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− | ロボットアニメにおける定番の一つ。 | + | ロボットアニメにおける定番の一つ。[[主人公]]メカ、またはパイロットにそっくりな敵が登場する。 |
− | [[主人公]]メカ、またはパイロットにそっくりな敵が登場する。 | |
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| == 概要・特徴 == | | == 概要・特徴 == |
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| 本物とは似て非なる別の物の事。主な利点としては、敵を騙し討ちにできること、本物の評判を下げ周囲からの信頼を落とすことなどが挙げられる。また、本物の性能をそっくりそのまま複製することにより、その戦力を自軍部隊に加え、[[量産型|あわよくば量産]]し、本物とも互角以上に渡り合う事が可能ということもありえる(往々にして、パイロットの突飛な発想や、周囲の援助などにより性能差を覆されて負けるのがお約束であるが)。 | | 本物とは似て非なる別の物の事。主な利点としては、敵を騙し討ちにできること、本物の評判を下げ周囲からの信頼を落とすことなどが挙げられる。また、本物の性能をそっくりそのまま複製することにより、その戦力を自軍部隊に加え、[[量産型|あわよくば量産]]し、本物とも互角以上に渡り合う事が可能ということもありえる(往々にして、パイロットの突飛な発想や、周囲の援助などにより性能差を覆されて負けるのがお約束であるが)。 |
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− | 偽物ロボットは、視聴者に見分けが付くように、本物より凶悪な外見や、黒っぽいカラーリングを有している(スーパー系の場合[[ダイゴウジ・ガイ#スパロボシリーズの名(迷)台詞|往々にして「ブラック○○」「ダーク○○」「○○シャドウ」といった名称]])ことが多い。しかし、作中の一般市民にとっては本物と見分けが付かないので、視聴者から「どういうことなのだ」と疑問視される事も多い(瓜二つでほとんど見分けがつかないなどの『例外』も多数存在するが)。 | + | 偽物ロボットは、視聴者に見分けが付くように、本物より凶悪な外見や、黒っぽいカラーリングを有している(スーパー系の場合[[ダイゴウジ・ガイ#スパロボシリーズの名(迷)台詞|往々にして「ブラック○○」「ダーク○○」「○○シャドウ」といった名称]])ことが多い。しかし、作中の一般市民にとっては本物と見分けが付かないので、視聴者から「どういうことなのだ」と疑問視される事も多い(瓜二つでほとんど見分けがつかないなどの『例外』も多数存在するが)。もっとも、『空想科学読本』でも著者の柳田理科雄氏に指摘されているように'''「“[[神]]の視点”で見る視聴者はともかく、劇中の人物達が『激しく動き回る巨大な存在』を正しく認識できるとは限らない」'''という意見もある。 |
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| この他、鹵獲した敵機や盗み出した設計図等を元に作られたコピー機体なども、コピーされた側からすれば「偽物」になると言えなくもない(例:桜多吾作版『[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|グレートマジンガー]]』の[[量産型グレートマジンガー]]、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ガンダムレギルス]]、『[[コードギアス 反逆のルルーシュ|コードギアス]]』に登場する[[グラスゴー]]のコピー機体である[[無頼]]など)。この例では[[ジェニオン]]も一応該当する([[ジェミニス]]からは一貫して[[ジェミニア]]の偽物扱いされている)。 | | この他、鹵獲した敵機や盗み出した設計図等を元に作られたコピー機体なども、コピーされた側からすれば「偽物」になると言えなくもない(例:桜多吾作版『[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|グレートマジンガー]]』の[[量産型グレートマジンガー]]、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ガンダムレギルス]]、『[[コードギアス 反逆のルルーシュ|コードギアス]]』に登場する[[グラスゴー]]のコピー機体である[[無頼]]など)。この例では[[ジェニオン]]も一応該当する([[ジェミニス]]からは一貫して[[ジェミニア]]の偽物扱いされている)。 |
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− | 現実な部分として「正規品・正規工場で製造してないもの」「外見だけ偽て、正規品のように製造したもの」を指す。見掛けだけコピーすることはできても、高性能かつ精密に組み立てられた物ほど再現しきれない、劣化コピーと評される。しかし、コピーが正規品を超える実例もある。コピーから得たノウハウから正規品を超えること自体、世の中の流れでは日常的<ref>例としてテレビ、[[パソコン]]、携帯電話などの電化製品</ref>。
| + | 現実な部分として「正規品・正規工場で製造していないもの」「外見だけ似せて、正規品のように製造したもの」を指す。見掛けだけコピーすることはできても、高性能かつ精密に組み立てられた物ほど再現しきれず、劣化コピーと評される。しかし、コピーが正規品を超える実例もある。コピーから得たノウハウから正規品を超えること自体、世の中の流れでは日常的<ref>例としてテレビ、[[パソコン]]、携帯電話などの電化製品。</ref>。 |
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| SRWにおいては、味方機体のグラフィックや戦闘アニメのモーションをそのまま使い回せるという利便性もあり、原作では一発退場した偽物が続くシナリオで[[量産機]]として登場することがままある。(もっとも、[[ゴッドマーズ]]のように左右非対称な機体の場合はそういったごまかしが効かないが…) | | SRWにおいては、味方機体のグラフィックや戦闘アニメのモーションをそのまま使い回せるという利便性もあり、原作では一発退場した偽物が続くシナリオで[[量産機]]として登場することがままある。(もっとも、[[ゴッドマーズ]]のように左右非対称な機体の場合はそういったごまかしが効かないが…) |
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| :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[ホリス・ホライアン|ホリス]]により'''「カオカイカー」'''と命名される。 | | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[ホリス・ホライアン|ホリス]]により'''「カオカイカー」'''と命名される。 |
| ;[[スターガオガイガー (レプリジン)]] | | ;[[スターガオガイガー (レプリジン)]] |
− | :レプリギャレオンが'''本物の'''ステルスガオーⅡ、ライナーガオー、ドリルガオーとファイナルフュージョンした形態。レプリギャレオン以外は本物のパーツを使用しているので、強さもほぼ同一。 | + | :レプリギャレオンが'''本物の'''ステルスガオーII、ライナーガオー、ドリルガオーとファイナルフュージョンした形態。レプリギャレオン以外は本物のパーツを使用しているので、強さもほぼ同一。 |
| ;[[ジャークライジンオー]] | | ;[[ジャークライジンオー]] |
| :[[ベルゼブ]]が[[アークダーマ]]に「[[ライジンオー]]は迷惑だ」と吹き込んで生み出した偽物。[[タイダー]]が「お菓子屋を襲わせてお菓子を強奪する」という'''あまりにくだらない悪事を働いたため、'''ライジンオーを動かす子供たちに疑いの目が行くことになった。 | | :[[ベルゼブ]]が[[アークダーマ]]に「[[ライジンオー]]は迷惑だ」と吹き込んで生み出した偽物。[[タイダー]]が「お菓子屋を襲わせてお菓子を強奪する」という'''あまりにくだらない悪事を働いたため、'''ライジンオーを動かす子供たちに疑いの目が行くことになった。 |
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| ;[[ハイザック]] | | ;[[ハイザック]] |
| :[[一年戦争]]終結後、[[地球連邦軍]]によって連邦と[[ジオン公国軍|ジオン]]の技術の融合を目指して作られた機体。[[ザク]]の構造を参考にしたためザクそっくりの外見になっている。[[ティターンズ]]所属の機体は[[ジオン兵|ジオン残党]]への恫喝を目的としてカラーリングまでザクに似せたため、そのジオン残党からは「ザクの偽物」扱いされている。 | | :[[一年戦争]]終結後、[[地球連邦軍]]によって連邦と[[ジオン公国軍|ジオン]]の技術の融合を目指して作られた機体。[[ザク]]の構造を参考にしたためザクそっくりの外見になっている。[[ティターンズ]]所属の機体は[[ジオン兵|ジオン残党]]への恫喝を目的としてカラーリングまでザクに似せたため、そのジオン残党からは「ザクの偽物」扱いされている。 |
− | :このほかにも宇宙世紀ではザクのフレームに[[ジム]]そっくりのハリボテを被せたゲム・カモフ(SRW未登場)や、サイコ・ザクMk-Ⅱ(SRW未登場)に鹵獲したガンダムの装甲を付けたパーフェクト・ガンダム(SRW未登場)なども作られている。 | + | :このほかにも宇宙世紀ではザクのフレームに[[ジム]]そっくりのハリボテを被せたゲム・カモフ(SRW未登場)や、サイコ・ザクMk-II(SRW未登場)に鹵獲したガンダムの装甲を付けたパーフェクト・ガンダム(SRW未登場)なども作られている。 |
| ;[[デスマスター]] | | ;[[デスマスター]] |
| :[[マスターガンダム]]の姿をした[[デスアーミー]]。他にも[[ドラゴンガンダム]]に化けた、デスドラゴン(SRW未登場)も存在している。 | | :[[マスターガンダム]]の姿をした[[デスアーミー]]。他にも[[ドラゴンガンダム]]に化けた、デスドラゴン(SRW未登場)も存在している。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *サイバスターの偽物が『[[第4次スーパーロボット大戦]]』の[[没データ|ROM上]]に存在する。 | | *サイバスターの偽物が『[[第4次スーパーロボット大戦]]』の[[没データ|ROM上]]に存在する。 |
− | *もっとも、『空想科学読本』でも著者の柳田理科雄氏に指摘されてるように'''「“[[神]]の視点”で見る視聴者はともかく、劇中の人物達が『激しく動き回る巨大な存在』を正しく認識できるとは限らない」'''という意見もある。
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