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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Gun-Cannon]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Guncannon]]<ref>[http://www.gundam.jp/tv/world/mecha/ef01.html MS]、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月8日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍]]が開発した中距離支援用試作型[[モビルスーツ]]。[[ガンダム]][[ガンタンク]]と同様に「[[V作戦]]」によって開発されており、本機も[[コアブロックシステム]]が採用されている。一応本機の方がガンダムに先発して完成している。
+
[[地球連邦軍]]が開発した中距離支援用試作型[[モビルスーツ]]。[[ガンダム]]と同じく「[[V作戦]]」によって開発された機体であり、ガンダム・[[ガンタンク]]と共通規格の[[コアブロックシステム]]が採用されている。
その名の通り、両肩にはキャノン砲が装備されており、中距離からの[[援護攻撃]]等に力を発揮する。
     −
装甲材にはルナ・チタニウム合金が使用されているが、中距離支援用というコンセプトから装甲が厚く、シールドを必要としない。これにより、[[ドム]]のジャイアント・バズの[[直撃]]にすら耐えられる程の防御力を獲得した。しかしその分、機動性や[[運動性]]はガンダムと比べて低めである。また、[[ビームサーベル]]のような近接白兵戦用の武装は装備されていない。
+
装甲材にはルナ・チタニウム合金が使用されており、これは後のガンダムにも採用される事となった。ガンダムと比較して、機動性・[[運動性]]よりも[[装甲]]を重視した設計がされており、シールドを必要としない。その装甲厚はジオンのMSの5倍以上とされ、[[ドム]]のジャイアント・バズの[[直撃]]にすら耐えられる程の防御力を誇る。
   −
後に本機は複数の同型機が製造され、各地に配備されている。
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白兵戦用のガンダム、長距離支援用のガンタンクと連携し、中距離からの砲撃支援を行うという機体コンセプトに基づき、近接戦闘用の[[ビーム・サーベル]]は装備されていない。その反面[[ビーム・ライフル]]はガンダムのそれよりも射程と命中精度に優れており、頭部も複雑化したセンサーが導入されたゴーグル型ツインアイ構造を採用している。
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一般的に「ガンキャノン」と言えばRX-77-2の事を指し、その生産数は6機。(劇場版における)ナンバーはカイ機が「108」、ハヤト機が「109」、パイロット不明機が「203」であり、他3機については不明である。サイド7でジーンに破壊されたパーツ状態の個体がそれらなのか、それとも他の戦地に配備されたのか、定かではない。
    
=== 劇中での様相 ===
 
=== 劇中での様相 ===
主に[[カイ・シデン]]が搭乗し、[[ホワイトベース]]の戦力として運用された。本機のコンセプトがカイとマッチしたのか、かなりの戦果を挙げているが、[[ア・バオア・クー]]攻防戦にて大破し、放棄された。
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主に[[カイ・シデン]]が搭乗し、[[ホワイトベース]]の戦力として運用された。初登場は8話と[[ガンダム]]、[[ガンタンク]]よりかなり遅い。本機のコンセプトがカイとマッチしたのか、かなりの戦果を挙げているが、[[ア・バオア・クー]]攻防戦にて大破し、放棄された。一方でアムロが一時的に搭乗した際は、足払い等の原始的な攻撃による近接戦闘を見せている。
アムロが臨時に搭乗した際は足払いなど原始的な格闘戦を用い本機の格闘戦能力を見せている。
     −
劇場版「めぐりあい宇宙篇」では[[ジャブロー]]にてガンタンクの代わりとして、[[ハヤト・コバヤシ]]機である「C-109」という機体が登場。それに伴いカイ機は「C-108」という名前になった。劇場版仕様ではそれぞれ機体番号が左胸と左足脛にマーキングされている。
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劇場版『めぐりあい宇宙篇』では、[[ジャブロー]]以降ガンタンクは登場せず、[[ハヤト・コバヤシ]]機として先述したナンバー109のガンキャノンが登場。それに伴いカイ機はナンバー108と設定された。それぞれ機体番号が左胸と左足脛にマーキングされている。また、[[小説|小説版]]もホワイトベースが一度も地上降下しない展開上、最初からガンキャノン2機が配備されている。
   −
他にも「203」とマークされた搭乗者不明の機体が登場。こちらは劇場版以外の一部作品にも登場した。
+
先述のパイロット不明機であるナンバー203は、劇場版の他にもゲーム『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』、OVA『機動戦士ガンダム戦記 アバンタイトル』にも登場している。特に後者では明確な戦闘描写が描かれており、高機動型ゲルググを圧倒する動きを見せた。
   −
また、『[[機動戦士Ζガンダム]]』にはハヤトの勤めていた戦争博物館に本機のレプリカが展示されている。
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[[機動戦士Ζガンダム]]』にはハヤトの勤めていた戦争博物館に本機のレプリカが展示されている。
    
リギルド・センチュリー(『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gのレコンギスタ]]』)の時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。
 
リギルド・センチュリー(『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gのレコンギスタ]]』)の時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。
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;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
:[[チャック・キース]]が乗る。第1話から使用可能。
 
:[[チャック・キース]]が乗る。第1話から使用可能。
:同じく第1話から使用可能な[[ガンダム]]等に比べて最大射程が1長いが、運動性が非常に低いせいでキースの能力ではMSやHMにはロクに当たらない。敵の射程外からメカザウルス・機械獣等を削るのに使えるくらいか。
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:同じく第1話から使用可能な[[ガンダム]]等に比べて最大射程が1長いが、運動性が非常に低いせいでキースの能力ではMSやHMにはロクに当たらない。敵の射程外から[[メカザウルス]]・[[機械獣]]等を削るのに使えるくらいか。
:・・・と思いきや、本作では非常に貴重な[[陸]]適応AのMSであり、陸適応Aのパイロット(こちらはさほど貴重では無い)が乗っている場合数値以上の攻撃力を発揮する。(なお[[宇宙]]はB)
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:しかし、本作では非常に貴重な[[陸]]適応AのMSという特長があり、陸適応Aのパイロット(こちらはさほど貴重ではない)が乗っている場合数値以上の攻撃力を発揮する。ちなみに[[宇宙]]適応は何故かB。
:本作序盤は地上マップが続くため、バルカン等を何段階か強化しておけばかなり便利な戦力に化ける。キースより腕の良いパイロットを乗せて前線に放り込むも良し、2線級のパイロットの育成に使うも良し。
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:本作序盤は地上マップが続くため、バルカン等を何段階か強化しておけばかなり便利な戦力に化ける。キースより腕の良いパイロットを乗せて前線に放り込むも良し、二線級のパイロットの育成に使うも良し。
 
:ガンダムや[[NT-1アレックス|アレックス]]、[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]やガンタンク等のように、廃棄されたり部品としてバラされたり[[ロザミア・バダム]]が勝手に乗って破壊されたりしないため、最後まで部隊内に残る。
 
:ガンダムや[[NT-1アレックス|アレックス]]、[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]やガンタンク等のように、廃棄されたり部品としてバラされたり[[ロザミア・バダム]]が勝手に乗って破壊されたりしないため、最後まで部隊内に残る。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}}
 
:キースが乗る。以降のシリーズでは[[ジム・キャノンII]]が登場するので、キースはこれに乗らなくなる。
 
:キースが乗る。以降のシリーズでは[[ジム・キャノンII]]が登場するので、キースはこれに乗らなくなる。
:[[射程]]が長いので、序盤は支援に使えるのはこれまでと同様。『第4次』のMSの中では装甲が高めだったが、今作では他機と相対的に低くなってしまったうえ、シールドも[[ビームサーベル]]も無いので防御面や敵隣接時に不安がある。
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:[[射程]]が長いので、序盤は支援に使えるのはこれまでと同様。『第4次』のMSの中では装甲が高めだったが、今作では他機と相対的に低くなってしまったうえ、シールドも[[ビームサーベル]]も無いので防御面や敵隣接時に不安がある。一応主力武器のキャノン砲が長射程且つ実弾兵器であるため、改造して強いパイロットを乗せれば対HM・AB用ユニットとして使えないこともない。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
:不要な機体の下取りイベントで下取りに出される候補。どうしても残しておきたいなら、誰か[[パイロット]]を乗せておこう。
 
:不要な機体の下取りイベントで下取りに出される候補。どうしても残しておきたいなら、誰か[[パイロット]]を乗せておこう。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
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:限界反応以外はSFC版と全く同じ性能…かと思いきや、何故か地形適応が宇宙Bに下げられている。SFC版では宇宙Aに相当する宇宙7であり、そもそも原作の時点で普通に宇宙戦をこなしていたのだが。序盤戦が宇宙かつただでさえダメージのデフレが顕著なCBにおいて、この変更は地味ながら痛い。確かにCBのベースとなった『F』では宇宙Bだったが、わざわざそんなところを合わせなくても…。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}
:ガンダムチームを選択した際に自軍ユニットとして運用可能。それ以外のチームを選択した場合は敵として登場する。
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:初登場作品。ガンダムチームを選択した際に自軍ユニットとして運用可能。それ以外のチームを選択した場合は敵として登場する。
:射程がそこそこあり防御力がやや高い一方で[[移動力]]が低いため、ガンダムや[[百式]]と同様に運用し辛い。使いたければメガバズーカランチャーを入手し、装備させよう。
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:防御力がやや高い一方で[[移動力]]が低いため、ガンダムや[[百式]]と同様に運用し辛い。240ミリキャノンが射程4で全地形に対応と優秀だが、武装はそれ1つのみ(ただしグラフィックはビームライフルを装備)。より高火力なメガバズーカランチャーを入手して装備させたい。
:HDリメイク版では、ガンダムチームの中では百式と共に射程5である上に「[[狙撃]]」まであるので、序盤では使いやすい。
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:HDリメイク版では、ガンダムチームの中では[[百式]]と共に射程5である上に「[[狙撃]]」まであるので、序盤では使いやすい。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
 
:[[セレイン・メネス|セレイン]]編第1話で[[ハミルトン]]が乗り撃墜される。リアル系主人公を選択すると[[隠し要素/64#ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク|隠し要素]]として入手が可能。だが、普通は使わない。
 
:[[セレイン・メネス|セレイン]]編第1話で[[ハミルトン]]が乗り撃墜される。リアル系主人公を選択すると[[隠し要素/64#ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク|隠し要素]]として入手が可能。だが、普通は使わない。
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:主にカイが乗るが、強制出撃で[[シロー・アマダ]]や[[イーノ・アッバーブ]]もこれに乗ることがある。ただし、[[合体攻撃]](V作戦、V作戦2)はカイ搭乗時のみ使用可能。フル[[改造]]で火力は飛躍的に向上する。
 
:主にカイが乗るが、強制出撃で[[シロー・アマダ]]や[[イーノ・アッバーブ]]もこれに乗ることがある。ただし、[[合体攻撃]](V作戦、V作戦2)はカイ搭乗時のみ使用可能。フル[[改造]]で火力は飛躍的に向上する。
 
:さすがに後半はユニット性能面で息切れしてくるが、多めのパーツスロットに鹵獲機の取り潰しで得たパーツを嵌めてやればそこそこフォロー可能。
 
:さすがに後半はユニット性能面で息切れしてくるが、多めのパーツスロットに鹵獲機の取り潰しで得たパーツを嵌めてやればそこそこフォロー可能。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
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:カイが搭乗。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
 
:ガンダム、ガンタンク、Gファイターに比べると個性が弱く、やや地味な感が否めないが移動後使用可能な240mmキャノンでの強襲がかなり強力。
 
:ガンダム、ガンタンク、Gファイターに比べると個性が弱く、やや地味な感が否めないが移動後使用可能な240mmキャノンでの強襲がかなり強力。
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;[[リアルロボット戦線]]
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
:カイとハヤトの2機が登場し、第1面から仲間になる。キャノン砲の威力が高く、初期は頼りになる。
 
:カイとハヤトの2機が登場し、第1面から仲間になる。キャノン砲の威力が高く、初期は頼りになる。
:一度撃破されてもコアファイターの姿になるだけで、修理代は取られない。
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:一度撃破されても[[コアファイター]]の姿になるだけで、[[修理費]]は取られない。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;格闘
 
;格闘
:近接白兵用の武装は無いものの<ref>ただし、アニメ劇中には登場しなかったものの、放送当時の資料にはヒートジャックというジャックナイフ状の武器の設定画も書かれていた。</ref>、劇中では頑丈さとパワーを活かした格闘攻撃を行っている。SRW未実装。
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:近接白兵用の武装は無いものの<ref>ただし、アニメ劇中には登場しなかったものの、放送当時の資料にはヒートジャックというジャックナイフ状の武器の設定画も書かれていた。</ref>、劇中では頑丈さとパワーを活かした格闘攻撃を行い、TV版・劇場版ではアムロが、THE ORIGINでカイがザクを拿捕した(後述)。SRW未実装。
 
;岩石投げ
 
;岩石投げ
 
:とある戦闘では弾薬が切れた際、本機の腕力の高さを利用して岩石を投げる攻撃を披露したことがある。SRW未実装。
 
:とある戦闘では弾薬が切れた際、本機の腕力の高さを利用して岩石を投げる攻撃を披露したことがある。SRW未実装。
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;240mmキャノン砲
 
;240mmキャノン砲
 
:胴体上肩側に左右1対2門装備されている実体弾兵器。[[ガンタンク]]のキャノン砲と比べると砲身が短く、口径が大きい。砲身には強制冷却用のジャケットが備えられており、連射も可能。
 
:胴体上肩側に左右1対2門装備されている実体弾兵器。[[ガンタンク]]のキャノン砲と比べると砲身が短く、口径が大きい。砲身には強制冷却用のジャケットが備えられており、連射も可能。
:中距離支援という設計上、弾を放物線を描いて飛ばすことに主眼を置かれているせいか棒立ちになると砲身を真正面に向けにくく、劇中では姿勢を低くして発射する事<ref>中でも、TV版『[[機動戦士ガンダム]]』OPテーマ「翔べ!ガンダム」の映像において'''「ガンキャノンが四つん這いになって240mmキャノン砲を発射する場面」'''は視聴者の印象に残りやすいであろう。</ref>が多かった。
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:中距離支援という設計上、弾を放物線を描いて飛ばすことに主眼を置かれているせいか棒立ちになると砲身を真正面に向けにくく、劇中では姿勢を低くして発射する事<ref>中でもTV版『[[機動戦士ガンダム]]』OPテーマ「翔べ!ガンダム」の映像において、四つん這いになって240mmキャノン砲を発射する場面は視聴者の印象に残りやすいであろう。</ref>が多かった。
:SRWにおいても本機の主兵装。
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:SRWにおいても本機の主兵装。基本的には立ったまま発射することが多いが、『XO』の[[合体攻撃]][[V作戦]](V作戦2含む)では四つん這いポーズでの砲撃が再現されている。
 
;ハンドグレネード
 
;ハンドグレネード
 
:脚部に格納されている実弾兵器。劇場版でのみ使用。SRW未実装。
 
:脚部に格納されている実弾兵器。劇場版でのみ使用。SRW未実装。
 
;[[ビームライフル]]
 
;[[ビームライフル]]
 
:本機の専用武装。[[ガンダム]]用の物より先発で開発されている事や本機の想定運用用途上ガンダム用のライフルよりも大型で取り回しが良くないが、代わりに照準機能が高性能で命中精度が高く、[[射程]]も30kmと長い(ガンダムのビームライフルの射程は8km前後とされる)事から狙撃用として運用された。
 
:本機の専用武装。[[ガンダム]]用の物より先発で開発されている事や本機の想定運用用途上ガンダム用のライフルよりも大型で取り回しが良くないが、代わりに照準機能が高性能で命中精度が高く、[[射程]]も30kmと長い(ガンダムのビームライフルの射程は8km前後とされる)事から狙撃用として運用された。
:SRWではキャノン砲より射程は劣るが攻撃力は若干高くなっている作品が多い。
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:SRWではキャノン砲より射程は劣るが攻撃力は若干高くなっている作品が多い。『GC』では攻撃力は下がったが中射程P武器になった。
    
==== オプション装備 ====
 
==== オプション装備 ====
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:近接戦用のオプション装備。240mmキャノン砲を換装して装備する。劇中・SRW共に未使用。
 
:近接戦用のオプション装備。240mmキャノン砲を換装して装備する。劇中・SRW共に未使用。
 
;メガバズーカランチャー
 
;メガバズーカランチャー
:『[[スーパーロボット大戦|初代]]』のみ登場するスパロボオリジナル装備。本来は[[百式]]の武装。
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:『[[スーパーロボット大戦|初代]]』のみ登場するスパロボオリジナル装備。本来は百式の武装。
 
:ゲーム中では本機・百式・[[ガンダム]]のいずれかに装備させることが出来る[[隠し要素|隠し武器]]。
 
:ゲーム中では本機・百式・[[ガンダム]]のいずれかに装備させることが出来る[[隠し要素|隠し武器]]。
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;240ミリライフル砲
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:SFC版『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』のみ、240mmキャノン砲の代わりに装備しているスパロボオリジナル装備。ちなみに「ライフル砲」とは砲腔内部に螺旋状の溝(所謂ライフリング)が刻まれている大砲のこと。
    
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
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;「赤い彗星 / 紅の機動兵器 M14」
 
;「赤い彗星 / 紅の機動兵器 M14」
 
:『OE』で[[連携攻撃]]はこちら。
 
:『OE』で[[連携攻撃]]はこちら。
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==対決・名場面==
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;VS[[ランバ・ラル隊]]
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:第16話より。[[セイラ・マス|セイラ]]の無断出撃で[[ガンダム]]に乗れなかった[[アムロ・レイ|アムロ]]はガンキャノンで出撃。まるでガンダムを使いこなせなかったセイラと異なり、機動性に劣るガンキャノンでも巧みに[[グフ]]の攻撃を回避し、[[アコース]]の[[ザク]]を一撃必殺。更に[[コズン・グラハム|コズン]]機を格闘戦で叩きのめして[[捕獲]]する<ref>この際にガンキャノンが'''無力化したザクの頭を鷲掴みにして引きずって連行する'''というまるで悪役のような動きを見せたため、ファンの間ではよくネタにされる。</ref>など、ガンダムに乗らずともアムロの高い操縦技術が見られた回であった。
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:なお前掲の通り、漫画『THE ORIGIN』ではガンダムを中破されたアムロを助ける為にカイがガンキャノンで大暴れし、コズン機を鹵獲した。
    
== 主な関連機体 ==
 
== 主な関連機体 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*実は、ガンキャノンは『[[機動戦士ガンダム]]』の企画当初において、主役メカとしてデザインされた機体であった。
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*実はガンキャノンは『[[機動戦士ガンダム]]』の企画当初において、主役メカとしてデザインされた機体であった。
**ところが、その案は却下され、結果的に新たにデザインされた[[ガンダム]]が主役メカになっている。
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**ところがその案は却下され、結果的に新たにデザインされた[[ガンダム]]が主役メカになっている。
 
**『機動戦士ガンダム』の企画に大きな影響を与えたとされる海外SF小説『宇宙の戦士(Starship Troopers)』では機動歩兵用のパワードスーツが登場するが、その日本版の挿絵ではボリュームのあるシルエット、ゴーグル状のカメラアイ、背部から伸びたキャノン砲、ジャバラ状の間接に丸みのある手足など、ガンキャノンを思わせる要素がいくつか見受けられる。
 
**『機動戦士ガンダム』の企画に大きな影響を与えたとされる海外SF小説『宇宙の戦士(Starship Troopers)』では機動歩兵用のパワードスーツが登場するが、その日本版の挿絵ではボリュームのあるシルエット、ゴーグル状のカメラアイ、背部から伸びたキャノン砲、ジャバラ状の間接に丸みのある手足など、ガンキャノンを思わせる要素がいくつか見受けられる。
*安彦良和氏の'''[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では「ガンキャノンは、[[旧ザク]]に対抗して作られた[[地球連邦軍|連邦軍]]初のモビルスーツ」という設定'''になっており、性能面は[[機動戦士ガンダム|TV版本編および劇場版]]のガンキャノンと比較して大きく劣っている。
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*安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では、[[旧ザク]]に対抗して作られた[[地球連邦軍|連邦軍]]初のモビルスーツという設定になっており、性能面は[[機動戦士ガンダム|TV版本編および劇場版]]のガンキャノンと比較して大きく劣っている。作中ではサイド7で3機がホワイトベースに搭載されている。その為、同作の[[ジオン兵]]がガンキャノンを見て「旧式だ」と侮る一方、ジムを見るなり「白いMSが量産された!!」とパニックになるなどの描写が見受けられる。
 
**OVA版では「ガンキャノン最初期型はガンタンク初期型と同じMBTの枠内で開発された」とされ、モビルスーツではなくなってしまった。
 
**OVA版では「ガンキャノン最初期型はガンタンク初期型と同じMBTの枠内で開発された」とされ、モビルスーツではなくなってしまった。
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*パラレル扱いである漫画/OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)では、本機が[[ジム]]やその系列の機体同様に大量に生産されている(『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|0080]]』に登場したRX-77D 量産型ガンキャノンではない)。また、キャノンは肩に直置きではなくバックパックから伸びる形状となっている。
 
*[[リボーンズガンダム]]、[[ドラグナー2型]]、[[シュッツバルト]]、[[量産型ゲシュペンストMk-II改]]・タイプCなどは本機のオマージュが入っている。
 
*[[リボーンズガンダム]]、[[ドラグナー2型]]、[[シュッツバルト]]、[[量産型ゲシュペンストMk-II改]]・タイプCなどは本機のオマージュが入っている。
 
*福岡ソフトバンクホークス所属の甲斐拓也捕手は、その強肩に因んだ「'''甲斐キャノン'''」なる[[異名|愛称]]でファンから呼ばれているが、これは本機とそのパイロットたるカイ(甲斐)・シデンとの語呂合わせが由来となっている。
 
*福岡ソフトバンクホークス所属の甲斐拓也捕手は、その強肩に因んだ「'''甲斐キャノン'''」なる[[異名|愛称]]でファンから呼ばれているが、これは本機とそのパイロットたるカイ(甲斐)・シデンとの語呂合わせが由来となっている。
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