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=== BETAに関する歴史 ===
 
=== BETAに関する歴史 ===
第二次世界大戦の十数年後となる1959年、[[火星]]で巨大建造物と共に謎の生物が発見され、知的生命体であると期待した人類側は、これとコミュニケーションの確立を目的とする研究が開始される。
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第二次世界大戦の十数年後となる1959年、[[火星]]で巨大建造物と共に謎の生物が発見され、知的生命体であると期待した人類側は、これとコミュニケーションの確立を目的とする研究計画「オルタネイティヴ計画」が開始される。
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しかし、それから数年後となる1967年、同種と思われる生物が[[月|月面]]でも発見されるのだが、月面探査チームがそれらに虐殺された事でコミュニケーションが不可である事が確認され、人類はこれを敵対種と認定。以降は『BETA』と呼称される事になった。
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しかし、それから数年後となる1967年、同種と思われる生物が[[月|月面]]でも発見されるのだが、月面探査チームがそれらに虐殺された事でコミュニケーションが不可である事が確認され、人類はこれを敵対種と認定。以降は『BETA』と呼称される事になり、オルタネイティヴ計画もコミュニケーション方法の模索ではなくBETAの直接的な捕獲・解剖による研究へと方向転換する。
    
1973年にて、遂にBETAのユニットが地球へ降下。[[中国]]の西の果てであるカシュガルを最初の制圧地(オリジナル・ハイヴ)にした後、世界各地に渡って侵攻を開始する。当初は、1970年代レベル(ただし、現実よりも技術の進歩は早い)の航空兵器による空爆で対処は出来ていたが、高出力かつ超長距離射撃によるレーザー攻撃を得意とする光線級の出現以降は、実質的に地球側の航空戦力が無力化されてしまう(ろくに接近できないまま、レーザー砲によって撃墜されている)。1974年の[[カナダ]]への侵攻時は、BETA側に展開される前に戦術核で殲滅する方針がとられたが、放射能の影響によってカナダは人の住めない土地となり、人類の30%が減少してしまう事態となった。
 
1973年にて、遂にBETAのユニットが地球へ降下。[[中国]]の西の果てであるカシュガルを最初の制圧地(オリジナル・ハイヴ)にした後、世界各地に渡って侵攻を開始する。当初は、1970年代レベル(ただし、現実よりも技術の進歩は早い)の航空兵器による空爆で対処は出来ていたが、高出力かつ超長距離射撃によるレーザー攻撃を得意とする光線級の出現以降は、実質的に地球側の航空戦力が無力化されてしまう(ろくに接近できないまま、レーザー砲によって撃墜されている)。1974年の[[カナダ]]への侵攻時は、BETA側に展開される前に戦術核で殲滅する方針がとられたが、放射能の影響によってカナダは人の住めない土地となり、人類の30%が減少してしまう事態となった。
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; BETA 光線(レーザー)級 ルクス
 
; BETA 光線(レーザー)級 ルクス
 
: 全長3m程。巨大な2つの単眼を持つBETA。
 
: 全長3m程。巨大な2つの単眼を持つBETA。
: 2つの眼球から発射される高出力光学レーザーは'''単純射程距離200~300㎞、距離380㎞・高度1万mの飛翔体を的確に捕捉する精度'''をもつ。すなわち'''航空兵器は地平線から顔を出した瞬間に撃墜'''されるようになり、完全に無力化されてしまった。
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: 2つの眼球から発射される高出力光学レーザーは'''単純射程距離200~300㎞、距離380㎞・高度1万mの飛翔体を的確に捕捉する精度'''をもつ。すなわち'''航空兵器は地平線から顔を出した瞬間に撃墜'''されるようになり、完全に無力化されてしまった。ビームではなくレーザーであるため見てから回避することは不可能であり、撃たれたら装甲で耐えるしかないが、一般的な航空機の装甲程度では一瞬で穴が開いてしまうほどの威力を持つ。
 
: '''人型兵器が開発されることになった直接の要因'''。戦術機という人型兵器が開発された大きな理由の2つのうち一つが「縦穴を多く含むハイヴ内に少数で潜入して作戦を遂行できる機体であること」、もう一つが「光線級に撃墜される航空機に頼らず地上から進軍できる兵器であること」。
 
: '''人型兵器が開発されることになった直接の要因'''。戦術機という人型兵器が開発された大きな理由の2つのうち一つが「縦穴を多く含むハイヴ内に少数で潜入して作戦を遂行できる機体であること」、もう一つが「光線級に撃墜される航空機に頼らず地上から進軍できる兵器であること」。
: なお下記の重光線級を含め、決して味方誤射をしないという特性がある。射線上に他のBETAがいる場合はレーザー発射行動をぴたっと停止するため、光線級がいると思われる戦線では常に他のBETAの陰になるような位置で戦う事がセオリーとされている。
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: なお下記の重光線級を含め、決して味方誤射をしないという特性がある。射線上に他のBETAがいる場合はレーザー発射行動をぴたっと停止するため、光線級がいると思われる戦線では常に他のBETAの陰になるような位置で戦う事がセオリーとされている。レーザーは照射開始してから最大出力になるまで数秒かかるため、戦術機の対レーザーを想定されている装甲であれば撃たれてから撃墜されるまでの間の回避が間に合う可能性もあるが、絶対ではないのでやはり「そもそも撃たれない」ように動くのが必須。
 
: 接近することは容易ではないが、接近さえすれば戦術機の手足による打撃でも十分に殺傷可能。
 
: 接近することは容易ではないが、接近さえすれば戦術機の手足による打撃でも十分に殺傷可能。
 
:; BETA 重光線級 マグヌス・ルクス
 
:; BETA 重光線級 マグヌス・ルクス
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; BETA 重頭脳級『あ号標的』
 
; BETA 重頭脳級『あ号標的』
 
: カシュガルのオリジナルハイヴ最深部に存在する全てのBETAの統括者。人類と唯一コミュニケーションが取れる個体で、自らを「上位存在」と称した。極めて高度な対応力を持っており、人類が打ち立てた対BETA戦術の多くに対応してきた。だが、対応力はあるものの根本的な学習能力は皆無に等しく、生命体と認識しているのは自身を創造したケイ素系生物のみで、自分自身や地球人類を含めた炭素系生物は'''単なる消耗品'''としか見なしていない。この為、接触した武からは「馬鹿」と評された。
 
: カシュガルのオリジナルハイヴ最深部に存在する全てのBETAの統括者。人類と唯一コミュニケーションが取れる個体で、自らを「上位存在」と称した。極めて高度な対応力を持っており、人類が打ち立てた対BETA戦術の多くに対応してきた。だが、対応力はあるものの根本的な学習能力は皆無に等しく、生命体と認識しているのは自身を創造したケイ素系生物のみで、自分自身や地球人類を含めた炭素系生物は'''単なる消耗品'''としか見なしていない。この為、接触した武からは「馬鹿」と評された。
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: 最奥部に固定されており移動はできないが、周囲に生える触手を操って眼前に迫った外敵を迎撃する事は可能。その触手はXG-70d 凄乃皇・四型のラザフォード・フィールドを力押しで貫通するほどの強靭さを持つ。
 
: 最終的に武の手で破壊されるが、宇宙全体には10の37乗(10澗=10,000,000,000,000,000,000兆)体も存在すると語っている。ただし、それがBETA全体を指すのか、重頭脳級そのものを指すのか不明だが、武は後者と解釈している。
 
: 最終的に武の手で破壊されるが、宇宙全体には10の37乗(10澗=10,000,000,000,000,000,000兆)体も存在すると語っている。ただし、それがBETA全体を指すのか、重頭脳級そのものを指すのか不明だが、武は後者と解釈している。
  
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