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| | 年齢 = [[年齢::15]]歳 | | | 年齢 = [[年齢::15]]歳 |
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− | '''ユリン・ルシェル'''は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の登場人物。 | + | '''ユリン・ルシェル'''は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の登場人物<ref>[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]版では、「'''ユリン・バーミングス'''」名義で登場。</ref>。 |
| == 概要 == | | == 概要 == |
| フリット編の登場人物。[[スペースコロニー]]「ノーラ」がUE([[ヴェイガン]])に襲撃された際に、[[フリット・アスノ|フリット]]が救出した少女。UEの襲撃によって家族(父、母、弟)を喪っている。[[Xラウンダー]]能力を持っており、崩壊するノーラから脱出する際にフリットを導いている。 | | フリット編の登場人物。[[スペースコロニー]]「ノーラ」がUE([[ヴェイガン]])に襲撃された際に、[[フリット・アスノ|フリット]]が救出した少女。UEの襲撃によって家族(父、母、弟)を喪っている。[[Xラウンダー]]能力を持っており、崩壊するノーラから脱出する際にフリットを導いている。 |
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| ユリンは命の恩人であるフリットにお守り代わりのリボンを渡し、ノーラ脱出後、スペースコロニー「ミンスリー」の大富豪であるアルザック・バーミングスの元に引き取られた。しばらくして、ミンスリーにてフリットと再会。2週間という短い間であったが、彼と心を通わせ楽しい日々を過ごす。また会う事を約束して別れたが、ユリンのXラウンダー能力に目を付けたUEに拉致され、ファルシアに無理矢理乗せられてしまう。この機体は遠隔操作されているが、性能を引き出すためにはXラウンダー能力が必要で、ユリンはそのためのパーツとして乗せられた。フリットのガンダムAGE-1を本心ならず追い詰めてしまうも、最期は遠隔操作を振り切ってフリットを敵機の攻撃から庇う。そして「生きるのって難しいね」と言い残し、ファルシアと共に炎の中に消えていった。 | | ユリンは命の恩人であるフリットにお守り代わりのリボンを渡し、ノーラ脱出後、スペースコロニー「ミンスリー」の大富豪であるアルザック・バーミングスの元に引き取られた。しばらくして、ミンスリーにてフリットと再会。2週間という短い間であったが、彼と心を通わせ楽しい日々を過ごす。また会う事を約束して別れたが、ユリンのXラウンダー能力に目を付けたUEに拉致され、ファルシアに無理矢理乗せられてしまう。この機体は遠隔操作されているが、性能を引き出すためにはXラウンダー能力が必要で、ユリンはそのためのパーツとして乗せられた。フリットのガンダムAGE-1を本心ならず追い詰めてしまうも、最期は遠隔操作を振り切ってフリットを敵機の攻撃から庇う。そして「生きるのって難しいね」と言い残し、ファルシアと共に炎の中に消えていった。 |
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− | ユリンを救えなかったことは、フリットのその後の人生に大きな影響を与えることになる。
| + | ユリンを救えなかった事は、フリットのその後の人生に[[トラウマイベント|大きな影響]]を与える事になる。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;[[スーパーロボット大戦BX]] | | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
| :初登場作品。『[[機動戦士ガンダムAGE]]』はキオ編以降からの参戦なので既に死亡済みだが、原作通り[[フリット・アスノ|フリット]]の改心イベントに霊体として出てくる。 | | :初登場作品。『[[機動戦士ガンダムAGE]]』はキオ編以降からの参戦なので既に死亡済みだが、原作通り[[フリット・アスノ|フリット]]の改心イベントに霊体として出てくる。 |
− | :本作品ではフリットは原作以上にユリンのことを引きずっているらしく、思い出の[[スペースコロニー|コロニー]]や[[フォーンファルシア]]との対面時などに名前がよく出てくる。 | + | :本作品ではフリットは原作以上にユリンの事を引きずっているらしく、思い出の[[スペースコロニー|コロニー]]や[[フォーンファルシア]]との対面時等に名前がよく出てくる。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[フリット・アスノ]] | | ;[[フリット・アスノ]] |
| :思い出の人物。ユリンをはじめ親愛なる人々の生命をUE([[ヴェイガン]])によって奪われた事がフリットを殲滅主義に駆り立てた原因となったが、TV版でフリットを憎しみと自責の念から解放したのもまたユリン達の幻であった。 | | :思い出の人物。ユリンをはじめ親愛なる人々の生命をUE([[ヴェイガン]])によって奪われた事がフリットを殲滅主義に駆り立てた原因となったが、TV版でフリットを憎しみと自責の念から解放したのもまたユリン達の幻であった。 |
− | :尚、'''ゲーム版ではユリンのフリットへの恋愛感情が明確に描写されており、[[キスシーン]]まで存在している'''。 | + | :尚、'''[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]版ではユリンのフリットへの恋愛感情が明確に描写されており、[[キスシーン]]まで存在している'''。 |
| ;アルザック・バーミングス | | ;アルザック・バーミングス |
− | :ユリンの養父。コロニーミンスリーの大富豪。何か裏があってユリンを養女にしたわけではないが、ユリンは心を開けずにいた。後に、デシルがユリンを拉致した際には一切の抵抗しなかったが、申し訳ない顔をしていたことからユリンを引き渡すことは本心ではなかったことが伺える。 | + | :ユリンの養父。コロニーミンスリーの大富豪。何か裏があってユリンを養女にしたわけではないが、ユリンは心を開けずにいた。 |
− | :[[小説|小説版]]ではフリットとの交流で現在の自分と向き合うことにしたユリンから「お父様」と呼ばれるようになり、親子の関係を築いていくが、ユリンは学校でデシルに拉致されてしまう。 | + | :後に、デシルがユリンを拉致した際には一切抵抗しなかったものの、申し訳ない顔をしていた事から、ユリンを引き渡す事は本心ではなかった事が伺える。 |
| + | :[[小説|小説版]]ではフリットとの交流で現在の自分と向き合う事にしたユリンから「お父様」と呼ばれるようになり、親子の関係を築いていくが、ユリンは学校でデシルに拉致されてしまう。 |
| ;[[GUNDAM:デシル・ガレット|デシル・ガレット]](SRW未登場) | | ;[[GUNDAM:デシル・ガレット|デシル・ガレット]](SRW未登場) |
| :フリットを苦しませるためだけに、ユリンを連れ去り、彼女を無理矢理ファルシアに搭乗させた。いわば、ユリンの運命および生命を弄んだ人物。 | | :フリットを苦しませるためだけに、ユリンを連れ去り、彼女を無理矢理ファルシアに搭乗させた。いわば、ユリンの運命および生命を弄んだ人物。 |
− | :小説版では、ユリンを迎えに来ていた運転手を惨殺した上にその死体の上に腰掛けた姿で登場。彼女の通う学校の体育館を爆破し、更にはコロニーの動力部へと仕掛けた爆弾と脱出装置の中枢へと侵入した[[モビルスーツ|MS]]を示してコロニー丸ごと人質にするなど、ユリンを拉致する際の悪辣さが増していた。 | + | :小説版では、ユリンを迎えに来ていた運転手を惨殺した上にその死体の上に腰掛けた姿で登場。彼女の通う学校の体育館を爆破し、更にはコロニーの動力部へと仕掛けた爆弾と脱出装置の中枢へと侵入した[[モビルスーツ|MS]]を示してコロニー丸ごと人質にする等、ユリンを拉致する際の悪辣さが増していた。 |
| :また、UEに連れて行かれた後のユリンは[[地球]]のXラウンダーを調査するための身体検査をされ、自殺衝動にまで駆られる程の屈辱を受けた。それでもなお思い止まれた理由は、何としてでも生き延びてフリットに会いたかったからである。 | | :また、UEに連れて行かれた後のユリンは[[地球]]のXラウンダーを調査するための身体検査をされ、自殺衝動にまで駆られる程の屈辱を受けた。それでもなお思い止まれた理由は、何としてでも生き延びてフリットに会いたかったからである。 |
− | :漫画『First Evolution』ではマッドーナ工房がUEに襲撃された際、急にいなくなってしまったデシルに焦るフリットたちにユリンは自分が探しに行くと言ってデシルを捜しに行くのだが、皮肉にもこの善意の選択が彼女のその後の運命を決めてしまった。 | + | :[[漫画]]『機動戦士ガンダムAGE -First Evolution-』ではマッドーナ工房がUEに襲撃された際、急にいなくなってしまったデシルに焦るフリット達にユリンは「自分が探しに行く」と言ってデシルを捜しに行くのだが、皮肉にもこの善意の選択が彼女のその後の運命を決めてしまった。 |
| ;[[GUNDAM:ウルフ・エニアクル|ウルフ・エニアクル]](SRW未登場) | | ;[[GUNDAM:ウルフ・エニアクル|ウルフ・エニアクル]](SRW未登場) |
| :[[ディーヴァ]]のミンスリー滞在時に出会い、フリットとの良い仲をからかわれつつもウルフに促され、ユリンは自らの過去と本心を語り出す。 | | :[[ディーヴァ]]のミンスリー滞在時に出会い、フリットとの良い仲をからかわれつつもウルフに促され、ユリンは自らの過去と本心を語り出す。 |
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| ;[[エミリー・アモンド]] | | ;[[エミリー・アモンド]] |
| :アニメ本編では、特に絡みは無し。 | | :アニメ本編では、特に絡みは無し。 |
− | :一方、小説版および『ガンダムエース』掲載の[[漫画|漫画版]]では、フリットのことでユリンに嫉妬するエミリーの様子が描かれている。また漫画版ではフリットと仲の良いエミリーの様子を見て『幼馴染か…やっぱり私――…』と一歩引こうとする場面がある。結果的には嫉妬を乗り越えたエミリー自身に止められお互いの思いを告白し、はれて友達となった。 | + | :一方、小説版および前述の漫画版では、フリットとの[[三角関係|人間関係]]でユリンに嫉妬するエミリーの様子が描かれている。また漫画版ではフリットと仲の良いエミリーの様子を見て「幼馴染か…やっぱり私――…」と一歩引こうとする場面がある。 |
| + | :結果的には嫉妬を乗り越えたエミリー自身に止められ、お互いの思いを告白し、晴れて友達となった。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| **ファンの中には、「ユリンこそが'''『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の真の[[ヒロイン]]'''」と評する意見もある。 | | **ファンの中には、「ユリンこそが'''『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の真の[[ヒロイン]]'''」と評する意見もある。 |
| **ちなみに[[ガンダムシリーズ]]のポータルサイト『GUNDAM.INFO』のガンダム国勢調査第271回における「ガンダムAGEのベストカップル」調査では、フリット&ユリンが圧倒的な差で第1位を取っている<ref>http://www.gundam.info/content/857</ref>。これでは、[[エミリー・アモンド|本来のヒロイン]]の立場が無い…(ちなみに、彼女の夫になった[[フリット・アスノ|フリット]]との組み合わせは第7位)。 | | **ちなみに[[ガンダムシリーズ]]のポータルサイト『GUNDAM.INFO』のガンダム国勢調査第271回における「ガンダムAGEのベストカップル」調査では、フリット&ユリンが圧倒的な差で第1位を取っている<ref>http://www.gundam.info/content/857</ref>。これでは、[[エミリー・アモンド|本来のヒロイン]]の立場が無い…(ちなみに、彼女の夫になった[[フリット・アスノ|フリット]]との組み合わせは第7位)。 |
− | **その立ち位置から、ユリンを[[ララァ・スン]]と重ね合わせるファンも多いが、偶然にもユリンを演じた早見氏はアニメ版『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』においてララァ役を担当している。 | + | **その立ち位置から、ユリンを[[ララァ・スン]]と重ね合わせるファンも多いが、偶然にもユリンを演じた早見沙織氏はアニメ版『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』においてララァ役を担当している。 |
| *『機動戦士ガンダムAGE』最終話エピローグにおいて「青い鳥がフリットの銅像の肩に留まった後に、大空へ飛び上がる」という演出がある。実は、この青い鳥は第11話「ミンスリーの再会」におけるユリンとフリットの交流場面にて、彼女の肩に留まったものと同じ種類の鳥である。 | | *『機動戦士ガンダムAGE』最終話エピローグにおいて「青い鳥がフリットの銅像の肩に留まった後に、大空へ飛び上がる」という演出がある。実は、この青い鳥は第11話「ミンスリーの再会」におけるユリンとフリットの交流場面にて、彼女の肩に留まったものと同じ種類の鳥である。 |
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