32行目: |
32行目: |
| 6年前[[フェストゥム]]のアイルランド大襲撃で両親を失い孤児となっていたところを[[日野道生]]に拾われて人類軍に入る。寡黙な性格で任務を黙々と忠実にこなすが、それは両親を失ったことによる自己否定の表れで、「自分はここにいない」として意思を持たず他者の命令にただ従い、フェストゥム討伐に明け暮れていた。 | | 6年前[[フェストゥム]]のアイルランド大襲撃で両親を失い孤児となっていたところを[[日野道生]]に拾われて人類軍に入る。寡黙な性格で任務を黙々と忠実にこなすが、それは両親を失ったことによる自己否定の表れで、「自分はここにいない」として意思を持たず他者の命令にただ従い、フェストゥム討伐に明け暮れていた。 |
| | | |
− | 人類軍の命令で[[フェンリル]]によって[[竜宮島]]とともに[[自爆]]しようとするが、[[真壁一騎]]の必死の[[説得]]により「自分の意思」というものを認識させられ、起動ボタンを押せずに[[アルヴィス]]に投降する。投降後は[[アルヴィス]]のパイロットとして戦う一方、一騎達と同じ学校に通い、また[[羽佐間容子]]の養子となり徐々に人間らしさを取り戻してゆく。[[北極]]の決戦の際には容子を母と呼ぶことを約束し、自らの意思でフェストゥムの因子を体内に注入してノートゥングモデルである[[マークドライ]]に搭乗する。最終的に激戦を生き抜き帰還。約束を果たした(その後、正式に彼女の養子となり、『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』では「'''羽佐間カノン'''」に改姓している)。 | + | 人類軍の命令で[[フェンリル]]によって[[竜宮島]]とともに[[自爆]]しようとするが、[[真壁一騎]]の必死の[[説得]]により「自分の意思」というものを認識させられ、起動ボタンを押せずに[[アルヴィス]]に投降する。投降後は[[アルヴィス]]のパイロットとして戦う一方、一騎達と同じ学校に通い、また[[羽佐間容子]]の養子となり徐々に人間らしさを取り戻してゆく。[[北極]]の決戦の際には容子を母と呼ぶことを約束し、自らの意思でフェストゥムの因子を体内に注入してノートゥング・モデルである[[マークドライ]]に搭乗する。最終的に激戦を生き抜き帰還。約束を果たした(その後、正式に彼女の養子となり、『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』では「'''羽佐間カノン'''」に改姓している)。 |
| | | |
| その出自・性格ゆえ一般社会とどこかズレており、[[竜宮島]]に来て当初は[[相良宗介|人類軍時代の癖が抜けきらず、しばしば天然ボケのような行動を見せた]]。人前で裸になる習慣がなく銭湯に困惑する場面も(欧米人では別に珍しくはないが)。当初は道生に魅かれていたが、後に一騎に思いを寄せるようになる。しかし、真矢を気遣って自ら身を引いた。 | | その出自・性格ゆえ一般社会とどこかズレており、[[竜宮島]]に来て当初は[[相良宗介|人類軍時代の癖が抜けきらず、しばしば天然ボケのような行動を見せた]]。人前で裸になる習慣がなく銭湯に困惑する場面も(欧米人では別に珍しくはないが)。当初は道生に魅かれていたが、後に一騎に思いを寄せるようになる。しかし、真矢を気遣って自ら身を引いた。 |
122行目: |
122行目: |
| ;「待て…話を聞け…。 私の…話を…う…うう…」 | | ;「待て…話を聞け…。 私の…話を…う…うう…」 |
| :一騎が立ち去った後も、カノンは自分の中の感情に戸惑いながら、暫く泣き続けるしかなかった。 | | :一騎が立ち去った後も、カノンは自分の中の感情に戸惑いながら、暫く泣き続けるしかなかった。 |
− | ;「カノン・メンフィス!機体コード、J-017!ファフナー・ベイバロンモデル専門だ!」<br/>「あのスイッチを切ったのは、あくまで作戦上の判断だ。 決してお前に説得されたわけではない」 | + | ;「カノン・メンフィス!機体コード、J-017!ファフナー・ベイバロン・モデル専門だ!」<br/>「あのスイッチを切ったのは、あくまで作戦上の判断だ。 決してお前に説得されたわけではない」 |
| :第18話、竜宮中学校に新しく編入され、壇上で軍隊式な自己紹介をした後、席の隣にいる一騎に向けて。クラスメイトはもちろん、一騎が呆気にとられた表情をしたのは言うまでもない。 | | :第18話、竜宮中学校に新しく編入され、壇上で軍隊式な自己紹介をした後、席の隣にいる一騎に向けて。クラスメイトはもちろん、一騎が呆気にとられた表情をしたのは言うまでもない。 |
| ;「…それは命令か?」 | | ;「…それは命令か?」 |
139行目: |
139行目: |
| :第21話にて。人前で裸になる習慣が無かったため、銭湯では真矢や咲良、弓子と離れた場所で一人シャワーを浴びていたが、逆にそれが3人のいたずら心を刺激してしまいセクハラの餌食となってしまった。合掌…… | | :第21話にて。人前で裸になる習慣が無かったため、銭湯では真矢や咲良、弓子と離れた場所で一人シャワーを浴びていたが、逆にそれが3人のいたずら心を刺激してしまいセクハラの餌食となってしまった。合掌…… |
| ;「私は…皆と同じになりたい」 | | ;「私は…皆と同じになりたい」 |
− | :第22話、同化現象による咲良の脱落という困窮した状況の中、容子から島の子供達にフェストゥム因子がある事を聞いたカノンは、自分にはそれが無いためにジークフリートシステムに適合できない事、未だにノートゥングモデルに乗れない事から、その苦しい胸中を打ち明ける。そして因子の移植を決心したカノンは… | + | :第22話、同化現象による咲良の脱落という困窮した状況の中、容子から島の子供達にフェストゥム因子がある事を聞いたカノンは、自分にはそれが無いためにジークフリート・システムに適合できない事、未だにノートゥング・モデルに乗れない事から、その苦しい胸中を打ち明ける。そして因子の移植を決心したカノンは… |
| ;「たくさん、困った…たくさん、考えた…答えは、一つしかなかった…!私はここにいることを…この島にいることを…選びたい!」 | | ;「たくさん、困った…たくさん、考えた…答えは、一つしかなかった…!私はここにいることを…この島にいることを…選びたい!」 |
| :同話、因子の移植に周りが反対する中で、強引に器具を奪い首筋へ向けてフェストゥム因子を移植する。それまで命令に従うことでしか自己を確かめることができなかったカノンが、一騎が初めて説得してきた時の言葉や容子から与えられたたった1つの命令を経て、初めて自分の意思での選択をした時であった。 | | :同話、因子の移植に周りが反対する中で、強引に器具を奪い首筋へ向けてフェストゥム因子を移植する。それまで命令に従うことでしか自己を確かめることができなかったカノンが、一騎が初めて説得してきた時の言葉や容子から与えられたたった1つの命令を経て、初めて自分の意思での選択をした時であった。 |