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| 『'''STAR DRIVER 輝きのタクト'''』はボンズ制作のテレビアニメ作品。 | | 『'''STAR DRIVER 輝きのタクト'''』はボンズ制作のテレビアニメ作品。 |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 「学園バトル&ロボットアニメ」という位置付けで、美少年と美少女による学園ドラマと恋愛要素を深めた意欲作。1話ごとにスポットのあたるキャラクターが変わる群像劇的な作劇も特徴。
| + | 「学園バトル&ロボットアニメ」という位置付けで、美少年と美少女による学園ドラマと恋愛要素を深めた意欲作。 |
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| + | 特徴的なのが、主人公のタクトを倒しヒロインの身柄を手に入れようとする敵組織「綺羅星十字団」が、ほぼ全員タクト達と同じ学校の関係者ながら何食わぬ顔で学園生活を送っておりタクト達と交流するという舞台設定で、これによって「学園ドラマとロボットバトルが結びついており、両立する」作風を成り立たせている。 |
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| + | その回の学園ドラマでフィーチャーされた人物がそのままその回のバトルの敵役を演じるという流れが多いため、様々な人物が代わる代わるフィーチャーされていく群像劇的な作劇となっている。 |
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| 2013年には総集編に新規映像を追加した[[映画|劇場版]]『[[スタードライバー THE MOVIE]]』が公開された。 | | 2013年には総集編に新規映像を追加した[[映画|劇場版]]『[[スタードライバー THE MOVIE]]』が公開された。 |
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| == ストーリー == | | == ストーリー == |
− | [[日本]]の離れ小島に存在する学園島『南十字島』。泳いで渡って来たツナシ・タクトは、南十字学園に入学。自ら「銀河美少年」と名乗り、学園の地下に存在するロボット「サイバディ」を駆り、「ゼロ時間」という謎の空間で「綺羅星十字団」との熾烈なバトルを演じる。 | + | [[日本]]の離れ小島に存在する学園島『南十字島』。そこへ泳いで渡って来たツナシ・タクトは、南十字学園に入学。青春を謳歌する傍ら、自ら「銀河美少年」と名乗り、学園の地下に存在するロボット「サイバディ」を駆り、「ゼロ時間」という謎の空間で、サイバディを悪用することを目論む「綺羅星十字団」との熾烈なバトルを演じる。 |
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| == 登場人物 == | | == 登場人物 == |
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| === 南十字学園 === | | === 南十字学園 === |
| ;[[ツナシ・タクト]] | | ;[[ツナシ・タクト]] |
− | :主人公。「タウ」のシルシを持ち、タウバーンとアプリボワゼできる。別名「銀河美少年」 | + | :主人公。「タウ」のシルシを持ち、タウバーンとアプリボワゼできる。別名「銀河美少年」。 |
| ;[[アゲマキ・ワコ]] | | ;[[アゲマキ・ワコ]] |
| :ヒロイン。サイバディの封印を司る四方(よも)の巫女の一人で、「皆水(みなみ)の巫女」。 | | :ヒロイン。サイバディの封印を司る四方(よも)の巫女の一人で、「皆水(みなみ)の巫女」。 |
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| ;ゼロ時間 | | ;ゼロ時間 |
| :第2フェーズ以降にサイバディが起動すると発動する、サイバディ悪用を防ぐため古代人が遺した仕掛け。サイバディが動くための特殊空間が広がり、その空間内は'''サイバディとシルシを持つ者以外の全ての存在の時間の流れは完全に停止し、またサイバディは特殊空間の中でしか動かせない'''。この空間にはシルシを持つ者だけが入れる。なお、シルシを持つものは強制的に呼ばれるが、上級スタードライバーは拒否できる。 | | :第2フェーズ以降にサイバディが起動すると発動する、サイバディ悪用を防ぐため古代人が遺した仕掛け。サイバディが動くための特殊空間が広がり、その空間内は'''サイバディとシルシを持つ者以外の全ての存在の時間の流れは完全に停止し、またサイバディは特殊空間の中でしか動かせない'''。この空間にはシルシを持つ者だけが入れる。なお、シルシを持つものは強制的に呼ばれるが、上級スタードライバーは拒否できる。 |
− | :スパロボに参戦させる際、最大の障害になっている設定であり、初参戦となる『X-Ω』ではシルシの特殊な設定を利用している。 | + | :スパロボ参戦においては最大の障害と言える設定であり、初参戦となる『X-Ω』ではシルシの特殊な設定を利用している。 |
| ;シルシ | | ;シルシ |
− | :サイバディとアプリボワゼする資格を持つ者の胸元に光り現れるフェニキア文字の刻印。代々受け継がれてきたものであり、戦士タイプのサイバディのシルシは先代が認めた者に譲る。巫女タイプと王のサイバディのシルシは新たな資格者が誕生した時に自動的に受け継がれる。しかし、綺羅星十字団員の中にはシルシが失われた家系の者もいる。戦士タイプとザメクのシルシは青(タクトとヘッドは後に赤)、巫女タイプのシルシはピンク色に光る。 | + | :サイバディとアプリボワゼする資格を持つ者の胸元に光り現れるフェニキア文字の刻印。代々受け継がれてきたものであり、戦士タイプのサイバディのシルシは先代が認めた者に譲る。巫女タイプと王のサイバディのシルシは新たな資格者が誕生した時に自動的に受け継がれる。中にはシルシが「失われた」家系の者もいる。戦士タイプとザメクのシルシは青(タクトとヘッドは後に赤)、巫女タイプのシルシはピンク色に光る。 |
| + | :綺羅星十字団にはシルシを受け継いでいる者もそうでない者もおり、彼らが利用している仮面と「電気棺」は、シルシを持たない者にシルシを与えてサイバディを操縦できるようにする仕組みを備えている。これによって手に入れたシルシと、正式に受け継いだ「本物のシルシ」は区別される。 |
| ;アプリボワゼ | | ;アプリボワゼ |
− | :シルシを持つ者がサイバディと関係を形成する儀式。サイバディと一体となる事で手足のように動かすことが出来るが、戦士タイプのサイバディは封印が第3フェーズにならないと乗り込むことが出来ないため綺羅星十字団は「電気棺」という装置を介してアプリボワゼし、遠隔操縦している。なぜかタウバーンのみ第3フェーズにならずとも乗り込めている。アプリボワゼした者は「第1フェーズ」と呼ばれる特殊能力を得る。 | + | :シルシを持つ者がサイバディと関係を形成する儀式。サイバディと一体となる事で手足のように動かすことが出来るが、戦士タイプのサイバディは封印が第3フェーズにならないと乗り込むことが出来ないため、綺羅星十字団は「電気棺」という装置を介してアプリボワゼし、遠隔操縦している。なぜかタウバーンのみ第3フェーズにならずとも乗り込めている。アプリボワゼした者は「第1フェーズ」と呼ばれる特殊能力を得る。 |
| + | :なお、フランス語の「Apprivoiser」に由来する。 |
| ;スターソード | | ;スターソード |
| :いくつかのサイバディが所有する光の剣。スタードライバーのリビドーを剣の形に変換するエネルギーソードで、それぞれに誕生石をフランス語読みした名前が付いている。劇中では12本が確認されている。裏設定ではキング・ザメクが有する時を越える13枚の光の翼だったが、サイバディ達に奪われたとされている。 | | :いくつかのサイバディが所有する光の剣。スタードライバーのリビドーを剣の形に変換するエネルギーソードで、それぞれに誕生石をフランス語読みした名前が付いている。劇中では12本が確認されている。裏設定ではキング・ザメクが有する時を越える13枚の光の翼だったが、サイバディ達に奪われたとされている。 |
| + | ;銀河美少年 |
| + | :第1話からタクトが突如「銀河美少年」と呼ばれる・自称する謎の概念だが、実のところは、サイバディと完全に一体化する……つまりはサイバディに直接搭乗した(できる)人物のこと。第3フェーズへ移行して搭乗可能になってからは、タクト以外にも銀河美少年が登場することになる。女性であっても「銀河美少年」とされる(「少年」は性別を問わないので、間違いというわけではない)。 |
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| == 各話リスト == | | == 各話リスト == |