上げが可能で、このおかげでマジンガー系パイロットが[[2回行動]]可能であった。ただし、今回は[[ガルバーFXII]]や[[ブルーガー]]等[[飛行]]可能で[[移動力]]の高い[[補給]]ユニットが多いので補給要員としてはあまり出番がない。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]
:紙[[装甲]]な為[[援護防御]]に入ってしまうと、そのまま集中砲火を浴び落ちる事も良くあるので注意。地形適応が宇宙Cなのでまず使われないが、S-DXボロットパンチはフル改造し、[[V-UPユニット]]×4個装備すると攻撃力7800になる。弾数も[[EN]]も無制限な為、ある意味脅威的である。どうしても使いたいならフル改造ボーナスで宇宙Aにしよう。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]
:貴重な[[補給装置]]付きと言う事で[[葉月考太郎|葉月長官]]からその存在を正当に評価されており、1部序盤に宇宙に打ち上げられる。第2部では[[補給装置]]を持った機体が必要という事で地上から打ち上げられたのだが、いつものごとく宇宙C。宇宙ステージが大半の2部では酷過ぎる仕様である。[[スーパーボスボロット]]にしてくれればと思った人も少ないないはず。ボスが[[奇跡]]を覚えるパターンならSDXボロットパンチを撃ちまくれるが、そこまでする?
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:基本能力はいつもの如く酷いが、[[改造]]すればする程強くなる機体。[[V-UPユニット]]を併用すれば本作最高の攻撃力を持つユニットになる。フル改造ボーナスで宇宙Sにすれば宇宙でも問題なく使える。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
:ちょっと可愛そうだが、修理費が安いので[[オメガミサイル]]の処理をさせられたりする。[[補給装置]]のおかげでマジンガー系パイロットのレベル上げに有用。特に甲児は意図的にレベルを上げてやらないと[[熱血]]を習得できない。
==== αシリーズ ====
;[[スーパーロボット大戦α]]
:スーパー系第2話から[[ボス]]の[[DVE]]と共に登場。宇宙に出る際は宇宙服を着れば大丈夫ということで[[スーパーボスボロット]]には改造されなかった。
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
:スペシャルDXボロットパンチが『α外伝』に近い仕様になり本気で鍛えればかなり強力なユニットになる。攻撃回避時のお尻ペンペンは一見の価値あり。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
:[[ジロン・アモス]]が[[ウォーカーマシン]]と間違えて、[[ザブングル]]の代わりにかっぱらおうとするイベントがある。この作品から武器[[改造]]による攻撃力の上昇値が高くなり、[[改造]]次第では強力な戦力として運用することが可能になった。必殺技の「スペシャルDXボロットパンチ」はP属性、射程1-4、弾数無制限、更に50%という恐ろしい [[クリティカル]]率を誇る。
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:[[小隊]]システムにより、[[補給装置]]の利用価値がより上昇。[[全体攻撃]]としては最高の攻撃力を誇る武装、ボロットダイナミックスペシャルが追加された。とはいえ後半はボスが[[マジンガーZ]]、下手すれば[[マジンカイザー]]に搭乗することも。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:流石に[[ボス]]達がスクランダーがついた[[マジンカイザー]]に乗ることはないが、空陸の[[マジンガーZ]]に取って代わられやすい。なお、本作では前作で実装されなかった小隊攻撃武器としてボロットプレッシャーパンチが追加されている。
==== Zシリーズ ====
;[[スーパーロボット大戦Z]]
:今回は[[グレートマジンガー]]からの出典となっている。第3次α以来の[[小隊]]システム採用作品に参戦。1小隊が3機に減り、全体的にEN消費が激しくなっているため、[[補給装置]]持ちのライバルが多くても需要は高い。攻撃力はそれなりに伸びるが小隊員としての運用が無難。アニメーションがこれまでのシリーズを上回るこだわりぶりで、対地対空で全く別物の攻撃に変化し、まず見ることのできないバリアによる無効化演出も面白おかしい動きを見せてくれる。
==== 携帯機シリーズ ====
;[[スーパーロボット大戦A]]
:今回はボロットプレッシャーパンチが隠し武装になっている。ただ、性能的には無理をしてまで入手するほどのものではない。
;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]
:[[地形適応]]が陸Sなのが強み。他の地形適応の劣悪さはGBA版と違い[[強化パーツ]]により簡単に解消できる。必殺のスペシャルDXボロットパンチの威力はスーパー系主人公格の必殺技に劣らない威力だが、今回は[[EN]]を消費するようになってしまった。武器の[[命中]]率の低さは相変わらずで、本作ではリアル系エースの攻撃ですら当たらない程敵が避けるので本機で[[必中]]なしではまず当たらない。カスタムボーナスを付けたとしても当たらない。また修理費の概念が撤廃されたことで利点が一つ減ってしまった。
;[[スーパーロボット大戦R]]
:コクピットの広さゆえに、コン・バトラーチームの説得のために使われた。その際[[キッド・サルサミル|キッド]]に「一番白旗が似合う」と言われた。ボロットプレッシャーパンチが追加武装扱いだが、Aと違い特に条件は必要ない。
;[[スーパーロボット大戦D]]
:[[ロボットJr.]]が参戦した為、[[合体攻撃]]が追加された。そのせいで頭がいつも飛ばされているが壊れない辺り相当頑丈。ボロットプレッシャーパンチは最初から装備されている。
;[[スーパーロボット大戦K]]
:アニメ版(ただし公式表記はコミック版)。JやWの修理装置や強力な武器が軒並み撤廃され、ボロットらしい能力値に落ち着いた。ただしパートナーにすることで弾除けという使い道ができ、武器も全て[[気力]]低下効果が付いているので援護役として便利。今回ボスが[[ストライクフリーダムガンダム]]を受け取る前の[[キラ・ヤマト|キラ]]を乗せようとした。「キラが乗れば少しは強くなるかも」といっていたが、周囲の人間にはあっさり否定される。……強くなりそうなものだが。
==== 単独作品 ====
;[[新スーパーロボット大戦]]
:ボスボロット自体は登場しないが、[[宇宙]]用に改造された'''[[スーパーボスボロット]]'''が登場。片手に[[マップ兵器]]のスーパーDXミサイルを携えている。[[補給装置]]も健在。
;[[スーパーロボット大戦64]]
:[[改造]]段階が15段まで可能。
;[[スーパーロボット大戦MX]]
:SSサイズで飛行可能、[[修理装置]]&[[補給装置]]持ちという超強力なライバル[[TFO]]が登場。ボロットは武器性能がぱっとしない上、他の機体に[[ボス]]を乗せても[[ヌケ]]と[[ムチャ]]は付いてくる。ただでさえ修理&補給ユニットが充実している本作では出る幕がない。しかし[[量産型グレートマジンガー]]及び[[ブラック・グレート]]を手に入れるには、[[ボス]]をボロットに乗せて量産型グレートを破壊する必要がある。武器の威力が異常に高いのは健在のため使えないことも無いのだが…。だが精神コマンドが相変わらず大化けするので、成長させればゼオライマーかそれ以上の重要ユニットになる。<br />原作再現で[[ギルギルガン]]への囮役を担うが、その抜擢理由を[[葛城ミサト]]は「馬力や動きの柔軟性、脱出が容易など総合的な観点から最適と判断した」と語る…。
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
:今回は[[グレートマジンガー]]名義での参戦。補給ユニットが少ないので必要性が高い。戦闘力は低めだが、[[精神コマンド]]が使いやすいので便利。なお機械化帝国との戦いで宇宙に赴く際、3人分の宇宙服を用意しただけでボロット宇宙仕様カスタムと称するが、本作には地形適応のステータスが存在しないので、ゲーム上はこれだけで問題なく戦えている。
=== マジンカイザー版設定 ===
==== 携帯機シリーズ ====
;[[スーパーロボット大戦J]]
:OVA版。'''シリーズ最強のボスボロット'''と評される。[[補給装置]]に加え[[修理装置]]も追加され、ボロットパンチ改めボロット正義の鉄拳の[[射程]]も伸び、無消費のボロットチェーンアタック、必殺技のボロットローリングクラッシュを得た上にボロットホームラン([[ボス]]専用)が単体の長[[射程]]攻撃になった。しかもボロットなのに[[宇宙]]A。サポート役としては超優秀で、武器を改造すれば攻撃役としても終盤まで主力となる(しかも改造費は非常に安い)。パイロットはもちろん3人。移動面はリフターモジュールで一気に解決。高火力の[[自爆]]がボス用の武器で、修理費が10なので最後の手段として有効。加えてヌケ・ムチャの[[精神コマンド]]がレベル80で全部習得ではなく、他のパイロットと同じように覚えていくのも大きい。正直、これで修理費10は反則な気もする。<br />…にも関わらず、[[ホシノ・ルリ|ルリ]]からは「頭数に入れないでおけば役に立った時嬉しいと思う」などという暴言を吐かれた。まぁJのナデシコはボスボロット以上に恐ろしい強さなので、納得できなくも無い。
;[[スーパーロボット大戦W]]
:OVA版。Jの能力がほぼそのまま引き継がれており、前作と同じ運用ができる。また、ボロット正義の鉄拳の他、ボロットローリングクラッシュもマルチ[[コンボ]]武器になった。ちなみにJに続き地味に強くなったボロットは漫画などのネタにされている。
;[[スーパーロボット大戦L]]
:Wの頃と比べると修理装置とボロットホームランの消滅、数少ない対空攻撃であるチェーンアタックが残弾制(しかもたった4発)になりといった弱体化がされている。機体能力も最低ランクの運動性にバルキリー並みのHP・装甲とかなり低い。また、[[強化パーツ]]が存在しないLの仕様のため、これまでのように容易に弱点をフォローできなくなっている点も痛い。しかし、すべての武器に気力低下効果が付加された上、ボロットのユニットボーナスに特殊効果無効が付いているためスーパー系のお供にうってつけ。また、[[ビルドエンジェル]]など、同様に気力低下効果のある武器を持つ機体とPUを組むと、武器次第では普通に戦うだけで一度に40近く気力を下げることが出来るため、対[[使徒]]戦などで重宝する(本作のATフィールドは気力が一定値以上でないと発動出来ないため)。
==== 単独作品 ====
;[[スーパーロボット大戦GC]]
:初のOVA版。今回は[[ムチャ]]と[[ヌケ]]が、[[ボス]]ではなくボロット専属のサブパイロットとなっており、乗せ換えで掛け合いを楽しむこともできる。本作の時点では、後のJやWほどの性能はないが、一応武器をフル改造すると他のスーパー系主役機よりわずかに攻撃力が高くなる。
;[[スーパーロボット大戦XO]]
:OVA版。
=== 真マジンガー設定 ===
==== Zシリーズ ====
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
:初の真マジンガー版。破界篇では原作シナリオ進行の関係上、'''初の不参加となっている。'''初登場時はスポット参戦で後に正式に加入。最初から4段階改造済みの上にボロットにあるまじき装甲の硬さとパワーの高さを誇る。しかしそこはボロット。地上以外の地形適応が悪すぎて空などでは威力は激減してしまう事に。アダプター系をつけてあげるとかなり便利である。なお修理費は設定がゴミの再利用ではないので"1000"も消費する(それでも自軍ユニットの中では[[AT]]より安く、[[ヨーコ・リットナー|ヨマコ]]に次ぐ)。
== 装備・機能 ==
どの作品でも機体の基本性能はほぼ全てが最低クラスで、普通は他ユニットの[[補給]]役に専念させることになる。[[陸]]専用なので[[空]]を飛べず、[[海]]や[[宇宙]]の地形適応も大抵悪い。だが[[改造]]段階や効率で恵まれていることが多く、[[強化パーツ]]スロットも大抵限界の4まで装備できるので、カスタマイズの幅はかなり広い。現行作品では[[資金]]と手間暇さえかければ、十分副戦力として使っていけるようになっている。
=== 武装・[[必殺武器]] ===
旧作版とOVA版で武装に違いがあり、スパロボではシリーズによって採用される武器が頻繁に変わる。性能は全体的に低いが、最強技に設定されている武器の攻撃力だけは高めの場合が殆ど。
シリーズが進むにつれ、戦闘アニメが毎回非常に凝った作りとなるようになり、動作を見ているだけでも楽しめるようになった。特にZでは地上と空中で各攻撃の戦闘アニメが大きく異なる他、攻撃を外した際にも専用アニメが用意されている。作品によっては、武器名と戦闘アニメの内容が全く噛み合っていない場合もある。[[乗り換え]]で他キャラを乗せた時の専用戦闘メッセージも多い。
==== 旧作版 ====
;ボロットパンチ
:ボロットの拳で殴りつける攻撃。ただしZのように、うっかりして体当たりになったり、風船で空を飛んだものの落下して敵機にぶつかってしまう場合も。<br />Kではアタック[[コンボ]]武器で[[気力]]ダウン効果がある他、攻撃時にOVA版の武器名である『ボロット正義の鉄拳』と言う言葉が出る場合がある。<br />NEOではヒット&アウェイ特性付き。
;スペシャルボロットパンチ
:ボロットパンチの強化版だが、性能的には大差ない場合も多い。
;スペシャルDXボロットパンチ(スペシャルデラックスゴールデンデリシャスボロットパンチ)
:過去多くのシリーズでボロットの最強技だったが、現在はボロットダイナミックスペシャルなど他の技に取って代わられ不採用のことが多い。大抵命中率が低い。無駄に正式名が長く、(正式名称はスペシャルデラックスゴールデンデリシャスハイパワー!マグナムボロットパンチ)[[兜甲児]]などに使わせると途中で舌を噛む。<br />Dでは[[コンボ]]武器。
;スーパーDXボロットパンチ
:MXで採用。石につまずき(空中や宇宙でも何故か配置されている)すっ転びながら(なぜか宇宙でも転ぶ)も殴りつけた後、画面が2分割され、爆弾を投げつけて導火線へ着火する。だが爆弾に火が回っても爆発せず、不審に思ったボロットが分割画面を跨いで様子を覗き込むと、期待通り見事大爆発し巻き込まれる。演出なのでボロットがダメージを受けることはない。
;スーパーDXミサイル
:新のスーパーボスボロットに搭載されていた[[マップ兵器]]。
;ボロットプレッシャーパンチ
:[[グレートマジンガー]]のドリルプレッシャーパンチのように拳を撃ち出すが、パンチのバックファイヤーでボロットの腕や本体が黒焦げになってしまう。一部作品では隠し武装、或いは追加武装になっている。なお、原作では威力は無に等しかったがスパロボではボロットを使う際に唯一の有射程武器として重宝する。<br />NEOでは押し出し特性付き。他の武装の使い勝手の問題から、攻撃時は専らこの技を使うこととなる。
;ボロットスペシャル
:Zで登場。トライチャージ専用武器で[[全体攻撃]]…なのだが、ボロット本人はただ扇子を手に応援しているだけで、攻撃はパイロットが直接かんしゃく玉を投げている。これでもトライチャージ武器としての威力は割と高い方で、何故か運動性を下げる追加効果もある。
;ボロットダイナミックスペシャル
:旧作版ボロット単独での最強技。第2次α・第3次α・Z・Kなどで実装されている。作品によってはボス専用。攻撃内容は作品によって異なり、αシリーズではとにかく物を投げまくる。途中にボロットプレッシャーパンチが混じっているのに最後の小石のダメージが妙に強い。Zではミサイルに乗って突撃しボロットごと吹っ飛ばされたり、マジシャン風衣装でビームを放つ。Kでは[[マジンガーZ]]が[[合体攻撃]]を使えなかった[[代役]]として、露骨に[[ファイナルダイナミックスペシャル]]を意識した[[ボス]]・[[ヌケ]]・[[ムチャ]]の3分割カットインや、敵をアッパーするボロットのカットインまで入る(この時のボロットはおそらく[[真・ゲッター3]]のパロディと思われる)。更にトドメ演出で、仁王立ちしたボロットが爆発に巻き込まれて頭以外全壊というとんでもない事になる([[自爆]]系武器ではないので、ダメージはなし)。第2次αと第3次αでは[[全体攻撃]]で、Kではバリア貫通&[[気力]]ダウンLv3効果。[[NEO]]では[[突破攻撃]]で、ボロボロな[[ジェットスクランダー]]を背中に取り付けて突進する。CGがすばらしい出来であるが、気力制限の高さと[[突破攻撃]]の使い勝手の問題から、意識して狙わないと見れないのが難点。
===== [[合体攻撃]] =====
;ボロットホームラン([[合体攻撃]])
:Dで登場。[[ロボットJr.]]との合体攻撃。ボロット側は必ずボスが乗る必要があるが、Jrは[[兜シロー]]以外でも可。目に炎を灯した[[ロボットJr.]]がボロットの差し出したボールをバットで打とうとするが、間違ってボロットの頭をかっ飛ばす。愛しの[[弓さやか|さやかさん]]だろうと、[[戦闘のプロ]]のはずの[[剣鉄也]]だろうと間違って打ってしまう。ボロットにとっては貴重な遠距離攻撃で、なんと味方の武器で一番射程が高い。
===== [[特殊能力]] =====
;[[補給装置]]
:味方のENと弾数を全回復。シュテドニアスに改造されて付けてもらったボロットの生命線。その後のシリーズでも必ず理由もなく付いている。(おそらくお腹に蓄えているのだろう)
==== [[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]版 ====
;ボロット正義の鉄拳
:OVA版におけるボロットパンチ。OVA版でも、殴った反動で腕が砕けてしまったりとコミカルな動作を見せる。JやWでは(マルチ)[[コンボ]]武器。
;ボロットチェーンアタック
:敵にチェーンを巻き付けて振り回し、投げ飛ばす。『死闘!暗黒大将軍』で[[ゴーゴン大公]]に仕掛けた攻撃の再現。
;ボロット必殺ヒップアタック
:敵の頭上めがけて飛び上がり、ヒップアタックをぶちかます。J(と流用するWとL)では当たった後、尻が火をつけてしまうという演出がある。
;ボロットローリングクラッシュ
:ボロットの両腕と両足を広げて身体を高速回転させ、敵に向かって滑りながら突撃。攻撃後は目が回ってしまった所に、落下してきた敵機がぶつかって吹っ飛ばされる。[[自爆]]を除けば、OVA版ボロット最強の必殺技。Wではマルチ[[コンボ]]武器となった。
;ボロットホームラン(単独使用)
:JやWではボス専用武器として、単体で使用。演出でロボットJrが登場する。<br />Wではトスバッティングではなく、バットを構えているロボットJrに向かってボールを投球する(やはり間違って頭がすっ飛んでいくが)。OVA版でも、ボロットにとって貴重な遠距離攻撃なのは変わらない。単独使用なので、反撃にも安定して使用できる。ただ、ボロットはENが少ないので連発し辛い(援護防御役としてバリアを付けている時はなおさら)
;[[自爆]](武装)
:JやWではボス専用武器として登場。敵に取り付き、取り出したリモコンの自爆スイッチを押して道連れにする。もちろん使用すれば撃墜扱い。[[必中]]と[[直撃]]の効果を併せ持つ。
==== 真マジンガー版 ====
;格闘
:
;パワーアーム
:腕を伸ばして攻撃する。
;[[くろがね屋|くろがね五人衆]]
:くろがね五人衆を召喚し、代わりに戦ってもらう。ボロットは五人衆を紹介するだけ。生身で戦うので空や海の地形適応は低い…はずだが何故か宇宙はAである。これなら「変な奴」呼ばわりした鉄仮面の気持ちも理解できよう。まさに超人である。
===== [[特殊能力]] =====
;[[補給装置]]
:OVA版・真マジンガー版でも所持。
;[[修理装置]]
:JやWで実装。これにより、修理と補給をボロット一機で賄えるようになった。
=== 移動タイプ ===
;[[陸]]
:
=== [[サイズ]] ===
;M
:
;3(NEO)
:
=== カスタムボーナス ===
;第2次G
:超合金Z……装甲+100。
;A PORTABLE
:全武器の命中+30%。
== 機体[[BGM]] ==
;「マジンガーZ」
:
;「空飛ぶマジンガーZ」
:
;「Zのテーマ」
:
;「ぼくらのマジンガーZ」
:
;「おれはグレートマジンガー」
:『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』名義の参戦時のみ。
;「勇者はマジンガー」
:『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』名義の参戦時のみ。
;「FIRE WARS」
:OVA版のみ。
;「感じてknight」
:真マジンガー版のみ。
== 対決・名場面など ==
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。 -->
== 関連機体 ==
== 商品情報 ==
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<!-- == 話題まとめ == -->
<!-- == 資料リンク == -->