差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
407 バイト追加 、 2021年12月2日 (木) 17:36
編集の要約なし
3行目: 3行目:  
}}
 
}}
 
'''人工知能'''は、搭載される記憶、推論、判断、学習など、人間の知能にあたる機能をもつコンピューター上のシステム。1950年代に造られた「Artificial Intelligence」を翻訳した言葉で、「'''AI'''」と表記されることも多い。「頭脳」ではなく「知能」という言葉が選ばれた背景には、脳自体はヒト以外の動物も持っているからという理由があるようだ。
 
'''人工知能'''は、搭載される記憶、推論、判断、学習など、人間の知能にあたる機能をもつコンピューター上のシステム。1950年代に造られた「Artificial Intelligence」を翻訳した言葉で、「'''AI'''」と表記されることも多い。「頭脳」ではなく「知能」という言葉が選ばれた背景には、脳自体はヒト以外の動物も持っているからという理由があるようだ。
== 概要 ==
+
==概要==
 
SRWでは主に無人機体の[[パイロット]]として登場。搭載される代表的な機体には[[機械獣]]や[[メカザウルス]]がある。上位版に「'''人工知能改'''」「'''AI改'''」「'''高性能AI'''」「'''[[自律回路]]'''」等が存在する。
 
SRWでは主に無人機体の[[パイロット]]として登場。搭載される代表的な機体には[[機械獣]]や[[メカザウルス]]がある。上位版に「'''人工知能改'''」「'''AI改'''」「'''高性能AI'''」「'''[[自律回路]]'''」等が存在する。
    
AI搭載機の多くは無人機であり([[レイズナー]]や[[ARX-7 アーバレスト|アーバレスト]]のようなAI搭載型の有人機もある)、プログラム次第では『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』の[[モビルドール]]や[[マクロスシリーズ]]の[[ゴーストX-9|ゴースト]]のように有人機では到底不可能な動きや加速などをさせることが可能である。味方側では[[レイ]]や[[フォロン]]などを登場させることでそうした機能を再現している作品もあるが、敵として登場するAIは基本的に一山いくらの弱い雑魚としての扱いが多く、ある意味不遇な存在である。原作では有人機であっても、無人の量産機として扱うケースもある。
 
AI搭載機の多くは無人機であり([[レイズナー]]や[[ARX-7 アーバレスト|アーバレスト]]のようなAI搭載型の有人機もある)、プログラム次第では『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』の[[モビルドール]]や[[マクロスシリーズ]]の[[ゴーストX-9|ゴースト]]のように有人機では到底不可能な動きや加速などをさせることが可能である。味方側では[[レイ]]や[[フォロン]]などを登場させることでそうした機能を再現している作品もあるが、敵として登場するAIは基本的に一山いくらの弱い雑魚としての扱いが多く、ある意味不遇な存在である。原作では有人機であっても、無人の量産機として扱うケースもある。
   −
== 登場作品と役柄 ==
+
==登場作品と役柄==
 
初期シリーズでは生体兵器などにもAIが搭載されていることがあったが、近年のシリーズでは機体群の総称を示す呼称を共通のパイロットとして設定し、AIが使われる機会が少なくなった。以降は人が作った機械だと明確な場合に使われている傾向があるようだ。
 
初期シリーズでは生体兵器などにもAIが搭載されていることがあったが、近年のシリーズでは機体群の総称を示す呼称を共通のパイロットとして設定し、AIが使われる機会が少なくなった。以降は人が作った機械だと明確な場合に使われている傾向があるようだ。
   15行目: 15行目:  
一方でVXT三部作や『DD』では全く異なるグラフィックを作品・勢力ごとに分ける(グラフィックも代表機の意匠が用いられている)ようになって、バリエーションが増えた。ただし[[特殊戦闘台詞]]は勢力問わず共通なので、場合によっては妙なセリフになることも。
 
一方でVXT三部作や『DD』では全く異なるグラフィックを作品・勢力ごとに分ける(グラフィックも代表機の意匠が用いられている)ようになって、バリエーションが増えた。ただし[[特殊戦闘台詞]]は勢力問わず共通なので、場合によっては妙なセリフになることも。
   −
=== [[旧シリーズ]] ===
+
===[[旧シリーズ]]===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
 
:顔グラは『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』に準じて、基板になっている。「へいし」より[[経験値]]が多い。強化版の「AI改」も「[[エリート兵]]」より多い。どちらも[[命中]]・[[回避]]が人間より高いからか。
 
:顔グラは『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』に準じて、基板になっている。「へいし」より[[経験値]]が多い。強化版の「AI改」も「[[エリート兵]]」より多い。どちらも[[命中]]・[[回避]]が人間より高いからか。
28行目: 28行目:  
:[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[トロワ・バートン|トロワ]]の能力にされた人工知能も一応いる。
 
:[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[トロワ・バートン|トロワ]]の能力にされた人工知能も一応いる。
   −
=== [[αシリーズ]] ===
+
===[[αシリーズ]]===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
:人工知能と人工知能改がどちらも序盤から登場する。[[機械獣]]に人工知能、[[メカザウルス]]や[[モビルドール]]に人工知能改と、搭載される機体は大まかに決まっている様子。搭載機によって吼えたり電子音を出したりと変化する。
 
:人工知能と人工知能改がどちらも序盤から登場する。[[機械獣]]に人工知能、[[メカザウルス]]や[[モビルドール]]に人工知能改と、搭載される機体は大まかに決まっている様子。搭載機によって吼えたり電子音を出したりと変化する。
41行目: 41行目:  
:扱われ方は前作とほぼ同様で、主に各勢力の無人機、他勢力機の[[レプリジン]]のパイロットとしてAIシリーズが登場する。また、旧人工知能シリーズの顔グラが変更された。
 
:扱われ方は前作とほぼ同様で、主に各勢力の無人機、他勢力機の[[レプリジン]]のパイロットとしてAIシリーズが登場する。また、旧人工知能シリーズの顔グラが変更された。
   −
=== [[Zシリーズ]] ===
+
===[[Zシリーズ]]===
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
:人工知能が[[アーキタイプ_(ビッグオー)|アーキタイプ]]と[[ボナパルト]]のパイロットとして登場。[[メガデウス]]専用で顔グラはプリント基板にコード。AI・高性能AI・自律回路は[[カイメラ]]の無人機のパイロットとして登場。これらの顔グラは文字が印刷された集積回路。
 
:人工知能が[[アーキタイプ_(ビッグオー)|アーキタイプ]]と[[ボナパルト]]のパイロットとして登場。[[メガデウス]]専用で顔グラはプリント基板にコード。AI・高性能AI・自律回路は[[カイメラ]]の無人機のパイロットとして登場。これらの顔グラは文字が印刷された集積回路。
53行目: 53行目:  
:タロス像の人工知能は『第2次Z』と同じ。[[スペースロボ]]のパイロットも人工知能名義だが、顔グラは前作までのAIのもの。高性能AIは[[サイデリアル]]の無人機のパイロットとして登場。
 
:タロス像の人工知能は『第2次Z』と同じ。[[スペースロボ]]のパイロットも人工知能名義だが、顔グラは前作までのAIのもの。高性能AIは[[サイデリアル]]の無人機のパイロットとして登場。
   −
=== 携帯機シリーズ ===
+
===携帯機シリーズ===
 
;[[スーパーロボット大戦A]]
 
;[[スーパーロボット大戦A]]
 
:[[鎧獣士]]や[[メカ戦士]]などのパイロットとして登場する。
 
:[[鎧獣士]]や[[メカ戦士]]などのパイロットとして登場する。
72行目: 72行目:  
:[[核ミサイル]]並びに[[ガラン軍]]傘下の[[ライオットC]]に搭載されている。いずれにしても強敵ではない。
 
:[[核ミサイル]]並びに[[ガラン軍]]傘下の[[ライオットC]]に搭載されている。いずれにしても強敵ではない。
   −
=== VXT三部作 ===
+
===VXT三部作===
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
:複数種登場しており、基本的に勢力ごとに分かれている模様。そのため攻略本によってはマイトガイン、ナデシコ、クロスアンジュ、オリジナル2種と作品ごとに分けられている。
 
:複数種登場しており、基本的に勢力ごとに分かれている模様。そのため攻略本によってはマイトガイン、ナデシコ、クロスアンジュ、オリジナル2種と作品ごとに分けられている。
91行目: 91行目:  
:更に[[DLC|エキスパンション・シナリオ]]最終話ではVTXユニオン仕様のAIが搭載された[[ダイガイアン2号]]が登場する。
 
:更に[[DLC|エキスパンション・シナリオ]]最終話ではVTXユニオン仕様のAIが搭載された[[ダイガイアン2号]]が登場する。
   −
=== 単独作品 ===
+
===単独作品===
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
:本作では顔グラフィックが基板ではなくディスクドライブである。[[精神コマンド]]を使う特別バージョンも登場。
 
:本作では顔グラフィックが基板ではなくディスクドライブである。[[精神コマンド]]を使う特別バージョンも登場。
114行目: 114行目:  
:なお、[[ボアザン円盤]]も無人機扱いだが、こちらは人工知能ではなく[[電子頭脳]]が搭載されている。
 
:なお、[[ボアザン円盤]]も無人機扱いだが、こちらは人工知能ではなく[[電子頭脳]]が搭載されている。
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
:[[デスマグネ]]に搭載しており、顔グラフィックがハンドル付きの電子基盤になっている。オルクスーラには「自律システム」が搭載されている。
+
:[[デスマグネ]]と[[アビスガード]]に人工知能が搭載されており、顔グラフィックがハンドル付きの電子基盤になっている。[[オルクスーラ]]・シリーズには「自律システム」が搭載されており、顔グラフィックが天秤([[クエスターズ]]の象徴)になっている。モビルスーツに『V』と同様に高性能AIが、ヨロイに『T』と同様に制御装置が搭載されている。高性能AIは味方[[NPC]]の無人機[[ライノス]]にも搭載されている。
   −
=== 魔装機神シリーズ ===
+
===魔装機神シリーズ===
 
;[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
;[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
:[[グラフ・ドローン]]や[[機装兵]]のパイロットとして登場する。青い外装とコードに囲まれた球体という姿でセリフはない。
 
:[[グラフ・ドローン]]や[[機装兵]]のパイロットとして登場する。青い外装とコードに囲まれた球体という姿でセリフはない。
 
:DS版以降で明かされた設定によれば、機装兵を制御しているのは小動物の脳だということだが…。それは「人工」ではないし「知能」と呼べるかも怪しい。
 
:DS版以降で明かされた設定によれば、機装兵を制御しているのは小動物の脳だということだが…。それは「人工」ではないし「知能」と呼べるかも怪しい。
   −
== 名台詞(?) ==
+
==名台詞(?)==
=== 旧シリーズ ===
+
===旧シリーズ===
;「ガオオオオオン!」<br/>「グオオオオオッ!」
+
;「ガオオオオオン!」<br />「グオオオオオッ!」
 
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』までは戦闘時に'''[[咆哮|吼える]]'''。どういう仕組みなのかは不明。
 
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』までは戦闘時に'''[[咆哮|吼える]]'''。どういう仕組みなのかは不明。
 
:[[ハロ]]の顔や基板の絵で吼える姿はシュール極まりない。吼えるので[[機械獣]]や[[メカザウルス]]は'''「ロボットと言うよりも、むしろ[[怪獣]]」'''という印象を受けてしまう。[[デモンゴーレム]]が吼えることには違和感がない一方、明らかに機械である[[グラフ・ドローン]]には違和感が大きい。
 
:[[ハロ]]の顔や基板の絵で吼える姿はシュール極まりない。吼えるので[[機械獣]]や[[メカザウルス]]は'''「ロボットと言うよりも、むしろ[[怪獣]]」'''という印象を受けてしまう。[[デモンゴーレム]]が吼えることには違和感がない一方、明らかに機械である[[グラフ・ドローン]]には違和感が大きい。
129行目: 129行目:  
:『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では無音になりメッセージ欄も「……」になった。『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では「……」のまま電子音が再生されるようになり、以降の作品もこの形式が多い。
 
:『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では無音になりメッセージ欄も「……」になった。『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では「……」のまま電子音が再生されるようになり、以降の作品もこの形式が多い。
 
;「ガォォォォォォン」
 
;「ガォォォォォォン」
:『α』と『α外伝』の人工知能改は再び吼える。ユニットによっては「ォ」が一文字多いことも。
+
:『α』と『α外伝』の人工知能改は再び吼える。メカザウルスは生物がベースだという描写だろうか。ユニットによっては「ォ」が一文字多いことも。
 
;「ダイジョブダイジョブダイジョブ…!」
 
;「ダイジョブダイジョブダイジョブ…!」
 
:『F』等での撃墜時に鳴る電子音。なんとなくこう聞こえる、という空耳で、メッセージ欄は「……」のままである。
 
:『F』等での撃墜時に鳴る電子音。なんとなくこう聞こえる、という空耳で、メッセージ欄は「……」のままである。
 
:まったく大丈夫ではない状況でこう聞こえるのが笑いを誘う。
 
:まったく大丈夫ではない状況でこう聞こえるのが笑いを誘う。
   −
=== Zシリーズ ===
+
===Zシリーズ===
 
;「モウシワケゴザイマセン…」
 
;「モウシワケゴザイマセン…」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』での撃墜時に鳴る電子音。やはり空耳であるが、こちらは場面にマッチしたメッセージに聞こえる。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』での撃墜時に鳴る電子音。やはり空耳であるが、こちらは場面にマッチしたメッセージに聞こえる。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』の高性能AIや『[[スーパーロボット大戦T|T]]』のAIにも使われている。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』の高性能AIや『[[スーパーロボット大戦T|T]]』のAIにも使われている。
   −
=== VXT三部作 ===
+
===VXT三部作===
 
;「VTX社訓その○○『○○○』!」
 
;「VTX社訓その○○『○○○』!」
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』の[[ティランド]]及び[[DLC|エキスパンション・シナリオ]]に登場する[[ダイガイアン2号]]に搭載されている人工知能の音声。
 
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』の[[ティランド]]及び[[DLC|エキスパンション・シナリオ]]に登場する[[ダイガイアン2号]]に搭載されている人工知能の音声。
 
:[[VTXユニオン]]の社訓を発するが「空気は全員で盛り上げろ」「ドリルは男のロマン、女の愛」など、[[ダイマ・ゴードウィン|開発者]]の趣向・趣味が前面に押し出されている。
 
:[[VTXユニオン]]の社訓を発するが「空気は全員で盛り上げろ」「ドリルは男のロマン、女の愛」など、[[ダイマ・ゴードウィン|開発者]]の趣向・趣味が前面に押し出されている。
   −
== AIに該当するキャラクター ==
+
==AIに該当するキャラクター==
 
;[[ハロ]]
 
;[[ハロ]]
 
:[[ウッソ・エヴィン]]や[[ロックオン・ストラトス]]等がサポートAIとして同乗させており、作品によってはサブパイロットとして[[精神コマンド]]を使用可能となっている。
 
:[[ウッソ・エヴィン]]や[[ロックオン・ストラトス]]等がサポートAIとして同乗させており、作品によってはサブパイロットとして[[精神コマンド]]を使用可能となっている。
2,441

回編集

案内メニュー