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| '''ミスト・レックス'''は『[[スーパーロボット大戦K]]』の[[主人公]]。 | | '''ミスト・レックス'''は『[[スーパーロボット大戦K]]』の[[主人公]]。 |
− | == 概要 == | + | ==概要== |
| [[惑星アトリーム]]の防衛隊員だったが、[[イディクス]]によってアトリームを滅ぼされ、[[惑星ベザード]]に漂着。しかし、ベザードもまた滅ぼされ、最終的に[[地球]]に漂着する。[[異星人]]の主人公という珍しいパターンである([[人造人間]]である[[クォヴレー・ゴードン]]や地球人とのハーフである[[紫雲統夜]]、異世界出身者の[[フォルカ・アルバーク]]を除けば、スパロボ初の純然たる異星人主人公)。 | | [[惑星アトリーム]]の防衛隊員だったが、[[イディクス]]によってアトリームを滅ぼされ、[[惑星ベザード]]に漂着。しかし、ベザードもまた滅ぼされ、最終的に[[地球]]に漂着する。[[異星人]]の主人公という珍しいパターンである([[人造人間]]である[[クォヴレー・ゴードン]]や地球人とのハーフである[[紫雲統夜]]、異世界出身者の[[フォルカ・アルバーク]]を除けば、スパロボ初の純然たる異星人主人公)。 |
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| 彼の特筆点の一つに、「'''[[記憶喪失]]の振りをした'''」という点が挙げられる。もちろん最初は異星人である事を隠す必要があったのでやむを得ないのだが、こんな行動を取ったバンプレオリジナルキャラは彼(と相方のアンジェリカ)が初めてである。しかし、プレイヤー視点ではあまりにバレバレな態度であったにも拘らず、劇中では意外に気付かないキャラクターが多かった。 | | 彼の特筆点の一つに、「'''[[記憶喪失]]の振りをした'''」という点が挙げられる。もちろん最初は異星人である事を隠す必要があったのでやむを得ないのだが、こんな行動を取ったバンプレオリジナルキャラは彼(と相方のアンジェリカ)が初めてである。しかし、プレイヤー視点ではあまりにバレバレな態度であったにも拘らず、劇中では意外に気付かないキャラクターが多かった。 |
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− | == 評価 == | + | ==評価== |
| 結論から述べると、彼の言動や行動は多くのプレイヤーに嫌悪感を抱かせるものとなってしまった。主な問題点としては | | 結論から述べると、彼の言動や行動は多くのプレイヤーに嫌悪感を抱かせるものとなってしまった。主な問題点としては |
| + | |
| *度々我を忘れて敵中に突っ込み、勝手にピンチになる。 | | *度々我を忘れて敵中に突っ込み、勝手にピンチになる。 |
| *思考が両極端(周りのことを考えているようで、どこか足りていない<ref>[[ヘスター・ギャロップ|ごくひと握りの]][[ロード・ジブリール|地球の]][[ギルバート・デュランダル|指導者]]の暴挙を見ただけで全ての地球人に絶望し、地球を「守る価値の無い星」と切り捨てようとしたのがその最たるもの。</ref>。 | | *思考が両極端(周りのことを考えているようで、どこか足りていない<ref>[[ヘスター・ギャロップ|ごくひと握りの]][[ロード・ジブリール|地球の]][[ギルバート・デュランダル|指導者]]の暴挙を見ただけで全ての地球人に絶望し、地球を「守る価値の無い星」と切り捨てようとしたのがその最たるもの。</ref>。 |
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| 現在でもOGシリーズ出演に際して「[[スパロボ補正|性格に改変が加えられる]]のか?あるいは残念キャラとして固定されるのか?」などといった、いろんな意味で期待されている(?)キャラクターである。 | | 現在でもOGシリーズ出演に際して「[[スパロボ補正|性格に改変が加えられる]]のか?あるいは残念キャラとして固定されるのか?」などといった、いろんな意味で期待されている(?)キャラクターである。 |
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− | == 登場作品と役柄 == | + | ==登場作品と役柄== |
− | === 携帯機シリーズ === | + | ===携帯機シリーズ=== |
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| ;[[スーパーロボット大戦K]] | | ;[[スーパーロボット大戦K]] |
| :主人公(名前変更可能)。バグ技で無限行動も可能。 | | :主人公(名前変更可能)。バグ技で無限行動も可能。 |
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− | == パイロットステータス == | + | ==パイロットステータス== |
− | === [[能力|能力値]] === | + | ===[[能力|能力値]]=== |
| 実はゲームデータ上における総合的な能力では防衛隊の先輩であったアンジェリカはおろか、シェルディアにすら負けている(ただし彼女は彼女で、天才的な技能を持っているという説明は為されている)。具体的にはミストが格闘重視、シェルディアが射撃重視、アンジェリカがその中間なのだが、[[技量]]・[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]・[[回避#回避(能力)|回避]]に関しては2人に完全に負けている(命中はアンジェリカ>ミスト>シェルディア)。このため、後継機が[[変形]]させてもメインパイロットを交替できない仕様に不満を漏らす声は大きい。また2人の撃墜数などに差が出てしまうので育て難いという意見もある。 | | 実はゲームデータ上における総合的な能力では防衛隊の先輩であったアンジェリカはおろか、シェルディアにすら負けている(ただし彼女は彼女で、天才的な技能を持っているという説明は為されている)。具体的にはミストが格闘重視、シェルディアが射撃重視、アンジェリカがその中間なのだが、[[技量]]・[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]・[[回避#回避(能力)|回避]]に関しては2人に完全に負けている(命中はアンジェリカ>ミスト>シェルディア)。このため、後継機が[[変形]]させてもメインパイロットを交替できない仕様に不満を漏らす声は大きい。また2人の撃墜数などに差が出てしまうので育て難いという意見もある。 |
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− | === [[精神コマンド]] === | + | ===[[精神コマンド]]=== |
| + | |
| ;[[スーパーロボット大戦K|K]] | | ;[[スーパーロボット大戦K|K]] |
| :'''[[不屈]]、[[必中]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[愛]]''' | | :'''[[不屈]]、[[必中]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[愛]]''' |
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| :余談だが、説明書の画像ではゲーム中では「必中」になっている2つ目の精神コマンドが'''「集中」になっている'''(厳密に言うとアンジェリカの集中とミストの必中が入れ替わっている)誤記がある。これに気付いたプレイヤーの多くは「そのままで良かったのに…」と思ったはずである。 | | :余談だが、説明書の画像ではゲーム中では「必中」になっている2つ目の精神コマンドが'''「集中」になっている'''(厳密に言うとアンジェリカの集中とミストの必中が入れ替わっている)誤記がある。これに気付いたプレイヤーの多くは「そのままで良かったのに…」と思ったはずである。 |
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− | === [[特殊スキル]] === | + | ===[[特殊スキル]]=== |
| + | |
| ;[[スーパーロボット大戦K|K]] | | ;[[スーパーロボット大戦K|K]] |
| :'''[[斬り払い]]L2、[[撃ち落とし]]L2、[[シールド防御]]L2、[[カウンター]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[コンボ|アタックコンボ]]L1''' | | :'''[[斬り払い]]L2、[[撃ち落とし]]L2、[[シールド防御]]L2、[[カウンター]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[コンボ|アタックコンボ]]L1''' |
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− | == パイロットBGM == | + | ==パイロットBGM== |
| + | |
| ;「Active Mind」 | | ;「Active Mind」 |
| :レヴリアス戦闘曲。 | | :レヴリアス戦闘曲。 |
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| :ソルヴリアス必殺技曲。 | | :ソルヴリアス必殺技曲。 |
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− | == 人間関係 == | + | ==人間関係== |
| + | |
| ;[[アンジェリカ・シャルティール]] | | ;[[アンジェリカ・シャルティール]] |
| :幼なじみで、アトリーム時代の同僚。ヒロインその1。ミストのフォローに回ることが多いが、あまりフォローになっていない。篤い信頼関係にあるが、そのヒステリックな性格と強引さに頭を悩ませる場面も少なくない。 | | :幼なじみで、アトリーム時代の同僚。ヒロインその1。ミストのフォローに回ることが多いが、あまりフォローになっていない。篤い信頼関係にあるが、そのヒステリックな性格と強引さに頭を悩ませる場面も少なくない。 |
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| :[[ラストボス|ラスボス]]で、ガズムと同様にミストと親しい人物の肉体に憑依しているのだが、今ひとつミストとは因縁が薄い。 | | :[[ラストボス|ラスボス]]で、ガズムと同様にミストと親しい人物の肉体に憑依しているのだが、今ひとつミストとは因縁が薄い。 |
| | | |
− | == 版権作品との人間関係 == | + | ==版権作品との人間関係== |
| それなりに多くのキャラクターと絡むのだが、'''「一応」に過ぎない事が殆ど'''であり、前述の通り絡みが浅いのが欠点である。ただ、最初に地球人に不信感を抱いた時に考え直したのは共に戦う仲間達への信頼が理由であり、また地球に絶望して戦いをやめようと考えた時でも、仲間に対しての好意自体は変わることはなかった。 | | それなりに多くのキャラクターと絡むのだが、'''「一応」に過ぎない事が殆ど'''であり、前述の通り絡みが浅いのが欠点である。ただ、最初に地球人に不信感を抱いた時に考え直したのは共に戦う仲間達への信頼が理由であり、また地球に絶望して戦いをやめようと考えた時でも、仲間に対しての好意自体は変わることはなかった。 |
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− | === スーパー系 === | + | ===スーパー系=== |
| + | |
| ;[[葵霧子]] | | ;[[葵霧子]] |
| :地球漂着後の雇い主。ミストの記憶喪失偽装を真っ先に看破した。 | | :地球漂着後の雇い主。ミストの記憶喪失偽装を真っ先に看破した。 |
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| :コトナと共にミストと[[アンジェリカ・シャルティール|アンジェリカ]]と[[シェルディア・ルージュ|シェルディア]]の[[三角関係]]を傍観して楽しむ。また、二人揃ってミストの成長の無さや勘違いぶりを嘆き、呆れ返る場面もある。 | | :コトナと共にミストと[[アンジェリカ・シャルティール|アンジェリカ]]と[[シェルディア・ルージュ|シェルディア]]の[[三角関係]]を傍観して楽しむ。また、二人揃ってミストの成長の無さや勘違いぶりを嘆き、呆れ返る場面もある。 |
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− | === [[ガンダムシリーズ]] === | + | ===[[ガンダムシリーズ]]=== |
| + | |
| ;[[キラ・ヤマト]] | | ;[[キラ・ヤマト]] |
| :「キラさん」と呼び敬意を表しているが、彼に対して戦いに対する疑念をぶつけることもある。キラは自らの首を絞めるように自分で自分を追い込んでいくミストを気にかけ、心配していた(尤も、ミストがキラからの心配に見向きすることはないが)。[[メサイア]]内部に共に潜入し、デュランダルを弾劾したり、ミーアを救出したりした。 | | :「キラさん」と呼び敬意を表しているが、彼に対して戦いに対する疑念をぶつけることもある。キラは自らの首を絞めるように自分で自分を追い込んでいくミストを気にかけ、心配していた(尤も、ミストがキラからの心配に見向きすることはないが)。[[メサイア]]内部に共に潜入し、デュランダルを弾劾したり、ミーアを救出したりした。 |
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| :メサイアから脱出する際に、彼女とデュランダルにも共に脱出する事を呼びかけるが、彼女はそれに応じる事無く、デュランダルと運命を共にする道を選ぶ。その姿に、ミストは再び地球人への不信感に取り憑かれる。 | | :メサイアから脱出する際に、彼女とデュランダルにも共に脱出する事を呼びかけるが、彼女はそれに応じる事無く、デュランダルと運命を共にする道を選ぶ。その姿に、ミストは再び地球人への不信感に取り憑かれる。 |
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− | === リアル系 === | + | ===リアル系=== |
| + | |
| ;[[ゲイナー・サンガ]] | | ;[[ゲイナー・サンガ]] |
| :ゲームセンターで一度互角に張り合い、負けるが、実力を認められる。ミストもアトリーム時代にはゲームが得意だったらしいが、それでもゲームチャンプである彼と(その前にゲイナーのプレイを見ていたとは言え)張り合えるというのは何気に凄いのではないだろうか。ただ、前述のゲイナーのプレイを事前に見ていたこと、また一度しか使えないネタを使ってようやくであるので、以後プレイすることがあっても勝つことはないと思われる。 | | :ゲームセンターで一度互角に張り合い、負けるが、実力を認められる。ミストもアトリーム時代にはゲームが得意だったらしいが、それでもゲームチャンプである彼と(その前にゲイナーのプレイを見ていたとは言え)張り合えるというのは何気に凄いのではないだろうか。ただ、前述のゲイナーのプレイを事前に見ていたこと、また一度しか使えないネタを使ってようやくであるので、以後プレイすることがあっても勝つことはないと思われる。 |
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| :嫌悪する地球人の指導者の一人。 | | :嫌悪する地球人の指導者の一人。 |
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− | == 名台詞 == | + | ==名台詞== |
− | === 戦闘時 === | + | ===戦闘時=== |
| + | |
| ;「今度こそ守ってみせるんだ! 新しい故郷を!」 | | ;「今度こそ守ってみせるんだ! 新しい故郷を!」 |
− | :戦闘中によく出る台詞。たとえ地球人への疑念を持っている最中でも言う。しかし、前作の[[カズマ・アーディガン|カズマ]]が敵ごとに台詞のバリエーションが多かったのと比べ、台詞が少なくて同じことばかり言っている気がするのは気のせいか? | + | :戦闘中によく出る台詞。地球を新たな故郷として生きていくという決意が伺える。台詞パターンが少ないせいか、地球人への疑念を持っている最中でもこの台詞を言う。 |
| ;「地球の未来を守るために…俺は最後まで戦い抜く!」<br />「たとえどんな敵が相手でも…!」<br />「俺の決意は変わらない!」<br />「仲間達と共に!」<br />「この手で!」<br />「未来を切り開いてみせるんだああっ!!」 | | ;「地球の未来を守るために…俺は最後まで戦い抜く!」<br />「たとえどんな敵が相手でも…!」<br />「俺の決意は変わらない!」<br />「仲間達と共に!」<br />「この手で!」<br />「未来を切り開いてみせるんだああっ!!」 |
| :レヴリアスの「ブレイブクラッシュ」を使用した時の戦闘台詞の一つ。 | | :レヴリアスの「ブレイブクラッシュ」を使用した時の戦闘台詞の一つ。 |
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− | === シナリオデモ === | + | ===シナリオデモ=== |
| + | |
| ;「50年後だろうと100年後だろうと君は俺の大切なパートナーだよ」 | | ;「50年後だろうと100年後だろうと君は俺の大切なパートナーだよ」 |
| :第17話ビルドベースルート「奪還せよ!もう一人の鋼鉄ジーグ!!」より、[[アンジェリカ・シャルティール|アンジェリカ]]が[[司馬宙|宙]]と[[卯月美和|美和司令]]のような関係で有りたいと言った際に言った台詞。 | | :第17話ビルドベースルート「奪還せよ!もう一人の鋼鉄ジーグ!!」より、[[アンジェリカ・シャルティール|アンジェリカ]]が[[司馬宙|宙]]と[[卯月美和|美和司令]]のような関係で有りたいと言った際に言った台詞。 |
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| :シェルディア優柔不断EDにて、無理やり自身とシェルディアを引き離し、アンジェリカを自身とくっつけようと画策する意図が見え見えなエルリックの命令に対して。いくら尊敬するエルリックの命令とはいえ、このような横暴にも等しい命令にはさすがのミストも動揺と抵抗の意を隠せず、恐る恐ると抗議の態度を表そうとするも、エルリックの恫喝めいた言葉に黙らされてしまう。そして直後には、アンジェリカにこれが彼女とエルリックがグルになっての策略であることを告げられ、ミストはシャルティール親子のやり口にドン引きすると共に、自身の先行きにただ不安を覚えるばかりであった。 | | :シェルディア優柔不断EDにて、無理やり自身とシェルディアを引き離し、アンジェリカを自身とくっつけようと画策する意図が見え見えなエルリックの命令に対して。いくら尊敬するエルリックの命令とはいえ、このような横暴にも等しい命令にはさすがのミストも動揺と抵抗の意を隠せず、恐る恐ると抗議の態度を表そうとするも、エルリックの恫喝めいた言葉に黙らされてしまう。そして直後には、アンジェリカにこれが彼女とエルリックがグルになっての策略であることを告げられ、ミストはシャルティール親子のやり口にドン引きすると共に、自身の先行きにただ不安を覚えるばかりであった。 |
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− | == 迷台詞 == | + | ==迷台詞== |
| 前述の通り、迷台詞には事欠かない。ただ、[[九条美海|発言自体は間違いではない]]場合もあり、その場の雰囲気にそぐわない場合や、ミスト自身の行動と照らし合わせた時に矛盾が生まれている場合などがあり、その点がプレイヤーの反感を買うのだろう。一部悪評が先行している感もある。 | | 前述の通り、迷台詞には事欠かない。ただ、[[九条美海|発言自体は間違いではない]]場合もあり、その場の雰囲気にそぐわない場合や、ミスト自身の行動と照らし合わせた時に矛盾が生まれている場合などがあり、その点がプレイヤーの反感を買うのだろう。一部悪評が先行している感もある。 |
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| ;「…でも、それも原因の解決にはなりませんよね?」 | | ;「…でも、それも原因の解決にはなりませんよね?」 |
| :上記の台詞の後、「連合軍を止めてベルリンの人々を助けなければ」と言うマリューに対しての台詞。確かに間違ってはいない台詞だが、やはりこの場面でこの発言は空気のそぐわないものである。直後に甲児にも呆れられ、ラ・カンにたしなめられている。 | | :上記の台詞の後、「連合軍を止めてベルリンの人々を助けなければ」と言うマリューに対しての台詞。確かに間違ってはいない台詞だが、やはりこの場面でこの発言は空気のそぐわないものである。直後に甲児にも呆れられ、ラ・カンにたしなめられている。 |
− | ;「デュランダル議長だって、実際会ってみて、地球の未来を本気を考えてたってわかったよ」<br />「そのやり方を許す事はできないけどね…」 | + | ;「デュランダル議長だって、実際会ってみて、地球の未来を本気で考えてたってわかったよ」<br />「そのやり方を許す事はできないけどね…」 |
| :第20話「裏切りと出会いと」より、地球人不信をヒロイン達からなだめられての一節。別になんて事の無い発言のように思えるが、直前のシナリオを見る限り、ミストがデュランダルのことを見直した場面はまるで見られない。下記にもあるようにデュランダルを後々にも罵っている事も、一層この台詞の筋が通っていない印象を助長させる。 | | :第20話「裏切りと出会いと」より、地球人不信をヒロイン達からなだめられての一節。別になんて事の無い発言のように思えるが、直前のシナリオを見る限り、ミストがデュランダルのことを見直した場面はまるで見られない。下記にもあるようにデュランダルを後々にも罵っている事も、一層この台詞の筋が通っていない印象を助長させる。 |
| ;「まともな人なんて地球人には数えるほどしかいないんだよ…」 | | ;「まともな人なんて地球人には数えるほどしかいないんだよ…」 |
− | :同じく第20話。デュランダルの戦死後にアンジェリカとシェルディアに対して漏らした、地球に対する不信感を語った台詞の一つ。地球に漂着した当初は「地球人はみんないい人たちばかりだ」と認識していたミストだったが、地球の暗部を多く知ってしまった事で、加速的に地球人への不信感が増大してしまう。とはいえ、一部の軍隊や一握りの権力者だけを見て一方的にこう決め付けてしまうのは、あまりにも視野の狭い発言と言わざるを得ない。ちなみにこの台詞の後、「この部隊の人達が特別なんだ(この部隊の人達はいい人達だ)」と付け加え、部隊の仲間達への信頼と好意は示してはいる。 | + | :同じく第20話。デュランダルの戦死後にアンジェリカとシェルディアに対して漏らした、地球に対する不信感を語った台詞の一つ。地球に漂着した当初は「地球人はみんないい人たちばかりだ」と認識していたミストだったが、地球の暗部を多く知ってしまった事で、加速的に地球人への不信感が増大してしまう。とはいえ、一部の軍隊や一握りの権力者だけを見て一方的にこう決め付けてしまうのは、あまりにも視野の狭い発言と言わざるを得ない。ちなみにこの台詞の後、「この部隊の人達が特別なんだ(この部隊の人達はいい人達だ)」と付け加え、部隊の仲間達への信頼と好意は示してはいる。 |
| ;「アトリームにだって防衛隊がありましたよ…。地球の防衛組織とは比較にならないほどの巨大な組織がね…」 | | ;「アトリームにだって防衛隊がありましたよ…。地球の防衛組織とは比較にならないほどの巨大な組織がね…」 |
| :第21話「決戦の時は来たれり・後編」より、イディクスの月面基地にて。シナリオライターの意図としては「イディクスにはそれほどの防衛組織がある[[惑星アトリーム]]ですら1ヵ月で壊滅させるほどの戦力がある」という事をアピールする台詞であるが、「'''2000年間戦争がない平和な惑星'''」に「'''[[地球連合軍|地球連合]]、[[人類軍]]、[[ザフト]]に加え各地のベースなどを統合した戦力を圧倒的に上回る戦力'''」が存在する必要があるのかという矛盾が生じるため、一部プレイヤーの間では前述の「暴徒鎮圧の任務は慣れている」の発言と併せて「アトリームは圧制国家である」と見る向きもある。ただそんな星であれば、ミストが地球の人々が「話を聞かないほど」興奮している状況にそれほどショックを受けるのかという疑問も残り、これもまた矛盾が発生する。また、劇中の台詞では漁業用など非軍事用の装備があったこと、攻略本では巨大宇宙生物の存在について触れられるなど、単純な対人軍事力以外の組織目的があったことが伺える。 | | :第21話「決戦の時は来たれり・後編」より、イディクスの月面基地にて。シナリオライターの意図としては「イディクスにはそれほどの防衛組織がある[[惑星アトリーム]]ですら1ヵ月で壊滅させるほどの戦力がある」という事をアピールする台詞であるが、「'''2000年間戦争がない平和な惑星'''」に「'''[[地球連合軍|地球連合]]、[[人類軍]]、[[ザフト]]に加え各地のベースなどを統合した戦力を圧倒的に上回る戦力'''」が存在する必要があるのかという矛盾が生じるため、一部プレイヤーの間では前述の「暴徒鎮圧の任務は慣れている」の発言と併せて「アトリームは圧制国家である」と見る向きもある。ただそんな星であれば、ミストが地球の人々が「話を聞かないほど」興奮している状況にそれほどショックを受けるのかという疑問も残り、これもまた矛盾が発生する。また、劇中の台詞では漁業用など非軍事用の装備があったこと、攻略本では巨大宇宙生物の存在について触れられるなど、単純な対人軍事力以外の組織目的があったことが伺える。 |
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| :この台詞は、現在でも『[[蒼穹のファフナー]]』界隈では「どうせみんないなくなる」と並んで人死に展開の示唆として通用するレベルの迷言となっている。 | | :この台詞は、現在でも『[[蒼穹のファフナー]]』界隈では「どうせみんないなくなる」と並んで人死に展開の示唆として通用するレベルの迷言となっている。 |
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− | == 搭乗機体 == | + | ==搭乗機体== |
| + | |
| ;[[レヴリアス]] | | ;[[レヴリアス]] |
− | :
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| :;[[ソルヴリアス・レックス]] | | :;[[ソルヴリアス・レックス]] |
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| :: | | :: |
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− | == 余談 == | + | ==余談== |
| + | |
| *エンディングにて[[皆城総士|総士]]の消滅に際して、ミストが上記の「楽しい宴会でしたね…」に続いて'''「総士君がいなくなってしまったからな…」'''と他人事のように語る無責任にも程がある台詞を放ったとされる事も多いが、'''実際のゲーム中ではこの台詞は一切見当たらない。''' | | *エンディングにて[[皆城総士|総士]]の消滅に際して、ミストが上記の「楽しい宴会でしたね…」に続いて'''「総士君がいなくなってしまったからな…」'''と他人事のように語る無責任にも程がある台詞を放ったとされる事も多いが、'''実際のゲーム中ではこの台詞は一切見当たらない。''' |
| **当初、ファフナー生存フラグに関係がある台詞とされ、成功すると「彼に対する感謝は言葉では言い尽くせないですよ」と言い、失敗すると上述の台詞を言うとされていた。非常に認知度が高い台詞ではあるが、現在は悪質なデマか勘違いの類であるとされている。実際の台詞では'''「総士君がいなかったら、俺達はル=コボルには勝てなかった…」'''と言っており、「総士君がいな」の最初の六文字は同じなため勘違いの説が有力である。 | | **当初、ファフナー生存フラグに関係がある台詞とされ、成功すると「彼に対する感謝は言葉では言い尽くせないですよ」と言い、失敗すると上述の台詞を言うとされていた。非常に認知度が高い台詞ではあるが、現在は悪質なデマか勘違いの類であるとされている。実際の台詞では'''「総士君がいなかったら、俺達はル=コボルには勝てなかった…」'''と言っており、「総士君がいな」の最初の六文字は同じなため勘違いの説が有力である。 |
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| **このミスオは容姿もミストがデフォルメされたような姿で、台詞も大半がミストの台詞のパロディとなっている。 | | **このミスオは容姿もミストがデフォルメされたような姿で、台詞も大半がミストの台詞のパロディとなっている。 |
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− | === ミストさん === | + | ===ミストさん=== |
| 発売以来余りにも悪評が広まったため、いつの間にかネット上では「ミストさん」という一つのネタキャラとして定着してしまった。 | | 発売以来余りにも悪評が広まったため、いつの間にかネット上では「ミストさん」という一つのネタキャラとして定着してしまった。 |
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284行目: |
| 5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)やニコニコ動画などといった大手ネットコミュニティ上では、他作品のキャラクターの言動がミストさん化するといった「二次創作材料のひとつ」として使用されているなど、歪んだ愛され方をされている。 | | 5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)やニコニコ動画などといった大手ネットコミュニティ上では、他作品のキャラクターの言動がミストさん化するといった「二次創作材料のひとつ」として使用されているなど、歪んだ愛され方をされている。 |
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− | == 脚注 == | + | ==脚注== |
− | <references/> | + | <references /> |
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| {{バンプレストオリジナル}} | | {{バンプレストオリジナル}} |