231行目: |
231行目: |
| === 本編 === | | === 本編 === |
| ;「[[ソロモンの悪夢]]さん、[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]かっぱらってやっとお戻りか…通信を!」<br />「前方のムサイ、コロニーの残骸と誤認した。だが、ちょっと間に合わないようだねえ」 | | ;「[[ソロモンの悪夢]]さん、[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]かっぱらってやっとお戻りか…通信を!」<br />「前方のムサイ、コロニーの残骸と誤認した。だが、ちょっと間に合わないようだねえ」 |
− | :第5話より。シーマの初登場シーンは、宇宙から上がってきたガトーが乗る[[ムサイ級]]ペール・ギュントに対して巨大なリリー・マルレーンでわざと突っ込むというもの。その後、慌てて回避する[[アナベル・ガトー|ガトー]]達を部下と一緒に嘲笑する。 | + | :第5話より。 |
− | :シーマを筆頭とするシーマ艦隊が、大義に殉じるガトー達とは正反対のならず者ばかりである事がうかがえる登場ぶりである。 | + | :シーマの初登場シーンは、宇宙から上がってきたガトーが乗る[[ムサイ級]]ペール・ギュントに対して巨大なリリー・マルレーンでわざと突っ込むというもの。 |
| + | :その後、慌てて回避する[[アナベル・ガトー|ガトー]]達を部下と一緒に嘲笑する。 |
| + | :シーマを筆頭とするシーマ艦隊が、大義に殉じるガトー達とは正反対のならず者ばかりであることがうかがえる登場ぶりである。 |
| ;「哨戒中に見かけたものでねぇ。新参者の挨拶代わり、とでも受け取ってもらおうか」 | | ;「哨戒中に見かけたものでねぇ。新参者の挨拶代わり、とでも受け取ってもらおうか」 |
− | :ガトーと共に[[エギーユ・デラーズ|デラーズ]]と謁見した際に。「先ほどの体当りはわざとやりました」と言ってのける。 | + | :ガトーと共に[[エギーユ・デラーズ|デラーズ]]と謁見した際に。 |
| + | :「先ほどの体当りはわざとやりました」と言ってのける。 |
| ;「少佐。これからは楽させてあげるよ。せいぜい、ガンダムでもしっかり磨いておくんだねぇ」 | | ;「少佐。これからは楽させてあげるよ。せいぜい、ガンダムでもしっかり磨いておくんだねぇ」 |
− | :待機を命じられて[[地球連邦軍|連邦軍]]艦隊の迎撃に参加できないガトーに対して。自信と共に相手への侮辱も篭ったセリフ。その自信に違わず、相手を出し抜き、[[ガンダム試作1号機]]を大破させる。 | + | :待機を命じられて[[地球連邦軍|連邦軍]]艦隊の迎撃に参加できないガトーに対して。 |
| + | :自信と共に相手への侮辱も篭ったセリフ。その自信に違わず、相手を出し抜き、[[ガンダム試作1号機]]を大破させる。 |
| ;「よりどりみどり」 | | ;「よりどりみどり」 |
| :シーマ・ガラハウを代表する名台詞。 | | :シーマ・ガラハウを代表する名台詞。 |
− | :その後、シーマは[[サラミス改級 (0083)|サラミス改級]]ナッシュビルの対空砲火を易々と潜り抜け、ブリッジに取り付いて撃墜した。口先ばかりでなく実力も確かである事を示すシーンと言える。 | + | :その後、シーマは[[サラミス改級 (0083)|サラミス改級]]ナッシュビルの対空砲火を易々と潜り抜け、ブリッジに取り付いて撃墜した。 |
| + | :口先ばかりでなく実力も確かであることを示すシーンと言える。 |
| :『F』では戦闘台詞の他に一言モードでも収録、『α』ではDVE。 | | :『F』では戦闘台詞の他に一言モードでも収録、『α』ではDVE。 |
| ;「やられた?! 癪だねぇ…。けど、今日のところは見逃してあげるよ!」 | | ;「やられた?! 癪だねぇ…。けど、今日のところは見逃してあげるよ!」 |
− | :ケガを押して出撃した[[サウス・バニング|バニング]]の[[ジム・カスタム]]の反撃を受けて。ゲームでは撃墜時の台詞に採用されている。 | + | :ケガを押して出撃した[[サウス・バニング|バニング大尉]]の[[ジム・カスタム]]の反撃を受けて。ゲームでは撃墜時の台詞に採用されている。 |
| ;「ふん、今後は連絡を徹底してもらう。こちらの補給艦の入港時に、もしも連邦軍が手ぐすね引いてたら…月に[[コロニー落とし]]ちゃうよ?」 | | ;「ふん、今後は連絡を徹底してもらう。こちらの補給艦の入港時に、もしも連邦軍が手ぐすね引いてたら…月に[[コロニー落とし]]ちゃうよ?」 |
− | :第6話、出迎えに来た[[アナハイム・エレクトロニクス]][[フォン・ブラウン]]支社常務[[オサリバン]]との会話より。[[アルビオン]]が堂々と宇宙港を使っているのに、自分たちが資材搬入口に回されるという連絡が無かった事に対して。冗談めかした脅し文句だが、実は今後の展開の[[伏線]]となっていた。 | + | :第6話、出迎えに来た[[アナハイム・エレクトロニクス]][[フォン・ブラウン]]支社常務[[オサリバン]]との会話より。 |
| + | :[[アルビオン]]が堂々と宇宙港を使っているのに、自分たちが資材搬入口に回されるという連絡が無かった事に対して。 |
| + | :冗談めかした脅し文句だが、実は今後の展開の[[伏線]]となっていた。 |
| ;「なんのかんの言っても、世の中を渾沌とさせているのは、お前のようなルナリアンなんだなあ」 | | ;「なんのかんの言っても、世の中を渾沌とさせているのは、お前のようなルナリアンなんだなあ」 |
| :第7話でのオサリバンとの会話より。 | | :第7話でのオサリバンとの会話より。 |
− | :シーマと裏取引をするルナリアン(月面都市に居住する[[スペースノイド]])である彼を皮肉っている台詞…なのだが、後の[[宇宙世紀]]の歴史を考えると'''[[モビルスーツ|MS]]等の兵器を開発・製造し、本来渡す予定の[[ガーベラ・テトラ]]を始め[[マラサイ]]や[[シュツルム・ディアス]]、[[シナンジュ]]等のMSを他の組織に横流しにしたり、諸勢力に対して節操無く売り渡す事によって戦乱の種をばらまくアナハイム・エレクトロニクスへの痛烈な批判'''であると解釈できなくもない。 | + | :シーマと裏取引をするルナリアン(月面都市に居住する[[スペースノイド]])である彼を皮肉っている台詞…なのだが、後の[[宇宙世紀]]の歴史を考えると'''[[モビルスーツ|MS]]等の兵器を開発・製造し、本来渡す予定の[[ガーベラ・テトラ]]を始め[[マラサイ]]や[[シュツルム・ディアス]]、[[シナンジュ]]等のMSを他の組織に横流しにしたり、諸勢力に対して節操無く売り渡すことによって戦乱の種をばらまくアナハイム・エレクトロニクスへの痛烈な批判'''であると解釈出来なくもない。 |
| ;「あたしはお節介な男は大っ嫌いさぁね!」 | | ;「あたしはお節介な男は大っ嫌いさぁね!」 |
− | :[[ケリィ・レズナー|ケリィ]]の[[ヴァル・ヴァロ]]が予定より早く出港したのに慌てた部下のクルト(SRW未登場)に対して。自分達に用があるのはヴァル・ヴァロだけでケリィは必要無い事を部下がバラしたのを即座に見抜いた。 | + | :[[ケリィ・レズナー|ケリィ]]の[[ヴァル・ヴァロ]]が予定より早く出港したのに慌てた部下のクルト(SRW未登場)に対して。 |
| + | :自分達に用があるのはヴァル・ヴァロだけでケリィは必要無い事を部下がバラしたのを即座に見抜いた。 |
| :小説版では続きがあり、クルトは怯えながら「シーマ様のお言葉をそのまま伝えただけ」と弁明するが、「それがお節介だって言うんだよ」とご立腹であった。 | | :小説版では続きがあり、クルトは怯えながら「シーマ様のお言葉をそのまま伝えただけ」と弁明するが、「それがお節介だって言うんだよ」とご立腹であった。 |
| ;「焼きが回ったねぇ、ケリィ・レズナー。このシーマがお呼びでなければ、モビルアーマーぶらさげて連邦に投降かい?」 | | ;「焼きが回ったねぇ、ケリィ・レズナー。このシーマがお呼びでなければ、モビルアーマーぶらさげて連邦に投降かい?」 |
255行目: |
263行目: |
| ;「落とし前はつけてもらうよ。命を賭けてもねぇ。離脱する」 | | ;「落とし前はつけてもらうよ。命を賭けてもねぇ。離脱する」 |
| ;クルト「くそおおぉぉぉッ!!」 | | ;クルト「くそおおぉぉぉッ!!」 |
− | :上記の失態を犯したクルトを、罰として[[ザクIIF2型|ザク]]1機で放り出して、ヴァル・ヴァロと戦わせるという事実上の処刑を行い、補給艦は即離脱した(もちろん勝てるわけもなくクルトは死亡)。 | + | :上記の失態を犯したクルトを、罰として[[ザクIIF2型|ザク]]1機で放り出して、ヴァル・ヴァロと戦わせるという事実上の処刑を行い、補給艦は即離脱した(もちろん勝てるわけもなくクルトは死亡)。 |
| :比較的部下思いの彼女ではあるが、余計な一言で目論見を台無しにするという大失態を犯した部下に対しては流石に冷酷だった。 | | :比較的部下思いの彼女ではあるが、余計な一言で目論見を台無しにするという大失態を犯した部下に対しては流石に冷酷だった。 |
| :ちなみに小説版ではMS-05([[旧ザク]])というザクⅡF2型より酷いMSで放り出している。 | | :ちなみに小説版ではMS-05([[旧ザク]])というザクⅡF2型より酷いMSで放り出している。 |
| ;「ぶつよ」 | | ;「ぶつよ」 |
− | :オサリバンに「[[月]]での騒ぎは困ると申し上げましたものを」と言われた際に彼女が返した一言。怖いイメージがあるシーマだが、いきなりぶん殴ってくるキャラが多い本家ガンダムに比べればずっと穏健である。 | + | :オサリバンに「[[月]]での騒ぎは困ると申し上げましたものを」と言われた際に彼女が返した一言。 |
| + | :怖いイメージがあるシーマだが、いきなりぶん殴ってくるキャラが多い本家ガンダムに比べればずっと穏健である。 |
| :『第4次』では、彼女を代表する名台詞としてか[[キャラクター事典]]に記載されている。 | | :『第4次』では、彼女を代表する名台詞としてか[[キャラクター事典]]に記載されている。 |
| ; 「何だい、ありゃ?バッタか?」 | | ; 「何だい、ありゃ?バッタか?」 |
− | : [[ガンダム試作1号機Fb|フルバーニアン]]に改装されたガンダムの機動を見て。以前とは別物の高機動性能に困惑した様子を見せた。 | + | : [[ガンダム試作1号機Fb|フルバーニアン]]に改装されたガンダムの機動を見て。 |
| + | :以前とは別物の高機動性能に困惑した様子を見せた。 |
| ;「ふふふふ、可哀想に時間切れってとこだね。もう月の周回コースに乗っちまったよ。最後の頼みの綱の連邦軍もガトーの前に手も足も出ない」 | | ;「ふふふふ、可哀想に時間切れってとこだね。もう月の周回コースに乗っちまったよ。最後の頼みの綱の連邦軍もガトーの前に手も足も出ない」 |
| ;「ふふふふふ、何もアタシ達だって月にコロニーなんか落としたくないやね。だからフォン・ブラウンを救う手立てを、教えてやっているんだよ」 | | ;「ふふふふふ、何もアタシ達だって月にコロニーなんか落としたくないやね。だからフォン・ブラウンを救う手立てを、教えてやっているんだよ」 |
| ;「さあ、残された道は二つ。コロニーに潰されてあの世行きか、それとも……」 | | ;「さあ、残された道は二つ。コロニーに潰されてあの世行きか、それとも……」 |
− | :第10話より。[[星の屑作戦]]の最後の一手である。フォン・ブラウンのイグニッション・レーザーでコロニーのコースを変える際の通告。元々オサリバンとはグルだったため、あくまで対外的に仕方なかったと思わせるためのカモフラージュである。 | + | :第10話より。 |
| + | :[[星の屑作戦]]の最後の一手である。フォン・ブラウンのイグニッション・レーザーでコロニーのコースを変える際の通告。 |
| + | :元々オサリバンとはグルだったため、あくまで対外的に仕方なかったと思わせるためのカモフラージュである。 |
| :シーマの人脈がなければ、この手段は取れなかったため、皮肉なことに星の屑成就のためにはシーマの存在は不可欠だったと言える。 | | :シーマの人脈がなければ、この手段は取れなかったため、皮肉なことに星の屑成就のためにはシーマの存在は不可欠だったと言える。 |
| ;「ふざけるんじゃないよ! あたしは今までこうして生きてきたのさ。本国でぬくぬくとうずくまる者たちの顎で扱われながら!」 | | ;「ふざけるんじゃないよ! あたしは今までこうして生きてきたのさ。本国でぬくぬくとうずくまる者たちの顎で扱われながら!」 |
273行目: |
285行目: |
| :また、小説版ではこの時に自分達に大量殺戮を強いた上に、まともな補給や休息も与えてくれず、そして自分達に責任の全てを擦り付けた当時のジオン軍上層部と現共和国政府への恨み節を感情的に述べ、'''「何が栄光のジオン軍だ! あたしは故あれば寝返るのさ! 二度と踊らされやしない!」'''とデラーズに本心を突きつける。 | | :また、小説版ではこの時に自分達に大量殺戮を強いた上に、まともな補給や休息も与えてくれず、そして自分達に責任の全てを擦り付けた当時のジオン軍上層部と現共和国政府への恨み節を感情的に述べ、'''「何が栄光のジオン軍だ! あたしは故あれば寝返るのさ! 二度と踊らされやしない!」'''とデラーズに本心を突きつける。 |
| ;「ガイドビーコンなんか出すな! やられたいのか!?」 | | ;「ガイドビーコンなんか出すな! やられたいのか!?」 |
− | :第13話より。自分を帰還させようとガイドビーコンを出したリリー・マルレーンに対して。 | + | :第13話より。 |
− | :この言葉の後、リリー・マルレーンは[[ガンダム試作3号機]]に位置を知られあっけなく撃沈され「いわんこっちゃない…!」と彼女を落胆させてしまうのだった。ある意味、部下に慕われていたが故に起きた悲劇。 | + | :自分を帰還させようとガイドビーコンを出したリリー・マルレーンに対して。 |
| + | :この言葉の後、リリー・マルレーンは[[ガンダム試作3号機]]に位置を知られあっけなく撃沈され「いわんこっちゃない…!」と彼女を落胆させてしまうのだった。 |
| + | :ある意味、部下に慕われていたが故に起きた悲劇。 |
| :[[小説|小説版]]では苦楽を共にしてきた部下たちの死によって冷静さを失い、憎悪のままにGP03を攻撃対象としている。 | | :[[小説|小説版]]では苦楽を共にしてきた部下たちの死によって冷静さを失い、憎悪のままにGP03を攻撃対象としている。 |
| ;「どこに退けって言うんだい!!」 | | ;「どこに退けって言うんだい!!」 |
− | :後退を促す部下に対しての返し。生まれ育った故郷であるマハルも、帰るべき家たるリリー・マルレーンも失われ、デラーズの死とアルビオン隊との交戦により連邦に帰順する目論見も潰えている。生命こそ残っているものの、既に彼女は進むことも退くこともできない'''「詰み」'''の状況であった。 | + | :後退を促す部下に対しての返し。 |
| + | :生まれ育った故郷であるマハルも、帰るべき家たるリリー・マルレーンも失われ、デラーズの死とアルビオン隊との交戦により連邦に帰順する目論見も潰えている。 |
| + | :生命こそ残っているものの、既に彼女は進むことも退くこともできない'''「詰み」'''の状況であった。 |
| ;「ハハハハハハハ! おまえは一体、どっちの味方だ!」 | | ;「ハハハハハハハ! おまえは一体、どっちの味方だ!」 |
| :既に連邦側についているにも関わらず、[[母艦]]を攻撃してきた[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。直後にガンダム試作3号機の意表を突く攻撃によりガーベラ・テトラは串刺しとなる。 | | :既に連邦側についているにも関わらず、[[母艦]]を攻撃してきた[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。直後にガンダム試作3号機の意表を突く攻撃によりガーベラ・テトラは串刺しとなる。 |
296行目: |
312行目: |
| ;「コッセル―――…見るな…見るな――…見るなぁあぁっ!!!」 | | ;「コッセル―――…見るな…見るな――…見るなぁあぁっ!!!」 |
| ;「無抵抗のコロニーなんだぞ…これが…任務だと――…!?」 | | ;「無抵抗のコロニーなんだぞ…これが…任務だと――…!?」 |
− | ;(―これはただの…虐殺だっ―――…) | + | ;(―これはただの…虐殺だっ―――…) |
− | :シーマの夢に出てきたブリディッシュ作戦時の記憶。 | + | :シーマの悪夢に出てきたブリディッシュ作戦時の記憶。 |
− | :アサクラはジオンに味方しない他のコロニーに見せしめのために「'''暴徒鎮圧用ガス'''」を注入すると説明していたが、コッセルがガスを注入後、しばらくして人々が建物や車から飛び出して次々にバタバタと苦しみながら倒れていく様子を目の当たりにしたため両名ともすぐに「'''G3ガス'''」を騙されて注入してしまった事を悟る。 | + | :アサクラはジオンに味方しない他のコロニーに見せしめのために「'''暴徒鎮圧用ガス'''」を注入すると説明していたが……コッセルがガスを注入後、しばらくして人々が建物や車から飛び出して次々にバタバタと苦しみながら倒れていく様子を目の当たりにしたため両名ともすぐに「'''G3ガス'''」を騙されて注入してしまったことを悟る。 |
| :この様な形で大量殺戮を強いられたシーマのトラウマは凄まじく、寝る度にこの光景が蘇るため、睡眠嫌いとなっている。 | | :この様な形で大量殺戮を強いられたシーマのトラウマは凄まじく、寝る度にこの光景が蘇るため、睡眠嫌いとなっている。 |
| ;「フッ、面白い娘だねぇ。案外使えるかもしれないねぇ」 | | ;「フッ、面白い娘だねぇ。案外使えるかもしれないねぇ」 |
− | :[[フォン・ブラウン]]でシーマに憧れを抱くジオン残党軍の少女。クララ・ロッジに対して。 | + | :[[フォン・ブラウン]]でシーマに憧れを抱くジオン残党軍の少女、クララ・ロッジに対して。 |
| :あまりに若すぎるため、「さっさと家に帰れ」と聞く耳すら持たなかったが、自身の髪を切り落として再度入隊を希望したクララに利用価値を見出したのか、特命を彼女に与える。 | | :あまりに若すぎるため、「さっさと家に帰れ」と聞く耳すら持たなかったが、自身の髪を切り落として再度入隊を希望したクララに利用価値を見出したのか、特命を彼女に与える。 |
| ;「ならはっきりと教えてやるよ。ウチはならず者が寄せ集まった愚連隊だ。お前みたいなションベンくさいガキなんざぁお断りだね」 | | ;「ならはっきりと教えてやるよ。ウチはならず者が寄せ集まった愚連隊だ。お前みたいなションベンくさいガキなんざぁお断りだね」 |
309行目: |
325行目: |
| ;「納得してもと在た所へ帰るんだね」 | | ;「納得してもと在た所へ帰るんだね」 |
| :上記の後にクララのゲルググを戦闘で圧倒した際に。 | | :上記の後にクララのゲルググを戦闘で圧倒した際に。 |
− | :このことから分かるように、シーマ自身は彼女を蔑にしている訳ではなく、自分の部隊に編入される事は即座に'''連邦とジオンの双方から戦犯というレッテルを張られる'''事を意味しているからこその拒絶であり、あくまで'''クララの将来を奪わないため'''である。 | + | :このことから分かるように、シーマ自身は彼女を蔑にしている訳ではなく、自分の部隊に編入されることは即座に'''連邦とジオンの双方から戦犯というレッテルを張られる'''事を意味しているからこその拒絶であり、あくまで'''クララの将来を奪わないため'''である。 |
| :しかし、クララからは納得されることなく、たまたま連邦から逃亡し遭遇したゲール・ハントのやり取りを経て、海兵見習いとして彼女を受け入れることになる。 | | :しかし、クララからは納得されることなく、たまたま連邦から逃亡し遭遇したゲール・ハントのやり取りを経て、海兵見習いとして彼女を受け入れることになる。 |
| ;「あー、よく聞きなガキども!! お前らはパイロットの適性試験を優秀な成績でパスして、ココにお行儀よく整列してるってワケだな」 | | ;「あー、よく聞きなガキども!! お前らはパイロットの適性試験を優秀な成績でパスして、ココにお行儀よく整列してるってワケだな」 |
318行目: |
334行目: |
| :一年戦争の開戦直前にシーマが兵学校でパイロット候補生に行った訓示。 | | :一年戦争の開戦直前にシーマが兵学校でパイロット候補生に行った訓示。 |
| :上層部の裏切りで悲惨な目にあう前であるためか、やや粗暴な口調だが同時にジオン軍将校としての誇りを失ってもおらず、ある意味で本来あるべき彼女の姿だったのかもしれない。 | | :上層部の裏切りで悲惨な目にあう前であるためか、やや粗暴な口調だが同時にジオン軍将校としての誇りを失ってもおらず、ある意味で本来あるべき彼女の姿だったのかもしれない。 |
− | :この時にクララ・ロッジはシーマへの憧れを強め、シーマ艦隊への配属を希望する様になった事を後にシーマに明かしているが、シーマ自身はあまり覚えていなかった模様。ただし、その事を話したクララに対して、「勝ち残って戻ってこれば正式に海兵隊パイロットとして認める」と約束し、それは果たされる事となる。 | + | :この時にクララ・ロッジはシーマへの憧れを強め、シーマ艦隊への配属を希望する様になった事を後にシーマに明かしているが、シーマ自身はあまり覚えていなかった模様。 |
| + | :ただし、その事を話したクララに対して、「勝ち残って戻ってこれば正式に海兵隊パイロットとして認める」と約束し、それは果たされる事となる。 |
| ;「いいえ、バスク大佐」「対等な取引の交渉の為ですわ」 | | ;「いいえ、バスク大佐」「対等な取引の交渉の為ですわ」 |
| ;「ワイアット大将との交渉は残念な結果に終わったので」 | | ;「ワイアット大将との交渉は残念な結果に終わったので」 |
332行目: |
349行目: |
| ;ガトー「!! シーマ!!」 | | ;ガトー「!! シーマ!!」 |
| ;「引導、渡してやるよ!! ガトー」 | | ;「引導、渡してやるよ!! ガトー」 |
− | :ガトーのノイエ・ジールと一騎打ちになった際に。[[Iフィールド]]でビームが効かないと分かると、なんとガトーの攻撃を全て躱してクララのゲルググにより与えられたノイエ・ジール右肩の銃創にビーム・マシンガンを突っ込み、被弾させるという凄まじい[[技量]]を見せつけている。 | + | :ガトーのノイエ・ジールと一騎打ちになった際に。 |
| + | :[[Iフィールド]]でビームが効かないと分かると、なんとガトーの攻撃を全て躱してクララのゲルググにより与えられたノイエ・ジール右肩の銃創にビーム・マシンガンを突っ込み、被弾させるという凄まじい[[技量]]を見せつけている。 |
| :ガトーも追い詰められて、完全に余裕を失っており、シーマに軍配が上がるかと思われたが、ガトーを庇うべくグラードルのムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」が割り込んだため、なし崩し的に戦闘は痛み分けて終了した。なお、「ペール・ギュント」はこの際にシーマ艦隊の「リリー・マルレーン」の攻撃で撃沈されている。 | | :ガトーも追い詰められて、完全に余裕を失っており、シーマに軍配が上がるかと思われたが、ガトーを庇うべくグラードルのムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」が割り込んだため、なし崩し的に戦闘は痛み分けて終了した。なお、「ペール・ギュント」はこの際にシーマ艦隊の「リリー・マルレーン」の攻撃で撃沈されている。 |
| | | |
| === その他の媒体 === | | === その他の媒体 === |
| ;「私はシーマ・ガラハウ中佐、司令代行だ」<br />デトローフ「が、合点で! シーマ様!」<br />「はぁ!? シーマ中佐と呼べ!」 | | ;「私はシーマ・ガラハウ中佐、司令代行だ」<br />デトローフ「が、合点で! シーマ様!」<br />「はぁ!? シーマ中佐と呼べ!」 |
− | :[[ドラマCD]]「宇宙の蜉蝣」より。後のシーマ艦隊の前身となる荒くれ者の海兵で構成された特務艦隊との初顔合わせの場面にて。 | + | :[[ドラマCD]]「宇宙の蜉蝣」より。 |
− | :隊員らの取り纏め役であるデトローフ・コッセルが代表として不慣れな敬語を話しながら出迎えるも、ついつい素のノリが出てしまった彼に様付けされる。当時はまだ真面目な軍人だったためか、比較的凛々しい口調で怒りを露わにしている。 | + | :後のシーマ艦隊の前身となる荒くれ者の海兵で構成された特務艦隊との初顔合わせの場面にて。 |
− | :なお、シーマが率いた艦隊は、一年戦争の最中でいくつも編成された「特殊部隊」の一つで、常に汚れ仕事や危険な任務に従事させられていた。しかし、構成人員は戸籍すら碌に持たない無頼・あぶれ者ばかりを徴用して「海兵」として仕立て上げた寄せ集めで、その実態は使い捨て前提の急造部隊でしかなかったとされる。シーマ艦隊はその地獄を生き延びた精鋭中の精鋭であったが、待っていた現実は最後まで残酷であった。 | + | :隊員らの取り纏め役であるデトローフ・コッセルが代表として不慣れな敬語を話しながら出迎えるも、ついつい素のノリが出てしまった彼に様付けされる。 |
| + | :当時はまだ真面目な軍人だったためか、比較的凛々しい口調で怒りを露わにしている。 |
| + | :なお、シーマが率いた艦隊は、一年戦争の最中でいくつも編成された「特殊部隊」の一つで、常に汚れ仕事や危険な任務に従事させられていた。 |
| + | :しかし、構成人員は戸籍すら碌に持たない無頼・あぶれ者ばかりを徴用して「海兵」として仕立て上げた寄せ集めで、その実態は使い捨て前提の急造部隊でしかなかったとされる。 |
| + | :シーマ艦隊はその地獄を生き延びた精鋭中の精鋭であったが、待っていた現実は最後まで残酷であった。 |
| ;「おめでたいねえ、そんな奇麗事が通ると思ってんだから。でもね…''人は[[正義]]を口にした瞬問から正義じゃなくなるのさ''」 | | ;「おめでたいねえ、そんな奇麗事が通ると思ってんだから。でもね…''人は[[正義]]を口にした瞬問から正義じゃなくなるのさ''」 |
− | :ドラマCDより。[[コロニー]]の護送にあたっていたコロニー公社の監視船を襲撃した際に制止を呼びかけた公社員に対して。現実の一面を物語る名言である。 | + | :ドラマCDより。 |
− | :もし[[張五飛|彼]][[騎士ガンダム|ら]][[龍装劉備ガンダム|が]]聞いたらどんな表情をするのだろうか。 | + | :[[コロニー]]の護送にあたっていたコロニー公社の監視船を襲撃した際に制止を呼びかけた公社員に対して。 |
| + | :現実の一面を物語る名言である。 |
| + | :もし[[張五飛|彼]][[騎士ガンダム|ら]][[龍装劉備ガンダム|が]]聞いたらどんな表情をするのだろうか……? |
| ;「''あ…あたしは、知らなかった……。毒ガスだなんて知らなかったんだよぉぉっ…!''」 | | ;「''あ…あたしは、知らなかった……。毒ガスだなんて知らなかったんだよぉぉっ…!''」 |
| :[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーより。 | | :[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーより。 |