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:また直前にガルシアから「裏切り者のコーディネイター」である事を皮肉られつつユーラシア連邦所属の地球軍兵に勧誘された事を思い出しており、AAクルーにガルシアにと、方々から地球軍兵として戦う事を強要され殺し合いをさせられている事に激しい嫌悪感を抱いていた事を鑑みると、ガルシアや(この頃まだ打ち解けていたとは言い難かった)マリュー・ムゥを含む「地球連合軍の戦争を強要する大人たち」にも向けられていたのだろう。
 
:また直前にガルシアから「裏切り者のコーディネイター」である事を皮肉られつつユーラシア連邦所属の地球軍兵に勧誘された事を思い出しており、AAクルーにガルシアにと、方々から地球軍兵として戦う事を強要され殺し合いをさせられている事に激しい嫌悪感を抱いていた事を鑑みると、ガルシアや(この頃まだ打ち解けていたとは言い難かった)マリュー・ムゥを含む「地球連合軍の戦争を強要する大人たち」にも向けられていたのだろう。
 
;「うあ゛ぁああ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ…」
 
;「うあ゛ぁああ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ…」
:第10話「分かたれた道」より。
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:第10話「分かたれた道」より。[[フレイ・アルスター]]に彼女の父・ジョージを守れなかったことを激しく罵られた後、キラはアークエンジェルの展望室で一人咽び泣いた……。
:[[フレイ・アルスター]]に彼女の父・ジョージを守れなかったことを激しく罵られた後、キラはアークエンジェルの展望室で一人咽び泣いた……。
   
:なお、この時のキラが嗚咽するような泣き方をしていたのは、保志氏への演技指導によるものとのこと。
 
:なお、この時のキラが嗚咽するような泣き方をしていたのは、保志氏への演技指導によるものとのこと。
 
;「あの艦には…友達が乗ってるんだ!」
 
;「あの艦には…友達が乗ってるんだ!」
:同話において。
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:同話において。[[ナタル・バジルール]]によってアークエンジェルの人質にされていた[[ラクス・クライン]]を[[イージスガンダム|イージス]]のパイロットであるアスランに対して返還した直後、アスランに「お前もこっちに来い!」と言われた際の返答。
:[[ナタル・バジルール]]によってアークエンジェルの人質にされていた[[ラクス・クライン]]を[[イージスガンダム|イージス]]のパイロットであるアスランに対して返還した直後、アスランに「お前もこっちに来い!」と言われた際の返答。
   
:以降、キラはアスランとは敵対関係となってしまう。
 
:以降、キラはアスランとは敵対関係となってしまう。
 
;「''……やめてよね……''本気でケンカしたら、サイが僕にかなうはずないだろ!」<br />「フレイは……優しかったんだ……。ずっと付いていてくれて……抱き締めてくれて……僕を守るって……」<br />「僕がどんな想いで戦ってきたか……! 誰も、気にもしないくせに!」
 
;「''……やめてよね……''本気でケンカしたら、サイが僕にかなうはずないだろ!」<br />「フレイは……優しかったんだ……。ずっと付いていてくれて……抱き締めてくれて……僕を守るって……」<br />「僕がどんな想いで戦ってきたか……! 誰も、気にもしないくせに!」
:第17話「カガリ再び」より。
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:第17話「カガリ再び」より。突然婚約解消を言い渡された[[サイ・アーガイル|サイ]]と彼を冷たく付き放す[[フレイ・アルスター|フレイ]]。彼女はそこに通りがかったキラをも巻き込み、サイにキラと寝た事を告白する<ref>この場面があまりに印象的だったためか未だに「サイからフレイを寝取った」と言われる事があるが、迫ったのはフレイの方なのでこの見方は完全な誤解である。</ref>。
:突然婚約解消を言い渡された[[サイ・アーガイル|サイ]]と彼を冷たく付き放す[[フレイ・アルスター|フレイ]]。彼女はそこに通りがかったキラをも巻き込み、サイにキラと寝た事を告白する<ref>この場面があまりに印象的だったためか未だに「サイからフレイを寝取った」と言われる事があるが、迫ったのはフレイの方なのでこの見方は完全な誤解である。</ref>。
   
:キラもまたフレイに付き、サイに冷淡な言葉を投げかけるが、どうしても納得できないサイは友人に恋人を寝取られた(様に見えた)ショックから衝動的にキラに背後から掴みかかるが、キラに軽く腕を捻り上げられる。その後の台詞がこの一連の流れ。
 
:キラもまたフレイに付き、サイに冷淡な言葉を投げかけるが、どうしても納得できないサイは友人に恋人を寝取られた(様に見えた)ショックから衝動的にキラに背後から掴みかかるが、キラに軽く腕を捻り上げられる。その後の台詞がこの一連の流れ。
 
:この時キラがこの様な行動に出たのは戦いたくないのに戦わなければならない戦場という非情な現状、ナチュラルとコーディネイターの対立、フレイの父や[[エル]]の乗った艦・シャトルを目の前で破壊されたショック、次しくじれば今度はいよいよ自分や親友達が死ぬという[[プレッシャー]]、しかし状況が状況だけに理解してくれる人はいない、と精神的に追い詰められていた時にフレイにつけこまれて肉体関係を結んだからである。しかし、たとえそれが共依存の歪な関係だったとしても、当時のキラは自分を受け止めてくれるフレイの存在がなければ自分を保つことができなかったと思われ、2行目以降の台詞にそれが表れていた。
 
:この時キラがこの様な行動に出たのは戦いたくないのに戦わなければならない戦場という非情な現状、ナチュラルとコーディネイターの対立、フレイの父や[[エル]]の乗った艦・シャトルを目の前で破壊されたショック、次しくじれば今度はいよいよ自分や親友達が死ぬという[[プレッシャー]]、しかし状況が状況だけに理解してくれる人はいない、と精神的に追い詰められていた時にフレイにつけこまれて肉体関係を結んだからである。しかし、たとえそれが共依存の歪な関係だったとしても、当時のキラは自分を受け止めてくれるフレイの存在がなければ自分を保つことができなかったと思われ、2行目以降の台詞にそれが表れていた。
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:一方、総集編版では「殺したくなんか'''なかった'''のにぃぃっ!」になっており、若干ニュアンスが変わっていたが、スペシャルエディションリマスター版の方ではTV版のものに戻された。
 
:一方、総集編版では「殺したくなんか'''なかった'''のにぃぃっ!」になっており、若干ニュアンスが変わっていたが、スペシャルエディションリマスター版の方ではTV版のものに戻された。
 
;「フレイ…もう止めて…もう止めようよ…僕達…間違ったんだ…」
 
;「フレイ…もう止めて…もう止めようよ…僕達…間違ったんだ…」
:第28話「キラ」より。
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:第28話「キラ」より。オーブにいる両親と会わないのはただ一人の肉親だった父を亡くした自分に同情しているのかとなじったフレイに対して。
:オーブにいる両親と会わないのはただ一人の肉親だった父を亡くした自分に同情しているのかとなじったフレイに対して。
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:今までの歪な関係ではなく最初からやり直そうと言うキラのこの言葉を、フレイは涙を流しながら拒絶。キラとフレイの偽りの関係は破局したのだった。
:今までの歪な関係ではなく最初からやり直そうと言うキラのこの言葉を、フレイは涙を流しながら拒絶。
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:キラとフレイの偽りの関係は破局したのだった。
   
;「今会うと、言っちゃいそうで嫌なんですよ。何で僕をコーディネイターにしたのって…」
 
;「今会うと、言っちゃいそうで嫌なんですよ。何で僕をコーディネイターにしたのって…」
:同話にて。
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:同話にて。キラが両親との面会を拒んだことをムウが不思議に思い、キラに軽い感じで相談した際に。
:ムウがキラが両親との面会を拒んだことを不思議に思い、キラに軽い感じで相談した際に。
   
:ザフトとの戦いを経て自身がコーディネイターであるが故に多くの悩みを抱え、両親に当たってしまうのではないかと思い、敢えて再会はしなかった。
 
:ザフトとの戦いを経て自身がコーディネイターであるが故に多くの悩みを抱え、両親に当たってしまうのではないかと思い、敢えて再会はしなかった。
 
:ムウはヤマト夫妻がキラに会いたがっていた事なども伝えていたが、この言葉でキラの複雑な心境を察して何も言えなくなってしまった。
 
:ムウはヤマト夫妻がキラに会いたがっていた事なども伝えていたが、この言葉でキラの複雑な心境を察して何も言えなくなってしまった。
 
:もっとも、出自は[[スーパーコーディネイター|考えている以上に]][[カガリ・ユラ・アスハ|深刻なもの]]である事を知らなかった上に、ヤマト夫妻もキラの出生の真実は本人に絶対に知られてはいけない事だと認識して、生涯に渡り隠し通すことを覚悟していたため、この時にこの言葉をぶつけたら関係が大きくこじれてしまう可能性が高かっただろう。
 
:もっとも、出自は[[スーパーコーディネイター|考えている以上に]][[カガリ・ユラ・アスハ|深刻なもの]]である事を知らなかった上に、ヤマト夫妻もキラの出生の真実は本人に絶対に知られてはいけない事だと認識して、生涯に渡り隠し通すことを覚悟していたため、この時にこの言葉をぶつけたら関係が大きくこじれてしまう可能性が高かっただろう。
 
;「昔、友達に…! 大事な友達に貰った…大事な物なんだ…!」
 
;「昔、友達に…! 大事な友達に貰った…大事な物なんだ…!」
:同話のラストで。
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:同話のラストにて。飛んでいったトリイを探していた所を潜入していたアスランたちと偶然出くわしてしまい、互いに他人のふりをする中、去り際にこう叫んだ。
:飛んでいったトリイを探していた所を潜入していたアスランたちと偶然出くわす。
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:アスランと互いに他人のふりをする中、去り際にこう叫んだ。
   
:余談だが、第28話のエンディングでは1stエンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」が流れる、という粋な演出がなされている。
 
:余談だが、第28話のエンディングでは1stエンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」が流れる、という粋な演出がなされている。
 
;「やめてください…!人を殺してきて…そんな…よくやっただなんて…」
 
;「やめてください…!人を殺してきて…そんな…よくやっただなんて…」
 
:第30話「閃光の刻」より。
 
:第30話「閃光の刻」より。
 
:ブリッツを撃破し帰艦した後、整備班から賛美されるが、即座にこの言葉で遮った。
 
:ブリッツを撃破し帰艦した後、整備班から賛美されるが、即座にこの言葉で遮った。
:ムウやマードックは「しまった」と対応を誤ったことを悟ったが、一人の整備兵からは'''何だよ、今までさんざんやってきたのに」'''と不満を洩らされてしまい、ショックを受けてしまう。
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:ムウやマードックは「しまった」と対応を誤ったことを悟ったが、一人の整備兵からは'''「何だよ、今までさんざんやってきたのに」'''と不満を洩らされてしまい、ショックを受けてしまう。
 
:もっとも、別の視点で見れば、既にアークエンジェルクルーの全員がキラをコーディネイターであることも気にすることなく対等な仲間として受け入れていることを示しており、ヘリオポリスから幾度となく自分達を苦しめてきた機体の一機であるブリッツを撃破したとなれば、喜んでしまうのも無理もないだろう。
 
:もっとも、別の視点で見れば、既にアークエンジェルクルーの全員がキラをコーディネイターであることも気にすることなく対等な仲間として受け入れていることを示しており、ヘリオポリスから幾度となく自分達を苦しめてきた機体の一機であるブリッツを撃破したとなれば、喜んでしまうのも無理もないだろう。
 
:小説版ではこの時のキラの心情が細やかに記載されており、上記のオーブでの再会の際にニコル達の姿も一目見たことで彼らのうちの誰かを殺してしまったのかと苦悩している。
 
:小説版ではこの時のキラの心情が細やかに記載されており、上記のオーブでの再会の際にニコル達の姿も一目見たことで彼らのうちの誰かを殺してしまったのかと苦悩している。
 
;フレイ「キラ…キラ、私…」<br />「ごめん…あとで…」<br />フレイ「ぁ!」<br />「帰ってから…」
 
;フレイ「キラ…キラ、私…」<br />「ごめん…あとで…」<br />フレイ「ぁ!」<br />「帰ってから…」
:同話において。
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:同話においてストライクで出撃する前に、オーブで破局したフレイとの会話。'''キラ視点ではこれがフレイとの最後の会話'''である。
:ストライクで出撃する前に、オーブで破局したフレイとの会話。
   
;「うぅ…僕は…アスランと…戦って…死んだ…はず…なのに…うぅ…」<br />「どうしようもなかった…僕は[[ニコル・アマルフィ|彼の仲間]]を…殺して…アスランは…[[トール・ケーニヒ|僕の友達]]を…殺した…だから……」
 
;「うぅ…僕は…アスランと…戦って…死んだ…はず…なのに…うぅ…」<br />「どうしようもなかった…僕は[[ニコル・アマルフィ|彼の仲間]]を…殺して…アスランは…[[トール・ケーニヒ|僕の友達]]を…殺した…だから……」
:第32話より。
+
:第32話より。目が覚めた時にクライン邸におり、アスランとの死闘で死んだはずの自分が生き延びたことに苦悩していた。
:目が覚めた時にクライン邸におり、アスランとの死闘で死んだはずの自分が生き延びたことに苦悩していた。
   
;「何も出来ないって言って、何もしなかったら、もっと何も出来ない。何も変わらない。何も終わらないから」<br />「僕達は何と戦わなきゃならないのか、少し、解った気がするから」
 
;「何も出来ないって言って、何もしなかったら、もっと何も出来ない。何も変わらない。何も終わらないから」<br />「僕達は何と戦わなきゃならないのか、少し、解った気がするから」
 
:第34話より。クライン邸で一時の休息を得た後、[[アラスカ基地]]へ攻撃が行われた事を知り、新たなる想いと共に再び戦場へと戻る事を決意する。
 
:第34話より。クライン邸で一時の休息を得た後、[[アラスカ基地]]へ攻撃が行われた事を知り、新たなる想いと共に再び戦場へと戻る事を決意する。
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:同上。フレイを助けられず、心身ともに消耗したまま帰還。しばらく寝込んだ後にこう発言するも、直後に'''「泣いてもいいのですよ?」'''とラクスに慰められ、彼女の膝の上で号泣する…。
 
:同上。フレイを助けられず、心身ともに消耗したまま帰還。しばらく寝込んだ後にこう発言するも、直後に'''「泣いてもいいのですよ?」'''とラクスに慰められ、彼女の膝の上で号泣する…。
 
;「そんなっ! フレイ! そんな!」<br />「どうして君が…」<br />「畜生! 僕はっ!」
 
;「そんなっ! フレイ! そんな!」<br />「どうして君が…」<br />「畜生! 僕はっ!」
:最終話より。
+
:最終話より。クルーゼの狂弾により、言葉を再び交わすことも叶わず眼前でフレイを殺されてしまった際の台詞。フレイを守れなかった事を本当に後悔している様子が窺える。
:クルーゼの狂弾により、戦死したフレイの霊体と邂逅した際の台詞。フレイを守れなかった事を本当に後悔している様子が伺える。
+
:この台詞のシーンでは、戦死したフレイと魂の邂逅を果たしたような描写になっているが、監督曰く「この時のキラとフレイはお互いの言葉は聞こえていない」との事で、実際この時のキラは霊体となったフレイの言葉に一切反応していない。
:監督曰く「この時のキラとフレイはお互いの言葉は聞こえていない」との事で、実際この時のキラは霊体となったフレイの言葉に一切反応していない。
   
;「あなたは! あなただけは!!」
 
;「あなたは! あなただけは!!」
 
:フレイを殺害し、この上にラクスらの乗るエターナルにも攻撃を仕掛けるクルーゼを激しい怒りと共に追撃する。
 
:フレイを殺害し、この上にラクスらの乗るエターナルにも攻撃を仕掛けるクルーゼを激しい怒りと共に追撃する。
 
:小説版では、この後宇宙を漂う場面で怒りと復讐心に駆られてクルーゼを攻撃した事を後悔する様子が描かれている。
 
:小説版では、この後宇宙を漂う場面で怒りと復讐心に駆られてクルーゼを攻撃した事を後悔する様子が描かれている。
 
;「それでも!」<br />「守りたい世界があるんだ!!」
 
;「それでも!」<br />「守りたい世界があるんだ!!」
:最終局面。
+
:最終局面。エゴと報復心と競争心の果てに世界は絶滅戦争に至っている事、そして自分もまた人類のエゴの集大成の様なものだろうと皮肉るクルーゼに真正面から立ち向かい、この叫びと共に[[ビームサーベル]]で突撃する。
:エゴと報復心と競争心の果てに世界は絶滅戦争に至っている事、そして自分もまた人類のエゴの集大成の様なものだろうと皮肉るクルーゼに真正面から立ち向かい、この叫びと共に[[ビームサーベル]]で突撃する。
   
:世界と人類への憎悪に満ち、人の話を聞く気など一切無いクルーゼの絶望と悪意を一刀両断するものであり、彼に対してはこの上ない回答であろう。
 
:世界と人類への憎悪に満ち、人の話を聞く気など一切無いクルーゼの絶望と悪意を一刀両断するものであり、彼に対してはこの上ない回答であろう。
 
;「僕たちは…どうして… こんなところへ 来てしまったんだろう…」<br />「人は…世界は…」
 
;「僕たちは…どうして… こんなところへ 来てしまったんだろう…」<br />「人は…世界は…」
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:地球連合・[[オーブ軍|オーブ]]の連合軍とザフトとの戦いに介入するキラをアスランが必死に止めようとした際の台詞。政略結婚を阻止する為とはいえカガリを強引に連れ出し、また戦闘の介入は戦場を混乱させるだけと忠告を受けた後である為、1行目にもある通りキラ当人も自らの行為に正当性がないことはとうに分かっていた。
 
:地球連合・[[オーブ軍|オーブ]]の連合軍とザフトとの戦いに介入するキラをアスランが必死に止めようとした際の台詞。政略結婚を阻止する為とはいえカガリを強引に連れ出し、また戦闘の介入は戦場を混乱させるだけと忠告を受けた後である為、1行目にもある通りキラ当人も自らの行為に正当性がないことはとうに分かっていた。
 
:しかしいくら正論を口にしようと、「オーブでカガリを守る」という自分がやるべき役目を放り出す形で、事前に相談もせずザフトに渡ってオーブと戦うアスランがそれを指摘する正当性自体もなく(アスランは'''移籍後'''に相談しようとしたため、当然ながらオーブからは門前払いされている)、『DESTINY』では珍しく激烈な怒りでアスランを非難、最下段の台詞と共に[[セイバーガンダム|セイバー]]を滅多切り、修復不可能な程に大破させる。結果的にアスランの心の中には戦いに対する疑念が強くなるものの、逆にザフト内での立場が悪くなった。
 
:しかしいくら正論を口にしようと、「オーブでカガリを守る」という自分がやるべき役目を放り出す形で、事前に相談もせずザフトに渡ってオーブと戦うアスランがそれを指摘する正当性自体もなく(アスランは'''移籍後'''に相談しようとしたため、当然ながらオーブからは門前払いされている)、『DESTINY』では珍しく激烈な怒りでアスランを非難、最下段の台詞と共に[[セイバーガンダム|セイバー]]を滅多切り、修復不可能な程に大破させる。結果的にアスランの心の中には戦いに対する疑念が強くなるものの、逆にザフト内での立場が悪くなった。
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:この台詞自体はおそらくキラ個人の怒りであり、アスランに対する精神攻撃の意図はないだろうが、キラはアスランを非難する時には既にビームサーベル二刀流に移行できるように備えていた。セイバーをバラバラに引き裂いた一連の攻撃はキラの怒りだけでなく、半端に追い詰めたアスランの怖さを知って事前に用心していたのだろうか。
 
:小説版では連合の非を認めながらも、「連合に非があるから、プラントは正しいのか」と突きつけ、更に「正しい戦争などない」と「積極的自衛権の行使」という聞き心地の良い言葉で取り繕っても、「戦争はどこまで行っても戦争」というかつて自分達が得た答えを忘れたアスランへの怒りをアニメ版以上に強くぶつけている。
 
:小説版では連合の非を認めながらも、「連合に非があるから、プラントは正しいのか」と突きつけ、更に「正しい戦争などない」と「積極的自衛権の行使」という聞き心地の良い言葉で取り繕っても、「戦争はどこまで行っても戦争」というかつて自分達が得た答えを忘れたアスランへの怒りをアニメ版以上に強くぶつけている。
 
;「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
 
;「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
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