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604 バイト追加 、 2021年9月11日 (土) 12:13
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遥か未来で戦っている超巨大な最強最後の[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]。
 
遥か未来で戦っている超巨大な最強最後の[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]。
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巨大[[戦艦]]型[[ゲットマシン]]3機によって構成されている<ref>スパロボの演出に登場するのはこの「戦艦型ゲットマシン」の方であり、合体形態のエンペラーは人型ロボットである。</ref>。頭部のデザインや翼がないことなど、フォルムそのものは先祖であるドラゴンに近いが、ドラゴンにあるマント状のパーツがなく、またショルダーアーマーの代わりにゲッターレザーが存在。さらに頭部の角部分がドラゴンよりも長く、真ゲッター1に近い<ref>頭部はスパロボなどでみられるゲットマシンの艦首部分そのままであり、超合金魂でもその変形ギミックは踏襲されている。</ref>
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巨大[[戦艦]]型[[ゲットマシン]]3機(エンペラーイーグル号、エンペラージャガー号、エンペラーベアー号)によって構成されている<ref>スパロボの演出に登場するのはこの「戦艦型ゲットマシン」の方であり、合体形態のエンペラーは人型ロボットである。</ref>。頭部のデザインや翼がないことなど、フォルムはゲッタードラゴンに近いが、ドラゴンにあるマント状のパーツがなく、またショルダーアーマーの代わりにゲッターレザーが存在し、さらに頭部の角部分がドラゴンよりも長く、真ゲッター1に近い<ref>頭部はスパロボなどでみられるゲットマシンの艦首部分そのままであり、超合金魂でもその変形ギミックは踏襲されている。</ref>など、全体的に刺々しいデザインを持つ。
    
パイロットは不明だが、ゲッター軍団と言語による意思疎通を行っていた際(この時は「ゲッターエンペラー」と呼ばれている)の声は'''[[流竜馬]]'''のものと同じであった<ref>アニメ『ゲッターロボアーク』では合体時の掛け声は石川英郎氏が担当している。</ref>。
 
パイロットは不明だが、ゲッター軍団と言語による意思疎通を行っていた際(この時は「ゲッターエンペラー」と呼ばれている)の声は'''[[流竜馬]]'''のものと同じであった<ref>アニメ『ゲッターロボアーク』では合体時の掛け声は石川英郎氏が担当している。</ref>。
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配下として無数のゲッター艦隊を従えており、[[巴武蔵|ムサシ]]など艦隊を指揮する人間は[[クローン]]のような予備肉体が用意され、万が一死亡した場合は新しい肉体が記憶を引き継いで戦線復帰する<ref>純粋な人間遺伝子のコピーであり、正確にはクローンとは異なるとの事。</ref>。艦隊に属する末端の兵器は一見するとヘリや戦車など旧来兵器のように見えるが、実際にはゲッター線シールドや変形機構を備えたゲッターロボの一種である。
 
配下として無数のゲッター艦隊を従えており、[[巴武蔵|ムサシ]]など艦隊を指揮する人間は[[クローン]]のような予備肉体が用意され、万が一死亡した場合は新しい肉体が記憶を引き継いで戦線復帰する<ref>純粋な人間遺伝子のコピーであり、正確にはクローンとは異なるとの事。</ref>。艦隊に属する末端の兵器は一見するとヘリや戦車など旧来兵器のように見えるが、実際にはゲッター線シールドや変形機構を備えたゲッターロボの一種である。
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単純な空間把握ではない知覚能力を持っており、何者かが時間移動をするとそれを感知できるらしい<ref>『アーク』ではゲッターとの縁が深い拓馬にも精神的に接触していたような描写があり、エンペラーと深い縁を持つ拓馬が相手ならば、全宇宙規模での探査なども可能な様子を見せていた。</ref>なお、エンペラーの誕生を根本的に排除しようと敵対勢力が時空を遡ってゲッターを駆逐しようとする作戦を行ったが、逆にゲッターの力を高めるという結果に終わってしまっている。エンペラーがそこにある、という時点でどうやっても誕生は阻止できないらしい。これはメタ的に言えば、'''エンペラーが登場してしまった時点で既にエンペラーの誕生は阻止できない'''ということである。アニメ版『ゲッターロボ アーク』では、'''存在自体が特異点'''となっており、[[タイムトラベル|歴史改変]]による[[平行世界|世界線の分岐]]は起こらず、'''宇宙の存在そのものが消滅する'''と武蔵は述べている。
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単純な空間把握ではない知覚能力を持っており、何者かが時間移動をするとそれを感知できるらしい<ref>『アーク』ではゲッターとの縁が深い拓馬にも精神的に接触していたような描写があり、エンペラーと深い縁を持つ拓馬が相手ならば、全宇宙規模での探査なども可能な様子を見せていた。</ref>。なお、エンペラーの誕生を根本的に排除しようと敵対勢力が時空を遡ってゲッターを駆逐しようとする作戦を行ったが、逆にゲッターの力を高めるという結果に終わっいる。これは、「エンペラーがそこにある」という事象が確定している時点で例えタイムスリップを行おうとも誕生は阻止できない事を意味している。アニメ版『ゲッターロボ アーク』では、'''存在自体が特異点'''となっており、[[タイムトラベル|歴史改変]]による[[平行世界|世界線の分岐]]は起こらず、'''宇宙の存在そのものが消滅する'''と解説されている。
    
== 誕生 ==
 
== 誕生 ==
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エンペラーは『真』で登場した時点では惑星より大きい程度だったが、『アーク』で描かれた2500年後には[[太陽系]]に匹敵するサイズにまで至るとされている<ref>石川賢氏のコメントより。太陽系の定義は異説もあるがオールトの雲までを含めると、最小では直径2光年程度、最大では直径3光年=30兆km程度</ref>。
 
エンペラーは『真』で登場した時点では惑星より大きい程度だったが、『アーク』で描かれた2500年後には[[太陽系]]に匹敵するサイズにまで至るとされている<ref>石川賢氏のコメントより。太陽系の定義は異説もあるがオールトの雲までを含めると、最小では直径2光年程度、最大では直径3光年=30兆km程度</ref>。
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発表当時はロボット作品史上最大のロボットであり、スパロボに間接的に登場している機体では未だに最大のロボットである。注目すべきは、'''現実の空間に存在している'''点にあり、確固たる物理的実体を持つ機体としては今でも最大と言える。
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発表当時時点でもロボット作品史上最大のロボットであるが、注目すべきは、'''現実の空間に存在している'''点にあり、現時点でエンペラー以上のサイズを持った機体が登場しても、エンペラーが「物理的実体を持つ機体としても最大級のロボットである」という栄誉は揺らいでいない。当然ながら、スパロボに(間接的に)登場している機体でも未だに最大サイズを誇るロボットである。
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比較対象として語られる事が多い[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破グレンラガン]]、[[超天元突破グレンラガン]]は認識宇宙で実体化した機体であり、物質的な大きさには意味を成さない。匹敵する可能性があるのは軍神[[デモンベイン]]であるが、こちらの最終的なサイズは不明である(確認されている最後のサイズは約5550km)。SRW非参戦作品では、『トランスフォーマーシリーズ』に登場するユニクロンが惑星サイズ(惑星形態時で全長9万キロ)の巨体として知られている<ref>同シリーズではオルタニティコンボイやオメガコンボイ等が登場しているが、これらは高次元の上位存在と化したり大きさの概念を捨てているのでやはり物質的な大きさに意味は無い。</ref>
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なお、比較対象として語られる事が多い[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破グレンラガン]]、[[超天元突破グレンラガン]]は認識宇宙で実体化した機体であり、物質的な大きさには意味を成さない。匹敵する可能性があるのは軍神[[デモンベイン]]であるが、こちらの最終的なサイズは不明である(確認されている最後のサイズは約5550km)。SRW非参戦作品では、『トランスフォーマーシリーズ』に登場するユニクロンが惑星サイズ(惑星形態時で全長9万キロ)の巨体として知られている<ref>同シリーズではオルタニティコンボイやオメガコンボイ等が登場しているが、これらは高次元の上位存在と化したり大きさの概念を捨てているのでやはり物質的な大きさに意味は無い。</ref>
    
石川賢氏のインタビューに曰く、「(あまりに巨大過ぎるので)合体するのにかなりの年数かかってると思うよ」「『エンペラーチェンジ!』なんて叫んでる場合じゃない、むしろ'''合体するまでに人が生まれ死んでいく'''、みたいな」「例えば火星から地球まで手を動かす。'''動いたと気付くのは一世代前で、ぶつかる時には相当な年数が経っている'''と」とのこと。ならば攻撃するのにそこまで時間をかけていいものかと思うが、最終到達点は空間支配であるが故、扱う側は'''質量が大きくなくてはならない'''<ref>これは石川氏の持論『同じ力を持っている奴同士が戦うなら、最後はでかいやつが勝つ』に基づいている。能力はもちろん、大きさまでインフレする最大の理由がこれである</ref>。
 
石川賢氏のインタビューに曰く、「(あまりに巨大過ぎるので)合体するのにかなりの年数かかってると思うよ」「『エンペラーチェンジ!』なんて叫んでる場合じゃない、むしろ'''合体するまでに人が生まれ死んでいく'''、みたいな」「例えば火星から地球まで手を動かす。'''動いたと気付くのは一世代前で、ぶつかる時には相当な年数が経っている'''と」とのこと。ならば攻撃するのにそこまで時間をかけていいものかと思うが、最終到達点は空間支配であるが故、扱う側は'''質量が大きくなくてはならない'''<ref>これは石川氏の持論『同じ力を持っている奴同士が戦うなら、最後はでかいやつが勝つ』に基づいている。能力はもちろん、大きさまでインフレする最大の理由がこれである</ref>。
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== 名場面 ==
 
== 名場面 ==
 
;はるか未来の戦い
 
;はるか未来の戦い
:ゲッターエンペラーに立ち向かう昆虫人の艦隊をゲッタービームで消し飛ばす際「'''まかせろ、[[月]]ごとふっ飛ばしてやる!'''」と発言しており、その声は[[流竜馬]]の声そのものだった。なお、この月は[[地球]]の月に比べて遥かに大きいにも拘らず本当に消し飛んだ。
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:地球から遠く離れた昆虫人類達の住む惑星へと侵攻するゲッターエンペラー。エンペラーは、自らに立ち向かう昆虫人の艦隊をゲッタービームで消し飛ばし、その圧倒的な存在をアピールする。
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:「'''まかせろ、[[月]]ごとふっ飛ばしてやる!'''
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:その声は[[流竜馬]]の声そのものだった。更に、この月は[[地球]]の月に比べて遥かに大きいにも拘らず本当に消し飛んだ。
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:;「ああ~、ダビィーンが押し潰される!」<br/>「エンペラーのゲッター線量が上がっていくぞ、ウォォ! この指数はビッグバンを引き起こすだけの…」<br/>「ゲッターチェンジをさせてはならん!! 阻止せよ!!」
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;エンペラーチェンジ
::ゲッターエンペラーと戦う昆虫人のセリフ。ダビィーンは彼らの住む惑星であるが……。
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:ゲッターチェンジを敢行するエンペラー。それを必死に止めようとする昆虫人達だったが……。
:;「惑星ダビィーン消滅!!」<br/>「星域のゲッター指数がますます上がっていきます!」<br/>「駄目だ、もう…我々の武器は全て無意味になった!!」
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:「'''ああ~、ダビィーンが押し潰される!'''」<br/>「'''エンペラーのゲッター線量が上がっていくぞ、ウォォ! この指数はビッグバンを引き起こすだけの…'''」<br/>「'''ゲッターチェンジをさせてはならん!! 阻止せよ!!'''」
::ゲッターチェンジを防ぐことは出来なかった。ゲッターエンペラーは合体しただけでこの有様である。上述するように、これは'''ゲッターと対立する異星人のセリフ'''である。もはやゲッターロボは紛れもなく宇宙の侵略者であるが、もしゲッターが時天空に挑む兵器であるのなら'''宇宙を征服し終えた所で本当の戦いのスタート地点となる'''。
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:ゲッターエンペラーと戦う昆虫人のセリフ。ダビィーンは彼らの住む惑星であるが……。
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:「'''惑星ダビィーン消滅!!'''」<br/>「'''星域のゲッター指数がますます上がっていきます!'''」<br/>「'''駄目だ、もう…我々の武器は全て無意味になった!!'''」
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:しかし、奮闘虚しくゲッターチェンジを防ぐことは出来なかった。ゲッターエンペラーは合体しただけでこの有様である。また、上述するように、これは'''ゲッターと対立する異星人のセリフ'''である。もはやゲッターロボは紛れもなく宇宙の侵略者であるが、もしゲッターが時天空に挑む兵器であるのなら'''宇宙を征服し終えた所で本当の戦いのスタート地点となる'''。
    
== 関連機体 ==
 
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