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;キュベレー(Cybele)
 
;キュベレー(Cybele)
 
:フリギア(現代のトルコ中西部に相当)で崇拝された太母神。大地にある様々な地形と動物たちを司る。その起源は新石器時代にも遡るとされる相当に古い神格である。ギリシャ、ローマにもその信仰が伝わったとされる。
 
:フリギア(現代のトルコ中西部に相当)で崇拝された太母神。大地にある様々な地形と動物たちを司る。その起源は新石器時代にも遡るとされる相当に古い神格である。ギリシャ、ローマにもその信仰が伝わったとされる。
:ライオンと縁が深く、ライオンに牽かせたチャリオットやライオンをあしらった玉座にすわった姿でも表現される。
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:[[ライオン]]と縁が深く、ライオンに牽かせたチャリオットやライオンをあしらった玉座にすわった姿でも表現される。
 
:*『[[機動戦士Ζガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』では[[キュベレイ]]の名の由来となっている。
 
:*『[[機動戦士Ζガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』では[[キュベレイ]]の名の由来となっている。
    
== 人物 ==
 
== 人物 ==
 
;ヘラクレス(Herakles)
 
;ヘラクレス(Herakles)
:ギリシア神話最大の英雄。ゼウスが人間の女に産ませた半神半人。夏の星座ヘラクレス座のモデル。
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:ギリシア神話最大の英雄。ゼウスが人間の女に産ませた、超怪力と凄まじい弓術を持つ半神半人。夏の星座ヘラクレス座のモデル。
 
:上記の出生からゼウスの妻ヘーラーから強く憎まれ、何度も殺されかけた挙句、ついには狂気を吹き込まれて妻子を惨殺するという罪を犯す。その贖罪のための冒険がヘラクレスの代表的な偉業である「12の功業」であり、この世に二つとない幻の物品の回収や諸英雄との決闘での連戦連勝、神々でさえ裸足で逃げ出すほどの大怪物の討伐、ギガントマキアにおける獅子奮迅の戦いぶりなど、12の功業以外にも様々な冒険や戦争で華々しい活躍をしている。[[リーオー|獅子座]]、[[キャンサー|蟹座]]、海蛇座はいずれも彼に討滅された怪獣である。
 
:上記の出生からゼウスの妻ヘーラーから強く憎まれ、何度も殺されかけた挙句、ついには狂気を吹き込まれて妻子を惨殺するという罪を犯す。その贖罪のための冒険がヘラクレスの代表的な偉業である「12の功業」であり、この世に二つとない幻の物品の回収や諸英雄との決闘での連戦連勝、神々でさえ裸足で逃げ出すほどの大怪物の討伐、ギガントマキアにおける獅子奮迅の戦いぶりなど、12の功業以外にも様々な冒険や戦争で華々しい活躍をしている。[[リーオー|獅子座]]、[[キャンサー|蟹座]]、海蛇座はいずれも彼に討滅された怪獣である。
 
:しかし、妻に乱暴しようとしたケンタウロスのネッソスを誅殺したところ、彼が死の間際に伏した謀略に嵌まって九つ首の毒大蛇ヒュドラの猛毒を浴びてしまい、不老不死の神や百戦錬磨の英傑さえ即座にのたうち回って死を懇願するほどの想像を絶する苦しみにさしものヘラクラスも耐えられず、自身の身体に火を付けさせて自害するという壮絶な最期を遂げた。死後、完全な[[神]]となり、異母姉である酌の女神へーべーと再婚した。
 
:しかし、妻に乱暴しようとしたケンタウロスのネッソスを誅殺したところ、彼が死の間際に伏した謀略に嵌まって九つ首の毒大蛇ヒュドラの猛毒を浴びてしまい、不老不死の神や百戦錬磨の英傑さえ即座にのたうち回って死を懇願するほどの想像を絶する苦しみにさしものヘラクラスも耐えられず、自身の身体に火を付けさせて自害するという壮絶な最期を遂げた。死後、完全な[[神]]となり、異母姉である酌の女神へーべーと再婚した。
:[[英語]]読みだと、ハーキュリーズまたはハーキュリー(Hercules)と言う。
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:[[英語]]読みだと、ハーキュリーズまたはハーキュリー(Hercules)。フランス語読みだとエルキュール(Hercule)でアガサ・クリスティーの推理小説『エルキュール・ポワロ』シリーズはこれに因む。
 
:*『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』では人間型[[戦闘獣]][[ハーキュリーズ]]が登場。
 
:*『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』では人間型[[戦闘獣]][[ハーキュリーズ]]が登場。
 
:*『[[ベターマン]]』では[[ヘラクレス]]の名の由来として使われている。
 
:*『[[ベターマン]]』では[[ヘラクレス]]の名の由来として使われている。
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;アスクレーピオス(Aesculapius)
 
;アスクレーピオス(Aesculapius)
 
:アポローンとコローニスの子で、ギリシャ神話最高の名医。
 
:アポローンとコローニスの子で、ギリシャ神話最高の名医。
:その腕前は死者すら蘇らせるほどだったが、冥界が開店休業状態となった(生者と死者のバランスが崩れた)ためハーデスがゼウスに抗議し、それを聞き入れたゼウスの放った雷で焼き殺された。しかし、功績そのものは高く評価され、天に上げられて[[サーペント|13番目の黄道星座・へびつかい座]]となった。なお、後に息子の死を知ったアポローンは我慢がならず、されどゼウスに直接逆らうことは出来なかったため、腹いせにゼウスの雷を作っていたキュクロープスたちを皆殺しにして滅ぼすという暴挙に及び、激怒したゼウスに危うくタルタロスに幽閉されかけるという事態にまで至っている。
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:その腕前は死者すら蘇らせるほどだったが、冥界が開店休業状態となった(生者と死者のバランスが崩れた)ためハーデスがゼウスに抗議し、それを聞き入れたゼウスの放った雷で焼き殺された。しかし、功績そのものは高く評価され、天に上げられて[[サーペント|13番目の黄道星座・へびつかい座]]となった。
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:のちには'''医学の神'''として崇められており、現在でも世界保健機関WHOなど、多くの医療・薬学に関わる組織で蛇の巻き付いた杖が紋章として使用されるのは、このへびつかい座に因む。
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:なお、後に息子の死を知ったアポローンは我慢がならず、されどゼウスに直接逆らうことは出来なかったため、腹いせにゼウスの雷を作っていたキュクロープスたちを皆殺しにして滅ぼすという暴挙に及び、激怒したゼウスに危うくタルタロスに幽閉されかけるという事態にまで至っている。
 
:ちなみにアルゴー号の冒険にも同行している。
 
:ちなみにアルゴー号の冒険にも同行している。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[アスクレプス]]の由来となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[アスクレプス]]の由来となっている。
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:*『[[ふしぎの海のナディア]]』では、登場人物の一人である[[メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラ]]の名前の由来となっている。
 
:*『[[ふしぎの海のナディア]]』では、登場人物の一人である[[メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラ]]の名前の由来となっている。
 
;デウカリオーン(Deucalion)
 
;デウカリオーン(Deucalion)
:デュカリオンとも呼ばれる。プロメテウスの子。「デウカリオーンの洪水」の神話に登場する。
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:デュカリオンとも呼ばれる。プロメテウスの子。ノアの大洪水とそっくりな「デウカリオーンの洪水」の神話に登場する。従兄妹である妻ピュラーと共に大洪水を生き延びた後、ヘルメスから「偉大なる親の骨を拾って後ろに投げろ」という啓示を受け、「偉大なる親=地母神ガイアの骨、すなわち大地を構成する石や岩」を拾って投げることで数多の子孫を生み出した(デウカリオーンが投げた石は息子に、ピュラーの石は娘になった)とされる。
 
:*『[[アルドノア・ゼロ]]』では飛行戦艦の[[デューカリオン]]の名前の由来となっている。
 
:*『[[アルドノア・ゼロ]]』では飛行戦艦の[[デューカリオン]]の名前の由来となっている。
    
== 生物、怪物 ==
 
== 生物、怪物 ==
 
;ペーガソス(Pegasus)
 
;ペーガソス(Pegasus)
:翼がある馬で、[[空]]を飛ぶことができる。海神ポセイドーンと怪物メドゥーサの間の子。天に昇ってペガスス座となり、ゼウスの雷を運ぶ。[[ラテン語]]読みだと「ペーガスス」、[[英語]]読みだと「ペガサス」である。
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:翼がある馬で、[[空]]を飛ぶことができる。海神ポセイドーンと怪物メドゥーサの間の子だったが、妊娠中に母がペルセウスに斬首されたことで'''その断面から生まれた'''という。ペルセウスからベレロフォンに渡るも、ベレロフォンの思い上がりに怒った<ref>ベレロフォンの傲慢ぶりに怒ったゼウスが毒虫を放ったり雷を落としてペーガソスを驚かせて無理矢理振り落とさせたという説もある。</ref>ため、彼を振り落とし天に昇ってペガスス座となり、ゼウスの雷を運ぶ。[[ラテン語]]読みだと「ペーガスス」、[[英語]]読みだと「ペガサス」である。
 
:*『[[機動戦士ガンダム]]』では[[ホワイトベース]]がペガサス級強襲揚陸艦2番艦に分類される。
 
:*『[[機動戦士ガンダム]]』では[[ホワイトベース]]がペガサス級強襲揚陸艦2番艦に分類される。
 
:*『[[テッカマンブレード]]』では[[ペガス]]の名前の由来となっている。
 
:*『[[テッカマンブレード]]』では[[ペガス]]の名前の由来となっている。
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:*『[[SDガンダムシリーズ]]』では、[[騎士ガンダム]]や[[四代目頑駄無大将軍]]などがケンタウロスモードを有している。
 
:*『[[SDガンダムシリーズ]]』では、[[騎士ガンダム]]や[[四代目頑駄無大将軍]]などがケンタウロスモードを有している。
 
;ギガース(Gigas)
 
;ギガース(Gigas)
:ウラノースの血がガイア(大地)に落ちた事で生まれた邪悪な巨人。あくまで巨人であり巨神ではないのでティターン神族とは全くの別物とされる。
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:ウラノースの血がガイア(大地)に落ちた事で生まれた邪悪な巨人。あくまで'''巨人'''であり'''巨神ではない'''のでティターン神族とは全くの別物とされる。
 
:極めて狂暴かつ邪悪であり、オリュンポス山に攻め込みゼウス達を倒そうと戦争を仕掛けた(ギガントマキア)。しかし、半神半人の英雄ヘラクレスにより親玉が叩きのめされて絶命し、指揮系統を失った部下たちも神々により討滅される。
 
:極めて狂暴かつ邪悪であり、オリュンポス山に攻め込みゼウス達を倒そうと戦争を仕掛けた(ギガントマキア)。しかし、半神半人の英雄ヘラクレスにより親玉が叩きのめされて絶命し、指揮系統を失った部下たちも神々により討滅される。
 
:複数呼称は「ギガンテス(Gigantes)」であり、英語読みだと[[ジャイアント・ロボ|「ジャイアント(Giant)」]]になる。
 
:複数呼称は「ギガンテス(Gigantes)」であり、英語読みだと[[ジャイアント・ロボ|「ジャイアント(Giant)」]]になる。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[OGシリーズ]]に登場する[[エキドナ・イーサッキ]]の名前の由来となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では[[OGシリーズ]]に登場する[[エキドナ・イーサッキ]]の名前の由来となっている。
 
;キマイラ(Chimaira)
 
;キマイラ(Chimaira)
:ガイアが深淵の闇タルタロスと交わって産んだ魔王テュポーンと、怪物エキドナの間に生まれた怪物。獅子の頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持ち、口から炎を吐く。ペガサスを乗りこなした英雄ベレロフォン(ポセイドンの息子)により殺された。
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:ガイアが深淵の闇タルタロスと交わって産んだ魔王テュポーンと、怪物エキドナの間に生まれた怪物。獅子の頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持ち、口から炎を吐く。ペーガソスを乗りこなした英雄ベレロフォン(ポセイドンの息子)により殺された。ちなみに、鬣があるにもかかわらず'''メスである'''。
 
:「キメラ」とも呼ばれ、転じて合成生物や複数の遺伝情報を持つ生物の代名詞ともなる。
 
:「キメラ」とも呼ばれ、転じて合成生物や複数の遺伝情報を持つ生物の代名詞ともなる。
 
:*『[[HEROMAN]]』では[[スクラッグ]]に拉致された地球人達を[[改造]]した生物兵器[[キメラ]]の名前の由来となっている。
 
:*『[[HEROMAN]]』では[[スクラッグ]]に拉致された地球人達を[[改造]]した生物兵器[[キメラ]]の名前の由来となっている。
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:*[[バンプレストオリジナル]]に登場する[[オルトロス隊]]の名前の由来となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]に登場する[[オルトロス隊]]の名前の由来となっている。
 
;スフィンクス(Sphinx)
 
;スフィンクス(Sphinx)
:言わずと知れた人面ライオンであるが、ギリシア神話では女性(♀)で羽根を生やしており、一説によればケンタウロスのような形状だったとも言われる。エキドナが自分の息子であるオルトロスと交わって産んだ子で、兄にネメアの獅子(後の[[リーオー|獅子座]])がいる。
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:言わずと知れた人面[[ライオン]]であるが、ギリシア神話では女性(♀)で羽根を生やしており、一説によればケンタウロスのような形状だったとも言われる。エキドナが自分の息子であるオルトロスと交わって産んだ子で、兄にネメアの獅子(後の[[リーオー|獅子座]])がいる。
 
:「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足で歩く生き物とは何だ」と旅人に訪ねて答えられなかった者を捕食していたが、テバイ王子オイディプスに「答えは人間だ(朝=ハイハイする赤ちゃん、昼=成長した姿、夜=杖をつく老人)」と即答され、無念のあまり自害した。
 
:「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足で歩く生き物とは何だ」と旅人に訪ねて答えられなかった者を捕食していたが、テバイ王子オイディプスに「答えは人間だ(朝=ハイハイする赤ちゃん、昼=成長した姿、夜=杖をつく老人)」と即答され、無念のあまり自害した。
 
:*『[[勇者ライディーン]]』の[[ライディーン]]はエジプトのスフィンクス像がモデル。
 
:*『[[勇者ライディーン]]』の[[ライディーン]]はエジプトのスフィンクス像がモデル。
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::「メデューサ」とも。
 
::「メデューサ」とも。
 
::蛇の頭髪と見た者を石化させる怪物であり、ゴルゴーン三姉妹の三女。元は美しい髪を持った美女だったが、「自分の髪はアテーナーの髪より美しい」と自慢したばかりにアテーナーの逆鱗に触れてこのような姿となった。
 
::蛇の頭髪と見た者を石化させる怪物であり、ゴルゴーン三姉妹の三女。元は美しい髪を持った美女だったが、「自分の髪はアテーナーの髪より美しい」と自慢したばかりにアテーナーの逆鱗に触れてこのような姿となった。
::それでもなお許されず、アテーナーの命を受けたペルセウス<ref>横暴な王から、「私の誕生日に貢物としてメデューサの首を持ってこい、さもなくばお前の母を后として差し出せ」と命じられており、これ幸いとアテーナーが様々な魔法のアイテムを授け、メデューサ抹殺を手助けした。なお、この王はペルセウスとの約束を反故にして母親を攫おうとしたためペルセウスの怒りを買い、メデューサの首で石にされた。</ref>がハデスの兜をかぶり'''透明になった'''所でメデューサが'''昼寝している'''時に襲撃され、'''鏡の盾越しに'''確認しつつ鎌で首を刎ねられて殺される。ここまでアテーナーが万全の策を練ったのは、確実にメデューサに引導を渡す為であった。その首は怪物や敵を倒す為に散々使い潰された挙句に、最後はアテーナーの盾アイギスに埋め込まれる。
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::それでもなお許されず、アテーナーの命を受けたペルセウス<ref>横暴な王から、「私の誕生日に貢物としてメデューサの首を持ってこい、さもなくばお前の母を后として差し出せ」と命じられており、これ幸いとアテーナーが様々な魔法のアイテムを授け、メデューサ抹殺を手助けした。なお、この王はペルセウスとの[[死亡フラグ|約束を反故にして母親を攫おうとした]]ためペルセウスの怒りを買い、メデューサの首で石にされた。</ref>がハデスの兜をかぶり'''透明になった'''所でメデューサが'''昼寝している'''時に襲撃され、'''鏡の盾越しに'''確認しつつ鎌で首を刎ねられて殺される。ここまでアテーナーが万全の策を練ったのは、確実にメデューサに引導を渡す為であった。その首は怪物や敵を倒す為に散々使い潰された挙句に、最後はアテーナーの盾アイギスに埋め込まれる。
 
::*『[[合身戦隊メカンダーロボ]]』では[[メデューサ将軍]]の名前の由来となっている。
 
::*『[[合身戦隊メカンダーロボ]]』では[[メデューサ将軍]]の名前の由来となっている。
 
::*『[[ベターマン]]』では[[メデューサ]]の名前の由来となっている。
 
::*『[[ベターマン]]』では[[メデューサ]]の名前の由来となっている。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では連邦軍タカ派によるクーデター「ミッション・ハルパー」の名前の由来となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では連邦軍タカ派によるクーデター「ミッション・ハルパー」の名前の由来となっている。
 
;ケーリュケイオン(kērukeion)
 
;ケーリュケイオン(kērukeion)
:ヘルメスの持つ杖。「カドゥケウス」とも。柄に巻き付いた2匹の蛇と頭に飾られた大きな翼が特徴。
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:ヘルメスの持つ杖。「カドゥケウス」とも。柄に巻き付いた2匹の蛇と頭に飾られた大きな翼が特徴。よくへびつかい座とゴッチャにされる。
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:ちなみに錬金術のシンボルとされる「フラメルの十字架」(錬金術を有名にした『某少年漫画』の主人公の上着の背中に書いてある紋様)はこのカドゥケウスが元になっている。
 
:*『[[宇宙戦艦ティラミス]]』では[[ケリュケイオン]]の名前の由来となっている。
 
:*『[[宇宙戦艦ティラミス]]』では[[ケリュケイオン]]の名前の由来となっている。
 
;トロイの木馬(Trojan Horse)
 
;トロイの木馬(Trojan Horse)
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:ギリシアの女神。どの女神かは諸説あり、一般的なのは[[正義]]を司る女神アストライアー、もしくはハーデースの后で農耕の女神ペルセフォネー。[[神]]に関連する星座の多くがその化身や所有物などであるのに対し、神そのものの星座は珍しい。
 
:ギリシアの女神。どの女神かは諸説あり、一般的なのは[[正義]]を司る女神アストライアー、もしくはハーデースの后で農耕の女神ペルセフォネー。[[神]]に関連する星座の多くがその化身や所有物などであるのに対し、神そのものの星座は珍しい。
 
;天秤座
 
;天秤座
:正義を計る天秤。乙女座となっている(候補の一柱)正義の女神アストライアーの物である。
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:正義を計る天秤。乙女座となっている(候補の一柱)正義の女神アストライアーの物である。弁護士を表すマークが天秤座モチーフなのはアストライアーに因む。
 
;蠍座
 
;蠍座
 
:英雄オーリーオーンを刺殺した神の使いであるサソリ。
 
:英雄オーリーオーンを刺殺した神の使いであるサソリ。
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