差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
326 バイト追加 、 2020年9月18日 (金) 18:42
編集の要約なし
48行目: 48行目:  
『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』から3年後にあたる[[宇宙世紀]]0096年を舞台に、謎の最高機密「[[ラプラスの箱]]」を巡り[[地球連邦軍]]と[[ネオ・ジオン]]残党軍「[[袖付き]]」の争いに巻き込まれた少年[[バナージ・リンクス]]の「ラプラスの箱」に辿り着くまでの旅と戦いを描く物語。なお物語の根幹には宇宙世紀0001年に発生した[[ラプラス事件]]が深く関わっている。
 
『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』から3年後にあたる[[宇宙世紀]]0096年を舞台に、謎の最高機密「[[ラプラスの箱]]」を巡り[[地球連邦軍]]と[[ネオ・ジオン]]残党軍「[[袖付き]]」の争いに巻き込まれた少年[[バナージ・リンクス]]の「ラプラスの箱」に辿り着くまでの旅と戦いを描く物語。なお物語の根幹には宇宙世紀0001年に発生した[[ラプラス事件]]が深く関わっている。
   −
2007年2月より雑誌『ガンダムエース』誌上にて福井晴敏氏によって原作小説の連載が開始され、2009年9月号に完結。その後OVAの製作が発表され、2010年3月より公開された。また漫画版である『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』が『ガンダムエース』2010年3月号~2017年2月号まで連載された。小説・OVA・漫画版共に大筋の展開は共通しているが、登場人物・機体及び場面等の設定にそれぞれ異なる部分がある。特段注記がない場合は、商品化ゲーム化は基本的にOVA版を基にしており、スパロボもOVA版の参戦となる。
+
2007年2月より漫画雑誌『ガンダムエース』誌上にて福井晴敏氏によって原作小説の連載が開始され、2009年9月号に完結。その後OVAの製作が発表され、2010年3月より公開された。また漫画版である『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』が『ガンダムエース』2010年3月号~2017年2月号まで連載された。[[小説]]・[[OVA]]・[[漫画]]版共に大筋の展開は共通しているが、登場人物・機体及び場面等の設定にそれぞれ異なる部分がある。特段注記が無い場合は、商品化[[コンピュータゲーム|ゲーム]]化は基本的にOVA版を基にしており、スパロボもOVA版の参戦となる。
    
『逆襲のシャア』より3年後が舞台であるため登場人物や機体にもその設定が深く反映されているが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』や『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』の設定も積極的に取り入れられている。特に『ΖΖ』に関しては『劇場版Ζ』との兼ね合いもあったため扱いがどうなるか注目されていたため反響を呼んだ。また、時系列的に未来にあたる『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士ガンダムF91]]』に繋がる設定も見られる。
 
『逆襲のシャア』より3年後が舞台であるため登場人物や機体にもその設定が深く反映されているが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』や『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』の設定も積極的に取り入れられている。特に『ΖΖ』に関しては『劇場版Ζ』との兼ね合いもあったため扱いがどうなるか注目されていたため反響を呼んだ。また、時系列的に未来にあたる『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士ガンダムF91]]』に繋がる設定も見られる。
   −
2016年4月から9月まで地上波放送用に再構成を施したTVシリーズ『'''機動戦士ガンダムUC RE:0096'''(リ:ダブルオーナインティシックス)』が放送。テレビ朝日系列でガンダムが放送されるのは『[[機動新世紀ガンダムX]]』以来20年ぶり。
+
2016年4月から9月まで地上波放送用に再構成を施したTVシリーズ『'''機動戦士ガンダムUC RE:0096'''(リ:ダブルオーナインティシックス)』が放送。テレビ朝日系列でガンダムシリーズ作品が放送されるのは『[[機動新世紀ガンダムX]]』以来20年ぶり。
   −
2018年11月には続編である劇場作品『[[機動戦士ガンダムNT]](ナラティブ)』が公開された。
+
2018年11月には[[続編]]である劇場版作品『[[機動戦士ガンダムNT]](ナラティブ)』が公開された。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
104行目: 104行目:  
:『逆襲のシャア』に引き続きラー・カイラムの副長を務めている。
 
:『逆襲のシャア』に引き続きラー・カイラムの副長を務めている。
 
;[[ハサン]]
 
;[[ハサン]]
:『ΖΖ』までと同様に軍医としてネェル・アーガマに駐在。
+
:『ΖΖ』までと同様に[[医療・病障害|軍医]]としてネェル・アーガマに駐在。
    
=== エコーズ ===
 
=== エコーズ ===
159行目: 159行目:  
:元ホワイトベース隊のジャーナリスト。
 
:元ホワイトベース隊のジャーナリスト。
 
;ダイナーの老主人
 
;ダイナーの老主人
:オードリーが地球で出会った小食堂のマスター。禅問答めいた会話をオードリーと繰り広げる。
+
:オードリーが地球で出会った[[食べ物・料理|小食堂]]のマスター。禅問答めいた会話をオードリーと繰り広げる。
    
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
360行目: 360行目:  
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:初参戦作品。前日譚である『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』と同時参戦。
+
:初参戦作品。[[前大戦|前日譚]]である『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』と同時参戦。
 
:参戦発表当時は最終章であるep7を残した状態であったため、物語はep4のシャンブロ撃破直後までが展開される(そのためバンシィは未登場)。その一方で『逆襲のシャア』との絡みが描かれ、[[アムロ・レイ|アムロ]]とフロンタルは元より、[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[フル・フロンタル|フロンタル]]の関係性に比重が置かれているなど見所は満載。
 
:参戦発表当時は最終章であるep7を残した状態であったため、物語はep4のシャンブロ撃破直後までが展開される(そのためバンシィは未登場)。その一方で『逆襲のシャア』との絡みが描かれ、[[アムロ・レイ|アムロ]]とフロンタルは元より、[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[フル・フロンタル|フロンタル]]の関係性に比重が置かれているなど見所は満載。
 
:反面、主役であるバナージとユニコーンの能力が抑え目になっていたり、リディはニュータイプ技能を所持していなかったり(原作再現なので仕方ないのだが)とパイロットステータスや機体性能面での扱いはあまり良くない。前者は本領を発揮するようになるととんでもないことが平然と出来るようになるため、仕方ないといえば仕方ないが。
 
:反面、主役であるバナージとユニコーンの能力が抑え目になっていたり、リディはニュータイプ技能を所持していなかったり(原作再現なので仕方ないのだが)とパイロットステータスや機体性能面での扱いはあまり良くない。前者は本領を発揮するようになるととんでもないことが平然と出来るようになるため、仕方ないといえば仕方ないが。
375行目: 375行目:  
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
:後時代である『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]』シリーズと同時参戦。
 
:後時代である『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]』シリーズと同時参戦。
:時系列の整理・入れ替えが行われており、バナージたちが中盤まで箱の存在を知らなかった事もあり、箱の争奪戦よりも連邦とジオン残党の憎しみと殺し合いをメインに据えた形になっている。中盤からのミネバの行動が原作とは大幅に異なる展開に舵を切っていく。
+
:時系列の整理・入れ替えが行われており、バナージ達が中盤まで箱の存在を知らなかった事もあり、箱の争奪戦よりも連邦とジオン残党の憎しみと殺し合いをメインに据えた形になっている。中盤からのミネバの行動が原作とは大幅に異なる展開に舵を切っていく。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
410行目: 410行目:  
|第10巻||虹の彼方に(下)||
 
|第10巻||虹の彼方に(下)||
 
|-
 
|-
|第11巻(外伝)||不死鳥狩り||単行本及び「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III」に同梱<br/>「戦後の戦争」を同時収録した短編集
+
|第11巻(外伝)||不死鳥狩り||単行本及び『機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III』に同梱<br/>「戦後の戦争」を同時収録した短編集
 
|-
 
|-
|外伝||戦後の戦争||PS3ソフト『機動戦士ガンダムUC』の特装版に同梱<br/>ゲーム中でも同名シナリオをプレイ可能
+
|[[外伝]]||戦後の戦争||[[プレイステーション3|PS3]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムUC』の特装版に同梱<br/>ゲーム中でも同名シナリオをプレイ可能
 
|-
 
|-
 
|}
 
|}
434行目: 434行目:  
|episode 7||虹の彼方に|| || ||
 
|episode 7||虹の彼方に|| || ||
 
|-
 
|-
|PV||Unti-L||[[ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ]]||BD-BOXに収録<br />イベント上映アニメ「機動戦士ガンダムUC ペルフェクティビリティ」の再収録||
+
|PV||Unti-L||[[ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ]]||BD-BOXに収録<br />イベント上映アニメ『機動戦士ガンダムUC ペルフェクティビリティ』の再収録||
 
|}
 
|}
   488行目: 488行目:  
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*タイトル名の『UC』は「'''U'''ni'''C'''orn(一角獣)」及び「'''U'''niversal '''C'''entury([[宇宙世紀]])」のダブルミーニングになっている。
 
*タイトル名の『UC』は「'''U'''ni'''C'''orn(一角獣)」及び「'''U'''niversal '''C'''entury([[宇宙世紀]])」のダブルミーニングになっている。
*原作が文章媒体という事もあるためか登場人物の設定(特にジオン側の人間に顕著)を始め、性的及び残酷要素が多く見受けられる事でも有名。OVA及び漫画版ではこれらは若干マイルドに描かれている。
+
*原作が文章媒体という事もあるためか登場人物の設定(特にジオン側の人間に顕著)を始め、性的及び残酷要素が多く見受けられる事でも有名。一方、OVA及び漫画版ではこれらは若干マイルドに描かれている。
 
**また729と920の番号を持つ特殊部隊、正体不明のシーゴーストに撃沈される潜水艦ボーンフィッシュ、圧死するキクマサ等、ところどころに福井晴敏作品のセルフパロディが取り入れられている。
 
**また729と920の番号を持つ特殊部隊、正体不明のシーゴーストに撃沈される潜水艦ボーンフィッシュ、圧死するキクマサ等、ところどころに福井晴敏作品のセルフパロディが取り入れられている。
**映像化にあたり、出番等を削られたり大幅な変更を行われたり登場すらしない人物が出ている。また、それとは別に原作には無いシーンや設定が追加されている。
+
**映像化にあたり、出番等を削られたり大幅な変更を行われたり登場すらしない人物が出ている。中には、[[スパロボ補正|原作小説版と異なり生存を果たす人物も存在している]]。また、それとは別に原作には無いシーンや設定が追加されている。
 
*原作小説の著者である福井晴敏氏は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の小説版も執筆している。今でこそガンダムファンとして知られる福井氏だが、当時は数々の賞を受賞した作家がアニメのノベライズを担当するという事で話題になった。
 
*原作小説の著者である福井晴敏氏は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の小説版も執筆している。今でこそガンダムファンとして知られる福井氏だが、当時は数々の賞を受賞した作家がアニメのノベライズを担当するという事で話題になった。
**ちなみにその内容はというと、中盤まではアニメ本編に準ずる形でストーリーが進行していくものの、終盤には敵味方共に多数の死者が発生し、主要人物も次々に命を落としていくといういわゆる「黒富野」を彷彿とさせるものだった。そのため『UC』でも同様の悲劇が繰り広げられるのではないかと戦々恐々としていた読者も多い。
+
**ちなみにその内容はというと、中盤まではアニメ本編に準ずる形でストーリーが進行していくものの、終盤には敵味方共に多数の死者が発生し、主要人物も次々に命を落としていくという、いわゆる「黒富野」を彷彿とさせるものだった。そのため『UC』でも同様の悲劇が繰り広げられるのではないかと戦々恐々としていた読者も多い。
 
*本作以前のスパロボを含めたゲーム作品で[[ブライト・ノア]]の声は2006年に没した[[声優:鈴置洋孝|鈴置洋孝]]氏のライブラリ音声が流用されていたが、OVA第4章の公開と同時に[[声優:成田剣|成田剣]]氏が二代目ブライトに起用された。
 
*本作以前のスパロボを含めたゲーム作品で[[ブライト・ノア]]の声は2006年に没した[[声優:鈴置洋孝|鈴置洋孝]]氏のライブラリ音声が流用されていたが、OVA第4章の公開と同時に[[声優:成田剣|成田剣]]氏が二代目ブライトに起用された。
  
880

回編集

案内メニュー