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| また、本来の機能に加えてアルが持つ(本来は自身の鬼械神であるアイオーン用の)兵装を流用することができる。また、作中で明言されているわけではないが、『ネクロノミコン』以外でも力のある魔導書ならばデモンベインの起動は可能であるため、例えばマスターテリオンやアンチクロスの持つ魔導書で起動させれば、それぞれの魔導書による魔術や魔術兵装を使用できると思われる。漫画版では、ブラックロッジに強奪されたデモンベインにクラウディウスが乗り込んだ際、クラウディウスが生身で使う魔具である剣玉を装備していた。 | | また、本来の機能に加えてアルが持つ(本来は自身の鬼械神であるアイオーン用の)兵装を流用することができる。また、作中で明言されているわけではないが、『ネクロノミコン』以外でも力のある魔導書ならばデモンベインの起動は可能であるため、例えばマスターテリオンやアンチクロスの持つ魔導書で起動させれば、それぞれの魔導書による魔術や魔術兵装を使用できると思われる。漫画版では、ブラックロッジに強奪されたデモンベインにクラウディウスが乗り込んだ際、クラウディウスが生身で使う魔具である剣玉を装備していた。 |
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− | 動力源である「獅子の心臓」は、内蔵された「銀の鍵」により開かれた平行世界から無尽蔵にエネルギーを汲み上げる半永久的な機関であり、これによりデモンベインそのものは基本的にエネルギー切れ等を起こすことが無い。しかし、魔力に限っては搭乗者に依存するため、搭乗者の状態によっては動かなくなってしまうことも。全体に魔力を供給する為、伝導率の高い水銀(アゾート)を血液のように張り巡らせている。予備の動力として通常電力も搭載されているが、こちらにはデモンベインそのものを動かせるほどの出力はない。また、デモンベインの建造途中では当時の人類の技術'''(十九世紀末)'''が追いつかず、'''蒸気機関'''を補助動力としていたこともある。なお、この当時は鋼造の持っていた魔導書の一つ「死霊秘本機械語写本」(パンチカード製)が「心臓」の制御を担当していたが、それゆえかこの魔導書は生まれて間もない写本にも拘わらず精霊化を遂げている。 | + | 動力源である「獅子の心臓」は、内蔵された「銀の鍵」により開かれた平行世界から無尽蔵にエネルギーを汲み上げる半永久的な機関であり、これによりデモンベインそのものは基本的にエネルギー切れ等を起こすことが無い。しかし、魔力に限っては搭乗者に依存するため、搭乗者の状態によっては動かなくなってしまうことも。全体に魔力を供給する為、伝導率の高い水銀(アゾート)を血液のように張り巡らせている。予備の動力として通常電力も搭載されているが、こちらにはデモンベインそのものを動かせるほどの出力はない。また、デモンベインの建造途中では当時の人類の技術'''(十九世紀末)'''が追いつかず、'''蒸気機関'''を補助動力としていたこともある。なお、この当時は鋼造の持っていた魔導書の一つ「死霊秘本機械語写本」(当時最新のパンチカード製)が「心臓」の制御を担当していたが、それゆえかこの魔導書は生まれて間もない写本にも拘わらず精霊化を遂げている。 |
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| === 特性 === | | === 特性 === |
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| 鬼械神は術者の魔力を消費することで動くが、それゆえに召喚するだけでも多大な魔力を必要とする。しかしデモンベインはあくまでコピーであり、機械で構成されているため、魔導書さえあれば理論上誰でも操縦が可能(ゲーム版の瑠璃ルートで九郎が負傷して搭乗できなくなった際、アルと瑠璃が操縦した)。ただし、魔導書の力を引き出す関係上、基本的には魔術師でなければならない。 | | 鬼械神は術者の魔力を消費することで動くが、それゆえに召喚するだけでも多大な魔力を必要とする。しかしデモンベインはあくまでコピーであり、機械で構成されているため、魔導書さえあれば理論上誰でも操縦が可能(ゲーム版の瑠璃ルートで九郎が負傷して搭乗できなくなった際、アルと瑠璃が操縦した)。ただし、魔導書の力を引き出す関係上、基本的には魔術師でなければならない。 |
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− | また、不測の事態により魔導書を失った場合でも、マシンであるために召喚せずとも出撃可能であり、代替回路を用意できればパワーは落ちるものの問題なく動くことができる。事実、アルが戦闘不能に陥っていた期間、エルザがその役割を魔術回路で代替することでフォローしていた(もっとも、代替自体が本来は困難であるが)。
| + | また、不測の事態により魔導書を失った場合でも、それ自体が「魔術」であるため稼働不能になるオリジナルと違い、あくまで「鬼械神を真似たマシン」であるデモンベインは召喚せずとも出撃可能であり、代替回路を用意できればパワーは落ちるものの問題なく動くことができる。事実、アルが戦闘不能に陥っていた期間、エルザがその役割を魔術回路で代替することでフォローしていた(もっとも、代替自体が本来は困難であるが)。 |
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| 更に、機械であるため損傷箇所の修復やメンテナンス、細かな調整等が人の手により容易に行えることも強みとなっており、鬼械神の最大の弱点である「(術者の魔力が尽きるため)長く戦闘を続けることができない」という点がない。 | | 更に、機械であるため損傷箇所の修復やメンテナンス、細かな調整等が人の手により容易に行えることも強みとなっており、鬼械神の最大の弱点である「(術者の魔力が尽きるため)長く戦闘を続けることができない」という点がない。 |
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| :ゲーム版では初陣でいきなり使用するが、アニメ版ではアトランティス・ストライクが前倒しされて通算3戦目の[[デモンペイン]]戦で初使用。 | | :ゲーム版では初陣でいきなり使用するが、アニメ版ではアトランティス・ストライクが前倒しされて通算3戦目の[[デモンペイン]]戦で初使用。 |
| :『UX』では第1部の中盤([[ティベリウス]]戦)とさらに遅い初披露となり、イベントで一度使用されるがその時点では通常使用が解禁されず(イベントBGMだけはこの時点で解禁)、実装はなんと第2部の終盤、エルザ参戦ステージとなる。なお、サブパイエルザのデモンベインは、総合性能ではかなり弱体化しているが、この武装の解禁とエルザの精神コマンドも有り、一部分ではアル離脱時より強化されている。弱体化によってプレイヤーにかかるストレスを最小限に抑えるため、武装解禁をこのタイミングにしているのかもしれない。 | | :『UX』では第1部の中盤([[ティベリウス]]戦)とさらに遅い初披露となり、イベントで一度使用されるがその時点では通常使用が解禁されず(イベントBGMだけはこの時点で解禁)、実装はなんと第2部の終盤、エルザ参戦ステージとなる。なお、サブパイエルザのデモンベインは、総合性能ではかなり弱体化しているが、この武装の解禁とエルザの精神コマンドも有り、一部分ではアル離脱時より強化されている。弱体化によってプレイヤーにかかるストレスを最小限に抑えるため、武装解禁をこのタイミングにしているのかもしれない。 |
− | :ちなみにこっちにもエルザとノーマル九郎バージョンのカットインがあるが、実装タイミングが前述の通りのため、アル版のカットインはかなり先になる。ついでに言うと原作前半版のカットインはイベントとダウンロードコンテンツのみ。 | + | :ちなみにこっちにもエルザとノーマル九郎バージョンのカットインがあるが、実装タイミングが前述の通りのため、アル版のカットインはかなり先になる。ついでに言うと原作前半版のカットインはアメリカルート15話のイベント戦闘とバンダイチャンネルのツメスパロボ、キャンペーンマップ16のみ。 |
| :各所で話題となった瑠璃のパンモロカットインはこれで入る。 | | :各所で話題となった瑠璃のパンモロカットインはこれで入る。 |
| :元ネタは「覚悟のススメ」に登場した「螺螺螺・螺旋」。ちなみに「レムリア」はインド洋に存在したとされる大陸の事を指す。 | | :元ネタは「覚悟のススメ」に登場した「螺螺螺・螺旋」。ちなみに「レムリア」はインド洋に存在したとされる大陸の事を指す。 |
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| :本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。 | | :本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。 |
| :ちなみに発動用の詠唱文が存在。内容は始動が「荒ぶる螺旋に刻まれた 神々の原罪の果ての地で 我らは今聖約を果たす」、発動が「その切実なる命の叫びを胸に 祝福の華に誓って 我は世界を紡ぐ者なり」。リベル・レギスの方は形式だけ同じで内容が反対。 | | :ちなみに発動用の詠唱文が存在。内容は始動が「荒ぶる螺旋に刻まれた 神々の原罪の果ての地で 我らは今聖約を果たす」、発動が「その切実なる命の叫びを胸に 祝福の華に誓って 我は世界を紡ぐ者なり」。リベル・レギスの方は形式だけ同じで内容が反対。 |
− | :『UX』ではアル復帰後に追加される。強力だが消費が60と重く、ボス戦向け。ただし、51話のリベル・レギス戦で撃ち合いになった場合、カウンターで先手を貰うと'''フリーズしてしまう'''バグがある(より正確にはリベル・レギスの攻撃に対しこちらが反撃する形で撃ち合いになった場合フリーズする)。先述のように、このトラペゾヘドロンの激突がナイアの目的であるため、「原作再現っぽい」と原作ファンには若干好評だったりする(バグなのに)。 | + | :『UX』ではアル復帰後に追加される。強力だが消費が60と重く、ボス戦向け。ただし、51話のリベル・レギス戦で撃ち合いになった場合、カウンターで先手を貰うと'''フリーズしてしまう'''バグがある(より正確にはリベル・レギスの攻撃に対しこちらが反撃する形で撃ち合いになった場合フリーズする)。先述のように、このトラペゾヘドロンの激突がナイアの目的であるため、「原作再現っぽい」と原作ファンには若干好評だったりする(バグなのに)。また、隠し条件のフラグが判明していない頃は'''この武器を使うとマスターテリオン仲間フラグが折れる'''という説があった。 |
− | :また、隠し条件のフラグが判明していない頃は'''この武器を使うとマスターテリオン仲間フラグが折れる'''という説があった。
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| :なお、この戦闘では発動時の台詞が先述の詠唱文を使用した専用のものになるため、一度は見ておくといい。EPならばカウンターもないのでフリーズしない。ちなみにリベル・レギスの方もデモンベインに使う場合のみ専用の台詞が出る。 | | :なお、この戦闘では発動時の台詞が先述の詠唱文を使用した専用のものになるため、一度は見ておくといい。EPならばカウンターもないのでフリーズしない。ちなみにリベル・レギスの方もデモンベインに使う場合のみ専用の台詞が出る。 |
| :元ネタは勿論クトゥルフ神話。邪神「[[ナイア|闇を彷徨うもの]]」を呼び出すことの出来るとされる惑星ユゴスで作られた「偏四角多面体」。伝説の大陸レムリアで発見された後アトランティスへと運ばれ、古代エジプトにて「暗黒のファラオ」ネフレン=カが手にした。その後、現代になって邪教集団「星の智慧派」に渡ったとされる。 | | :元ネタは勿論クトゥルフ神話。邪神「[[ナイア|闇を彷徨うもの]]」を呼び出すことの出来るとされる惑星ユゴスで作られた「偏四角多面体」。伝説の大陸レムリアで発見された後アトランティスへと運ばれ、古代エジプトにて「暗黒のファラオ」ネフレン=カが手にした。その後、現代になって邪教集団「星の智慧派」に渡ったとされる。 |
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| :単純な斬撃に用いるのはもちろん、扇の様に展開してブーメランのような投擲武器や盾としても使用でき、斬撃の衝撃波でも物体を破壊することができる。魔力を通すことにより、灼熱の刃へと変化する。 | | :単純な斬撃に用いるのはもちろん、扇の様に展開してブーメランのような投擲武器や盾としても使用でき、斬撃の衝撃波でも物体を破壊することができる。魔力を通すことにより、灼熱の刃へと変化する。 |
| :UXでは第1部の中盤で追加。2度斬りつけた後に衝撃波で追撃する。準必殺技クラスの攻撃力を持ちながら気力制限なしという点が優秀。追加時のイベントではデモンベイン出撃まで剣が飛び回って自軍のHPを削り続けるという地味に厄介なイベントがある。なお、アニメ版では盾として使用した描写が無いためか、シールド防御はできない。 | | :UXでは第1部の中盤で追加。2度斬りつけた後に衝撃波で追撃する。準必殺技クラスの攻撃力を持ちながら気力制限なしという点が優秀。追加時のイベントではデモンベイン出撃まで剣が飛び回って自軍のHPを削り続けるという地味に厄介なイベントがある。なお、アニメ版では盾として使用した描写が無いためか、シールド防御はできない。 |
| + | :また本編では有射程・バリア貫通・気力制限なしの超優良武器だが、キャンペーンマップでは射程が1に落ちているので注意。 |
| ;クトゥグア&イタクァ | | ;クトゥグア&イタクァ |
| :炎の神性クトゥグア、風の神性イタクァという旧支配者の力を宿した二挺拳銃。作中でも言及されているように銃自体は「[[ネロ (デモンベイン)|暴君]]」が九郎に与えたもの。また、銃そのものはアルのページではないため、彼女が戦闘不能になった時も人間サイズの銃として実体化しており、マギウス・スタイルになれない九郎の主力武器となっていた。また、生前の[[覇道鋼造]]も愛用している。 | | :炎の神性クトゥグア、風の神性イタクァという旧支配者の力を宿した二挺拳銃。作中でも言及されているように銃自体は「[[ネロ (デモンベイン)|暴君]]」が九郎に与えたもの。また、銃そのものはアルのページではないため、彼女が戦闘不能になった時も人間サイズの銃として実体化しており、マギウス・スタイルになれない九郎の主力武器となっていた。また、生前の[[覇道鋼造]]も愛用している。 |
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| **また、そのルートでは、デモンベインを復元したのは鋼造ではなく、[[大十字九郎|鋼造を名乗る別の人物]]だったことが明かされている。 | | **また、そのルートでは、デモンベインを復元したのは鋼造ではなく、[[大十字九郎|鋼造を名乗る別の人物]]だったことが明かされている。 |
| **この「鋼造が回収して来た原作版デモンベイン」は、実はアニメ版のエピローグにも登場している。 | | **この「鋼造が回収して来た原作版デモンベイン」は、実はアニメ版のエピローグにも登場している。 |
− | *実は公式設定で様々な可能性のデモンベインが一度に召喚された事例があり、どんな姿でもおかしくないというある意味ぶっ飛んだ機体。液体だろうが未完成だろうが、崩壊寸前だろうが気体だろうが考えられうる可能性はおろか、考えられない可能性まで全てを内包している。その中にはマジンガーシリーズだったりゲッターロボシリーズだったり、果ては[[ミール]]だったりする可能性も存在していた。デモンベインの定義は恐らく「魔を断つ剣」であるため、本家デモンベインのように戦う意志さえあれば形に関係なく全てがデモンベインになりえる。この定義に従うならばUXでデモンベインとともに戦った自軍全員が「デモンベイン」であるという解釈も成り立つ。 | + | *「機神飛翔」では様々な可能性のデモンベインが一度に召喚された事例があり、どんな姿でもおかしくないというある意味ぶっ飛んだ機体。液体だろうが未完成だろうが、崩壊寸前だろうが気体だろうが考えられうる可能性はおろか、考えられない可能性まで全てを内包している。その中にはマジンガーシリーズだったりゲッターロボシリーズだったりイデオンだったりマクロスだったり、果ては[[ミール]]だったりする可能性も存在していた。「デモンベイン」とはあくまで「魔を断つ剣」という'''定義'''に与えられる名である(つまり本家の鬼械神もどきはその名を冠する一つに過ぎない)ため、その定義に沿って戦う意志さえあれば形に関係なく全てがデモンベインになりえる。この定義に従うならばUXでデモンベインとともに戦った自軍全員が「デモンベイン」であるという解釈も成り立つ。 |
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