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[[EVA零号機]]および[[EVA零号機改]]のパイロット。過去の経歴は一切不明。登場した際は零号機の起動実験中に事故のため重傷を負っていた。
[[EVA零号機]]および[[EVA零号機改]]のパイロット。過去の経歴は一切不明。登場した際は零号機の起動実験中に事故のため重傷を負っていた。
色素の薄い水色のショートヘアと、赤い瞳、透き通るような白い肌が特徴(ただしアルビノではない)。寡黙でめったに口を開かず、感情表現も乏しいが、[[碇シンジ]]らと行動を共にするうちに、次第に人間らしい部分を見せるようになる。キャラクターデザインとコミカライズを担当した貞本義行が原作者でもある庵野秀明監督に教えられた言に寄れば、正確には感情が「ない」のではなく、「知らない」ということらしい。
色素の薄い水色のショートヘアと、赤い瞳、透き通るような白い肌が特徴(ただしアルビノではない)。寡黙でめったに口を開かず、感情表現も乏しいが、[[碇シンジ]]らと行動を共にするうちに、次第に人間らしい部分を見せるようになる。キャラクターデザインとコミカライズを担当した貞本義行が原作者でもある庵野秀明監督に教えられた言に寄れば、正確には感情が「ない」のではなく、「知らない」ということらしい。<ref>担当声優の林原にも演技指導の際に伝えられた言葉である。</ref>
普段は第3新東京市の旧市街地にある人気のないマンションに住んでおり、生活能力は極めて乏しく、家具も必要最少限のものしかない部屋の様子からして、人間的な生活感を全く見せない。設定によると室内のチェストの上にある本は精神や遺伝に関する医学書であるという。彼女自身は自炊もせず、劇中で確認されている食事シーンは屋台の「'''ニンニクラーメンのチャーシュー抜き'''(なんと現実に商品化もされている)」のみ。他は発作を抑える為の錠剤を飲んでいる程度であったが、シンジとの関わりが多くなった結果、自分からお茶を入れようとした事もある。また、彼の思わぬ発言に頬を染めたり、戸惑う表情も見せたりした。
普段は第3新東京市の旧市街地にある人気のないマンションに住んでおり、生活能力は極めて乏しく、家具も必要最少限のものしかない部屋の様子からして、人間的な生活感を全く見せない。設定によると室内のチェストの上にある本は精神や遺伝に関する医学書であるという。彼女自身は自炊もせず、劇中で確認されている食事シーンは屋台の「'''ニンニクラーメンのチャーシュー抜き'''(なんと現実に商品化もされている)」のみ。他は発作を抑える為の錠剤を飲んでいる程度であったが、シンジとの関わりが多くなった結果、自分からお茶を入れようとした事もある。また、彼の思わぬ発言に頬を染めたり、戸惑う表情も見せたりした。
平常時には前述の通り寡黙で表情の変化も乏しいが、零号機の改修が終了して本格的に参戦する第拾壱話以降の戦闘時には凛々しい表情・強い声音も見せており、完全に無表情・無感情という訳ではないことがうかがえる(第六話でのシンジとの関係による変化も影響しているものと思われる)。
平常時には前述の通り寡黙で表情の変化も乏しいが、零号機の改修が終了して本格的に参戦する第拾壱話以降の戦闘時には凛々しい表情・強い声音も見せており、完全に無表情・無感情という訳ではないことがうかがえる(第六話でのシンジとの関係による変化も影響しているものと思われる)。
その正体は、[[碇ゲンドウ]]の妻・[[碇ユイ]]の[[クローン]]の肉体に、サルベージされた[[第2使徒リリス]]の魂が入れられた存在。つまりシンジやゲンドウにとっては、「他人であって他人ではない」という、曖昧な関係となっている。また、同様の手段でアダムの魂が宿った渚カヲルとは"同じ存在"である。[[セントラルドグマ]]に彼女のスペアの肉体が多数存在していたが、ストーリー終盤にて、ゲンドウに捨てられた[[赤木リツコ]]の手で全てが破壊された。
その正体は、[[碇ゲンドウ]]の妻・[[碇ユイ]]の[[クローン]]の肉体に、サルベージされた[[第2使徒リリス]]の魂が入れられた存在。つまりシンジやゲンドウにとっては「他人であって他人ではない」という、曖昧な関係となっている。また、同様の手段でアダムの魂が宿った渚カヲルとは"同じ存在"である。[[セントラルドグマ]]に彼女のスペアの肉体が多数存在していたが、ストーリー終盤にて、ゲンドウに捨てられた[[赤木リツコ]]の手で全てが破壊された。
ゲンドウには好意を持っていたが、次第にその感情はゲンドウよりもシンジに向かっていく事になる。また、[[第16使徒アルミサエル]]との戦いで自爆後、「三人目」となった事で記憶と感情のリセットが生じ、最終的に「私は人形じゃない」と、自らの意思で彼を裏切る。その際にゲンドウの持つ[[第1使徒アダム|アダム]]を取り込み、[[第2使徒リリス|リリス]]との融合(正確には「回帰」)を果たしたレイは、彼の息子である[[碇シンジ|シンジ]]の乗った[[EVA初号機]]の許へと向かう。この時、既にアダムの魂(渚カヲル)はリリスのLCLに溶けていた為、最終的に彼女が神に等しき存在となり、ゲンドウと[[ゼーレ]]の待ち望んだ[[人類補完計画]]の発動となる。計画発動後、LCLに帰化した全ての人類の未来の決定権をシンジに委ね、リリスの精神世界で対話と葛藤を果たしたシンジは、「傷付きながらも『他人』のいる世界」を選択。レイは補完計画を破綻させるべく、人外となった自らの身体を自己崩壊させ、カヲルと共に魂でシンジの前に現れ、永遠の別れを告げた。
ゲンドウには好意を持っていたが、次第にその感情はゲンドウよりもシンジに向かっていく事になる。また、[[第16使徒アルミサエル]]との戦いで自爆後、「三人目」となった事で記憶と感情のリセットが生じ、最終的に「私は人形じゃない」と、自らの意思で彼を裏切る。その際にゲンドウの持つ[[第1使徒アダム|アダム]]を取り込み、[[第2使徒リリス|リリス]]との融合(正確には「回帰」)を果たしたレイは、彼の息子である[[碇シンジ|シンジ]]の乗った[[EVA初号機]]の許へと向かう。この時、既にアダムの魂(渚カヲル)はリリスのLCLに溶けていた為、最終的に彼女が神に等しき存在となり、ゲンドウと[[ゼーレ]]の待ち望んだ[[人類補完計画]]の発動となる。計画発動後、LCLに帰化した全ての人類の未来の決定権をシンジに委ね、リリスの精神世界で対話と葛藤を果たしたシンジは、「傷付きながらも『他人』のいる世界」を選択。レイは補完計画を破綻させるべく、人外となった自らの身体を自己崩壊させ、カヲルと共に魂でシンジの前に現れ、永遠の別れを告げた。