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中盤以降は地球人への不信感を捨てており、序盤に比べて多少の成長を見せたが、周りが見えなくなって突撃してしまう悪癖や不用意な言動は殆ど改善されていないため、全体を通じては前述の通り『成長していない』という印象が拭えないものとなってしまっている<ref>その地球人の不信感を捨てた過程も全く描かれていないため、むしろ「ヒロインの説得で掌を返した」と手厳しく評された。</ref>。本編でも静流から『三つ子の魂百まで』と呆れられる場面がある。EDのエピローグシーンでもその時点で機密情報だった地球防衛隊の結成について口を滑らせたり、エルリックに遅刻を咎められた際に「時間厳守はアトリームでの話では」と幼稚な言い訳をするなど、そのうっかりさや幼稚さ、不用意な態度は最後まで大して改善されておらず、エルリックからもダメ出しを食らってしまっている。
 
中盤以降は地球人への不信感を捨てており、序盤に比べて多少の成長を見せたが、周りが見えなくなって突撃してしまう悪癖や不用意な言動は殆ど改善されていないため、全体を通じては前述の通り『成長していない』という印象が拭えないものとなってしまっている<ref>その地球人の不信感を捨てた過程も全く描かれていないため、むしろ「ヒロインの説得で掌を返した」と手厳しく評された。</ref>。本編でも静流から『三つ子の魂百まで』と呆れられる場面がある。EDのエピローグシーンでもその時点で機密情報だった地球防衛隊の結成について口を滑らせたり、エルリックに遅刻を咎められた際に「時間厳守はアトリームでの話では」と幼稚な言い訳をするなど、そのうっかりさや幼稚さ、不用意な態度は最後まで大して改善されておらず、エルリックからもダメ出しを食らってしまっている。
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度々繰り返す愚痴、思慮や配慮の足らない幼稚にも見える軽率な言動など、スパロボにおける20歳という年齢にしては精神年齢の低さが目立つ。[[K]]は勿論、スパロボシリーズには10代でもしっかりとした思考やモラルの持ち主が多数存在するため、殊更その幼稚さが際立ってしまっている。そこからの成長が殆ど見られないため、大多数のプレイヤーからヘイトを稼ぐ結果となった。『帰る場所を2度も失う』という'''歴代スパロボでも例のない素材を与えられていただけに、非常に残念'''な仕上がりであると言えよう。
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度々繰り返す愚痴、思慮や配慮の足らない幼稚にも見える軽率な言動など、スパロボにおける20歳という年齢にしては精神年齢の低さが目立つ。[[K]]は勿論、スパロボシリーズには10代でもしっかりとした思考やモラルの持ち主が多数存在するため、殊更その幼稚さが際立ってしまっている。そこからの成長が殆ど見られないため、大多数のプレイヤーからヘイトを稼ぐ結果となった。『帰る場所を2度も失う』という'''歴代スパロボでも例のない素材を与えられていただけに、非常に残念'''な仕上がりであると言えよう。本編でのミスト評は逆に言えばプレイヤーからの心象との剥離が少なく、この手のヘイトを浴びがちなキャラクターにあるような分不相応な他キャラクターからの持ち上げが中盤以降は意外なほどない…という話でもあり、そういう意味でも残念なキャラクターである。
    
寺田氏も今後OGシリーズ出演に際してどう扱うべきかは悩んでいるようで、公式ラジオ『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]』第776回において「『K』のままで行った方がいいのか、[[スパロボ補正|改変した方がいい]]のか、最早僕に判断できない」と吐露している。
 
寺田氏も今後OGシリーズ出演に際してどう扱うべきかは悩んでいるようで、公式ラジオ『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]』第776回において「『K』のままで行った方がいいのか、[[スパロボ補正|改変した方がいい]]のか、最早僕に判断できない」と吐露している。
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:嫌悪する地球人の指導者の一人。
 
:嫌悪する地球人の指導者の一人。
 
;[[ギルバート・デュランダル]]
 
;[[ギルバート・デュランダル]]
:嫌悪する地球人の指導者の一人。当初から侵略者との戦いよりも人類同士の争いを優先する彼のやり方に深い嫌悪感を抱いており、メサイア内部にて対峙するが、その最期に憤慨し、再び地球人への不信感に取り憑かれる。彼も人類の未来を真剣に考えていたと一定の理解を示しつつも、そのやり方は許さず、後々もデュランダルを後に戦うことになる[[ジーン (ゾイドジェネシス)|ジーン]]の同類呼ばわりして非難している(もっともデュランダルとジーンは独裁者然とした黒幕という点は共通しているが考え方などが決定的に違い、ミストに言われるほど似ているわけではなく、むしろ狡猾で傲慢な性格を持つジーンはストーリー後半に戦うことになる[[次大帝プロイスト]]と共通する点が多い)。
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:嫌悪する地球人の指導者の一人。当初から侵略者との戦いよりも人類同士の争いを優先する彼のやり方に深い嫌悪感を抱いており、メサイア内部にてキラとの対峙シーンに唐突に乱入。更には彼の最期に憤慨し、再び地球人への不信感に取り憑かれる。彼も人類の未来を真剣に考えていたと一定の理解を示しつつも、そのやり方は許さず、後々もデュランダルを後に戦うことになる[[ジーン (ゾイドジェネシス)|ジーン]]の同類呼ばわりして非難している(もっともデュランダルとジーンは独裁者然とした黒幕という点は共通しているが考え方などが決定的に違い、ミストに言われるほど似ているわけではなく、むしろ狡猾で傲慢な性格を持つジーンはストーリー後半に戦うことになる[[次大帝プロイスト]]と共通する点が多い)。
 
;[[タリア・グラディス]]
 
;[[タリア・グラディス]]
 
:メサイアから脱出する際に、彼女とデュランダルにも共に脱出する事を呼びかけるが、彼女はそれに応じる事無く、デュランダルと運命を共にする道を選ぶ。その姿に、ミストは再び地球人への不信感に取り憑かれる。
 
:メサイアから脱出する際に、彼女とデュランダルにも共に脱出する事を呼びかけるが、彼女はそれに応じる事無く、デュランダルと運命を共にする道を選ぶ。その姿に、ミストは再び地球人への不信感に取り憑かれる。
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:第17話ビルドベースルート「奪還せよ!もう一人の鋼鉄ジーグ!!」より、[[アンジェリカ・シャルティール|アンジェリカ]]が[[司馬宙|宙]]と[[卯月美和|美和司令]]のような関係で有りたいと言った際に言った台詞。
 
:第17話ビルドベースルート「奪還せよ!もう一人の鋼鉄ジーグ!!」より、[[アンジェリカ・シャルティール|アンジェリカ]]が[[司馬宙|宙]]と[[卯月美和|美和司令]]のような関係で有りたいと言った際に言った台詞。
 
;「そんなのはただの言い訳だ! 叶いもしない理想を無理矢理押し付けたお前の独善が悪いんだ!」
 
;「そんなのはただの言い訳だ! 叶いもしない理想を無理矢理押し付けたお前の独善が悪いんだ!」
:第19話「星の扉、運命の扉・後編」より、[[メサイア]]にてキラとデュランダルが対峙する場に唐突に乱入して、デュランダルにぶつけた怒りの言葉。結局デュランダルが[[デスティニープラン]]こそ人類を救済する絶対の手段として独善的な手段に走ってしまったのは事実であり、このミストの断罪の言葉は間違いではないのだが、皮肉にも一部の台詞はミスト自身にも当てはまってしまっており、シェルディアがヒロインの場合、次話の20話にてそれらを彼女に指摘される事になる。
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:第19話「星の扉、運命の扉・後編」より、[[メサイア]]にてキラとデュランダルが対峙する場に唐突に乱入して、デュランダルにぶつけた怒りの言葉。結局デュランダルが[[デスティニープラン]]こそ人類を救済する絶対の手段として独善的な手段に走ってしまったのは事実であり、このミストの断罪の言葉は間違いではないのだが、皮肉にも一部の台詞はミスト自身にも当てはまってしまっており、彼がそれを言う資格はない。しかしシェルディアがヒロインの場合、次話の20話にてそれらを彼女に指摘される事になり、作中でもこの台詞は否定的にみられている。
 
;「馬鹿な事言わないで下さい!」<br />「自分の命を捨てようとするなんて、人間同士で殺し合いをするのと同じくらい…いや、それ以上に愚かしい事だってわからないんですか?みんな助かるかもしれないじゃないですか! 一緒に脱出しましょう!」
 
;「馬鹿な事言わないで下さい!」<br />「自分の命を捨てようとするなんて、人間同士で殺し合いをするのと同じくらい…いや、それ以上に愚かしい事だってわからないんですか?みんな助かるかもしれないじゃないですか! 一緒に脱出しましょう!」
 
:同じく第19話。メサイア内部でデュランダルと対峙した際、後から来たタリアがデュランダルと一緒に崩壊寸前のメサイアで運命を共にする選択をした行為に対して、ミストは猛反発した。しかし、厳密に言えばそういう彼自身の行動にも無謀、もしくは自己犠牲的なもの…「命を投げ捨てようとする行動」が見受けられることがある。[[クリスタル・ハート]]が「自己犠牲」の精神によって大いに力を発揮する事を考えると皮肉な話ともいえる。
 
:同じく第19話。メサイア内部でデュランダルと対峙した際、後から来たタリアがデュランダルと一緒に崩壊寸前のメサイアで運命を共にする選択をした行為に対して、ミストは猛反発した。しかし、厳密に言えばそういう彼自身の行動にも無謀、もしくは自己犠牲的なもの…「命を投げ捨てようとする行動」が見受けられることがある。[[クリスタル・ハート]]が「自己犠牲」の精神によって大いに力を発揮する事を考えると皮肉な話ともいえる。
;「こんな星、守る価値なんかない! 俺はもう地球人のために戦いたくない!戦うなら勝手にやってくれ! 俺は艦を降りる!」
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;「まともな人なんて地球人には数えるほどしかいないんだよ…。''この部隊が特別なだけなんだ…''」<br />「こんな星、守る価値なんかない! 俺はもう地球人のために戦いたくない!戦うなら勝手にやってくれ! 俺は艦を降りる!」
:第20話「裏切りと出会いと」でデュランダルが戦死した後、作戦会議をさぼっていたミストを心配してやってきたアンジェリカとシェルディアに対して。かつての自分達の故郷と地球の境遇について比較して、遂に地球に対する不信感と悪意が爆発して叫んだ怒りの言葉。なお、この後にパートナーとなったヒロインに説得されるのだが、パートナーに選んだヒロインによって会話のやり取りが異なる。
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:第20話「裏切りと出会いと」でデュランダルが戦死した後、作戦会議をさぼっていたミストを心配してやってきたアンジェリカとシェルディアに対して。かつての自分達の故郷と地球の境遇について比較して、遂に地球に対する不信感と悪意が爆発して叫んだ怒りの言葉。強く印象に残る暴言だが、それでも自軍の仲間に対する好意的な感情だけは消えていないのが伺える。
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:なお、この後にパートナーとなったヒロインに説得されるのだが、パートナーに選んだヒロインによって会話のやり取りが異なる。どちらにしてもこの発言に対しては、ヒロイン達に明確に否定されている。
 
:余談だが、『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』の劇場作品である『テン・ゴーカイジャー』には'''「この星に守る価値はあるのか…?」'''というフレーズが度々使われており、ミストを想起した『K』のプレイヤーも少なくない。
 
:余談だが、『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』の劇場作品である『テン・ゴーカイジャー』には'''「この星に守る価値はあるのか…?」'''というフレーズが度々使われており、ミストを想起した『K』のプレイヤーも少なくない。
 
;「お、俺は…地球人が…醜い心を持ってるなんて…思いたく…う、ううっ…」<br />「どうしても…認めたくなくて…ううっ…」
 
;「お、俺は…地球人が…醜い心を持ってるなんて…思いたく…う、ううっ…」<br />「どうしても…認めたくなくて…ううっ…」
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**第776回では、杉田氏はミストのキャラクター像を、戦乱が常態化している地球を外から見た人間の視点であると踏まえた上で「(住民があえて口にしない)'''田舎の闇を、言い当てられてるみたい'''」と評した。誰もが理解している実生活における理想と現実のギャップ(平和を唱えながらも争いは起きる等)をミストの発言から想起させられ、そのリアルさから居心地の悪さを覚えてしまうと論じた。
 
**第776回では、杉田氏はミストのキャラクター像を、戦乱が常態化している地球を外から見た人間の視点であると踏まえた上で「(住民があえて口にしない)'''田舎の闇を、言い当てられてるみたい'''」と評した。誰もが理解している実生活における理想と現実のギャップ(平和を唱えながらも争いは起きる等)をミストの発言から想起させられ、そのリアルさから居心地の悪さを覚えてしまうと論じた。
 
*ミストの悪評が広まってからは、『UX』のシナリオライターである岸本みゆき氏がTwitterでミストの台詞を喋ったり、更には前述のように公式ラジオでもネタにされたり、挙句ソフト発売5年後の2014年3月20日にはスパロボ公式Twitterアカウントが「'''以下「楽しい宴会でしたね」禁止'''」と発言するなど([https://twitter.com/srw_game/status/446561218086457344 参考])、すっかり自虐ネタとして定着してしまっている。
 
*ミストの悪評が広まってからは、『UX』のシナリオライターである岸本みゆき氏がTwitterでミストの台詞を喋ったり、更には前述のように公式ラジオでもネタにされたり、挙句ソフト発売5年後の2014年3月20日にはスパロボ公式Twitterアカウントが「'''以下「楽しい宴会でしたね」禁止'''」と発言するなど([https://twitter.com/srw_game/status/446561218086457344 参考])、すっかり自虐ネタとして定着してしまっている。
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*後述するが、ミストは'''「霧」'''の俗称で呼ばれたりする。ただ、'''「霧」は英語で「Fog(フォッグ)」、「Mist(ミスト)」は「靄(もや)」の英名。'''似た現象ではあり、元々ミストに関係なく勘違いされやすい単語だが、気象用語では明確に区別されている単語である。ミスト自身が幸せな幻を見せられた時の話を「『夜霧のミスト』と呼ばれヒーローになっていた」とでっち上げたことも原因であろう。
    
*『[[スーパーロボット大戦BX]]』では地上ルート第8話のゲームセンターの背景として[[南雲一鷹|一鷹]]と共に、筐体の画面に一鷹のカットイン、ポスターに『K』クリア時の一枚絵が使われている(『K』における[[紫雲統夜|彼]]と同じ扱い)。ちなみにこのシーンは手前に格闘ゲームの筐体が並んでいるが、一番手前のものにはぼやけているものの[[カズマ・アーディガン|カズマ]]の第2部の姿が映っているほか、同じ画面のキャラセレクトでも[[ミヒロ・アーディガン|ミヒロ]]、[[アプリカント]]、[[ル=コボル]]らしき顔が映っている。
 
*『[[スーパーロボット大戦BX]]』では地上ルート第8話のゲームセンターの背景として[[南雲一鷹|一鷹]]と共に、筐体の画面に一鷹のカットイン、ポスターに『K』クリア時の一枚絵が使われている(『K』における[[紫雲統夜|彼]]と同じ扱い)。ちなみにこのシーンは手前に格闘ゲームの筐体が並んでいるが、一番手前のものにはぼやけているものの[[カズマ・アーディガン|カズマ]]の第2部の姿が映っているほか、同じ画面のキャラセレクトでも[[ミヒロ・アーディガン|ミヒロ]]、[[アプリカント]]、[[ル=コボル]]らしき顔が映っている。
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