;いつか悪い神様たちは想うでしょう。<br>宇宙の果ての寒い場所に閉じ込められながら、悩むでしょう。<br>怒りながら、<br>嘆きながら、<br>憎みながら、<br>妬みながら、<br>そして―――憧れながら。<br>なぜ、こんなことになってしまったんだろう?<br>いったい誰が、何が、どんな願いが、宇宙の真理すらも捻じ曲げて、善い神様を創りだすのだろう?<br>―――生命とは何なのだろう?<br>これはお伽噺です。<br>だけど、それは。<br>世界の中心で夢見る神様ですら、<br>宇宙の総てをお創りになった神様ですら、決して、決して、消し去る事の出来ないそれは、<br>刹那の愛を紡いで、永遠の時を刻み続ける―――<br><br>いのちの歌。 | ;いつか悪い神様たちは想うでしょう。<br>宇宙の果ての寒い場所に閉じ込められながら、悩むでしょう。<br>怒りながら、<br>嘆きながら、<br>憎みながら、<br>妬みながら、<br>そして―――憧れながら。<br>なぜ、こんなことになってしまったんだろう?<br>いったい誰が、何が、どんな願いが、宇宙の真理すらも捻じ曲げて、善い神様を創りだすのだろう?<br>―――生命とは何なのだろう?<br>これはお伽噺です。<br>だけど、それは。<br>世界の中心で夢見る神様ですら、<br>宇宙の総てをお創りになった神様ですら、決して、決して、消し去る事の出来ないそれは、<br>刹那の愛を紡いで、永遠の時を刻み続ける―――<br><br>いのちの歌。 |