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=== 人物 ===
 
=== 人物 ===
長身かつ端整な顔立ちからも黙っていればいい男なのだが、感情的になりやすい上に口を開けばかなり子供っぽく、自分を殴ったカミーユを仲間とリンチ同然に平然と蹴り返す等、大人気無い面が強い。エリートとしてのプライドが高く、いずれはティターンズのトップにのし上がるという野望を持った上昇志向を持つ人間だが、ティターンズ軍人にありがちなエリートを鼻にかけた故の高慢で嫌味な面がある。それ故に、軍人としては未熟で失態を演じてしまうも多く、「出戻りのジェリド中尉」と馬鹿にされる事もあったが、非道な作戦を実行させられた事への後ろめたさや、[[友情]]を大切にする仲間思いな一面、ティターンズより格下扱いされる事の多い[[連邦兵]]でも助けを求められれば迷う事無く助けようとする等、傲慢なだけの人物という訳では無い。
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長身かつ端整な顔立ちで黙っていればいい男なのだが、感情的になりやすい上に口を開けばかなり子供っぽく、自分を殴ったカミーユを仲間とリンチ同然に平然と蹴り返す等、大人気無い面が強い。エリートとしてのプライドが高く、いずれはティターンズのトップにのし上がるという野望を持った上昇志向を持つ人間だが、ティターンズ軍人にありがちなエリートを鼻にかけた故の高慢で嫌味な面がある。それ故に、軍人としては未熟で失態を演じてしまうも多く、「出戻りのジェリド中尉」と馬鹿にされる事もあったが、非道な作戦を実行させられれば後ろめたさを感じたり、[[友情]]を大切にする仲間思いな一面、ティターンズが下に見がちな[[連邦兵]]にも助けを求められれば無碍にしない等、傲慢なだけの人物という訳では無い。
   −
[[モビルスーツ]]のパイロットとしての能力は確かに優秀で、地上戦の成績は同期の中でもトップクラスの腕前だった一方、宇宙戦では今一つ奮わず、これも序盤の失態・苦戦の一因ともなっている。その宇宙戦のいろはを教えてくれた[[ライラ・ミラ・ライラ]]や友人のカクリコンを撃墜された事、そして自身の度重なる敗北によってカミーユの存在が自分にとっての「壁」と捉えるようになったジェリドは、執拗にカミーユの打倒へ固執する様になるも、そのカミーユ本人を捕らえた際は、恨みのある相手とは言え、直接手に掛けて殺す事に抵抗感を抱いていた。しかしその後、相思相愛の恋人となっていた[[マウアー・ファラオ]]までもカミーユとの戦いで失った後は、もはや名誉挽回云々よりもカミーユ抹殺する事だけが半ば生き甲斐になってしまい、ますます暴走していくようになった。
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[[モビルスーツ]]のパイロットとしての能力は確かに優秀で、地上戦の成績は同期の中でもトップクラスの腕前だった一方、宇宙戦では今一つ奮わず、これも序盤の失態・苦戦の一因だろう。その宇宙戦のいろはを教えてくれた[[ライラ・ミラ・ライラ]]や友人のカクリコンを撃墜された事、そして自身の度重なる敗北によってカミーユの存在が自分にとっての「壁」と捉えるようになったジェリドは、執拗にカミーユの打倒へ固執する様になるも、そのカミーユ本人を捕らえた際は、恨みのある相手とは言え、直接手に掛けて殺す事に抵抗感を抱いていた。しかしその後、相思相愛の恋人となっていた[[マウアー・ファラオ]]までもカミーユとの戦いで失った後は、もはや名誉挽回云々よりもカミーユ抹殺する事だけが半ば生き甲斐になってしまい、ますます暴走していくようになった。
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作中での'''「汚名挽回」'''がしばしば迷言として扱われるが、挽回とは状態を元に戻すという意味であるため実際には誤用ではない。
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作中での'''「汚名挽回」'''発言が誤用の典型例として有名だが、挽回とは状態を元に戻すという意味であるため一概に誤用というわけでもない(後述)。
    
=== 劇中の様相 ===
 
=== 劇中の様相 ===
 
宇宙世紀0063年にアメリカ南部の軍人家庭に生まれ、0086年8月に士官学校入学時の適性テストで好成績を修めた事でティターンズに指名される形で転属。その後の半年に及ぶ訓練の結果、[[ガンダムMk-II]]のパイロット候補に抜擢されるまでに至っている。
 
宇宙世紀0063年にアメリカ南部の軍人家庭に生まれ、0086年8月に士官学校入学時の適性テストで好成績を修めた事でティターンズに指名される形で転属。その後の半年に及ぶ訓練の結果、[[ガンダムMk-II]]のパイロット候補に抜擢されるまでに至っている。
   −
[[グリーンノア]]で、自分と同じくティターンズに選ばれた友人のカクリコンやエマを宇宙港で迎え入れた際、偶然その場にいたカミーユの名前を聞いてそれが男だった事に気付き、何気なく「なんだ男か」と言うのだが、自分の想像を遥かに上回る形で「カミーユ」の名前にコンプレックスを抱いていた彼から理解出来ない癇癪を起されたジェリドは一方的に殴打されてしまい、それに激怒したジェリドは、取り押さえられたカミーユの眉間を仕返しに蹴り返している。
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[[グリーンノア]]で、自分と同じくティターンズに選ばれた友人のカクリコンやエマを宇宙港で迎え入れた際、カミーユという名前が呼ばれたのを耳にし、振り向いてその姿を見て何気なく「なんだ男か」と口にするが、自分の想像を遥かに上回るほどに「カミーユ」の名前にコンプレックスを抱いていた彼の癇癪からジェリドはいきなり殴打されてしまい、それに激怒したジェリドは、取り押さえられたカミーユの眉間を仕返しに蹴り返している。
   −
ティターンズに尋問されたカミーユによって[[ガンダムMk-II]]の強奪事件以降、数多くのティターンズの軍事作戦に参加して[[エゥーゴ]]のパイロットになったカミーユを狙う事になるが、自らに宇宙戦闘について教えてくれた師であるライラはカミーユとの戦闘で死亡してしまい、続いて地球への降下作戦時にも、カミーユのMk-IIとの接触が原因でカクリコンが大気圏突入の失敗によって死亡。地上のジャブローへ降下したジェリドは執念深くカミーユに挑むも、敗れてしまい、機体から脱出する。その後、核爆弾によって爆発するジャブローに置き去りにされそうになった所でマウアーと出会い、彼女に助けられる形で何とか生還する。
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ティターンズに尋問されたカミーユが[[ガンダムMk-II]]の強奪事件に関わって以降、数多くのティターンズの軍事作戦に参加して[[エゥーゴ]]のパイロットになったカミーユを狙う事になるが、自らに宇宙戦闘について教えてくれた師であるライラはカミーユとの戦闘で死亡してしまい、続いて地球への降下作戦時にも、カミーユのMk-IIとの接触が原因でカクリコンが大気圏突入の失敗によって死亡。地上のジャブローへ降下したジェリドは執念深くカミーユに挑むも、敗れてしまい、機体から脱出する。その後、核爆弾によって爆発するジャブローに置き去りにされそうになった所でマウアーと出会い、彼女に助けられる形で何とか生還する。
   −
その後は、マウアーとコンビを組む形で[[ガブスレイ]]に搭乗し、再び宇宙へ上がったジェリドは、マウアーと共に[[ガディ・キンゼー]]の指揮する[[アレキサンドリア]]の所属となって毒ガス作戦に参加させられる事になる。マウアーとは恋仲となっていたのだが、彼女もまたカミーユの[[Ζガンダム]]の攻撃から自身を庇う形で死亡してしまい、自暴自棄になったジェリドは特攻を覚悟でアーガマに仕掛けるも、それさえも叶わず自らが負傷する形で失敗する。この負傷の治療の為、ジェリドは地球のキリマンジャロ基地に搬送されるのだが、そこでカミーユと[[フォウ・ムラサメ]]の二人を目撃。マウアーを殺された怒りに駆られたジェリドは、[[バイアラン]]を半ば強奪する形で奪い出撃し、カミーユのΖガンダムとフォウの[[サイコガンダム]]の戦いに割って入るが、フォウに妨害される形で失敗に終わる。なお、この時にジェリドのバイアランの攻撃はサイコガンダムのコックピット付近に直撃しており、フォウは命を落としている。
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その後は、マウアーとコンビを組む形で[[ガブスレイ]]に搭乗し、再び宇宙へ上がったジェリドは、マウアーと共に[[ガディ・キンゼー]]の指揮する[[アレキサンドリア]]の所属となって毒ガス作戦に参加させられる事になる。マウアーとは恋仲となっていたのだが、彼女もまたカミーユの[[Ζガンダム]]の攻撃から自身を庇う形で死亡してしまい、自暴自棄になったジェリドは特攻を覚悟でアーガマに仕掛けるも、それさえも叶わず自らが負傷する形で失敗する。この負傷の治療の為、ジェリドは地球のキリマンジャロ基地に搬送されるのだが、そこでカミーユと[[フォウ・ムラサメ]]の二人を目撃。マウアーを殺された怒りに駆られたジェリドは、[[バイアラン]]を半ば強奪する形で奪い出撃し、カミーユのΖガンダムとフォウの[[サイコガンダム]]の戦いに割って入るが、フォウに妨害される形で失敗に終わる。なお、この時にジェリドのバイアランの攻撃はサイコガンダムのコックピット付近に直撃しており、フォウを殺害する結果となった。
    
その後は三度宇宙へと上がり、[[ジャミトフ・ハイマン]]の護衛に選ばれたりと出世し、[[ハマーン・カーン]]との会見にも同席しており、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]を巡る戦いでは、[[リック・ディアス]]隊を率いていた[[アポリー・ベイ]]を撃墜する戦果を挙げる(ジェリド本人は[[ファ・ユイリィ]]の乗る[[メタス]]を狙ったが、それをアポリーのリック・ディアスが庇った)等、着実にパイロットとして成長していた面はあった。しかしながら完全にニュータイプへと覚醒したカミーユにとってはジェリドはもはや敵ではなく、最終決戦にて[[バウンド・ドック]]を駆り再びカミーユに挑んだ際、彼からの反撃によって機体が動かなくなった結果、爆発寸前となっていた[[ラーディッシュ]]の方に流され、そのまま巻き込まれて死亡。一人の少年に執着し続けた末にジェリドは名誉はおろか、マラサイやガブスレイやバウンド・ドックといった機体、ガルダ級、戦友、師匠、恋人、そして自分の人生すら失うという悉く悲惨な結末を迎えてしまった。
 
その後は三度宇宙へと上がり、[[ジャミトフ・ハイマン]]の護衛に選ばれたりと出世し、[[ハマーン・カーン]]との会見にも同席しており、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]を巡る戦いでは、[[リック・ディアス]]隊を率いていた[[アポリー・ベイ]]を撃墜する戦果を挙げる(ジェリド本人は[[ファ・ユイリィ]]の乗る[[メタス]]を狙ったが、それをアポリーのリック・ディアスが庇った)等、着実にパイロットとして成長していた面はあった。しかしながら完全にニュータイプへと覚醒したカミーユにとってはジェリドはもはや敵ではなく、最終決戦にて[[バウンド・ドック]]を駆り再びカミーユに挑んだ際、彼からの反撃によって機体が動かなくなった結果、爆発寸前となっていた[[ラーディッシュ]]の方に流され、そのまま巻き込まれて死亡。一人の少年に執着し続けた末にジェリドは名誉はおろか、マラサイやガブスレイやバウンド・ドックといった機体、ガルダ級、戦友、師匠、恋人、そして自分の人生すら失うという悉く悲惨な結末を迎えてしまった。
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=== キャラクターの総評 ===
 
=== キャラクターの総評 ===
『[[機動戦士Ζガンダム|Ζガンダム]]』の劇中に登場したティターンズの隊員の多くは、連邦軍の兵士達を格下扱いしたり、スペースノイドを蔑視する等、傲慢な性格の持ち主が多かったが、'''ジェリドは多少傲慢な面を見せても、他の隊員達に比べれば比較的マシなレベル'''と言えなくも無かった。物語冒頭における諍いの際も、'''カミーユに殴られたジェリドは顎の骨を砕かれる程の怪我を負った'''<ref>名前をとやかく言われたぐらいでの暴力としては明らかにやり過ぎであり、カミーユが傷害罪で逮捕されてしまったのも当然であったと言える。</ref>のに対し、ジェリドの方は相手が民間人の子供という事もあってか、ある程度加減する形で蹴っていた事が小説版で描かれ、最低限の良識は持っていた事がうかがわれる。
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『[[機動戦士Ζガンダム|Ζガンダム]]』の劇中に登場したティターンズの隊員の多くは、連邦軍の兵士達を格下扱いしたり、スペースノイドを蔑視する等、傲慢な性格の持ち主が多かったが、'''ジェリドも例には漏れないものの、他の隊員達に比べれば比較的マシなレベル'''と言えなくも無かった。物語冒頭における諍いの際も、'''カミーユに殴られたジェリドは顎の骨を砕かれる程の怪我を負った'''<ref>名前をとやかく言われたぐらいでの暴力としては明らかにやり過ぎであり、カミーユが傷害罪で逮捕されてしまったのも当然であったと言える。</ref>のに対し、ジェリドの方は相手が民間人の子供という事もあってか、ある程度加減する形で蹴っていた事が小説版で描かれ、最低限の良識は持っていた事がうかがわれる。
    
カミーユと因縁を作ってしまった事が彼の不幸の始まりと良く評されるが、ティターンズの所業と末路を考えれば仮にカミーユを倒せたとしても戦後に生き残ったティターンズ兵がネオ・ジオンやジオン残党に加わったり軍法会議で極刑や僻地送りになったり戦後までティターンズに所属していた兵士は不幸な人生を送ってて彼も例外ではなく破滅は必定であり、むしろ「'''ティターンズに所属してしまった事自体が、ジェリドにとって最大の不幸'''」であったのかも知れない。
 
カミーユと因縁を作ってしまった事が彼の不幸の始まりと良く評されるが、ティターンズの所業と末路を考えれば仮にカミーユを倒せたとしても戦後に生き残ったティターンズ兵がネオ・ジオンやジオン残党に加わったり軍法会議で極刑や僻地送りになったり戦後までティターンズに所属していた兵士は不幸な人生を送ってて彼も例外ではなく破滅は必定であり、むしろ「'''ティターンズに所属してしまった事自体が、ジェリドにとって最大の不幸'''」であったのかも知れない。
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その一方で、ダカール演説の際にはジェリド率いる部隊が市街地で大暴れをしたせいで、街を守ろうとするティターンズのダカール防衛隊と同士討ちを行ってしまい、その結果、アースノイドの指示を失いティターンズ内の穏健派の離反も招いた事から'''「カミーユへの敵対心由来のジェリドの行為がティターンズに大打撃」'''を与えた一面も存在する。
 
その一方で、ダカール演説の際にはジェリド率いる部隊が市街地で大暴れをしたせいで、街を守ろうとするティターンズのダカール防衛隊と同士討ちを行ってしまい、その結果、アースノイドの指示を失いティターンズ内の穏健派の離反も招いた事から'''「カミーユへの敵対心由来のジェリドの行為がティターンズに大打撃」'''を与えた一面も存在する。
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一方では、ただの[[民間人]]に過ぎなかったカミーユを戦争に巻き込み、結果的にティターンズに多大な被害をもたらした一要因とも言えるのだが、事の発端は本当に「些細な一言」に過ぎず、そもそも名前でどうこう言われたぐらいでいきなり相手を殴りとばしたり、それが原因で尋問を受けたのを半ば[[逆恨み]]してモビルスーツを奪い暴れる等、物語序盤のカミーユの行動も、客観的に見れば常軌を逸している他無いものであった。また、そのついでの感覚でエゥーゴに加担した短慮な行動も、結果的にカミーユの両親の死亡やファが両親と生き別れになった事にも繋がっている為、カミーユが戦争に関わった挙句に精神崩壊してしまった責任を、何から何までジェリドが悪いと見なしてしまうのは、主人公となるカミーユを主観とした判官贔屓になってしまうかもしれない。
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一方では、ただの[[民間人]]に過ぎなかったカミーユを戦争に巻き込み、結果的にティターンズに多大な被害をもたらした一要因とも言えるのだが、事の発端は本当に「些細な一言」に過ぎず、そもそも名前でどうこう言われたぐらいでいきなり相手を殴りとばしたり、それが原因で尋問を受けたのを半ば[[逆恨み]]してモビルスーツを奪い暴れる等、この時のカミーユの行動も、客観的に見れば常軌を逸したものである。また、そのついでの感覚でエゥーゴに加担した短慮な行動も、結果的にカミーユの両親の死亡やファが両親と生き別れになった事にも繋がっている為、カミーユが戦争に関わった挙句に精神崩壊してしまった責任を、何から何までジェリドが悪いと見なしてしまうのは、主人公となるカミーユを主観とした判官贔屓になってしまうかもしれない。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:恋人。ジェリドを庇ってカミーユに撃墜された。
 
:恋人。ジェリドを庇ってカミーユに撃墜された。
 
;[[フォウ・ムラサメ]]
 
;[[フォウ・ムラサメ]]
:TV版では、[[キリマンジャロ]]の戦いでカミーユの[[Ζガンダム]]を背後から倒そうとしたところ、彼を守るべく割って入ってきた彼女の乗る[[サイコガンダム]]の頭部にあるコクピットをビームサーベルで貫いてしまい、殺害してしまう。
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:TV版では、[[キリマンジャロ]]の戦いでカミーユの[[Ζガンダム]]を背後から倒そうとしたところ、彼を守るべく割って入ってきた彼女の乗る[[サイコガンダム]]の頭部にあるコクピットをビームサーベルで貫く形となり、殺害してしまう。
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
:上官。しかし、自分の恋人であるマウアーを取り込もうとする彼に嫉妬するなど、内心は快く思っておらず、ジェリドの中では蹴落とすべき対象として見なしていた。彼によって捨石のような扱いをされる事に……。
 
:上官。しかし、自分の恋人であるマウアーを取り込もうとする彼に嫉妬するなど、内心は快く思っておらず、ジェリドの中では蹴落とすべき対象として見なしていた。彼によって捨石のような扱いをされる事に……。
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=== [[地球連邦軍]] ===
 
=== [[地球連邦軍]] ===
 
;ヒルダ・ビダン
 
;ヒルダ・ビダン
:SRW未登場。第3話でティターンズの人質としてカプセルに入れられた彼女を、ジャマイカンに騙される形で殺害。ジェリドの方はカプセルの中に人が入っている事は知らず、その事実を知ったときには一応の罪悪感も感じていたが、それを隠しカミーユに殴らせてやるためにあえてカミーユを挑発して見せた。それだけプライドが高いとも言えるし、それで少しでも帳消しに出来るならしたいと言う意図もあった。
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:SRW未登場。カミーユの母。第3話でティターンズの人質としてカプセルに入れられた彼女を、ジャマイカンに騙される形で殺害。ジェリドの方はカプセルの中に人が入っている事は知らず、その事実を知ったときには多少なりとも罪悪感のある様子は見せていた。
 
:小説版では彼女自身はティターンズに連邦軍の仕事として整備、観測スタッフと称して裸にした上で無理矢理カプセルに入れた。ノーマルスーツどころか服と下着も奪った上で、である。
 
:小説版では彼女自身はティターンズに連邦軍の仕事として整備、観測スタッフと称して裸にした上で無理矢理カプセルに入れた。ノーマルスーツどころか服と下着も奪った上で、である。
 
;[[ライラ・ミラ・ライラ]]
 
;[[ライラ・ミラ・ライラ]]
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=== [[エゥーゴ]] ===
 
=== [[エゥーゴ]] ===
 
;[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[カミーユ・ビダン]]
:[[ライバル]]関係。ジェリドはフォウやカミーユの母を殺害しており、仇同士と言えなくもない。ジェリド自身仲間を次々殺されたが、母親を殺したのと単なる仲間を殺したのとでは重さが別次元で違う。
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:一方的気味ではあるが[[ライバル]]関係。最悪の出会いに始まり、カミーユに(殺し合った結果とはいえ)何人もの仲間を殺されて恨みを募らせていくが、ジェリドも(意図したことではないとはいえ)フォウやカミーユの母を殺害しており、仇同士でもある。
 
:『V』では条件を満たしているとカミーユ側はお互いに大事な人間を殺したこととそれが原因で殴り掛かったことを謝罪した。一方でジェリドは名前をバカにしたことだけを謝罪。結果としてだが原作第3話と同じく『カミーユが憎むのを止めたいからジェリドを許してあげた』形となる。一方でジェリドは『俺は自分のやって来た事を誰かに詫びるつもりはない』と言うスタンス。スパロボ初となる和解劇が描かれる。
 
:『V』では条件を満たしているとカミーユ側はお互いに大事な人間を殺したこととそれが原因で殴り掛かったことを謝罪した。一方でジェリドは名前をバカにしたことだけを謝罪。結果としてだが原作第3話と同じく『カミーユが憎むのを止めたいからジェリドを許してあげた』形となる。一方でジェリドは『俺は自分のやって来た事を誰かに詫びるつもりはない』と言うスタンス。スパロボ初となる和解劇が描かれる。
 
;[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]
 
;[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]
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:元同僚。同じティターンズであった時は彼女に窘められる事が多いのだが、実戦では彼女を圧倒している。
 
:元同僚。同じティターンズであった時は彼女に窘められる事が多いのだが、実戦では彼女を圧倒している。
 
;[[カツ・コバヤシ]]
 
;[[カツ・コバヤシ]]
:原作では、占拠した[[フォン・ブラウン]]で民間人に偽装して潜入していたカミーユを追い詰めたところを、彼に背後からアムロから渡された銃を突きつけられるが、一瞬の隙を突いて奪う。しかし、後にカツに奪い返されてしまう。
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:占拠した[[フォン・ブラウン]]で民間人に偽装して潜入していたカミーユを追い詰めたところを、彼に背後からアムロから渡された銃を突きつけられるが、一瞬の隙を突いて奪う。しかし、後にカツに奪い返されてしまう。
 
;[[アポリー・ベイ|アポリー]]
 
;[[アポリー・ベイ|アポリー]]
 
:終盤の[[ゼダンの門]]の戦いで、[[ファ・ユイリィ|ファ]]の[[メタス]]を攻撃したところ、彼女を守るべく割って入ってきた彼の[[リック・ディアス]]を撃墜する。
 
:終盤の[[ゼダンの門]]の戦いで、[[ファ・ユイリィ|ファ]]の[[メタス]]を攻撃したところ、彼女を守るべく割って入ってきた彼の[[リック・ディアス]]を撃墜する。
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:旧シリーズのDCでは『第3次』まで同僚。
 
:旧シリーズのDCでは『第3次』まで同僚。
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
:スパロボにおいてはカミーユに比べればそれほどでもないが、それでも多少なりとも彼を敵視している事が多い。
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:続編の主人公だからか、スパロボにおいてはカミーユほどではないが多少なりとも彼を強く敵視している事が多い。
 
;[[マシュマー・セロ]]
 
;[[マシュマー・セロ]]
 
:旧シリーズのDCでは『第3次』まで同僚。『第2次』では割と良好な関係であるが、『第3次』ではジェリドを軽んじる発言をする等で関係はやや悪い。
 
:旧シリーズのDCでは『第3次』まで同僚。『第2次』では割と良好な関係であるが、『第3次』ではジェリドを軽んじる発言をする等で関係はやや悪い。
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: 第1話で初登場した際の最初の台詞。地球から[[グリーンノア]]へ赴任してきた同僚である[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]と[[エマ・シーン|エマ]]を宇宙港へ迎えに来ていたのである。
 
: 第1話で初登場した際の最初の台詞。地球から[[グリーンノア]]へ赴任してきた同僚である[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]と[[エマ・シーン|エマ]]を宇宙港へ迎えに来ていたのである。
 
: このときジェリドの言う「ティターンズらしさ」とは一体何を指すのか、気になるところである。
 
: このときジェリドの言う「ティターンズらしさ」とは一体何を指すのか、気になるところである。
:富野節全開な言い回しであることを踏まえて考えると、恐らくは「ティターンズの制服がすっかり馴染んでいるじゃないか」くらいの感じだと思われる。
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: 富野節全開な言い回しであることを踏まえて考えると、恐らくは「ティターンズの制服がすっかり馴染んでいるじゃないか」くらいの感じだと思われる。
 
; 「''女の名前なのに…なんだ男か''」
 
; 「''女の名前なのに…なんだ男か''」
: カミーユを一目見た際に言い放った台詞。客観的に見れば本当に他愛のない一言と言えるのだが、相手がカミーユであったが為に、この一言で彼の運命が決まってしまった……。
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: カミーユを一目見た際に言い放った台詞。見ず知らずの他人の名前を揶揄するのは間違いなく失礼ではあるが、本人に向けたというより独り言に近い形なのもあり、いきなり殴られるほどの謂れはないであろう。
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: 普通なら他愛もない軽口で済まされるようなこの一言が、彼とカミーユの運命を激変させ、もっと言えば[[グリプス戦役]]の行く末をも左右することとなるのであった。
 
; 「そうか。そういうこと。なら男らしく扱ってやるよ!」
 
; 「そうか。そういうこと。なら男らしく扱ってやるよ!」
: カミーユが自身を殴った理由を知った際、この言葉を述べて取り押さえられたカミーユの顔面を蹴る。先に仕掛けたのはカミーユとは言え、抵抗の出来なくなった相手に対するジェリドの傲慢さと大人げなさが表れているが、'''小説版ではジェリドの方は顎の骨を砕かれる程の怪我を負った'''のに対し、まだ大人としてやや手加減している。
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: カミーユが殴ってきた理由を問い質した後、この言葉を述べて取り押さえられたカミーユの顔面を蹴る。カミーユに相当な非があるとはいえ、抵抗の出来なくなった相手に対するジェリドの傲慢さと大人げなさが表れているが、'''小説版ではジェリドの方は顎の骨を砕かれる程の怪我を負った'''のに対し、まだ大人としてやや手加減している。
 
; 「こりゃ始末書じゃ済まんかな」
 
; 「こりゃ始末書じゃ済まんかな」
 
: [[ガンダムMk-II]]でコロニー内では禁止されている超低空飛行を行い死傷者を多数出した挙句、ティターンズの本部ビルに突っ込んでしまった時の台詞。
 
: [[ガンダムMk-II]]でコロニー内では禁止されている超低空飛行を行い死傷者を多数出した挙句、ティターンズの本部ビルに突っ込んでしまった時の台詞。
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: 第3話にて、[[バスク・オム|バスク]]の命令でカミーユの母のカプセルを[[狙撃]]した後の台詞。ニュータイプの素質が感じられる。ジェリドは中に人間が乗せられていたことを知らず、爆弾か何かかと思っていた。
 
: 第3話にて、[[バスク・オム|バスク]]の命令でカミーユの母のカプセルを[[狙撃]]した後の台詞。ニュータイプの素質が感じられる。ジェリドは中に人間が乗せられていたことを知らず、爆弾か何かかと思っていた。
 
; 「母さん…母さんかい? 俺は知らなかったんだ。あのカプセルの中に君のお袋さんがいたなんて。まだオッパイが恋しい年頃だったんだもんな」<br />「殴ってもいいんだぜ。いつかの空港のときみたいにな」
 
; 「母さん…母さんかい? 俺は知らなかったんだ。あのカプセルの中に君のお袋さんがいたなんて。まだオッパイが恋しい年頃だったんだもんな」<br />「殴ってもいいんだぜ。いつかの空港のときみたいにな」
: 第4話で、カミーユの母の入ったカプセルを撃ち抜いてしまい、錯乱しアレキサンドリアに連行されたカミーユに吐き捨てた台詞。流石のジェリドも、今回ばかりは罪悪感を感じていたのだろう。
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: 第4話で、カミーユの母の入ったカプセルを撃ち抜いてしまい、錯乱しアレキサンドリアに連行されたカミーユに吐き捨てた台詞。
: しかし、この男どうも素直になれないのか、このように挑発して「殴っててくれれば少しは自分の心も晴れるだろう」と考えて起こした行動である。人に頭を下げた事のないジェリドには、これが最大限の誠意だったのだ。そして、この後カミーユに「僕はあなたのハイザックを抑えてみせた」と言い負かされる事に。
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: 流石のジェリドも今回ばかりは罪悪感を感じたのだろうが、いかんせん素直に詫びるということはできない様子で、このように挑発して「殴ってくれれば少しは自分の心も晴れるだろう」とばかりの態度をとるのであった。だがカミーユには「僕はあなたのハイザックを抑えてみせた」と受け流す形で言い負かされてしまう。
 
; 「ライラ。今度会ったら、ゆっくり酒でも飲まないか?」
 
; 「ライラ。今度会ったら、ゆっくり酒でも飲まないか?」
 
: 第7話より。ライラが自分と同じく上官の[[ジャマイカン・ダニンガン|ジャマイカン]]の事が嫌いであることがわかり、彼女と[[死亡フラグ|飲む約束を交わす]]。彼女の返事は、前向きなものであった。
 
: 第7話より。ライラが自分と同じく上官の[[ジャマイカン・ダニンガン|ジャマイカン]]の事が嫌いであることがわかり、彼女と[[死亡フラグ|飲む約束を交わす]]。彼女の返事は、前向きなものであった。
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:'''この台詞が迷台詞扱いになったのは90年代になってから'''で、80年代には複数のアニメで「汚名挽回」が使われており、少なくとも当時は「汚名挽回」が正しい日本語だという認識だったことが分かる。
 
:'''この台詞が迷台詞扱いになったのは90年代になってから'''で、80年代には複数のアニメで「汚名挽回」が使われており、少なくとも当時は「汚名挽回」が正しい日本語だという認識だったことが分かる。
 
: 劇場版が公開された頃になると時代が巡って「汚名挽回」でも正しいという意見が再浮上してきたが<ref>「汚名挽回」は言葉通りに捉えると「汚名を挽回する='''汚名を取り戻す'''」という意味になる。しかし「遅れを取り戻す=遅れで失った分を取り戻す」なので同様に「汚名を取り戻す=汚名で失った分を取り戻す」という意味なので正しい日本語だという意見もある。現に「遅れを挽回する」という言葉は特に間違いだとは思われていない。実際、サンライズ公式のパロディ漫画『IPポリス つづきちゃん』では、ジェリドがこの事を念頭に言い訳をしている。尤も直後にバスクから「(そういう話以前に)オメーは挽回するほど実績あんのか」と言われてしまったが…。また、『[[ヘボット!]]』においても、[[声優ネタ]]でネジ王がこの台詞を喋る場面が存在する他、擁護意見についても触れられている。</ref>、彼の台詞は「汚名返上」に直された。『[[スーパーロボット大戦Z]]』では、劇場版準拠の直されたセリフが一言セリフモードに登録されている。
 
: 劇場版が公開された頃になると時代が巡って「汚名挽回」でも正しいという意見が再浮上してきたが<ref>「汚名挽回」は言葉通りに捉えると「汚名を挽回する='''汚名を取り戻す'''」という意味になる。しかし「遅れを取り戻す=遅れで失った分を取り戻す」なので同様に「汚名を取り戻す=汚名で失った分を取り戻す」という意味なので正しい日本語だという意見もある。現に「遅れを挽回する」という言葉は特に間違いだとは思われていない。実際、サンライズ公式のパロディ漫画『IPポリス つづきちゃん』では、ジェリドがこの事を念頭に言い訳をしている。尤も直後にバスクから「(そういう話以前に)オメーは挽回するほど実績あんのか」と言われてしまったが…。また、『[[ヘボット!]]』においても、[[声優ネタ]]でネジ王がこの台詞を喋る場面が存在する他、擁護意見についても触れられている。</ref>、彼の台詞は「汚名返上」に直された。『[[スーパーロボット大戦Z]]』では、劇場版準拠の直されたセリフが一言セリフモードに登録されている。
:逆に「返上」は謙譲語なので、ありがたいものを返す際に使う言葉であって「汚名」というありがたくないものに使うのは間違いで、'''「汚名返上」こそが誤用'''だとする意見もある。
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:逆に「返上」は謙譲語なので、ありがたいものを返す際に使う言葉であって「汚名」というありがたくないものに使うのは間違いで、「汚名返上」こそが誤用だとする意見もある。
 
;マウアー「如何する気なのジェリド?」 <br>「監禁するさ」
 
;マウアー「如何する気なのジェリド?」 <br>「監禁するさ」
 
:第24話にて。ティターンズ占領下の[[フォン・ブラウン]]市内に潜入。軍港エリアでティターンズ艦隊の下見に来ていたカミーユが連邦軍人とトラブルになっていたのを割り込んで生け捕った際に。
 
:第24話にて。ティターンズ占領下の[[フォン・ブラウン]]市内に潜入。軍港エリアでティターンズ艦隊の下見に来ていたカミーユが連邦軍人とトラブルになっていたのを割り込んで生け捕った際に。
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