;「勝敗もそうですが僕はアレの存在が許容できないのです」<br />「あれだけの巨体です強化魔法で支えるだけで莫大な魔力が必要になる。それだけの魔力を補う方法は僕の知る限りそう多くはありません」<br />「おそらく大量の魔力転換炉を積んでの集中運用。事実 それによって飛竜は強大な兵器となりましたが……、まさにそこが問題なのです。幻晶騎士として炉を一個ずつ運用するよりも巨大な兵器にした方が強力だとなってしまえば…、いずれ幻晶騎士は減り巨大兵器ばかりの未来が来るかもしれない」<br />「そんな未来がわずかでも有り得るならば――、僕にとっては許し難い所業です。幻晶騎士こそがこの世界の中心であり続けられるように、飛竜戦艦(アレ)はここで討ち滅ぼします」<br />「あんなもの僕の生きる時代には不要ですよね」<br />ダーヴィド「…お おう」 | ;「勝敗もそうですが僕はアレの存在が許容できないのです」<br />「あれだけの巨体です強化魔法で支えるだけで莫大な魔力が必要になる。それだけの魔力を補う方法は僕の知る限りそう多くはありません」<br />「おそらく大量の魔力転換炉を積んでの集中運用。事実 それによって飛竜は強大な兵器となりましたが……、まさにそこが問題なのです。幻晶騎士として炉を一個ずつ運用するよりも巨大な兵器にした方が強力だとなってしまえば…、いずれ幻晶騎士は減り巨大兵器ばかりの未来が来るかもしれない」<br />「そんな未来がわずかでも有り得るならば――、僕にとっては許し難い所業です。幻晶騎士こそがこの世界の中心であり続けられるように、飛竜戦艦(アレ)はここで討ち滅ぼします」<br />「あんなもの僕の生きる時代には不要ですよね」<br />ダーヴィド「…お おう」 |