6行目: |
6行目: |
| *所属:[[加藤機関]] | | *所属:[[加藤機関]] |
| *役職:加藤機関八番隊隊長 | | *役職:加藤機関八番隊隊長 |
− | *主な搭乗機:ヤオヨロズ、ヘリオス(アニメ版)、イダテン試作機(原作漫画版) | + | *主な搭乗機:[[ヤオヨロズ]]、ヘリオス(アニメ版)、イダテン試作機(原作漫画版) |
| *キャラクターデザイン:下口智弘(原作漫画版)、平井久司(アニメ版) | | *キャラクターデザイン:下口智弘(原作漫画版)、平井久司(アニメ版) |
| | | |
− | 加藤機関八番隊隊長(ただし、久嵩以外のメンバーを全く信用していないため、名目のみで部下はいない)。低身長かつ東京タワーの観光客が彼を見た時、思わず不快な反応を示す程の醜い容姿の持ち主で、口の周りが汚れている。
| + | [[加藤機関]]八番隊隊長(ただし、久嵩以外のメンバーを全く信用していないため、名目のみで部下はいない)。低身長かつ東京タワーの観光客が彼を見た時、思わず不快な反応を示す程の醜い容姿の持ち主で、口の周りが汚れている。<br/> |
− | | |
| 自分の「想像力の高さ」に異様に固執する性格で、想像力のない他者を嘲笑している。かつて上海において2万人以上の死者を出した爆破事件の実行犯で、収監されている所を機関に迎えられた。 | | 自分の「想像力の高さ」に異様に固執する性格で、想像力のない他者を嘲笑している。かつて上海において2万人以上の死者を出した爆破事件の実行犯で、収監されている所を機関に迎えられた。 |
| | | |
− | === アニメ版 ===
| + | 前述の通り自身の想像力の高さに固執する性格だが、原作・アニメともに備えはしてもそれを超える(='''想像を超える''')事態に直面して驚いたり、痛い目を見たりする場面が多く、本当に想像力が高いのかはかなり疑わしい(下手をすると加藤機関で一番想像力が足りない可能性もある)。<br/> |
| + | 事実、彼の言動を噛み砕いて見ると、自身の思い込みを想像力と取り違えている節が見られ、久嵩にスカウトされたことでその傾向に拍車がかかった、というのが真相のようだ。 |
| | | |
− | 宇宙空間での戦闘において、無人衛星兵器・「ヘリオス」を駆使して[[ラインバレル]]を追いつめたものの、エグゼキューターの直撃を受けて戦死した。久嵩はその死を悼み、とある場所の墓石に自らナイフでその名を刻んでいた。
| + | ちなみに「おうせい」までが姓であり「りく」が名である。 |
− | | |
− | なお、ヘリオスによるラインバレルとの戦闘は、実はヘリオスをラインバレルに破壊させることで時空に揺らぎを作り、後にセントラルが侵攻して来る道筋を作ることが目的であり、その意味では捨て駒にされたと言える。
| |
| | | |
| === 原作漫画版 === | | === 原作漫画版 === |
− | 東京タワーを襲撃した際にラインバレルに撃退され、ヤオヨロズを失う。
| + | 東京タワーを襲撃した際に[[ラインバレル]]に撃退され、[[ヤオヨロズ]]を失う。 |
| | | |
| その後、「想像力が足りない」と断言した浩一に復讐すべく、絵美を誘拐するという「機関の目的に反する小さな行為」を行ったことで機関から見限られ、彼の命令を受けた沢渡に抹殺された。しかも久嵩は陸を全く信用しておらず、いつか目に余る行動をとるだろうと沢渡に始末を任せていたり、抹殺報告を受けても興味も示さなかった。 | | その後、「想像力が足りない」と断言した浩一に復讐すべく、絵美を誘拐するという「機関の目的に反する小さな行為」を行ったことで機関から見限られ、彼の命令を受けた沢渡に抹殺された。しかも久嵩は陸を全く信用しておらず、いつか目に余る行動をとるだろうと沢渡に始末を任せていたり、抹殺報告を受けても興味も示さなかった。 |
| | | |
− | 前述の通り自身の想像力の高さに固執する性格だが、原作・アニメともに備えはしてもそれを超える(='''想像を超える''')事態に直面して驚いたり、痛い目を見たりする場面が多く、本当に想像力が高いのかはかなり疑わしい(下手をすると加藤機関で一番想像力が足りない可能性もある)。
| + | === アニメ版 === |
− | | + | 宇宙空間での戦闘において、無人衛星兵器・「ヘリオス」を駆使して[[ラインバレル]]を追いつめたものの、エグゼキューターの直撃を受けて戦死した。久嵩はその死を悼み、とある場所の墓石に自らナイフでその名を刻んでいた。 |
− | 事実、彼の言動を噛み砕いて見ると、自身の思い込みを想像力と取り違えている節が見られ、久嵩にスカウトされたことでその傾向に拍車がかかった、というのが真相のようだ。
| |
| | | |
− | ちなみに「おうせい」までが姓であり「りく」が名である。
| + | なお、ヘリオスによるラインバレルとの戦闘は、実はヘリオスをラインバレルに破壊させることで時空に揺らぎを作り、後にセントラルが侵攻して来る道筋を作ることが目的であり、その意味では漫画版同様に捨て駒にされたと言える。 |
| | | |
| ==登場作品と役柄== | | ==登場作品と役柄== |
| ===携帯機シリーズ=== | | ===携帯機シリーズ=== |
− | ;[[スーパーロボット大戦L]]:初登場作。イベントで乗機の[[ヤオヨロズ]]は[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]の[[R-ダイガン]]に破壊され、その後は[[アルマ|ステルスアルマ]]に乗り換えるが、今度は[[城崎絵美|絵美]]の[[ラインバレル mode-B|ラインバレル]]に撃墜され死亡。原作より長生きはしたが、ヤオヨロズやヘリオスといった見せ場がないためかませ犬感が強くなっている。とはいえ死後は沢渡やデミトリー達にもその死を悼まれる描写もあり、アニメと比べてもまだマシな扱いと言えるかもしれない。 | + | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
| + | :初登場作。イベントで乗機の[[ヤオヨロズ]]は[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]の[[R-ダイガン]]に破壊され、その後は[[アルマ|ステルスアルマ]]に乗り換えるが、今度は[[城崎絵美|絵美]]の[[ラインバレル mode-B|ラインバレル]]に撃墜され死亡。原作より長生きはしたが、ヤオヨロズやヘリオスといった見せ場がないためかませ犬感が強くなっている。とはいえ死後は沢渡やデミトリー達にもその死を悼まれる描写もあり、アニメと比べてもまだマシな扱いと言えるかもしれない。 |
| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
| :JUDAルート8話「明日への道標」で登場。今回はきちんと[[ヤオヨロズ]]に乗って来る。ただ、今回もどちらかというと咬ませ犬感が強く、能力が低い上に気力が上がりにくく、[[ディスィーブ]]の攻撃を受けた後だとあっさり落とされてしまう。その後は日本ルート14話「黒の執行者」で登場し、原作通りの末路を迎える。いずれも分岐中のステージのため、前作に引き続き、ルート選択によっては一度も出会わないうちに退場してしまう。<br/>また、デモンベインと共演している都合か、ファンからは「インスマウスの民」呼ばわりされることも。 | | :JUDAルート8話「明日への道標」で登場。今回はきちんと[[ヤオヨロズ]]に乗って来る。ただ、今回もどちらかというと咬ませ犬感が強く、能力が低い上に気力が上がりにくく、[[ディスィーブ]]の攻撃を受けた後だとあっさり落とされてしまう。その後は日本ルート14話「黒の執行者」で登場し、原作通りの末路を迎える。いずれも分岐中のステージのため、前作に引き続き、ルート選択によっては一度も出会わないうちに退場してしまう。<br/>また、デモンベインと共演している都合か、ファンからは「インスマウスの民」呼ばわりされることも。 |
45行目: |
43行目: |
| | | |
| ==[[BGM|パイロットBGM]]== | | ==[[BGM|パイロットBGM]]== |
− | ;「鬼帝の剣」:主題歌。 | + | ;「鬼帝の剣」:主題歌。Lで採用。 |
| | | |
| ==人間関係== | | ==人間関係== |
| ;[[加藤久嵩]] | | ;[[加藤久嵩]] |
− | :彼を唯一信用している。アニメ版では部下として認めている(捨て駒にしたあたり、それも怪しいが)が、原作漫画版ではあくまで捨て駒としてのスカウトであり、最初から信頼も期待もしていないと、対応が大きく異なる。 | + | :彼を唯一信用している。アニメ版では部下として認めている(捨て駒にした辺りそれも怪しいが)が、原作漫画版ではあくまで捨て駒としてのスカウトであり、最初から信頼も期待もしていないと、対応が大きく異なる。 |
| ;[[沢渡拓郎]] | | ;[[沢渡拓郎]] |
| :同僚。原作漫画版及び[[UX]]では久嵩の命令を受けた彼の部下に抹殺された。 | | :同僚。原作漫画版及び[[UX]]では久嵩の命令を受けた彼の部下に抹殺された。 |
66行目: |
64行目: |
| ;[[エイーダ・ロッサ]] | | ;[[エイーダ・ロッサ]] |
| :Lにおいて彼女にヤオヨロズを破壊されてしまう。その際、「想像力が足りない」と辛辣な言葉を浴びせられた。 | | :Lにおいて彼女にヤオヨロズを破壊されてしまう。その際、「想像力が足りない」と辛辣な言葉を浴びせられた。 |
| + | :UXでは最初から敵対。 |
| ;[[サヤ・クルーガー]] | | ;[[サヤ・クルーガー]] |
| :UXにおいて絵美共々彼女を誘拐する。 | | :UXにおいて絵美共々彼女を誘拐する。 |
| | | |
| ==名台詞== | | ==名台詞== |
− | ===アニメ版===
| |
− | ;「残念ですが、'''今年のクリスマスは中止になりましたぁ!'''」
| |
− | :アニメ版11話「SUPER NOVA」より。クリスマスを過ごす人々を無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで虐殺して。所謂「クリスマス中止のお知らせ」というスラングを強く意識した台詞。
| |
− | :逆に[[L]]ではこのイベントが再現されなかったため、原作を知るプレイヤーからは「'''残念ですが、今年のクリスマスの中止は中止になりました'''」とネタにされる事も。
| |
− | ;「さらば、世界よ。クリスマスの幻想に酔いしれた、想像力なき愚民共よぉ!」<br/>「さようならぁああああああああああああ!!……え?」<br/>「うわああああああああああああ!?」
| |
− | :同じく11話より。無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで世界を焦土に変える…が、あと一歩のところでラインバレルのエグゼキューターに乗機ごと「ヘリオス」を叩き切られてしまう。自分自身が「'''この世からさようなら'''」をする事を最期まで「想像」しなかっただろう。
| |
| ===原作漫画版=== | | ===原作漫画版=== |
| ;「ヒィィィ…イィィィ…た、助けてくだ…さい~…!」 | | ;「ヒィィィ…イィィィ…た、助けてくだ…さい~…!」 |
89行目: |
82行目: |
| :回想シーン。爆破事件の後出頭したことについて、看守(に変装していた久嵩)からその真意を問われての返しがこれ。想像というよりは楽観極まる思い込みであり、後に当の久嵩が「お前が一番想像を理解していない」と評したのは全く正しい評価だった。 | | :回想シーン。爆破事件の後出頭したことについて、看守(に変装していた久嵩)からその真意を問われての返しがこれ。想像というよりは楽観極まる思い込みであり、後に当の久嵩が「お前が一番想像を理解していない」と評したのは全く正しい評価だった。 |
| :ちなみにこれを聞いた久嵩は、その過剰なまでの自我が何かの役に立つだろう、と引き込んでいる。 | | :ちなみにこれを聞いた久嵩は、その過剰なまでの自我が何かの役に立つだろう、と引き込んでいる。 |
| + | |
| + | ===アニメ版=== |
| + | ;「残念ですが、'''今年のクリスマスは中止になりましたぁ!'''」 |
| + | :アニメ版11話「SUPER NOVA」より。クリスマスを過ごす人々を無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで虐殺して。所謂「クリスマス中止のお知らせ」というスラングを強く意識した台詞。 |
| + | :逆に[[L]]ではこのイベントが再現されなかったため、原作を知るプレイヤーからは「'''残念ですが、今年のクリスマスの中止は中止になりました'''」とネタにされる事も。 |
| + | ;「さらば、世界よ。クリスマスの幻想に酔いしれた、想像力なき愚民共よぉ!」<br/>「さようならぁああああああああああああ!!……え?」<br/>「うわああああああああああああ!?」 |
| + | :同じく11話より。無人衛星兵器・「ヘリオス」のレーザーで世界を焦土に変える…が、あと一歩のところでラインバレルのエグゼキューターに乗機ごと「ヘリオス」を叩き切られてしまう。自分自身が「'''この世からさようなら'''」をする事を最期まで「想像」しなかっただろう。 |
| | | |
| ==スパロボシリーズの名台詞== | | ==スパロボシリーズの名台詞== |