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| | 開発元 = モノリスソフト | | | 開発元 = モノリスソフト |
| | 運営元 = | | | 運営元 = |
− | | 発売元 = ナムコ(後のバンダイナムコゲームス) | + | | 発売元 = ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント) |
| | 配信元 = | | | 配信元 = |
| | 対応機種 = [[プレイステーション2]] | | | 対応機種 = [[プレイステーション2]] |
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| | 初クレジットSRW = | | | 初クレジットSRW = |
| }} | | }} |
− | 『'''ゼノサーガ'''』は2002年からナムコ(現バンダイナムコゲームス)が発売した[[コンピュータゲーム]]、またそのシリーズ。 | + | 『'''ゼノサーガ'''』は2002年からナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が発売した[[コンピュータゲーム]]、またそのシリーズ。 |
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| ==概要== | | ==概要== |
− | [[OGシリーズ|OGサーガ]]の開発元でもあるモノリスソフトが開発したRPG作品。 | + | 「[[OGシリーズ|OGサーガ]]」の開発元でもあるモノリスソフトが開発したRPG作品のシリーズ。 |
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| + | 原作者・ディレクター・監督は『ゼノギアス』(スクウェア 現スクウェア・エニックス)『ゼノブレイド』(任天堂)シリーズを生み出した高橋哲哉氏。同氏は1作目ではディレクターを、2作目及び3作目では監修を務めている。 |
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− | 『エピソードI[力への意志]』、『エピソードII[善悪の彼岸]』、『エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]』の三部作で、これらの他にもファンディスク『フリークス』や、I・IIを纏めて『[[ニンテンドーDS]]』に移植した作品『I・II』、EpIを原作として2005年に放送されたTVアニメ『Xenosaga THE ANIMATION』などが存在する。
| + | 物語は『'''エピソードⅠ[力への意志]'''』(EPⅠ)、『'''エピソードⅡ[善悪の彼岸]'''』(EPⅡ)、『'''エピソードⅢ[ツァラトゥストラはかく語りき]'''』(EPⅢ)の三部作で、これらの他にもファンディスク『ゼノフリークス』や、EPI・IIを纏めて『[[ニンテンドーDS]]』に移植した作品『ゼノサーガI・II』、EPⅠを原作として2005年に放送されたTVアニメ『Xenosaga THE ANIMATION』などが存在する。 |
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| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
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| ;[[KOS-MOS]](コスモス) | | ;[[KOS-MOS]](コスモス) |
− | :アンドロイドの類。開発はシオン・ウヅキ。 | + | :本作舞台の世界では珍しい全部品が完全機械型のアンドロイド。開発はシオン・ウヅキ。 |
| :『[[無限のフロンティア]]』ではネコ耳を思わせる装備があるが、これはファンディスクである『ゼノサーガフリークス』での設定。 | | :『[[無限のフロンティア]]』ではネコ耳を思わせる装備があるが、これはファンディスクである『ゼノサーガフリークス』での設定。 |
| ;[[M.O.M.O.]](モモ) | | ;[[M.O.M.O.]](モモ) |
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| :U-TIC機関が建造した最初期のプロトタイプ。惑星ミクタムで建造され、ミクタムの崩壊後はミルチアに移されて運用試験が行われたが、星団連邦によるミルチア侵攻とグノーシス出現の混乱のために放棄されていた。その後、オルムス教皇の手によって回収され、エピソードⅠにおいてシオンらの前にラスボスとして立ちはだかった。 | | :U-TIC機関が建造した最初期のプロトタイプ。惑星ミクタムで建造され、ミクタムの崩壊後はミルチアに移されて運用試験が行われたが、星団連邦によるミルチア侵攻とグノーシス出現の混乱のために放棄されていた。その後、オルムス教皇の手によって回収され、エピソードⅠにおいてシオンらの前にラスボスとして立ちはだかった。 |
| ;オメガ・ウーニウェルシタース | | ;オメガ・ウーニウェルシタース |
− | :『ゼノギアス』に登場した「ヴェルトール」に酷似した機体。星団連邦政府がオルムスから入手したデータを基に、プロト・オメガとは異なる思想から建造したもう一つのオメガ。そのコンセプトは「人の手で扱える人のためのオメガ」であり、オメガとしてのオリジナルは出力系の再現のみに留まり、残りは人類の技術で作られた外装を採用している。出力の上昇による機体への負荷を、それに見合った形態へと変形することで対応するシステムを搭載している。 | + | :『ゼノギアス』に登場した「ヴェルトール」に酷似した機体。星団連邦政府がオルムスから入手したデータを基に、「人の手で扱える人のためのオメガ」とのコンセプトで建造された異端の機体である。 |
| + | :信頼性の向上が目的であるため、原型機の再現は出力系のみに留まっており、それ以外の要素は全て現在の人類でコントロール可能な技術で構成されている。また背部ウィングバインダーを中心に部分的な変形機構を採用しており、スペックアップとエネルギー放出を平行することで出力過剰に対応させる予定だったが、実戦ではうまく機能せずシステムダウンを起こしていた。 |
| + | :余談であるが、universitasとはラテン語で全体、世界等を指す語である。「ヴェルトール」はドイツ語で「事象世界」もしくは「宇宙」を指し、英訳で「Worldall」となる。 |
| ;オメガ・イド | | ;オメガ・イド |
| :『ゼノギアス』に登場した「ヴェルトール・イド」に酷似した機体。出力の上昇値が通常形態では耐えられないレベルに達した際に起動する、オメガ・ウーニウェルシタースの変形形態。本来の性能が完全に発揮される。 | | :『ゼノギアス』に登場した「ヴェルトール・イド」に酷似した機体。出力の上昇値が通常形態では耐えられないレベルに達した際に起動する、オメガ・ウーニウェルシタースの変形形態。本来の性能が完全に発揮される。 |
| ;オメガ・レース・ノワエ | | ;オメガ・レース・ノワエ |
− | :ディミトリ・ユーリエフがプロト・オメガに改修を施した機体。完成を目して造られたものだが、非常に不安定で想定されたスペックを発揮出来ていない。それでもプロト・オメガを遥かに上回る出力を誇っている。 | + | :ディミトリ・ユーリエフがプロト・オメガに改修を施した機体。プロト・オメガを遥かに上回る出力を誇っているが、非常に不安定で想定されたスペックを発揮できていない。機体名は「オメガによる革命」を意味する。 |
| ;オメガ・メテンプシューコーシス | | ;オメガ・メテンプシューコーシス |
− | :『ゼノギアス』のラスボス「デウス」に酷似した機体。オメガ・レース・ノワエがゾハルを取り込み直接の動力源とした結果、この形態へと変異した。 | + | :『ゼノギアス』のラスボス「デウス」に酷似した機体。オメガ・レース・ノワエがゾハルとアベルを直接の制御中枢として取り込んだ結果、この形態へと変異した。かつてオメガがその本来の役目を果たしていた時代の姿を再現したものらしく、「真のオメガ」に限りなく近い存在。最大の特徴は、両腕から伸びたケーブルで操り人形のように繋がれたドローン。機体名は「オメガによる輪廻」を意味する。 |
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| === エルデカイザーシリーズ === | | === エルデカイザーシリーズ === |
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| ;ヴェクター・インダストリー | | ;ヴェクター・インダストリー |
| :日用製品から兵器まで、多種多様な事業を多数の植民惑星を股に掛けて取り仕切っている星間規模の超巨大コングロマリッドで、ライバルのハイアムズ重工と勢力を二分している。巨大なコロニーが丸ごと本社施設となっている。シオン・ウヅキが社員として務め、KOS-MOSや主人公らが用いるE.S.もここで開発されたものである。 | | :日用製品から兵器まで、多種多様な事業を多数の植民惑星を股に掛けて取り仕切っている星間規模の超巨大コングロマリッドで、ライバルのハイアムズ重工と勢力を二分している。巨大なコロニーが丸ごと本社施設となっている。シオン・ウヅキが社員として務め、KOS-MOSや主人公らが用いるE.S.もここで開発されたものである。 |
− | ;テスタメント | + | ;テスタメント(外套者) |
− | :物語の随所で暗躍する謎の人物。ローブと仮面で全身を隠しており、その容姿から「外套者」とも呼ばれる。正体は不明。赤・青・白・黒の計4人の外套者が登場する。 | + | :物語の随所で暗躍する謎の人物。ローブと仮面で全身を覆い隠しており、正体は不明。その容姿から存在を知る者には「'''外套者'''」とも呼ばれる。赤・青・白・黒の計4人のテスタメントが登場する。 |
| ;[[グノーシス]] | | ;[[グノーシス]] |
| :「巡礼船団」とも表記される正体不明の宇宙生物群。 | | :「巡礼船団」とも表記される正体不明の宇宙生物群。 |
− | <!-- == 楽曲 == -->
| + | |
− | <!-- ;曲名 -->
| + | == 楽曲 == |
− | <!-- :解説 -->
| + | 「[[無限のフロンティアシリーズ]]」ではオリジナルのBGMが制作されており、原作のBGMは使用されていない。開発が同じモノリスソフトのため、オリジナル楽曲も本項目にて便宜上表記。 |
| + | |
| + | ;劇中BGM |
| + | : |
| + | :;「戦闘するKOS-MOS」 |
| + | ::KOS-MOS登場イベントでのBGM。『[[NAMCO x CAPCOM]]』にて採用。主に会話イベントや敵増援で流れる。 |
| + | :;「Battle」 |
| + | ::通常戦闘曲。『NAMCO x CAPCOM』で基本戦闘曲に採用。 |
| + | :;「the battle of your soul」 |
| + | ::『III』のボス戦BGM。『[[PROJECT X ZONE]]』で基本戦闘曲に採用。 |
| + | : |
| + | ;『無限のフロンティア』BGM |
| + | : |
| + | :;「TRUE ORDER」 |
| + | ::『[[無限のフロンティア]]』でのKOS-MOS、[[T-elos]]の戦闘[[BGM]]。 |
| + | :;「TRUE ORDER(Ver.EF EXCEED)」 |
| + | ::『[[無限のフロンティアEXCEED]]』での「TRUE ORDER」の新規アレンジ楽曲。 |
| + | :;「ETERNAL RECURRENCE」 |
| + | ::『EXCEED』でのKOS-MOSたちの必殺技使用時のBGM。 |
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| == 登場作と扱われ方 == | | == 登場作と扱われ方 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | ゼノサーガの物語は本来、1998年に旧スクウェアから発売されたゲーム『ゼノギアス』から始まるゼノシリーズの一つとなる予定であったが、スクウェア在籍時には続編制作の許可が下りなかった。この際に開発チームが旧スクウェアを離れモノリスソフトを起業したため、権利上の問題もあってゼノギアスとは作品同士設定の繋がりはない(ただし、一部固有名詞など彷彿とさせる設定は多く、コアなファンであれば気付く要素が含まれる)。
| + | *高橋哲哉氏が制作に関わった『ゼノギアス』『ゼノサーガ』『ゼノブレイド』はまとめて「ゼノシリーズ」と呼ばれるが、これは公式では一切使用されていない[[俗語・俗称]]である。 |
− | *これは『ゼノギアス』の初期構想であるエピソード1の世界観と設定を流用した事による名残(と一種のファンサービス)である。 | |
− | *2010年に任天堂から発売された『ゼノブレイド』、2015年にリリースされた『ゼノブレイドクロス』、2017年にリリースされた『ゼノブレイド2』も同様である。
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− | *なお、「ゼノシリーズ」という呼称は発売会社がそれぞれ違うため公式では一切使用されていない、いわゆる[[俗語・俗称]]である。それでも「ゼノ」のタイトルが用いられているのは、原作・プロデューサーである高橋哲哉氏の代表作であるRPGであれば「ゼノ」のネーミングが入っていた方が分かりやすいのでは?という元任天堂社長である故・岩田聡氏による提案のため。
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| **『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にて、初めて『ゼノサーガ』と『ゼノブレイド』のキャラクターが共演する事となった。 | | **『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にて、初めて『ゼノサーガ』と『ゼノブレイド』のキャラクターが共演する事となった。 |
| **『ゼノブレイド2』では[[KOS-MOS]]と[[T-elos]]がデザインアレンジを施され「KOS-MOS Re;」、「T-elos Re;」名義で登場する。 | | **『ゼノブレイド2』では[[KOS-MOS]]と[[T-elos]]がデザインアレンジを施され「KOS-MOS Re;」、「T-elos Re;」名義で登場する。 |