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− やがて敗戦が濃厚となり、本国の意向でシュテドニアス軍がラングランから撤退する中、汚名返上できないままの撤退に納得がいかなかった結果、戦力を得る為にラングランと明確に敵対する道を選んだカークス軍だけでなく、ヴォルクルス教団の[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]]とまで手を組んででも魔装機神への復讐を目論み、魔装機神の操者達からルオゾールが[[ヴォルクルス]]の分身を復活させようとしている事実を指摘されても、「ラングランが滅ぶなら結構な事だ」とまで言い切っていた。が、結局軍人としてのプライドを捨てた選択をとっても、勝てないままの末路を迎える事になってしまうのだった。ちなみに、この後の戦いでは、同じ指揮官格のパイロットであるロドニーやエリスが、ラ・ギアス全体の危機を防ぐ為に魔装機神の操者達に協力してヴォルクルスの分身と戦うという対照的な道を選んでいる。+
− 実質的にクーデターを起こしてシュテドニアスの実権を握ろうとしているラセツの副官兼特殊工作隊「デオ・シュバイル」の指揮官として追従しており、「悪鬼ラセツ」「野望の清算」を通るルートでは、カークスの遺産の存在に気付いて[[ズヴァイク・ノボトニー]]元帥を尋問した結果、カークスの搭乗していた[[エウリード]]の同型機が死蔵状態になっていたのを発見する事に成功。これによってラセツ率いるシュテドニアス軍の戦力を更に増強させる事となった。+
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=== 人物 ===
=== 人物 ===
プロ意識の強い根っからの職業軍人的気質の人物であるが、非常に好戦的な上に血の気が多く、そして執念深さの持ち主。しかし、元来の性格が幸いしてなのか、[[ファング・ザン・ビシアス]]と同様にプラーナの低いとされているラ・ギアス人の中でも高いプラーナの持ち主である様で、Bクラス魔装機の[[バフォーム]]や[[ギルドーラ]]といった上級の魔装機だけでなく、超魔装機クラスの機体も難無く乗りこなす事が出来る。20代後半に差し掛かったばかりの若さで階級が「少佐」にまで昇進している事実からも、軍人や魔装機操者としての能力は優秀である反面、その性格が災いしてなのか、最終的に失敗させてしまう事も少なくなかった。
プロ意識の強い根っからの職業軍人的気質の人物であるが、非常に好戦的な上に血の気が多く、そして執念深さの持ち主。しかし、元来の性格が幸いしてなのか、[[ファング・ザン・ビシアス]]と同様にプラーナの低いとされているラ・ギアス人の中でも高いプラーナの持ち主である様で、[[バフォーム]]や[[ギルドーラ]]といった上級クラスの魔装機だけでなく、[[エウリード]]や[[デュラクシール]]といった超魔装機クラスの機体も難無く乗りこなす事が出来る程。20代後半に差し掛かったばかりの若さで階級が「少佐」にまで昇進している事実からも、軍人や魔装機操者としての能力は優秀である反面、その性格が災いしてなのか、最終的に失敗させてしまう事も少なくなかった。
『LOE』第二章で上官となる[[ラセツ・ノバステ]]からは「口は堅い男だが、プライドも高い」と評されている。実際に劇中では、軍人としての出世志向を抱きながらも「プライドが高い」という部分に見合った行動を取り続けており、自らの軍人、そしてパイロットとしてのプライドを事ある毎に傷付けて来た魔装機神やその操者達への憎悪が肥大化していった結果、春秋戦争時の後半期には敵対関係にある[[カークス・ザン・ヴァルハレヴィア]]だけでなく、ラ・ギアスのあらゆる国家にとって共通の脅威である[[ヴォルクルス教団]]とさえも手を組んでまで復讐に出ようと考える等、政情等について全く意に介さない軍人としてもはや問題外なレベルの暴走行為に出ていた。三國戦争時においてラセツに従っていた動機も、春秋戦争時に自らに辛酸を舐めさせた魔装機神への復讐となっており、ラセツに関しては取り立ててもらった恩義よりも、むしろ彼の奸智に長けた部分について何処か冷めた視線で見ていた。
『LOE』第二章で上官となる[[ラセツ・ノバステ]]からは「口は堅い男だが、プライドも高い」と評されている。実際に劇中では、軍人としての出世志向を抱きながらも「プライドが高い」という部分に見合った行動を取り続けており、自らの軍人、そしてパイロットとしてのプライドを事ある毎に傷付けて来た魔装機神やその操者達への憎悪が肥大化していった結果、敵対関係にある[[カークス・ザン・ヴァルハレヴィア]]だけでなく、ラ・ギアスのあらゆる国家にとって共通の脅威である[[ヴォルクルス教団]]の[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]]とさえも手を組んでまで復讐に出ようと考える等、政情等について全く意に介さない軍人としてもはや問題外なレベルの暴走行為に出ていた。三國戦争時においてラセツに従っていた動機も、春秋戦争時に自らに辛酸を舐めさせた魔装機神への復讐となっており、ラセツに関しては取り立ててもらった恩義よりも、むしろ彼の奸智に長けた部分について何処か冷めた視線で見ていた。
なお、同じシュテドニアスのパイロットである[[ロドニー・ジェスハ]]や[[エリス・ラディウス]]とは、春秋戦争と三國戦争のストーリーにて活躍しているという共通点はあるものの、特殊工作部隊という所謂「日陰者」な自分と対照的に正規軍として表立って戦い出世出来る彼らの事を内心かなり嫌っていた模様。また、彼等が戦いの中で自分達の国だけでなく[[ラ・ギアス]]全体の未来を考えて行動を取っていったのに対し、自身は只管自らの出世や個人的な私怨の為だけに行動しており、最終的にそれは自らの破滅へと繋がってしまう事になった。
なお、同じシュテドニアスのパイロットである[[ロドニー・ジェスハ]]や[[エリス・ラディウス]]とは、春秋戦争と三國戦争のストーリーにて活躍しているという共通点はあるものの、特殊工作部隊という所謂「日陰者」な自分と対照的に正規軍として表立って戦い出世出来る彼らの事を内心かなり嫌っていた模様。また、彼等が戦いの中で自分達の国だけでなく[[ラ・ギアス]]全体の未来を考えて行動を取っていったのに対し、自身は只管自らの出世や個人的な私怨の為だけに行動しており、最終的にそれは自らの破滅へと繋がってしまう事になった。
その後も、魔装機神や地上世界の混成軍と遭遇しては屈辱を晴らそうと戦いを挑み続けるも、敗北を重ねてしまう事になり、更に[[ソディウム級移動要塞]]に乗艦してラングランから鹵獲した[[ノルス]]の2号機を輸送していた際は、[[シュウ・シラカワ]]の[[グランゾン]]による襲撃を受け、輸送していたノルスだけでなく軍資金までも奪われてしまうという更なる屈辱を受ける事態となってしまう。
その後も、魔装機神や地上世界の混成軍と遭遇しては屈辱を晴らそうと戦いを挑み続けるも、敗北を重ねてしまう事になり、更に[[ソディウム級移動要塞]]に乗艦してラングランから鹵獲した[[ノルス]]の2号機を輸送していた際は、[[シュウ・シラカワ]]の[[グランゾン]]による襲撃を受け、輸送していたノルスだけでなく軍資金までも奪われてしまうという更なる屈辱を受ける事態となってしまう。
やがて敗戦が濃厚となり、本国の意向でシュテドニアス軍がラングランから撤退する中、汚名返上できないままの撤退に納得がいかなかった結果、戦力を得る為にラングランと明確に敵対する道を選んだカークス軍だけでなく、ヴォルクルス教団とまで手を組んででも魔装機神への復讐を目論む。魔装機神の操者達からルオゾールが[[ヴォルクルス]]の分身を復活させようとしている事実を指摘されても、「ラングランが滅ぶなら結構な事だ」とまで言い切っていたが、結局軍人としてのプライドを捨てた選択をとっても、勝てないままの末路を迎える事になってしまう。ちなみに、この後の戦いでは、同じ指揮官格のパイロットであるロドニーやエリスが、ラ・ギアス全体の危機を防ぐ為に魔装機神の操者達に協力してヴォルクルスの分身と戦うという対照的な道を選んでいる。
==== 三國戦争([[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|LOE]])====
==== 三國戦争([[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|LOE]])====
クーデターを起こしてシュテドニアスの実権を握ろうとしているラセツの副官兼特殊工作隊「デオ・シュバイル」の指揮官として追従。「悪鬼ラセツ」「野望の清算」を通るルートでは、カークスの遺産の存在に気付いて[[ズヴァイク・ノボトニー]]元帥を尋問した結果、カークスの搭乗していた[[エウリード]]の同型機が死蔵状態になっていたのを発見する事に成功し、これによってラセツ率いるシュテドニアス軍の戦力を更に増強させる事となった。
しかし、この頃になると、ラセツの野望や自らの出世よりも、もはやただ魔装機神への復讐だけに躍起になり、その力を求める状態となっていた。その為、ルートによっては国家に対する忠誠心すらも完全に捨て去るも同然で、ラセツによる[[グレイブ・ゾラウシャルド]]大統領の暗殺にも加担。また、ラ・ギアス全体の危機を救う為に軍を離反してマサキ達に協力する道を選んだロドニーやエリスに対しても、「裏切り者」として憎悪を向けるばかりか、彼等の様に公に活躍が認められていた軍人達の為に自分の肩身が狭くなったと、逆恨みまでぶつける様になっている。
しかし、この頃になると、ラセツの野望や自らの出世よりも、もはやただ魔装機神への復讐だけに躍起になり、その力を求める状態となっていた。その為、ルートによっては国家に対する忠誠心すらも完全に捨て去るも同然で、ラセツによる[[グレイブ・ゾラウシャルド]]大統領の暗殺にも加担。また、ラ・ギアス全体の危機を救う為に軍を離反してマサキ達に協力する道を選んだロドニーやエリスに対しても、「裏切り者」として憎悪を向けるばかりか、彼等の様に公に活躍が認められていた軍人達の為に自分の肩身が狭くなったと、逆恨みまでぶつける様になっている。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
=== [[神聖ラングラン王国]] ===
;[[テュッティ・ノールバック]]
;[[テュッティ・ノールバック]]
:一目惚れするが一蹴される。テュッティ関連の[[死亡フラグ]]では彼とルビッカが最後まで生き残った。
:一目惚れするが一蹴される。テュッティ関連の[[死亡フラグ]]では彼とルビッカが最後まで生き残った。
;[[カークス・ザン・ヴァルハレヴィア]]
:本来なら敵同士であるが、フェイル軍が敵という共通点からか、春秋戦争の終盤時は共にルオゾールと結託する道を選んでいる。
=== [[シュテドニアス連合国]] ===
=== [[シュテドニアス連合国]] ===
:「野望の終わり」で、ロドニーにラセツの計画を潰されて追い詰められた際の本音。もっとも、部隊の性格上デオ・シュバイルの活躍は公には認められておらず、そのために彼の上司であるラセツも、将官クラスの権力を持ってはいるが表向きには大佐止まりということを考えると、出世したいと思うのも無理はないのかもしれない。
:「野望の終わり」で、ロドニーにラセツの計画を潰されて追い詰められた際の本音。もっとも、部隊の性格上デオ・シュバイルの活躍は公には認められておらず、そのために彼の上司であるラセツも、将官クラスの権力を持ってはいるが表向きには大佐止まりということを考えると、出世したいと思うのも無理はないのかもしれない。
;「くっそおおおっ!! デュラクシールでも勝てねえっていうのかっ!!」
;「くっそおおおっ!! デュラクシールでも勝てねえっていうのかっ!!」
:「ラセツの最期」での撃破時の言葉。生死は不明。
:「ラセツの最期」での撃破時の言葉。生死は不明だが、デュラクシールは脱出機能が外されているという設定を考慮すれば、確実に死亡した事が推察出来る。
;「ちっ……もう終わりか……ふ、まあ楽しかったぜ……」
;「ちっ……もう終わりか……ふ、まあ楽しかったぜ……」
:「悲しみを越えて」または「逆襲のラセツ」での、死を前にした最期の言葉。
:「悲しみを越えて」または「逆襲のラセツ」での、死を前にした最期の言葉。