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フリットの父親についての情報を追記。
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=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
 
==== 第一部前半・フリット編 ====
 
==== 第一部前半・フリット編 ====
A.G.101年、'''「天使の落日」'''と呼ばれる[[ヴェイガン]](当時はUEと呼ばれていた)による最初の[[スペースコロニー|コロニー]]「エンジェル」襲撃の日に生まれた。7歳の時、ヴェイガンによってフリットの故郷であるコロニー「オーヴァン」を襲撃され、母マリナを喪う。彼女の死に際に、小型コンピューター「AGEデバイス」を手渡された。
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A.G.101年、'''「天使の落日」'''と呼ばれる[[ヴェイガン]](当時はUEと呼ばれていた)による最初の[[スペースコロニー|コロニー]]「エンジェル」襲撃の日に生まれた。7歳の時、ヴェイガンによってフリットの故郷であるコロニー「オーヴァン」を襲撃され、母マリナを喪う<ref name="Flit's father">ちなみに、フリットの父親(マリナの夫)の存在はTV版本編での描写が皆無で、名前等の詳細も明かされていない。一方、[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『[[機動戦士ガンダムAGE]] ユニバーサルアクセル/コズミックドライブ』では、[[ヴェイガン|UE]]が襲撃して来た日に妻のマリナと共に亡くなった事実がフリット本人によって語られている。</ref> 。彼女の死に際に、小型コンピューター「AGEデバイス」を手渡された。
    
14歳時、住んでいたコロニー・ノーラへとヴェイガン(UE)が侵攻。AGEデバイスに内蔵されていた設計図のデータを元に製造・完成した[[GUNDAM:ガンダムAGE-1 ノーマル|ガンダムAGE-1]]を起動させ、敵MS・[[GUNDAM:ガフラン|ガフラン]]を辛くも撃破する。それ以降はヴェイガンを多く撃破する数少ない戦力として重宝されるようになり、ヴェイガンの秘密基地アンバット陥落(後に「コウモリ退治戦役」と呼称される)まで前線で戦い抜いた。頑固な[[性格]]で自身の考えを曲げようとしない。また、悲劇的な経歴からか、この頃はガンダムに対する想いが人一倍強く、ガンダムAGE-1に他のパイロットが乗る事を強く拒絶する程<ref>一方、[[漫画|漫画版]]等では[[テストパイロット]]である[[GUNDAM:ラーガン・ドレイス|ラーガン]]に対して[[GUNDAM:ガンダムAGE-1 ノーマル|AGE-1]]で出撃するように進言する事もあった。</ref>。しかしアセム編以降は成長によるものか、執着心はだいぶ薄れている。
 
14歳時、住んでいたコロニー・ノーラへとヴェイガン(UE)が侵攻。AGEデバイスに内蔵されていた設計図のデータを元に製造・完成した[[GUNDAM:ガンダムAGE-1 ノーマル|ガンダムAGE-1]]を起動させ、敵MS・[[GUNDAM:ガフラン|ガフラン]]を辛くも撃破する。それ以降はヴェイガンを多く撃破する数少ない戦力として重宝されるようになり、ヴェイガンの秘密基地アンバット陥落(後に「コウモリ退治戦役」と呼称される)まで前線で戦い抜いた。頑固な[[性格]]で自身の考えを曲げようとしない。また、悲劇的な経歴からか、この頃はガンダムに対する想いが人一倍強く、ガンダムAGE-1に他のパイロットが乗る事を強く拒絶する程<ref>一方、[[漫画|漫画版]]等では[[テストパイロット]]である[[GUNDAM:ラーガン・ドレイス|ラーガン]]に対して[[GUNDAM:ガンダムAGE-1 ノーマル|AGE-1]]で出撃するように進言する事もあった。</ref>。しかしアセム編以降は成長によるものか、執着心はだいぶ薄れている。
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当初は地球圏からヴェイガンを一掃する事を目的としていたが、アセム編最終話において旧知の仲である戦友達を失った事もあり'''「全てのヴェイガンを殲滅する」'''という異常なまでの憎しみを持つまでに至る。
 
当初は地球圏からヴェイガンを一掃する事を目的としていたが、アセム編最終話において旧知の仲である戦友達を失った事もあり'''「全てのヴェイガンを殲滅する」'''という異常なまでの憎しみを持つまでに至る。
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このころはコロニー「トルディア」に移り住み、広大な牧場付きの邸宅を持っていたが、司令官としての業務が多忙を極めていたため帰宅することは稀であった。帰宅した際は家族と乗馬を楽しんでいたようである。また、かつての愛機AGE-1を個人的に所有、エミリーの祖父バルガス・ダイソンに強化改修を任せて有事への備えとしていた。<ref>ちなみに格納場所がTV版とOVA『MEMORY OF EDEN』とで変わっており、TV版では馬小屋に隠されバルガスの他、使用人のジョセ・マリスとハンス・ルージも整備に加わっていた。OVAでは普通に格納庫となっている。</ref>
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このころはコロニー「トルディア」に移り住み、広大な牧場付きの邸宅を持っていたが、司令官としての業務が多忙を極めていたため帰宅することは稀であった。帰宅した際は家族と乗馬を楽しんでいたようである。また、かつての愛機AGE-1を個人的に所有、エミリーの祖父バルガス・ダイソンに強化改修を任せて有事への備えとしていた<ref>ちなみに格納場所がTV版と[[OVA]]『MEMORY OF EDEN』とで変わっており、TV版では馬小屋に隠されバルガスの他、使用人のジョセ・マリスとハンス・ルージも整備に加わっていた。OVA版では普通に格納庫となっている。</ref>
    
==== 第三部・キオ編 ====
 
==== 第三部・キオ編 ====
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==== 第四部・三世代編及び没後 ====
 
==== 第四部・三世代編及び没後 ====
終盤では再び連邦軍総司令(中将か?)に復帰し最終決戦では最前線で奮闘、敵の本拠地コロニー「セカンドムーン」を眼前まで迫りプラズマダイバーミサイルを使用しコロニーごとヴェイガン「殲滅」を果たそうとするも、かつての恋人[[ユリン・ルシェル|ユリン]]が残留思念として現れ、彼女を守られなかった事を悔やみ続けるフリットに「自分を許してあげて」と問いかけられ自分の今までしてきた所業を悔やむ。そんな最中、最後の敵として立ちはだかった[[ゼラ・ギンス]]の搭乗機体であるヴェイガンギアが[[シド]]に取り込まれ[[ヴェイガンギア・シド]]に変貌を遂げ暴走状態に陥り敵味方関係なく攻撃を仕掛けセカンドムーンが崩壊し始める。全ての憎しみと復讐心を捨てたフリットはコロニーに住まう人々を救うためヴェイガン全軍を説得し協力しあい半壊状態に陥ったコロニーから取り残された人々を救助するため自身の命をかけて奮闘した。
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終盤では再び連邦軍総司令(中将か?)に復帰し最終決戦では最前線で奮闘、敵の本拠地コロニー「セカンドムーン」を眼前まで迫りプラズマダイバーミサイルを使用しコロニーごとヴェイガン「殲滅」を果たそうとするも、かつての恋人[[ユリン・ルシェル|ユリン]]が残留思念として現れ、彼女を守られなかった事を悔やみ続けるフリットに「自分を許してあげて」と問いかけられ自分の今までしてきた所業を悔やむ。そんな最中、最後の敵として立ちはだかった[[ゼラ・ギンス]]の搭乗機体であるヴェイガンギアが[[シド]]に取り込まれ[[ヴェイガンギア・シド]]に変貌を遂げ暴走状態に陥り敵味方関係なく攻撃を仕掛けセカンドムーンが崩壊し始める。全ての憎しみと復讐心を捨てたフリットはコロニーに住まう人々を救うためヴェイガン全軍を説得し協力しあい半壊状態に陥ったコロニーから取り残された人々を救助するため自身の命をかけて奮闘した。
    
戦後、[[火星]]の[[医療・病障害|マーズ・レイ]]の対策に人生を費やし死病の克服を実現に成功し「抱え切れなかった人口」全てを了承できるよう火星移住計画を実現させるも、完遂を待たず死去。そしてラ・グラミス戦から37年後に当たるある日、[[地球]]とヴェイガンの双方を救った彼を讃え、ガンダム記念館に「フリットの銅像」が建てられていた。この記念館の完成時点をもってフリット生誕=ヴェイガン(UE)と人類の接触より100年、『機動戦士ガンダムAGE』の謳い文句でもある「100年に渡る戦い」はついに終わりを迎えたのだった。  
 
戦後、[[火星]]の[[医療・病障害|マーズ・レイ]]の対策に人生を費やし死病の克服を実現に成功し「抱え切れなかった人口」全てを了承できるよう火星移住計画を実現させるも、完遂を待たず死去。そしてラ・グラミス戦から37年後に当たるある日、[[地球]]とヴェイガンの双方を救った彼を讃え、ガンダム記念館に「フリットの銅像」が建てられていた。この記念館の完成時点をもってフリット生誕=ヴェイガン(UE)と人類の接触より100年、『機動戦士ガンダムAGE』の謳い文句でもある「100年に渡る戦い」はついに終わりを迎えたのだった。  
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;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
:初登場作品。本作ではシナリオの都合上、第3部の姿での登場となるが、第41話「君の中の英雄」で一度だけ少年時代の姿が見られる。
 
:初登場作品。本作ではシナリオの都合上、第3部の姿での登場となるが、第41話「君の中の英雄」で一度だけ少年時代の姿が見られる。
:序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス|BX]]の[[まとめ役|首脳陣]]の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]』のみならず[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]や『[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]』、[[マクロスシリーズ]]の[[世界観/BX|歴史を内包した世界観を持つ本作の世界]]で[[前大戦|長きにわたる戦い]]を生き続け、十分なまでの[[エース|勇名]]を馳せている為その存在感は非常に大きい。特にガンダムシリーズでは『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』が参戦している都合上、[[ティターンズ]]や[[アロウズ]]など軍内部の醜い争いを繰り返す上に'''[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]、[[セルゲイ・スミルノフ|セルゲイ]]など自身よりも[[年齢]]が下である後輩が次々と死ぬ'''という、責任感をより深めかねない原作以上に過酷な状況と化している(特にティターンズに関しては、アセムの失踪・フリットの退役がデラーズ紛争の時期と合致しているため、「'''フリットが退役したためにティターンズの台頭を許してしまった'''」と取れる時系列になっている)。さらに初代マクロスの時系列がフリット編と重なる時期のため、ゼントラーディ達のような異星人とは和解できたのに地球人同士で争っている状況を目の当たりにしていることになる。また、その[[年齢]]と経歴ゆえ、物語開始以前から幾人もの他作品のキャラクターと面識を持っている。
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:序盤から自軍部隊に同行し、[[ブライティクス|BX]]の[[まとめ役|首脳陣]]の一人として活躍する。自軍の中でも屈指の老齢であり、後述にもあるように『[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]』のみならず[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]や『[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]』、[[マクロスシリーズ]]の[[世界観/BX|歴史を内包した世界観を持つ本作の世界]]で[[前大戦|長きにわたる戦い]]を生き続け、十分なまでの[[エース|勇名]]を馳せている為その存在感は非常に大きい。
:原作同様[[ヴェイガン]]に対して強い憎悪を向ける場面では周囲に戸惑いを与える事もあるが、同時に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。終盤には原作同様、地球連邦軍の総司令に復帰する。精神世界での[[ユリン・ルシェル|ユリン]]との邂逅、そこから続く戦場全域への協力要請イベントはDVEつきでしっかり再現されている。
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:特に[[ガンダムシリーズ]]では『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』が参戦している都合上、[[ティターンズ]]や[[アロウズ]]など軍内部の醜い争いを繰り返す上に'''[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]、[[セルゲイ・スミルノフ|セルゲイ]]など自身よりも[[年齢]]が下である後輩が次々と死ぬ'''という、責任感をより深めかねない原作以上に過酷な状況と化している<ref>中でもティターンズに関しては、アセムの失踪・フリットの退役がデラーズ紛争の時期と合致しているため、「'''フリットが退役したためにティターンズの台頭を許してしまった'''」とも解釈できる時系列になっている。</ref>。さらに初代マクロスの時系列がフリット編と重なる時期のため、[[ゼントラーディ]]達のような異星人とは和解できたのに地球人同士で争っている状況を目の当たりにしている事になる。また、その[[年齢]]と経歴ゆえ、物語開始以前から幾人もの他作品のキャラクターと面識を持っている。
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:原作同様[[ヴェイガン]]に対して強い憎悪を向ける場面では周囲に戸惑いを与える事もあるが、同時に優れた人格者である面も多々描写され、BXのメンバーからも強く信頼されている。終盤には原作同様、地球連邦軍の総司令に復帰する。精神世界での[[ユリン・ルシェル|ユリン]]との邂逅、そこから続く戦場全域への協力要請イベントは[[DVE]]付きでしっかり再現されている。
 
:当初は[[ディーヴァ]]の[[サブパイロット]]として参入し、終盤で[[ガンダムAGE-1グランサ]]のパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ一軍になれるだけの能力はあるのだが、'''ディーヴァを使っていないと低レベルで加入する事になる'''のが最大の難点。そのディーヴァも比較的性能が低く、他の[[母艦]]に押され気味で出番が少ない。
 
:当初は[[ディーヴァ]]の[[サブパイロット]]として参入し、終盤で[[ガンダムAGE-1グランサ]]のパイロットに転向する。恐ろしいまでの火力を誇るAGE-1のお陰ですぐ一軍になれるだけの能力はあるのだが、'''ディーヴァを使っていないと低レベルで加入する事になる'''のが最大の難点。そのディーヴァも比較的性能が低く、他の[[母艦]]に押され気味で出番が少ない。
 
:また、サブパイロットとして自軍に参入済みである(自身で出撃していないので撃墜数を稼げるわけがない)ためか、あるいは退役して長かったことを表しているのか、参入時の'''撃墜数が0である。'''……乗機がトンデモ性能の[[MAP兵器]]を持っていることも一因と思われるが。[[セリック・アビス|セリック]]生存を果たせなかったプレイヤーはMAP兵器で撃墜数を稼いでいくのも一手。
 
:また、サブパイロットとして自軍に参入済みである(自身で出撃していないので撃墜数を稼げるわけがない)ためか、あるいは退役して長かったことを表しているのか、参入時の'''撃墜数が0である。'''……乗機がトンデモ性能の[[MAP兵器]]を持っていることも一因と思われるが。[[セリック・アビス|セリック]]生存を果たせなかったプレイヤーはMAP兵器で撃墜数を稼いでいくのも一手。
 
:なお、[[戦術指揮]]も担当する。内容も相応にフリットらしいものであり、三段階目までいくとヴェイガンに対して猛威を奮う。
 
:なお、[[戦術指揮]]も担当する。内容も相応にフリットらしいものであり、三段階目までいくとヴェイガンに対して猛威を奮う。
:戦闘前会話についてはキオがメインの主人公格として扱われ、それにフリットとアッシュが加わる三人一組の形になっている。(『UX』におけるシンの戦闘前会話でのキラ、アスランの関係に近い)。
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:戦闘前会話についてはキオがメインの主人公格として扱われ、それにフリットとアッシュが加わる三人一組の形になっている<ref>『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』における[[シン・アスカ|シン]]の[[戦闘前会話]]での[[キラ・ヤマト|キラ]]&[[アスラン・ザラ|アスラン]]の関係に近い。</ref>。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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=== 家族 ===
 
=== 家族 ===
 
;マリナ・アスノ
 
;マリナ・アスノ
:母。フリットが7歳の時にUE(ヴェイガン)に屋敷を襲撃され落命。死に際にAGEデバイスを彼に託した。
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:母。フリットが7歳の時にUE(ヴェイガン)に屋敷を襲撃され落命。死に際にAGEデバイスを彼に託した<ref name="Flit's father" />。
 
:最終話では「フリットが守れなかった人」の一人として幻影として現れた。台詞こそ無いが、息子を見守る母を前にフリットのヴェイガンへの憎悪も氷解していった。
 
:最終話では「フリットが守れなかった人」の一人として幻影として現れた。台詞こそ無いが、息子を見守る母を前にフリットのヴェイガンへの憎悪も氷解していった。
 
;[[エミリー・アモンド]](エミリー・アスノ)
 
;[[エミリー・アモンド]](エミリー・アスノ)
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:アセムが[[キャプテン・アッシュ]]として活動するようになった後には、方針の違いで対立する。
 
:アセムが[[キャプテン・アッシュ]]として活動するようになった後には、方針の違いで対立する。
 
;[[ユノア・アスノ]]
 
;[[ユノア・アスノ]]
:娘。アニメ本編では純粋に良き父親と慕われている。キオ編では高齢ゆえに思考が硬直化してしまったフリットを諭すことも。
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:娘。アニメ本編では純粋に良き父親と慕われている。キオ編では高齢ゆえに思考が硬直化してしまったフリットを諭す事も。
 
:ところが、一方の小説版では「フリットが放任主義であったことや連邦内のヴェイガンの内通者を過剰に粛清したこと等が原因で、キオ編の時点ではユノアから愛憎入り混じった目を向けられている」等、険悪な関係となっている。
 
:ところが、一方の小説版では「フリットが放任主義であったことや連邦内のヴェイガンの内通者を過剰に粛清したこと等が原因で、キオ編の時点ではユノアから愛憎入り混じった目を向けられている」等、険悪な関係となっている。
 
;[[キオ・アスノ]]
 
;[[キオ・アスノ]]
 
:孫。プレゼントとして[[コンピュータゲーム|ゲーム]]と称したMSシミュレーターを与える等、アスノ家の後継者としての教育を施す。
 
:孫。プレゼントとして[[コンピュータゲーム|ゲーム]]と称したMSシミュレーターを与える等、アスノ家の後継者としての教育を施す。
:一方で、老化によって身体能力が衰えた自分の代わりにヴェイガンを滅ぼす者としての教育をした事に対して強い罪悪感も抱いていた。もっとも、キオの危機には我が身を省みず助けようとする等、家族としての愛情も確かなものである。
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:一方で、老化によって身体能力が衰えた自分の代わりにヴェイガンを滅ぼす者としての教育をした事<ref>[[小説|小説版]]では「MSシミュレーターは親がおらず寂しがるキオにゲームとして与えたもので、操縦訓練はついでだった」事が語られている。</ref>に対して強い罪悪感も抱いていた。もっとも、キオの危機には我が身を省みず助けようとする等、家族としての愛情も確かなものである。
:なお、小説版では「MSシミュレーターは親がおらず寂しがるキオにゲームとして与えたもので、操縦訓練はついでだった」事が語られている。
   
:TV版では、「コロニーデストロイヤーでコロニー・ノーラを破壊しようとした[[GUNDAM:ガフラン|ガフラン]]」と同様の行為に手を染めようとするフリットに対し、キオは「それをなんとしても止めようとした[[GUNDAM:ガンダムAGE-1 ノーマル|AGE-1]]」、すなわちかつての少年フリットとしてフリットの前に立ちはだかる存在でもある。
 
:TV版では、「コロニーデストロイヤーでコロニー・ノーラを破壊しようとした[[GUNDAM:ガフラン|ガフラン]]」と同様の行為に手を染めようとするフリットに対し、キオは「それをなんとしても止めようとした[[GUNDAM:ガンダムAGE-1 ノーマル|AGE-1]]」、すなわちかつての少年フリットとしてフリットの前に立ちはだかる存在でもある。
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:ガンダムAGE-1の[[テストパイロット]]であり、少年時代からの兄貴分。
 
:ガンダムAGE-1の[[テストパイロット]]であり、少年時代からの兄貴分。
 
;[[GUNDAM:ウルフ・エニアクル|ウルフ・エニアクル]](SRW未登場)
 
;[[GUNDAM:ウルフ・エニアクル|ウルフ・エニアクル]](SRW未登場)
:ラーガンと並ぶもう一人の少年時代からの兄貴分であり、息子のアセムにとっても恩人となる。ゲーム等で描写された青年期においては二人で組んでいたことから「二筋の流星」という[[異名]]で呼ばれていたことも。
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:ラーガンと並ぶもう一人の少年時代からの兄貴分であり、息子のアセムにとっても恩人となる。ゲーム版等で描写されたフリットの青年期においては二人で組んでいた事から「二筋の流星」という[[異名]]で呼ばれていた事も。
:フリットが軍の改革の為に昇進する一方ウルフは現場に拘ったことからコンビは解消されるも、その信頼は変わらなかった。
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:フリットが軍の改革の為に昇進する一方でウルフは現場に拘った事からコンビは解消されるも、その信頼関係は変わらなかった。
 
:最終話では「フリットが守れなかった人」の一人として幻影として現れた。
 
:最終話では「フリットが守れなかった人」の一人として幻影として現れた。
 
;[[フレデリック・アルグレアス]]
 
;[[フレデリック・アルグレアス]]
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:しかしながら、小説版第5巻にてキオが批判したとおり、フリットとイゼルカントの両名は「過去にとらわれ、過去を言い訳にして、憎悪と哀しみだけを広げている」者同士であり、'''「同じコインの裏表」の関係であった'''とも言える。
 
:しかしながら、小説版第5巻にてキオが批判したとおり、フリットとイゼルカントの両名は「過去にとらわれ、過去を言い訳にして、憎悪と哀しみだけを広げている」者同士であり、'''「同じコインの裏表」の関係であった'''とも言える。
 
;[[GUNDAM:デシル・ガレット|デシル・ガレット]](SRW未登場)
 
;[[GUNDAM:デシル・ガレット|デシル・ガレット]](SRW未登場)
:フリット編において敵対関係となる。AGE-1を強奪するなど数多くの煮え湯を飲まされることとなる。しかし、アセム編においては戦闘経験を積んだフリットの敵では無かった。
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:フリット編において敵対関係となる。AGE-1を強奪するなど数多くの煮え湯を飲まされる事となる。しかし、アセム編においては戦闘経験を積んだフリットの敵では無かった。
 
:デシルは、ユリンおよびウルフを死亡させた元凶であり、フリットにとって「不倶戴天の怨敵」と言える存在である。ただし、長年の戦いを経たアセム編の時点ではフリットの復讐はヴェイガン全体を対象としており、デシル個人に対してはことさら強い執着を持ってはいなかった(むしろデシル側のみがフリットに一方的に固執し続けていた)。事実、最期はフリットではなく息子アセムによって引導を渡された。
 
:デシルは、ユリンおよびウルフを死亡させた元凶であり、フリットにとって「不倶戴天の怨敵」と言える存在である。ただし、長年の戦いを経たアセム編の時点ではフリットの復讐はヴェイガン全体を対象としており、デシル個人に対してはことさら強い執着を持ってはいなかった(むしろデシル側のみがフリットに一方的に固執し続けていた)。事実、最期はフリットではなく息子アセムによって引導を渡された。
 
:結果的に、'''フリットが殲滅主義者と化す一因となり、結果的に[[地球]]と[[ヴェイガン]]との和平を困難にした遠因を作った'''罪作りな人物と言えよう。
 
:結果的に、'''フリットが殲滅主義者と化す一因となり、結果的に[[地球]]と[[ヴェイガン]]との和平を困難にした遠因を作った'''罪作りな人物と言えよう。
192行目: 192行目:  
:乗機がかつてユリンを苦しめた[[フォーンファルシア|ファルシアの発展機]]であるためか、[[小説|小説版]]では怒りを露にし、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では彼女からもフリットの過去を知った上での挑発の言葉を受けて小説版以上に強い憎悪を向けた。
 
:乗機がかつてユリンを苦しめた[[フォーンファルシア|ファルシアの発展機]]であるためか、[[小説|小説版]]では怒りを露にし、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では彼女からもフリットの過去を知った上での挑発の言葉を受けて小説版以上に強い憎悪を向けた。
 
;[[ゼハート・ガレット]]
 
;[[ゼハート・ガレット]]
:デシルの弟。戦場では司令官兼エースとして幾度となくあいまみえ、戦術勝負にMS勝負と様々な形で激突した。ゼハートの生き様は、「フリットあるいはアセムの別の可能性」とも言えるものであった。BD豪華版では特典イラストでまさかの競演を果たし、'''仲良く'''温泉卓球をやっていた。
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:デシルの弟。戦場では司令官兼エースとして幾度となくあいまみえ、戦術勝負にMS勝負と様々な形で激突した。
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:ゼハートの生き様は、「フリットあるいはアセムの別の可能性」とも言えるものであった。[[Blu-ray|BD]]豪華版では特典イラストでまさかの競演を果たし、'''仲良く'''温泉卓球をやっている。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
233行目: 234行目:  
:一見フリット(キオ編以降)の同年代の友人とも見えるが実の所、'''フリットの方がアズベスより9歳も年上'''である。
 
:一見フリット(キオ編以降)の同年代の友人とも見えるが実の所、'''フリットの方がアズベスより9歳も年上'''である。
 
;[[ジョルディ・ボーダー]]
 
;[[ジョルディ・ボーダー]]
:アズベスの見守る「孫」であり、『BX』ではフリットも彼の成長を見守っていくことになる。
+
:アズベスの見守る「孫」であり、『BX』ではフリットも彼の成長を見守っていく事になる。
 
;[[ミスマル・コウイチロウ]]
 
;[[ミスマル・コウイチロウ]]
 
:『BX』では地球連邦軍の改革派に属し、自身の支持者の一人である。
 
:『BX』では地球連邦軍の改革派に属し、自身の支持者の一人である。
267行目: 268行目:  
;「''力を合わせなきゃ、UEには勝てない! ザラムとか、エウバとかじゃなくて、今はみんなの力が必要なんだ! 僕たちの敵はUEだ!!''」
 
;「''力を合わせなきゃ、UEには勝てない! ザラムとか、エウバとかじゃなくて、今はみんなの力が必要なんだ! 僕たちの敵はUEだ!!''」
 
:第8話より。UEによってザラム、エウバ両陣営は多くの犠牲者を出してしまった。フリットは本当に倒すべき敵は何なのかを示し、結束を促す。本物の戦争、そして世界がUEの脅威に晒されているという現実を知った両陣営も同調し、フリット達ディーヴァに協力する。
 
:第8話より。UEによってザラム、エウバ両陣営は多くの犠牲者を出してしまった。フリットは本当に倒すべき敵は何なのかを示し、結束を促す。本物の戦争、そして世界がUEの脅威に晒されているという現実を知った両陣営も同調し、フリット達ディーヴァに協力する。
:そしてこのフリットの行動が、[[伏線|物語の最終局面において重要な意味を持つことになる。]]
+
:そしてこのフリットの行動が、[[伏線|物語の最終局面において重要な意味を持つ事になる。]]
 
;デシル「意味なんてないよ。''盛り上げてくれる遊び道具が一つ減っただけさ!''」
 
;デシル「意味なんてないよ。''盛り上げてくれる遊び道具が一つ減っただけさ!''」
 
;「命は……オモチャじゃないんだぞおおおおおっ!!」
 
;「命は……オモチャじゃないんだぞおおおおおっ!!」
358行目: 359行目:  
:TV版と異なって本気で殺しあい復讐に復讐を重ね、もはや怨念としか言い様の無い想いをぶつけ合う彼らに対して、救世主たらんとする少年フリットは魂の底から吠える。「憎しみを子供たちに残すな、復讐を孫たちに押し付けるな」と。
 
:TV版と異なって本気で殺しあい復讐に復讐を重ね、もはや怨念としか言い様の無い想いをぶつけ合う彼らに対して、救世主たらんとする少年フリットは魂の底から吠える。「憎しみを子供たちに残すな、復讐を孫たちに押し付けるな」と。
 
:なお、この言葉は皮肉にも、成長したフリット自身へと返ってくる事となる。
 
:なお、この言葉は皮肉にも、成長したフリット自身へと返ってくる事となる。
;(エミリーとは意識せずに話せるのにな……この違いは、認知心理学とか大脳生理学で説明がつくのかな……?今度調べてみるか? でも、そういうことじゃない気がするな……)
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;(エミリーとは意識せずに話せるのにな……この違いは、認知心理学とか大脳生理学で説明がつくのかな……? 今度調べてみるか? でも、そういうことじゃない気がするな……)
 
:同上、ユリンと二人きりの時間を過ごす事で、今までにない感覚にドギマギするフリット。
 
:同上、ユリンと二人きりの時間を過ごす事で、今までにない感覚にドギマギするフリット。
 
:なんだか酷い事を考えているようだが、これは彼にとっては比較対象がエミリーしかいないという事を示している…のだろう。
 
:なんだか酷い事を考えているようだが、これは彼にとっては比較対象がエミリーしかいないという事を示している…のだろう。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*アセム編からフリット・アスノ役を演じている井上和彦氏は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ナレーション]]も兼任している。
 
*アセム編からフリット・アスノ役を演じている井上和彦氏は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ナレーション]]も兼任している。
**この事から、『機動戦士ガンダムAGE』は「フリットが語り継ぐアドバンス・ジェネレーションの戦乱の物語」であるとも言える。
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**この事から、『機動戦士ガンダムAGE』は「フリットが語り継ぐアドバンスド・ジェネレーション(A.G.)の戦乱の物語」であるとも言える。
*第9話にて「フリットが[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用していない状態で目と耳を塞ぎながら生身で宇宙空間に出て、(生身で宇宙空間にいられる15秒以内に)シャルドールからガンダムAGE-1 タイタスに[[乗り換え]]する」場面が存在する。
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*第9話にて「フリットが[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用していない状態で目と耳を塞ぎながら生身で宇宙空間に出て、(生身で宇宙空間にいられる15秒以内に)シャルドールから[[GUNDAM:ガンダムAGE-1 タイタス|ガンダムAGE-1 タイタス]]に[[乗り換え]]する」場面が存在する。
 
**補足すると、フリットは生身で宇宙空間に出る前に肺から空気を吐き出し、[[太陽|太陽光]]を浴びないように双方のMSの位置を調整した上で宇宙空間に出ている。'''極めて科学的に正しい描写である'''。
 
**補足すると、フリットは生身で宇宙空間に出る前に肺から空気を吐き出し、[[太陽|太陽光]]を浴びないように双方のMSの位置を調整した上で宇宙空間に出ている。'''極めて科学的に正しい描写である'''。
 
**しかしながら、上記の([[クェス・パラヤ]]の様に)フリットがノーマルスーツを着用せずに宇宙空間に出る場面は、視聴者にとっては安全面等において賛否両論であった。その為、小説版では、これらの行動は削除された。
 
**しかしながら、上記の([[クェス・パラヤ]]の様に)フリットがノーマルスーツを着用せずに宇宙空間に出る場面は、視聴者にとっては安全面等において賛否両論であった。その為、小説版では、これらの行動は削除された。
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