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| == バジュラ(Vajra) == | | == バジュラ(Vajra) == |
− | | + | 『[[マクロスF]]』に登場する巨大な昆虫型宇宙生物。[[バジュラクイーン]]を筆頭に、階級制度により活動している。<br/> |
− | 『[[マクロスF]]』に出てくる巨大な昆虫型宇宙生物。[[バジュラクイーン]]を筆頭に、階級制度により活動している。 | + | 生物学的には蟻や蜂に似た生態系をしており、能力は個体ごとに違っている。<br/> |
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| その歴史はとても深く「[[プロトカルチャー]]」よりも前から宇宙に生息していたと考えられており、危険な生物だと考えられている。しかし同時に彼らが持つ独自の能力は科学の発展に役立つと考えられ研究もされている。 | | その歴史はとても深く「[[プロトカルチャー]]」よりも前から宇宙に生息していたと考えられており、危険な生物だと考えられている。しかし同時に彼らが持つ独自の能力は科学の発展に役立つと考えられ研究もされている。 |
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− | 生物学的には蟻や蜂に似た生態系をしており、能力は個体ごとに違っている。
| + | 本来戦闘的な生物ではなく、縄張りを侵した存在を駆逐するのみ。しかしその勢力と戦闘力は人類の兵器をしのぎ、ボドルザー基幹艦隊ですら力押しで殲滅せしめるだけの力を有している。<br/> |
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− | 本来戦闘的な生物ではなく、縄張りを侵した存在を駆逐するのみ。しかしその勢力と戦闘力は人類の兵器をしのぎ、ボドルザー基幹艦隊ですら力押しで殲滅せしめるだけの力を有している。 | |
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| また、生物でありながらミサイルやマシンガン、ビーム砲といった人間でいうところの「武器」を自らの身体に器官として持っており、加えてミサイルやマシンガンの弾丸やビームのエネルギーも体内で生成することが可能であり、攻撃行動を取る際はそれらを駆使して敵を駆逐する。 | | また、生物でありながらミサイルやマシンガン、ビーム砲といった人間でいうところの「武器」を自らの身体に器官として持っており、加えてミサイルやマシンガンの弾丸やビームのエネルギーも体内で生成することが可能であり、攻撃行動を取る際はそれらを駆使して敵を駆逐する。 |
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| == V型感染症 == | | == V型感染症 == |
− | バジュラがフォールド通信に利用している腸内細菌が人体に感染すると発症する感染症。バジュラの体液を浴びる等すると稀に感染する。また、これに感染している母親から胎内の子供に対し母子感染を起こす事もある。 | + | バジュラがフォールド通信に利用している腸内細菌が人体に感染すると発症する感染症。バジュラの体液を浴びる等すると稀に感染する。また、これに感染している母親から胎内の子供に対し母子感染を起こす事もある。<br/> |
− | 腸内「細菌」であるが、人類側からは「V型ウィルス」と呼ばれる事が多い。 | + | 腸内「細菌」であるが、人類側からは「V型ウィルス」と呼ばれる事が多い。<br/> |
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| V型感染症そのものの症状としては「末期に至ると死亡する」以外は不明な点が多い(描写が少ない)。V型感染症の症状は受容体ブロッカー薬「639 WITCH CRAFT」によって抑止する事が出来るが、この薬には発熱・嘔吐などの副作用がある。 | | V型感染症そのものの症状としては「末期に至ると死亡する」以外は不明な点が多い(描写が少ない)。V型感染症の症状は受容体ブロッカー薬「639 WITCH CRAFT」によって抑止する事が出来るが、この薬には発熱・嘔吐などの副作用がある。 |
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− | V型ウィルスがバジュラの体内にある場合は腸内細菌の文字通り腸内に定着するが、人間に感染した場合は腸内ではなく脳に向かう。ウィルスが定着していない初期段階ならば完治も可能だが、末期になると完全に脳内に定着してしまい、手の施しようが無くなる。<br />ただし定着したのが腸内であろうと脳であろうと、ウィルスが定着すれば宿主は全く同様にフォールド通信能力を持つ。そのため、V型感染症が末期に近づくと、その患者の声はフォールド波を発するようになる。 | + | V型ウィルスがバジュラの体内にある場合は腸内細菌の文字通り腸内に定着するが、人間に感染した場合は腸内ではなく脳に向かう。ウィルスが定着していない初期段階ならば完治も可能だが、末期になると完全に脳内に定着してしまい、手の施しようが無くなる。<br /> |
| + | ただし定着したのが腸内であろうと脳であろうと、ウィルスが定着すれば宿主は全く同様にフォールド通信能力を持つ。そのため、V型感染症が末期に近づくと、その患者の声はフォールド波を発するようになる。 |
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− | なお、V型ウィルスが人体では腸ではなく脳に向かうのは、性質的に人体に正しく定着できないからではなく、ウィルス自身が人体を異物だと判断するために行われる「攻撃行動」である。<br />例外として、母子感染によって生まれる前に感染した場合、バジュラの場合と同様に腸内に定着するため、V型感染症の各種症状を一切発症する事無く、バジュラと同様のフォールド通信能力を持つ。また、この場合は血液検査にもV型感染症の兆候を示さない。作中では[[ランカ・リー]]がこの例に当たる。<br />また別の例外として、一旦は脳内に定着し宿主を死に近づけたウィルスが、「異物だという判断による攻撃」を止めて腸へと移動するケースもある。V型感染症の各種症状はその時点で止まり、その後は母子感染によって最初から腸内に定着していたのと同じように、各種症状無しにフォールド通信能力を持つ。作中では[[シェリル・ノーム]]がこの例に該当し、ランカのフォールド波による呼びかけによってウィルスが攻撃を止めた。 | + | なお、V型ウィルスが人体では腸ではなく脳に向かうのは、性質的に人体に正しく定着できないからではなく、ウィルス自身が人体を異物だと判断するために行われる「攻撃行動」である。<br /> |
| + | 例外として、母子感染によって生まれる前に感染した場合、バジュラの場合と同様に腸内に定着するため、V型感染症の各種症状を一切発症する事無く、バジュラと同様のフォールド通信能力を持つ。また、この場合は血液検査にもV型感染症の兆候を示さない。作中では[[ランカ・リー]]がこの例に当たる。<br /> |
| + | また別の例外として、一旦は脳内に定着し宿主を死に近づけたウィルスが、「異物だという判断による攻撃」を止めて腸へと移動するケースもある。V型感染症の各種症状はその時点で止まり、その後は母子感染によって最初から腸内に定着していたのと同じように、各種症状無しにフォールド通信能力を持つ。作中では[[シェリル・ノーム]]がこの例に該当し、ランカのフォールド波による呼びかけによってウィルスが攻撃を止めた。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
− | ・いずれの登場作品でも物語の舞台となる世界にフロンティア船団共々次元転移を行い、グレイス達ギャラクシーの謀略に利用される形で人類と交戦する事となる。数で攻めてくるため、登場するステージは一定の防衛ラインを超えたらゲームオーバーというステージが多い。
| + | いずれの登場作品でも物語の舞台となる世界にフロンティア船団共々次元転移を行い、グレイス達ギャラクシーの謀略に利用される形で人類と交戦する事となる。数で攻めてくるため、登場するステージは一定の防衛ラインを超えたらゲームオーバーというステージが多い。 |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
− | :本作でも次元転移で移動してくる、移動した先の地球はこれまた前回と同様に[[次元獣]]や[[インベーダー]]などのいわゆる怪獣が大量に存在しており、時には人類やこの怪獣達と大乱戦を展開する事もある。 | + | :次元転移で移動してくる。移動した先の[[地球]]はこれまた前回と同様に[[次元獣]]や[[インベーダー]]などの所謂怪獣が大量に存在しており、時には人類やこの怪獣達と大乱戦を展開する事もある。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
− | :前作からしばらく沈黙していたが、グレイスの暗躍により再び地球圏に出現。[[バジュラクイーン]]も登場する。[[ロージェノム]]によればかつて次元将やアポロニアス達と共に[[バアル]]に立ち向かった事が語られている。 | + | :前作からしばらく沈黙していたが、グレイスの暗躍により再び地球圏に出現。[[バジュラクイーン]]も登場する。[[ロージェノム]]によれば、かつて次元将やアポロニアス達と共に[[バアル]]に立ち向かった事が語られている。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦L]] | | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
− | :初参戦の作品。自力で次元転移を行い移動してきた。移動した先の[[地球]]は[[擬態獣]]や[[使徒]]などの巨大モンスターが存在しており、初めてバジュラを見たキャラクター達は[[擬態獣]]かと疑った。 | + | :初参戦の作品。自力で次元転移を行い移動してきた。移動した先の[[地球]]は[[擬態獣]]や[[使徒]]などの巨大モンスターが存在しており、初めてバジュラを見た面々には擬態獣かと疑われている。 |
| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
| :劇場版設定で参戦。これまでの作品と同様に次元転移で物語の世界に出現、この世界にも[[フェストゥム]]や[[ELS]]等の宇宙生物が屯している。 | | :劇場版設定で参戦。これまでの作品と同様に次元転移で物語の世界に出現、この世界にも[[フェストゥム]]や[[ELS]]等の宇宙生物が屯している。 |
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| == 関連する用語 == | | == 関連する用語 == |
| ;[[鳥の人]] | | ;[[鳥の人]] |
− | :バジュラを模範としたプロトカルチャーの兵器。また、バジュラクィーンを模範とした造形が地球の原住民に伝わっている。マオ・ノームの一族がそれに当る。 | + | :バジュラを模範としたプロトカルチャーの兵器。また、バジュラクィーンを模範とした造形が地球の原住民に伝わっており、[[マオ・ノーム]]の一族がそれに当る。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | その圧倒的物量や強大な攻撃力、兵隊的存在の小さな個体から戦艦クラスの大物まで個体差がある、などの点から「[[トップをねらえ!]]」の敵である[[宇宙怪獣]]との類似点があるが、厳密にはバジュラは宇宙怪獣のように「人類にとっての天敵」のような存在ではない。
| + | *その圧倒的物量や強大な攻撃力、兵隊的存在の小さな個体から戦艦クラスの大物まで個体差がある、などの点から『[[トップをねらえ!]]』の敵である[[宇宙怪獣]]との類似点があるが、厳密にはバジュラは宇宙怪獣のように「人類にとっての天敵」のような存在ではない。 |
− | <br />バジュラの英字表記は媒体によって差がある(TV版ではVajra、一部ゲームではVajura、劇場版ではBajura。本項ではTVの英字表記に従う)。
| + | *バジュラの英字表記は媒体によって差がある(TV版ではVajra、一部ゲームではVajura、劇場版ではBajura。本項ではTVの英字表記に従う)。 |
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