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| :第14話「悪夢」にて。 | | :第14話「悪夢」にて。 |
| :レイの激励を受けながら出撃しようとするシンに声を掛けようとしたアスランだが、シンはまるで眼中に無いとでも言わんばかりに通り過ぎる。その横顔を見たアスランは絶句してしまう。シンは、ナチュラルへの憎悪に囚われ悲惨な末路を迎えた父・パトリックのような顔をしていたのだから……。 | | :レイの激励を受けながら出撃しようとするシンに声を掛けようとしたアスランだが、シンはまるで眼中に無いとでも言わんばかりに通り過ぎる。その横顔を見たアスランは絶句してしまう。シンは、ナチュラルへの憎悪に囚われ悲惨な末路を迎えた父・パトリックのような顔をしていたのだから……。 |
− | ;「仇だと…!?アイツを討てたのがそんなに嬉しいか!?お前は一体何をしに出撃したんだ!?言ってみろ!!」<br />シン「な…何をって…命令で敵を討ちに行ったんですよ 強敵を倒して喜んじゃいけないんですか!?」<br />「そういう事じゃない!!」<br />シン「だってあれは敵だ!!」<br />「違う!!」<br />シン「みんなアイツにやられたじゃないか!!」<br />「シン!!」<br />シン「何なんですか…じゃあ俺が討たれりゃよかったとでも言うんですか!? アンタは!」<br />「そんなわけないだろう!!」 | + | ;「仇だと…!? アイツを討てたのがそんなに嬉しいか!? お前は一体何をしに出撃したんだ!? 言ってみろ!!」<br />シン「な…何をって…命令で敵を討ちに行ったんですよ 強敵を倒して喜んじゃいけないんですか!?」<br />「そういう事じゃない!!」<br />シン「だってあれは敵だ!!」<br />「違う!!」<br />シン「みんなアイツにやられたじゃないか!!」<br />「シン!!」<br />シン「何なんですか…じゃあ俺が討たれりゃよかったとでも言うんですか!? アンタは!」<br />「そんなわけないだろう!!」 |
| :同話におけるエンジェルダウン作戦終結後において。 | | :同話におけるエンジェルダウン作戦終結後において。 |
− | :売り言葉と買い言葉を繰り返して、最終的にシンを殴ってしまう結末は変わらないが、キラとアークエンジェルを終始擁護してシンを非難していたアニメ版よりマシになっている<ref>根底にあるのは親友であるキラへの私情だが、自身と似た境遇であるシンを案じての言葉でもあるため。</ref>。 | + | :売り言葉と買い言葉を繰り返して、最終的にシンを殴ってしまう結末は変わらないが、キラとアークエンジェルを終始擁護してシンを非難していたアニメ版よりマシになっている<ref>根底にあるのは親友であるキラへの私情だが、自身と似た境遇を持つシンを案じての言葉でもあるため。</ref>。 |
− | :だがシンの冷静度も上がっており、アニメより正論を突いている。 | + | :だがシンの冷静さも上がっており、アニメより正論を突いている。 |
− | ;「シン!!よく考えろ!!お前は一体何のために“力”を手に入れたんだ!?」 | + | ;「シン!! よく考えろ!! お前は一体何のために“力”を手に入れたんだ!?」 |
| :同上。 | | :同上。 |
− | :ステラの戦死が原因で復讐者に戻ってしまったシンに対して、何のために力を手に入れたのかを問うために叫ぶアスランだが、彼の悲痛な叫びは無情にもシンには届かなかった……。 | + | :ステラの戦死が原因で復讐者に変わり果ててしまったシンに対して、何のために力を手に入れたのかを問うために叫ぶアスランだが、彼の悲痛な叫びは無情にもシンには届かなかった……。 |
| ;「…殴ってすまなかったな」<br />「お前は命令に従っただけだ…[[キラ・ヤマト|アイツ]]を仇だと思うのも…仕方がない だが…忘れないで欲しかった そうやって…敵だ仇だと撃った相手でも 誰かにとって大切な人間かもしれないということを… 撃つという事はそういう事だ」<br />「それから──軍の正義が通用するのは軍の中だけだ 奪われた悲しみの前では 自分のやったことは全て自分自身にのしかかってくる それが銃の重みだ お前は強い だから…忘れるなよ」 | | ;「…殴ってすまなかったな」<br />「お前は命令に従っただけだ…[[キラ・ヤマト|アイツ]]を仇だと思うのも…仕方がない だが…忘れないで欲しかった そうやって…敵だ仇だと撃った相手でも 誰かにとって大切な人間かもしれないということを… 撃つという事はそういう事だ」<br />「それから──軍の正義が通用するのは軍の中だけだ 奪われた悲しみの前では 自分のやったことは全て自分自身にのしかかってくる それが銃の重みだ お前は強い だから…忘れるなよ」 |
| :第15話「脱走」にて、ジブラルタル基地でシンと共に出頭命令を受けた際に。 | | :第15話「脱走」にて、ジブラルタル基地でシンと共に出頭命令を受けた際に。 |
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| ;(この三人は…家族…だったんだろうか?) | | ;(この三人は…家族…だったんだろうか?) |
| :同話にて、タリアに促されて、キラと共にメサイアの司令室を去ろうとした時、一度振り返り、タリア・議長・レイを見た際の独白。 | | :同話にて、タリアに促されて、キラと共にメサイアの司令室を去ろうとした時、一度振り返り、タリア・議長・レイを見た際の独白。 |
− | :寄り添い合う3人の姿に、アスランは両親との幸せだった頃の思い出が重なって見えた……。 | + | :寄り添い合う3人の姿が、アスランは両親との幸せだった頃の思い出と重なって見えた。 |
| ;(何が正しい選択だったのか。答えは…見つからないままだった)<br />(ただ確かなことは、ひとつの戦いが終わり…俺たちは生きているということと、これからも見えない明日が続いていくということだけだ)<br />(失ったものと奪ったもの。その選択と結果を、俺たちは背負って生きていく)<br />(前を向いても…過去は消えないのだから)<br />(傷が癒えたらまた歩き出そう。振り返りながらでもいい。それぞれの明日へ…) | | ;(何が正しい選択だったのか。答えは…見つからないままだった)<br />(ただ確かなことは、ひとつの戦いが終わり…俺たちは生きているということと、これからも見えない明日が続いていくということだけだ)<br />(失ったものと奪ったもの。その選択と結果を、俺たちは背負って生きていく)<br />(前を向いても…過去は消えないのだから)<br />(傷が癒えたらまた歩き出そう。振り返りながらでもいい。それぞれの明日へ…) |
| :同話のラストシーンにおけるアスランのモノローグ。 | | :同話のラストシーンにおけるアスランのモノローグ。 |