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233 バイト除去 、 2013年8月13日 (火) 12:40
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=== 3.世界観・設定の問題 ===
 
=== 3.世界観・設定の問題 ===
他作品と絡ませにくい設定の作品や、メインキャラクターが戦争に不向きな少年少女あるいは不向きな職種である作品の場合、制作スタッフの方針で参戦が見送られる場合がある。特に参戦作品の世界観や諸設定の再現する度合いが強くなっている近年においては作品設定の擦り合わせという面で作品の組み合わせにも影響する。これらの作品は[[α外伝]]や[[COMPACT3]]のように主な舞台を[[異世界]]にしたり、[[NEO]]のように他の参戦作品を調整することで、参戦が可能になる場合がある。そのため「あの作品がいるならこの作品は出しやすいor出しにくい」と言うような相性問題として議論になる場面も多い。<br />
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他作品と絡ませにくい設定の作品や、メインキャラクターが戦争に不向きな少年少女あるいは不向きな職種である作品の場合、制作スタッフの方針で参戦が見送られる場合がある。特に参戦作品の世界観や諸設定の再現する度合いが強くなっている近年においては作品設定の擦り合わせという面で作品の組み合わせにも影響する。これらの作品は[[α外伝]]や[[COMPACT3]]のように主な舞台を[[異世界]]にしたり、[[NEO]]のように他の参戦作品を調整することで、参戦が可能になる場合がある。そのため「あの作品がいるならこの作品は出しやすいor出しにくい」と言うような相性問題として議論になる場面も多い。<br />ただし『[[機動武闘伝Gガンダム|Gガンダム]]』の「[[ガンダムファイト]]」、『[[蒼穹のファフナー|ファフナー]]』の「日本消滅」等のように舞台装置が大幅改変・無視されることも常態化しているため、一概に「この設定では参戦できない」と断言することは出来ない。<br />また[[Zシリーズ]]では[[多元世界]]設定の導入によりこの問題をクリアしている。
また[[Zシリーズ]]では[[多元世界]]設定の登場により、この問題は幾分緩和されている。そもそも『[[機動武闘伝Gガンダム|Gガンダム]]』の「[[ガンダムファイト]]」、『[[蒼穹のファフナー|ファフナー]]』の「日本消滅」等のように舞台装置が改変・無視されることは日常茶飯事なので、一概に「この設定では参戦できない」とは断言できないのである。
      
『スーパーロボット大戦』という名前である以上、「ロボットアニメのみが参戦できる」と考えるのは自然だが、いわゆる「ロボットアニメ」という括りが明確に定義されているわけではないため、「この作品はロボットアニメなのかどうか」で参戦の可否が問われることもある。<br />
 
『スーパーロボット大戦』という名前である以上、「ロボットアニメのみが参戦できる」と考えるのは自然だが、いわゆる「ロボットアニメ」という括りが明確に定義されているわけではないため、「この作品はロボットアニメなのかどうか」で参戦の可否が問われることもある。<br />
 
現在ではスパロボ常連となっている『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』も、[[F]]で参戦が発表された当時は「エヴァは生体的な人造人間が活躍するし、作品としても変身巨大ヒーローもののオマージュだから、いわゆるロボットアニメとはジャンルが違う」という理由で参戦に抵抗があったファンもいた。<br />
 
現在ではスパロボ常連となっている『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』も、[[F]]で参戦が発表された当時は「エヴァは生体的な人造人間が活躍するし、作品としても変身巨大ヒーローもののオマージュだから、いわゆるロボットアニメとはジャンルが違う」という理由で参戦に抵抗があったファンもいた。<br />
特に『[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]』や『[[疾風!アイアンリーガー]]』のような「人間が操縦する巨大なロボット」が出てこない作品や、『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』のような「そもそもロボットバトル自体の比重が小さい」作品までもが参戦を果たした近年では、スパロボに参戦できる'''ロボットアニメの定義'''がより曖昧になってきている。ただ、この3作の参戦先([[スーパーロボット大戦J|J]]、[[スーパーロボット大戦W|W]]、[[NEO]]、[[OE]])はことごとく'''実験色の強い作品'''であり、だからこそ『テッカマンブレード』や『アイアンリーガー』のような物議を醸す作品が参戦できたのかもしれない。
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特に『[[疾風!アイアンリーガー]]』のような「人間が操縦する巨大なロボット」が出てこない作品や、『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』のような「そもそもロボットバトルが主題ではない」作品までもが参戦を果たした近年においては、スパロボに参戦できる'''ロボットアニメの定義'''はより曖昧になってきている。ただ、これらの参戦先([[NEO]]、[[OE]])はいずれも'''実験色の強い作品'''であり、故に参戦が実現したという見方もできる。
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=== 4.版権上の問題 ===
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=== 4.権利上の問題 ===
 
スパロボシリーズの販売元である旧バンプレストやバンダイナムコゲームスは、玩具メーカー・バンダイを含む『バンダイナムコグループ』の系列会社であるため、競合関係にあるタカラトミーやKONAMIがスポンサーを務めて商品化権を握っている作品の参戦は難しいというもの。スパロボに関わる権利はコンピューターゲームの販売権であり、基本的には玩具の販売権を取得している会社がゲームも販売することが多く、玩具の発売会社を確認することで大まかに判断できる。ただし稀にそれぞれの権利を別会社が取得している作品(例:『魔神英雄伝ワタル』・『超速変形ジャイロゼッター』)もあるので注意が必要。スパロボ外でも、バンダイがスポンサーを務めているアニメ『プリキュアシリーズ』には、同じく女児向けコンテンツでタカラトミーが展開する『プリティーリズム』のアニメ版に出演中の声優は採用されないという通説がある。<br />
 
スパロボシリーズの販売元である旧バンプレストやバンダイナムコゲームスは、玩具メーカー・バンダイを含む『バンダイナムコグループ』の系列会社であるため、競合関係にあるタカラトミーやKONAMIがスポンサーを務めて商品化権を握っている作品の参戦は難しいというもの。スパロボに関わる権利はコンピューターゲームの販売権であり、基本的には玩具の販売権を取得している会社がゲームも販売することが多く、玩具の発売会社を確認することで大まかに判断できる。ただし稀にそれぞれの権利を別会社が取得している作品(例:『魔神英雄伝ワタル』・『超速変形ジャイロゼッター』)もあるので注意が必要。スパロボ外でも、バンダイがスポンサーを務めているアニメ『プリキュアシリーズ』には、同じく女児向けコンテンツでタカラトミーが展開する『プリティーリズム』のアニメ版に出演中の声優は採用されないという通説がある。<br />
 
また、ゲーム業界に絞って考えれば、バンダイナムコゲームスはほとんどの同業他社と競合関係にあるため、他社が開発・販売したロボットゲーム作品、それらを原作とするロボットアニメ作品を参戦させることも困難とされている。ただし近年のゲーム業界は異なるメーカー間のコラボレーションが積極的に行われており、SEGAの『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|バーチャロン]]』のスパロボ参戦はその象徴的な例といえるだろう。
 
また、ゲーム業界に絞って考えれば、バンダイナムコゲームスはほとんどの同業他社と競合関係にあるため、他社が開発・販売したロボットゲーム作品、それらを原作とするロボットアニメ作品を参戦させることも困難とされている。ただし近年のゲーム業界は異なるメーカー間のコラボレーションが積極的に行われており、SEGAの『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|バーチャロン]]』のスパロボ参戦はその象徴的な例といえるだろう。

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