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{{登場メカ概要
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Nadesico]]
| 外国語表記 = [[外国語表記::NADESICO]]<ref>[https://www.1999.co.jp/10440263 アクアマリン ナデシコ級一番艦 『ナデシコ』 ]、パッケージより。</ref>
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|機動戦艦ナデシコ}}
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|機動戦艦ナデシコ}}
| デザイン = {{メカニックデザイン|中原れい}}(デザイン)<br/>{{メカニックデザイン|森木靖泰}}(設定協
| デザイン = {{メカニックデザイン|中原れい}}(デザイン)<br/>{{メカニックデザイン|森木靖泰}}(設定協
{{登場メカ概要
{{登場メカ概要
| タイトル = スペック
| タイトル = スペック
| 分類 = ナデシコ級級一番艦
| 分類 = ナデシコ級一番艦
| 型式番号 = [[型式番号::ND-001]]
| 型式番号 = [[型式番号::ND-001]]
| 全長 = [[全長::298 m]]
| 全長 = [[全長::298 m]]
ネルガル重工が火星で発見した相転移エンジンを搭載している。相転移エンジンはインフレーション理論で説明される真空の相転移を利用し、真空の空間を[[エネルギー]]準位の高い状態から、低い状態へ相転移させる事でエネルギーを取り出す。また、同艦は[[AI]]である「[[オモイカネ]](思兼)」によって管理が自動化されていて、通常の航行は艦橋の数人で対応できる。当時の[[地球]]の戦艦で初めて、唯一[[木連]]の機体に対抗できる重力波砲の「グラビティブラスト」と、強力な防御障壁である「[[ディストーションフィールド]]」を装備した艦である。また、途中から[[月]]で大破した後継艦の武装を無理矢理装備して[[ナデシコ・Yユニット]]となり、相転移砲まで撃てるようになる。
ネルガル重工が火星で発見した相転移エンジンを搭載している。相転移エンジンはインフレーション理論で説明される真空の相転移を利用し、真空の空間を[[エネルギー]]準位の高い状態から、低い状態へ相転移させる事でエネルギーを取り出す。また、同艦は[[AI]]である「[[オモイカネ]](思兼)」によって管理が自動化されていて、通常の航行は艦橋の数人で対応できる。当時の[[地球]]の戦艦で初めて、唯一[[木連]]の機体に対抗できる重力波砲の「グラビティブラスト」と、強力な防御障壁である「[[ディストーションフィールド]]」を装備した艦である。また、途中から[[月]]で大破した後継艦の武装を無理矢理装備して[[ナデシコ・Yユニット]]となり、相転移砲まで撃てるようになる。
最後は[[火星極冠遺跡|ボソンジャンプの演算ユニット]]を誰の手にも渡らないようにするために、ブリッジを切り離して演算ユニットごと人の手が届かない場所へ[[ボソンジャンプ]]された。…はずだったが回収されてしまった。[[劇場版_機動戦艦ナデシコ_-The_prince_of_darkness-|劇場版]]ではヒサゴプランのターミナルコロニー「[[アマテラス]]」内に、演算ユニットごと隠されていた。
最後は[[火星極冠遺跡|ボソンジャンプの演算ユニット]]を誰の手にも渡らないようにするために、ブリッジを切り離して演算ユニットごと人の手が届かない場所へ[[ボソンジャンプ]]された。しかし、後に[[火星の後継者]]によって回収され、[[劇場版_機動戦艦ナデシコ_-The_prince_of_darkness-|劇場版]]ではヒサゴプランのターミナルコロニー「[[アマテラス]]」内に、演算ユニットごと隠されていた。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
=== COMPACTシリーズ ===
=== COMPACTシリーズ ===
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:ユリカを別のユニットに乗り換えさせることでルリを艦長にできる。ミサイルがP兵器になったのでユリカの[[統率]]を活かし易い。精神コマンドは5人分が使えるが、[[必中]]・[[集中]]・[[熱血]]・[[魂]]やそれらの複合精神を誰も持っていないのは前作『A』と同じで、ボス戦はもとより、[[マップ兵器]]を撃つのに最適なポジションに配置しても、思いのほかダメージを与えられず難儀する。
:精神コマンドは最大5人分が使えるが、[[必中]]・[[集中]]・[[熱血]]・[[魂]]やそれらの複合精神を誰も持っていないのは前作『A』と同じで、ボス戦はもとより[[マップ兵器]]で広範囲攻撃しようにも、思いのほかダメージを与えられず難儀しやすく、G属性に強い代わりにナデシコもディストショーンフィールド相手にダメージを与えにくい。ミサイルがP兵器になったのでユリカの[[統率]]を活かし易い。原作再現シナリオでの強制出撃の機会が多く、正式加入した後でもちょくちょく離脱するので、強化パーツや経験値を与えにくいのが困りもの。
:サブパイロットの乗り換えが可能だが、途中までは戦艦が強制出撃扱いなので面子が固定されてしまう。第3部の途中からは選択出撃が可能になるので、強制出撃では外される[[プロスペクター]]を使うことができる。
:戦艦単体で見る分には非常に強力だが、グラビティ・ブラストの燃費が異常に悪く、回避なんて当然できないのでディストーションフィールドで更にENを消耗する部分は、パーツスロット2では補強しきれずV-UPユニットの恩恵にも与れない。火力に関しては全部ひっくるめると戦艦でも下位になる他、命中・クリティカル補正が全体的に低く、スキルコーディネイトで補正するにしても、今度はユリカの上書き不可なナノマシン処理が邪魔になる。一方で精神エナジー装置はパイロット全員に効果がある上に重複するため、総じて壁役やサポート役に適しており、火力に期待するとEN問題が終始付きまとうのでお勧めし辛い。
:特殊能力追加系のパーツの効果がユニットの特殊能力欄に追加される形で発揮される本作の仕様上、'''特殊能力欄が4つすべて埋まっている本艦にソーラーセイルやアルティメット細胞を装備しても効果が発揮されない'''。
:サブパイロットの乗り換えが可能だが、途中までは戦艦が強制出撃扱いなので面子が固定されてしまう。第3部の途中からは選択出撃が可能になるので、強制出撃では外される[[プロスペクター]]をサブパイロットで使えるようになる。またルリを艦長にできるが、能力値的にユリカとは誤差の範囲で互角。しかしユリカは強気でSPが高く統率などもあるので、ルリに艦長をさせる意義には欠ける…マップ兵器の戦闘アニメ中に台詞量が減る可能性があるのと、特殊技能を好きにできるという利点はあるが。また少しややこしいが、ジュン・ルリはのりかえ→サブパイロットでナデシコに再搭乗できて、メインパイロットだと乗り換えに制限がある。
=== 携帯機シリーズ ===
=== 携帯機シリーズ ===
:なお、もう一隻の母艦を担う[[ブライト・ノア|ブライト]]の艦が乗り換えをさせるためとはいえストーリー中で墜とされてしまい、自軍部隊を単艦で一時運用する羽目になり大型の[[ダイターン3]]等もいるために格納しきれなくなるというシナリオがある。
:なお、もう一隻の母艦を担う[[ブライト・ノア|ブライト]]の艦が乗り換えをさせるためとはいえストーリー中で墜とされてしまい、自軍部隊を単艦で一時運用する羽目になり大型の[[ダイターン3]]等もいるために格納しきれなくなるというシナリオがある。
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}}
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}}
::かなり気合の入ったカットインが見られる。ユリカに[[必中]]が追加されたが、リメイク前は[[愛]]だったのが[[献身]]になってしまい、安定性は相変わらず欠けたままになってしまった。
::かなり気合の入ったカットインが見られる。ユリカに[[必中]]が追加されたが、リメイク前は[[愛]]だったのが[[献身]]になってしまい、安定性は相変わらず欠けたままになってしまった。しかし、カスタムボーナスが極めて強力であるため、フル改造の価値はリメイク前以上にある。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
:初めて最初から味方扱い。相転移エンジン搭載という設定に則り[[EN回復]]が付加された。さらに、ユリカが[[愛]](複合系)を修得するので、本機の火力を活かしやすくなった。
:初めて最初から味方扱い。相転移エンジン搭載という設定に則り[[EN回復]]が付加された。さらに、ユリカが[[愛]](複合系)を修得するので、本機の火力を活かしやすくなった。
:なお、今作の敵AIの思考ルーチンには「[[命中]]率0%スルー」があるので必然的によく狙われるため、反撃だけでも撃墜数を稼ぐことができる。
:なお、今作の敵AIの思考ルーチンには「[[命中]]率0%スルー」があるので必然的によく狙われるため、反撃だけでも撃墜数を稼ぐことができる。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
:第1部のみ登場。第1部のEDによると[[ヴェルター]]の旗艦という扱い。原作シナリオ終了後にYユニットを演算ユニットごと木星の海に沈めてしまうので最終話では素のナデシコに戻っている。最後は味方を援護すべく[[ゾヌーダ]]に接近し、物質昇華されて撃沈する。第2部では[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|劇場版]]ユリカが艦長を務めるYユニット装備型が終盤に参戦する。ユリカとルリの艦長乗り換えを撤廃するなどの仕様変更のせいか、『J』と比べると使い勝手は落ちる。
:第1部のみ登場。第1部のEDによると[[ヴェルター]]の旗艦という扱い。原作シナリオ終了後にYユニットを演算ユニットごと木星の海に沈めてしまうので最終話では素のナデシコに戻っている。最後は味方を援護すべく[[ゾヌーダ]]に接近し、物質昇華されて撃沈する。第2部では[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|劇場版]]ユリカが艦長を務めるYユニット装備型が終盤に参戦する。
:『J』と比べると、初期ENが270から230に減った上にグラビティブラストの燃費が40から50に悪化。さらにサブパイロットから[[ハルカ・ミナト|ミナト]]達がいなくなる、ユリカとルリの艦長入れ替えの撤廃などで大幅に弱体化してしまった。
:ちなみに第2部登場のナデシコはユリカが「自分が乗る艦だから、'''ナデシコ'''で」という主張により、[[ユーチャリス]]を'''強引に改装した'''という設定。性能は第1部と変わらず。
:ちなみに第2部登場のナデシコはユリカが「自分が乗る艦だから、'''ナデシコ'''で」という主張により、[[ユーチャリス]]を'''強引に改装した'''という設定。性能は第1部と変わらず。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}}
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}}
:'''[[母艦]]ユニットでは初めて、[[パッケージイラスト]]を飾る'''。
:'''[[母艦]]ユニットでは初めて、[[パッケージイラスト]]を飾る'''。
:序盤から[[ブライティクス|BX]]の母艦として登場。ディストーションフィールドに加えてユリカが[[IFS]]持ちになっているのと、不屈バグのおかげで戦艦では随一の防御力を誇るが、素の装甲はそんなに高くないので袋叩きにならないよう注意。グラビティブラストはMAP兵器版が幅1マスと大幅に弱体化したため、殲滅力はダウンしている。
:序盤から[[ブライティクス|BX]]の母艦として登場。ディストーションフィールドに加えてユリカが[[IFS]]持ちになっているのと、不屈バグのおかげで戦艦では随一の防御力を誇るが、素の装甲はそんなに高くないので袋叩きにならないよう注意。グラビティブラストはMAP兵器版が幅1マスと大幅に弱体化したため、殲滅力はダウンしている。一方でJから久々にミナト、メグミがサブパイロットとして復帰しているが、シナリオ上離脱する期間がある。
:第12話「それぞれの決意」ではシナリオの都合で一時ルリがメインとなるが、反撃不能で戦闘デモはOFF固定。それどころかルリがIFS以外のスキルを何も持っていないため[[援護防御]]すら不可能なので、せいぜい味方機の運搬ぐらいしかできない。
:第12話「それぞれの決意」ではシナリオの都合で一時ルリがメインとなるが、反撃不能で戦闘デモはOFF固定。それどころかルリがIFS以外のスキルを何も持っていないため[[援護防御]]すら不可能なので、せいぜい味方機の運搬ぐらいしかできない。
:グラビティブラスト使用時に艦内のカットインが入るが、シナリオ上抜けているメンバーが居るマップではきちんとそのメンバーが居ないという芸の細かさ。
:グラビティブラスト使用時に艦内のカットインが入るが、シナリオ上抜けているメンバーが居るマップではきちんとそのメンバーが居ないという芸の細かさ。
=== 武装・[[必殺武器]] ===
=== 武装・[[必殺武器]] ===
;グラビティブラスト
;グラビティブラスト
:相転移エンジンから得られるエネルギーを重力波に変換して敵に叩きつける。
:相転移エンジンから得られるエネルギーを重力波に変換して敵に叩きつける。その威力は[[チューリップ]]を一撃で消滅させるほどだが、ディストーションフィールドを展開した相手には効き目が薄い。相転移エンジンは真空に近ければ近いほどエネルギー出力が高くなるので、大気圏内よりも宇宙空間の方が燃費が良い。
:本機の主砲だがSRW参戦当初は燃費が悪く、[[EN回復]]が実装されるようになるまではすぐガス欠になってしまう事も多かった。[[MAP兵器]]版も標準装備されているが、序盤は必要気力の関係で撃ちたい時に撃てない事もあるので注意。
:本機の主砲だがSRW参戦当初は燃費が悪く、[[EN回復]]が実装されるようになるまではすぐガス欠になってしまう事も多かった。[[MAP兵器]]版も標準装備されているが、序盤は必要気力の関係で撃ちたい時に撃てない事もあるので注意。
;ミサイル
;ミサイル
;[[ディストーションフィールド]]
;[[ディストーションフィールド]]
:自艦の周囲の空間を歪ませ、敵の攻撃を逸らす[[バリア]]。
:自艦の周囲の空間を歪ませ、敵の攻撃を逸らす[[バリア]]。
:自らを守る盾であるが、TV第6話では[[トラウマイベント|ナデシコクルーと視聴者に地獄を見せる引鉄]]となり、SRWでも『[[スーパーロボット大戦A|A]]』及び『[[スーパーロボット大戦J|J]]』で再現が為されてしまった。
=== [[特殊能力]] ===
=== [[特殊能力]] ===
;[[EN回復]](小/S)
;[[EN回復]](小/S)
:GBA版『[[スーパーロボット大戦A|A]]』や『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では未実装。
:GBA版『[[スーパーロボット大戦A|A]]』や『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では未実装。
;[[EWAC]](小)
:『A』のみ母艦共通の仕様として所持。『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』では後述のカスタムボーナスにて強化される。
=== 移動タイプ ===
=== 移動タイプ ===
=== カスタムボーナス ===
=== カスタムボーナス ===
;『[[EWAC]]』の効果+15%
;『[[EWAC]]』の効果+15%
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。実質上のEWAC(大)であり、補正が[[ドラグナー3型]]にも並ぶようになる。[[母艦]]である上に燃費問題で前線に出しづらいことを差し引いても有用性は言うまでもなく、同じボーナスを持つ[[ガルバーFXII]]と併せEWAC(大)の補正を部隊全体に行き渡らせることが可能。
=== 機体ボーナス ===
=== 機体ボーナス ===
;[[ナデシコ・Yユニット]]
;[[ナデシコ・Yユニット]]
:強化ユニットである「Yユニット」を装備した形態。
:強化ユニットである「Yユニット」を装備した形態。
;コスモス、カキツバタ、シャクヤク
;コスモス
:それぞれ(第1世代型)ナデシコ級2、3、4番艦。
:第1世代型ナデシコ級2番艦。ナデシコを収容・修理可能な大型ドック艦だが、連装式グラビティブラストを搭載しているため、火力も高い。
:戦闘可能なユニットとしての登場はないが、イベントとして出てくることがある。
;カキツバタ、シャクヤク
:第1世代型ナデシコ級3、4番艦。シャクヤクは月のネルガルドックでYユニットを搭載する予定だったが就航前に瓦礫に潰され大破、カキツバタは火星での最終決戦で木連部隊のタコ殴りに遭って轟沈した。
:2~4番艦は現状スパロボで戦闘可能なユニットとしての登場はないが、イベント中に出てくることがある。
;[[ナデシコB]]
;[[ナデシコB]]
:後継艦である第2世代型ナデシコ級戦艦。
:後継艦である第2世代型ナデシコ級戦艦。