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14行目: − また上記の通り生物であるが、人間がサバトなど理性を失う狂気じみた行為を行っていると、それを察してテレポーテーションで現れ、その場の人間と融合してデーモンとしての姿を現すといったシーンもあり、精神生命体などのように肉体は無く人間と融合することで実体化できるような描写もあったが、こちらの詳細も不明<ref>『サイボーグ009対デビルマン』においては最初は不可視あるいは精神だけの存在で、駐車場で騒ぐ不良たちやサイボーグと融合して初めてデーモンとして実体を得たかのようにも見えるシーンが描かれている</ref>。+ − そして人間との合体についてはリスクが存在する。人間が持つ理性に対し、ある意味では本能で生きているデーモンとの間で拒絶反応が起こる為。合体した人間が意志が弱い、或いは上記の通り理性を何らかの形で失っていれば、合体した人間の知識を持つデーモンとなるが、通常では拒絶反応の末に怪物化の後合体した人間、デーモン共々死亡してしまう。しかしデーモンと融合しても強い意志、善良な心でデーモンを逆に抑え込んだ場合、その人間はデビルマンとなる。+ − 上記の通り、デーモンと融合してなお、自身の意志を失わず、逆にデーモンを抑え込みその力を得た人間。[[不動明]]はデーモンの中でも[[勇者]]と呼ばれるアモンを取り込み誕生した最初のデビルマンで、後のデビルマン軍団の中心的存在となった。+ 25行目:
25行目: − なお、不動明は取り込んだアモンの精神の影響を受け合体後は以前とはうって変わって好戦的な性格となり、またアモンの過去の記憶も有している様子だった。だが終盤でデーモンが実行した無差別合体で生まれたデビルマン軍団にはそういった性格の変化らしきものは見られず、ミーコのように人間とデーモンの姿を使い分けれないデビルマンもおり、この性格の変化が不動明特有のものなのか、合体したアモンが強力なデーモンであったからなのかは詳細不明である。+ 58行目:
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人類出現以前の太古の昔、地球を支配していた知的生物。闘争本能と殺戮本能を満足させる事が生き甲斐であるとされ、恐竜などの当時の生物やデーモン同士で弱肉強食の殺し合いを展開していた。氷河期の到来によって氷の中に閉じ込められ冬眠することになってしまったが、現代になって復活することになった。なお一部の個体は氷河期の終わり頃に既に復活していたらしく、狼男やドラキュラなど世界各地に悪魔・怪物の伝承を生み、またイタリアの詩人ダンテは氷漬けになったデーモンを目撃したことで「神曲」を描いたのではと推測されている<ref>なお、了には化石が存在していないことで滅びたという可能性は否定されている。</ref>。
人類出現以前の太古の昔、地球を支配していた知的生物。闘争本能と殺戮本能を満足させる事が生き甲斐であるとされ、恐竜などの当時の生物やデーモン同士で弱肉強食の殺し合いを展開していた。氷河期の到来によって氷の中に閉じ込められ冬眠することになってしまったが、現代になって復活することになった。なお一部の個体は氷河期の終わり頃に既に復活していたらしく、狼男やドラキュラなど世界各地に悪魔・怪物の伝承を生み、またイタリアの詩人ダンテは氷漬けになったデーモンを目撃したことで「神曲」を描いたのではと推測されている<ref>なお、了には化石が存在していないことで滅びたという可能性は否定されている。</ref>。
様々な超能力を持つが、その中でも特筆すべきなのは合体能力である。これは他の生物<ref>『デビルマンレディー』では遺体でも条件を満たせば合体可能らしく、劇中シレーヌがビースト（同作でのデビルマンを指す名称）の遺体と合体している。</ref>・無生物と合体する事でその能力を獲得することができるというもの。デーモンも元々は人間と同じような姿だったようだが、弱肉協力の世界の中でより強力な力を得るためにデーモンは合体を繰り返し、異様な姿と数々の超能力を持つ怪物のごとき超生物へと変化していった。また細胞の配列を変化させる変身能力も備えており、現代では人間に擬態して人間社会に潜伏する者もいた。
様々な超能力を持つが、その中でも特筆すべきなのは合体能力である。これは他の生物<ref>実際は遺体でも条件を満たせば合体可能らしく、劇中シレーヌが『原作漫画版』では自ら首をはねたカイムと、『デビルマンレディー』ではビースト（同作でのデビルマンを指す名称）の遺体と合体している。</ref>・無生物と合体する事でその能力を獲得することができるというもの。デーモンも元々は人間と同じような姿だったようだが、弱肉協力の世界の中でより強力な力を得るためにデーモンは合体を繰り返し、異様な姿と数々の超能力を持つ怪物のごとき超生物へと変化していった。作中でデーモンの死体を解剖した雷沼教授ら調べでは身体の細胞が部分部分で異なっており、体内器官も同じことが言えるとのこと。また細胞の配列を変化させる変身能力も備えており、現代では人間に擬態して人間社会に潜伏する者もいた。
個体によって人間大～ジェット機クラスのような大型の個体も存在するが、一応は生物であるため、戦車の砲撃や細菌兵器、銃撃などにより撃破することも可能。ただ人間大のデーモンであっても[[シレーヌ|ライフル銃程度では数発]]、あるいは[[テキスク|頭部に喰らっても]]殆ど効果が無いほどの生命力を持つ。また所持している超能力次第では戦車も軽々と持ち上げたり、核爆発すら起こせるほどの念動力や、溶岩らしきものと一体化した肉体などを持つ個体も存在し、原作漫画やその後の派生作品などでも人類はほとんど太刀打ちできなかった。
個体によって人間大～ジェット機クラスのような大型の個体も存在するが、一応は生物であるため、戦車の砲撃や細菌兵器、銃撃などにより撃破することも可能。ただ人間大のデーモンであっても[[シレーヌ|ライフル銃程度では数発]]、あるいは[[テキスク|頭部に喰らっても]]殆ど効果が無いほどの生命力を持つ。また所持している超能力次第では戦車も軽々と持ち上げたり、核爆発すら起こせるほどの念動力や、溶岩らしきものと一体化した肉体などを持つ個体も存在し、原作漫画やその後の派生作品などでも人類はほとんど太刀打ちできなかった。
なお雌雄の性別の差、人類と変わらぬ生殖行為を有することは描かれているが、実際の生殖・出産・成長に関しては詳細不明である<ref>『デビルマンレディー』においては生殖行為からの妊娠、出産、成長などが描かれたが、かなり特異なケースであったので果たして他のデーモンもそうなのかはわからずじまいである。</ref>。
なお雌雄の性別の差、人類と変わらぬ生殖行為を有することは描かれているが、実際の生殖・出産・成長に関しては詳細不明である<ref>『デビルマンレディー』においては生殖行為からの妊娠、出産、成長などが描かれたが、かなり特異なケースであったので果たして他のデーモンもそうなのかはわからずじまいである。</ref>。
また上記の通り生物であるが、人間がサバトなど理性を失う狂気じみた行為を行っていると、それを察してテレポーテーションで現れ、その場の人間と融合してデーモンとしての姿を現すといったシーンもあり、精神生命体などのように肉体は無く、人間と融合することで初めて実体化できるような描写もあったが、こちらの詳細も不明<ref>『サイボーグ009対デビルマン』においては最初は不可視あるいは精神だけの存在で、駐車場で騒ぐ不良たちやサイボーグと融合して初めてデーモンとして実体を得たかのようにも見えるシーンが描かれている</ref>。
そして人間との合体についてはリスクが存在する。これは人間が持つ理性に対し、ある意味では本能で生きているデーモンとの間で拒絶反応が起こるため。合体した人間が意志が弱い、或いは上記の通り理性を何らかの形で失っていれば、合体した人間の知識を持つデーモンとなるが、通常では拒絶反応の末に怪物化の後、合体した人間とデーモン共々死亡してしまう。しかしデーモンと融合しても強い意志、善良な心でデーモンを逆に抑え込んだ場合、その人間はデビルマンとなる。
=== [[デビルマン]] ===
=== [[デビルマン]] ===
上記の通り、デーモンと融合してなお、自身の意志を失わず、逆にデーモンを抑え込みその力を得た悪魔人間。[[不動明]]はデーモンの中でも[[勇者]]と呼ばれるアモンを取り込み誕生した最初のデビルマンで、後のデビルマン軍団の中心的存在となった。
数々の超能力、肉体の頑強さ、合体能力<ref>原作漫画版では披露しなかったが、『デビルマン対ゲッターロボ』ではデビルマンがゲッターロボと合体したデビルゲッターが登場。『crybaby』ではデビルマンに仲間のデビルマン軍団が合体してその力を与えている。</ref>と、デーモンとデビルマンでは人間の知識を得たデーモンか、デーモンの力を得た人間かが違うものの、能力については殆ど差異が無い。
数々の超能力、肉体の頑強さ、合体能力<ref>原作漫画版では披露しなかったが、『デビルマン対ゲッターロボ』ではデビルマンがゲッターロボと合体したデビルゲッターが登場。『crybaby』ではデビルマンに仲間のデビルマン軍団が合体してその力を与えている。</ref>と、デーモンとデビルマンでは人間の知識を得たデーモンか、デーモンの力を得た人間かが違うものの、能力については殆ど差異が無い。
しかしデーモンにとっては人間の強靭な意志と頭脳が加わったデビルマンは恐るべき存在であるようで、作中では[[シレーヌ]]が戦闘前に恐れを抱き、悪魔王ゼノンですら「恐るべき」と称している<ref>デーモンがとある方法により実行した『人間作戦』により、人類を滅亡にまで追い込むことに成功したことから、人間の頭脳、知恵などを脅威と考えたことは正しかった。</ref>。
しかしデーモンにとっては人間の強靭な意志と頭脳が加わったデビルマンは恐るべき存在であるようで、作中では[[シレーヌ]]が戦闘前に恐れを抱き、悪魔王ゼノンですら「恐るべき」と称している<ref>デーモンがとある方法により実行した『人間作戦』により、人類を滅亡にまで追い込むことに成功したことから、人間の頭脳、知恵などを脅威と考えたことは正しかった。</ref>。
なお、不動明は取り込んだアモンの精神の影響を受け合体後は以前とはうって変わって好戦的な性格となり、またアモンの過去の記憶も有している様子だった。だが終盤でデーモンが実行した無差別合体で生まれたデビルマン軍団にはそういった性格の変化らしきものは見られず、ミーコのように人間とデーモンの姿を使い分けられないデビルマンもおり、この性格の変化が不動明特有のものなのか、合体したアモンが強力なデーモンであったからなのかは詳細不明である。
== 登場作品 ==
== 登場作品 ==
== 余談 ==
== 余談 ==
*『デビルマン対ゲッターロボ』ではやはりこちらも古代種族である[[恐竜帝国]]とは氷河期到来以前はしのぎを削っていた相手と描かれている。
*『デビルマン対ゲッターロボ』ではやはりこちらも古代種族である[[恐竜帝国]]とは氷河期到来以前はしのぎを削っていた相手と描かれている。
**またこちらではデーモンが[[メカザウルス]]と、デビルマンが[[ゲッターロボ]]と合体しており、機械との合体能力も有することが描かれており、後年の作品『サイボーグ009対デビルマン』では島村ジョーらサイボーグ戦士を「機械と融合したデーモン」と了やデビルマンが一時誤認し、当初は敵対することになる。
**またこちらではデーモンが[[メカザウルス]]と、デビルマンが[[ゲッターロボ]]と合体しており、機械との合体能力も有することが描かれている。後年の作品『サイボーグ009対デビルマン』では島村ジョーらサイボーグ戦士を「機械と融合したデーモン」と了やデビルマンが一時誤認し、当初は敵対することになる。
== 脚注 ==
== 脚注 ==