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− 『クロスアンジュ』最終話では、何故ノーマは女性だけにしか存在しなかった理由がアンジュにより語られており、'''「[[神]](=エンブリヲ)に対する人間の潜在的な反抗意思であった」'''事が明かされる。多大な犠牲を出しながらもエンブリヲを打倒したノーマ達はアウラの民のいる世界である「真なる地球」に転移し、アウラの民と同盟を継続して移住。共に地球の復興を進める事となる。こうして長年、迫害され、不毛な殺し合いにさらされて来た彼女達にようやく平穏が訪れたのである。また、元々いた地球ではマナが消滅した為、今後生まれるノーマ達を区別する事は不可能になった<ref>もっとも、作中世界はマナの消滅によって文明自体が崩壊してしまったので、「かつてマナが使用できた人類とノーマとの区別どころではなくなった」のもまた、事実なのだが。</ref>。+
→真相
=== 真相 ===
=== 真相 ===
実は、'''「クロスアンジュ作中世界の大半の人間は[[エンブリヲ]]によって新たに生み出されたホムンクルスである」'''という事実が本編終盤において判明する。エンブリヲはマナを扱う人間を操る事ができるため、ホムンクルス達をそのように[[デザイナーベビー|遺伝子調整]]していた。しかし、女性はマナを扱えない先祖がえりをして生まれてくる者、すなわち「ノーマ」が現れる事実が判明すると、彼女達を迫害対象にするようにマナ使いに仕向け、マナ使いによってアルゼナルに送られたノーマに対してマナの維持に必要な[[ドラグニウム]]を体内に持っているドラゴンと戦わせ、殺されたドラゴンからドラグニウムを採取していたのである。
実は、'''「クロスアンジュ作中世界の大半の人間は[[エンブリヲ]]によって新たに生み出されたホムンクルスである」'''という事実が本編終盤において判明する。エンブリヲはマナを扱う人間を操る事ができるため、自身の目的に都合のよい存在としてホムンクルス達をそのように[[デザイナーベビー|遺伝子調整]]していた。しかし、女性の中に「マナを扱えない先祖がえりをして生まれてくる者」、すなわち「ノーマ」が現れる事実が判明すると、彼女達を迫害対象にするようにマナ使いに仕向けてアルゼナルに送りにし、「ドラゴンと戦うための戦士」として教育を施した上で、マナの維持に必要な[[ドラグニウム]]を体内に持っているドラゴンと戦わせていた。
また、ドラゴンこと[[アウラの民]]達の目的は「自分達の始祖であり、エンブリヲに捕らえられているアウラを奪還し、自分達の世界の崩壊を防ぐ事」であり、世界の破壊や人々の殺戮など全く考えていなかった。つまり、'''「ノーマ達はエンブリヲに利用され、自分達を迫害する者達の為に無意味な戦いを強いられていた」'''のである(元々、マナを使えない故に迫害されるノーマ達にとっては、マナがなくなった方がむしろ都合が良い)。
また、ドラゴンこと[[アウラの民]]達の目的は「自分達の始祖であり、エンブリヲに捕らえられているアウラを奪還し、自分達の世界の崩壊を防ぐ事」であり、世界の破壊や人々の殺戮など全く考えていなかった。つまり、'''「ノーマ達はエンブリヲに利用され、自分達を迫害する者達の為に無意味な戦いを強いられていた」'''のである(元々、マナを使えない故に迫害されるノーマ達にとっては、マナがなくなった方がむしろ都合が良い)。
そして、本編終盤では、ノーマ達は「長年互いに殺し合いをしてきたドラゴンこと異世界の種族である[[アウラの民]]と同盟を結ぶ」という一大方針転換を行う。この同盟にこぎ着けたのはアンジュとサラマンディーネの結び付きが大きい。[[龍神器]]の開発によって搭乗者である[[サラマンディーネ]]達は人間態のまま戦闘に参加し、アンジュと劇的な出会いを果たす。その後、ヴィルキスの力でアウラの民達の世界(真なる地球)にタスク、ヴィヴィアンと共に転移したアンジュはアウラの民達と接触し、そこでジルから聞いていた上記のリベルタスに加えて、サラマンディーネからアウラの民達の歴史とエンブリヲの存在を聞き、数日間、真なる地球で過ごした。この時の交流によってノーマとアウラの民のパイプが形成され、それが本編後半の同盟締結に結びついている。
そして、本編終盤では、ノーマ達は「長年互いに殺し合いをしてきたドラゴンこと異世界の種族である[[アウラの民]]と同盟を結ぶ」という一大方針転換を行う。この同盟にこぎ着けたのはアンジュとサラマンディーネの結び付きが大きい。[[龍神器]]の開発によって搭乗者である[[サラマンディーネ]]達は人間態のまま戦闘に参加し、アンジュと劇的な出会いを果たす。その後、ヴィルキスの力でアウラの民達の世界(真なる地球)にタスク、ヴィヴィアンと共に転移したアンジュはアウラの民達と接触し、そこでジルから聞いていた上記のリベルタスに加えて、サラマンディーネからアウラの民達の歴史とエンブリヲの存在を聞き、数日間、真なる地球で過ごした。この時の交流によってノーマとアウラの民のパイプが形成され、それが本編後半の同盟締結に結びついている。
『クロスアンジュ』最終話では、ノーマが女性だけにしか存在しなかった理由がアンジュにより語られており、'''「[[神]](=エンブリヲ)に対する人間の潜在的な反抗意思であった」'''事が明かされる。多大な犠牲を出しながらもエンブリヲを打倒したノーマ達はアウラの民のいる世界である「真なる地球」に転移し、アウラの民と同盟を継続して移住。共に地球の復興を進める事となる。こうして長年、迫害され、不毛な殺し合いにさらされて来た彼女達にようやく平穏が訪れたのである。また、元々いた地球ではマナが消滅した為、今後生まれるノーマ達を区別する事は不可能になった<ref>もっとも、作中世界はマナの消滅によって文明自体が崩壊してしまったので、「かつてマナが使用できた人類とノーマとの区別どころではなくなった」のもまた、事実なのだが。</ref>。
== SRWでの扱い ==
== SRWでの扱い ==