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| *キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明 | | *キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明 |
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− | 「~である」という口調が特徴のブラックロッジに所属するマッドサイエンティスト。エレキギターとギターケース型のロケットランチャーを愛用しており、単独で行動する時は赤いハーレーを乗り回す。<br>ゲーム版では口にピアスをしているが、アニメ版では表現的な問題があったのか無くなっている。 | + | 「~である」という口調が特徴のブラックロッジに所属するマッドサイエンティスト。エレキギターとギターケース型のロケットランチャーを愛用しており、単独で行動する時は赤いハーレーを乗り回す。<br> |
| + | ゲーム版では口にピアスをしているが、アニメ版では表現的な問題があったのか無くなっている。 |
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| 自らを一億年に一人の大天才と称しており、実際現代科学では太刀打ち出来ない戦闘力を持つ「[[破壊ロボ (兵器)|破壊ロボ]]」の開発に限らず、[[デモンベイン]]のコピー(基本スペックもほぼ同等)を数日で作り上げたり、[[エルザ]]のような自我を持つ[[アンドロイド]]を作り上げる、終盤ではアルの戦線離脱により戦えなくなったデモンベインを改造し、エルザを代用回路として使用することで純粋機動兵器としてではあるが復活させているなど、天才を名乗るに相応しい頭脳と眉唾ではない知識を持ち合わせている。 | | 自らを一億年に一人の大天才と称しており、実際現代科学では太刀打ち出来ない戦闘力を持つ「[[破壊ロボ (兵器)|破壊ロボ]]」の開発に限らず、[[デモンベイン]]のコピー(基本スペックもほぼ同等)を数日で作り上げたり、[[エルザ]]のような自我を持つ[[アンドロイド]]を作り上げる、終盤ではアルの戦線離脱により戦えなくなったデモンベインを改造し、エルザを代用回路として使用することで純粋機動兵器としてではあるが復活させているなど、天才を名乗るに相応しい頭脳と眉唾ではない知識を持ち合わせている。 |
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− | ……が、非常にハイテンションな性格と常人には理解できない思考の持ち主ゆえ事あるごとにエレキギターで弾き語る、黙っていればそこそこ美形だがギャグシーンなどで事あるごとに顔が崩れる、口にするネタは過去の名画からメタ、自社、他社作品まで何でもありなど、奇行が非常に目立ちすぎるあまり登場人物からは科学者としてではなく変態としての印象を抱かれている。<br>正に「馬鹿と天才は紙一重」を地でいく人物……と言いたいが、原作におけるウェストのテーマは'''「天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう岸」'''である。 | + | ……が、非常にハイテンションな性格と常人には理解できない思考の持ち主ゆえ事あるごとにエレキギターで弾き語る、黙っていればそこそこ美形だがギャグシーンなどで事あるごとに顔が崩れる、口にするネタは過去の名画からメタ、自社、他社作品まで何でもありなど、奇行が非常に目立ちすぎるあまり登場人物からは科学者としてではなく変態としての印象を抱かれている。<br> |
| + | 正に「馬鹿と天才は紙一重」を地でいく人物……と言いたいが、原作におけるウェストのテーマは'''「天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう岸」'''である。 |
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− | そんな彼ではあるが、彼には彼なりの美学があり、九郎曰く「『悪党』ではあっても『邪悪』ではない」という一面を持つ。その為、[[アンチクロス]](より正確には[[アウグストゥス]])とは相容れずエルザと共にブラックロッジを離反し、その後は九郎達の心強い仲間となる(なお、福利厚生がしっかりしていた為か[[ブラックロッジ構成員|ブラックロッジ当時の部下]]からは強く慕われており、彼が脱走した際には全員が共に離反している)。ちなみに、毎度派手に暴れまわっているが、彼の破壊活動により犠牲者が出たことは一度もない。アーカムシティが事件慣れしている賜物……と言いたいところだが、彼以外による襲撃では犠牲者が出ているので'''ぶっちゃけギャグ補正である。'''とはいえ、街を破壊しているのは確かな上、そのしわ寄せが覇道財閥の財政や九郎(の給料)に来ることもあるのではた迷惑に違いは無いのだが。 | + | そんな彼ではあるが、彼には彼なりの美学があり、九郎曰く「『悪党』ではあっても『邪悪』ではない」という一面を持つ。その為、[[アンチクロス]](より正確には[[アウグストゥス]])とは相容れずエルザと共にブラックロッジを離反し、その後は九郎達の心強い仲間となる(なお、福利厚生がしっかりしていた為か[[ブラックロッジ構成員|ブラックロッジ当時の部下]]からは強く慕われており、彼が脱走した際には全員が共に離反している)。<br> |
| + | ちなみに、毎度派手に暴れまわっているが、彼の破壊活動により犠牲者が出たことは一度もない。アーカムシティが事件慣れしている賜物……と言いたいところだが、彼以外による襲撃では犠牲者が出ているので'''ぶっちゃけギャグ補正である。'''とはいえ、街を破壊しているのは確かな上、そのしわ寄せが[[覇道財閥]]の財政や九郎(の給料)に来ることもあるのではた迷惑に違いは無いのだが。 |
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| 実はデモンベインの世界が無限のループを繰り返す中で'''以前の周回と同じ行動を決して取らない'''という裏設定がある。 | | 実はデモンベインの世界が無限のループを繰り返す中で'''以前の周回と同じ行動を決して取らない'''という裏設定がある。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | :初登場作品。初登場時は彼のセリフのたびにエレキギターをかき鳴らす音が響くため、'''非常にうるさい'''。<br>最初は敵として登場するが、第33話クリア時に破壊ロボで参戦する。搭乗機に資金増加ボーナスがある他、本人の能力も存外高い。 | + | :初登場作品。初登場時は彼の台詞の度にエレキギターをかき鳴らす音が響くため、'''非常にうるさい'''。<br>最初は敵として登場するが、第33話クリア時に破壊ロボで参戦する。搭乗機に資金増加ボーナスがある他、本人の能力も存外高い。 |
| :エレキギターも[[スキルパーツ]]で登場。射撃・技量を5、防御を10上げてくれる。 | | :エレキギターも[[スキルパーツ]]で登場。射撃・技量を5、防御を10上げてくれる。 |
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| :ブラックロッジの首領。ウェストの技術を高く評価しており、彼が自らスカウトした。<br>また、アニメ版のドラマCDではウェストにアンチクロスのモノマネをさせて楽しむ等、茶目っ気のある一面を見せていた。 | | :ブラックロッジの首領。ウェストの技術を高く評価しており、彼が自らスカウトした。<br>また、アニメ版のドラマCDではウェストにアンチクロスのモノマネをさせて楽しむ等、茶目っ気のある一面を見せていた。 |
| ;[[アウグストゥス]] | | ;[[アウグストゥス]] |
− | :ブラックロッジの大幹部であるアンチクロスのリーダー格。マスターテリオンとは逆にウェストを見下しており、ウェストも傲慢な彼を快く思っていないため、互いに反りが合わない。 | + | :ブラックロッジの大幹部である[[アンチクロス]]のリーダー格。マスターテリオンとは逆にウェストを見下しており、ウェストも傲慢な彼を快く思っていないため、互いに反りが合わない。 |
| ;[[クラウディウス]] | | ;[[クラウディウス]] |
| :離反後、覇道邸での戦闘時にロケットランチャーで彼を吹き飛ばしたり、ハーレーで轢き潰そうとする……が、後者の場合は反撃され、自身がハーレーの下敷きになってしまう。 | | :離反後、覇道邸での戦闘時にロケットランチャーで彼を吹き飛ばしたり、ハーレーで轢き潰そうとする……が、後者の場合は反撃され、自身がハーレーの下敷きになってしまう。 |
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| ;[[ブラックロッジ構成員]] | | ;[[ブラックロッジ構成員]] |
| :ブラックロッジの末端構成員たち。ウェストは意外にも上司としてはかなり有能らしく、彼のブラックロッジ離反時には全員が付いて行くなど、強く慕われている。 | | :ブラックロッジの末端構成員たち。ウェストは意外にも上司としてはかなり有能らしく、彼のブラックロッジ離反時には全員が付いて行くなど、強く慕われている。 |
− | ;チアキ | + | ;[[チアキ]] |
| :後半、覇道の地下施設に於いて共にデモンベインの整備をすることとなる。<br>……が、整備の方向性が合わず、 '''ことあるごとに半殺しにされる。'''ウェストも負けじと「凡人眼鏡」と罵る。 | | :後半、覇道の地下施設に於いて共にデモンベインの整備をすることとなる。<br>……が、整備の方向性が合わず、 '''ことあるごとに半殺しにされる。'''ウェストも負けじと「凡人眼鏡」と罵る。 |
| ;ラバン・シュリュズベリイ | | ;ラバン・シュリュズベリイ |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
| ;[[ドクターミナミ]] | | ;[[ドクターミナミ]] |
− | :『UX』ではライバル関係(ミナミ曰く、無視され続けていたらしい)。ある意味、『[[ヒーロー戦記]]』における東と南の光太郎コンビを彷彿とさせる。変態度、頭脳プレイでは西の方が一枚上手である。また、ミナミのことは「凡人デコ」呼ばわりする。 | + | :『UX』ではライバル関係(ミナミ曰く、無視され続けていたらしい)。ある意味、『[[ヒーロー戦記]]』における東と南の光太郎コンビを彷彿とさせるが、変態度・頭脳プレイでは西の方が一枚上手である。また、ミナミのことは「凡人デコ」呼ばわりする。 |
| ;[[マシュー・デントン]]、[[レイチェル・キャルヴィン]] | | ;[[マシュー・デントン]]、[[レイチェル・キャルヴィン]] |
− | :『UX』にて、ウェストがギターを弾き語った際に[[スクラッグ]]が撤退した事で高周波装置のヒントを得る(ちなみにウェスト本人は自身に威圧されたと勘違いした)。 | + | :『UX』にて、ウェストがギターを弾き語った際に[[スクラッグ]]が撤退した事で高周波装置のヒントを得る(ウェスト本人は自身に威圧されたと勘違いした)。 |
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| == 名(迷)台詞 == | | == 名(迷)台詞 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *名前の由来は『デモンベイン』の元ネタとなった[[クトゥルフ神話]]絡みの小説群を執筆した、H・P・ラブクラフトの短編『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』の登場人物から取られている。<br>こっちのウェストは本作とは別ベクトルのマッドサイエンティストで、ギャグでは済まない悪行を繰り返し、最後にその報いとも言うべき凄惨な最期を遂げた人物である。<br>なお、本作のシナリオライターである鋼屋ジン氏によると「ウェストが彼の人物当人かどうかは秘密」との事。 | | *名前の由来は『デモンベイン』の元ネタとなった[[クトゥルフ神話]]絡みの小説群を執筆した、H・P・ラブクラフトの短編『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』の登場人物から取られている。<br>こっちのウェストは本作とは別ベクトルのマッドサイエンティストで、ギャグでは済まない悪行を繰り返し、最後にその報いとも言うべき凄惨な最期を遂げた人物である。<br>なお、本作のシナリオライターである鋼屋ジン氏によると「ウェストが彼の人物当人かどうかは秘密」との事。 |
− | **小説版ではデモンベインのウェストもかつてはハーバート・ウェスト同様の研究を行っていたが、研究中にウェストに降りかかった悲劇が切欠で、完全に研究から手を引いている。<br />この出来事はウェストのその後に暗い影を落としており、マスターテリオンにスカウトされた際も「死体蘇生だけはやらない」と言っているほど。 | + | **小説版では『デモンベイン』のウェストもかつてはハーバート・ウェスト同様の研究を行っていたが、研究中にウェストに降りかかった悲劇が切欠で、完全に研究から手を引いている。<br />この出来事はウェストのその後に暗い影を落としており、マスターテリオンにスカウトされた際も「死体蘇生だけはやらない」と言っているほど。 |
| **同じく小説版では、過去にミスカトニック大学の医学部に在籍していた設定となっており、その頃から変わり者であったらしい。<br>ただし、彼の過去は各メディアで語られる度にコロコロ変わるので、もしかしたら当人も良く覚えていないのかもしれない。原作の世界観を考えるなら本当に過去が違う可能性もあるが。 | | **同じく小説版では、過去にミスカトニック大学の医学部に在籍していた設定となっており、その頃から変わり者であったらしい。<br>ただし、彼の過去は各メディアで語られる度にコロコロ変わるので、もしかしたら当人も良く覚えていないのかもしれない。原作の世界観を考えるなら本当に過去が違う可能性もあるが。 |
| *ファンからは名前を和訳した「'''西博士'''」という愛称が付けられている。 | | *ファンからは名前を和訳した「'''西博士'''」という愛称が付けられている。 |
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