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| [[ザール星間帝国]]の大帝。その正体は[[エリオス帝国]]の皇帝であるパルミオン皇帝の[[クローン]]。 | | [[ザール星間帝国]]の大帝。その正体は[[エリオス帝国]]の皇帝であるパルミオン皇帝の[[クローン]]。 |
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− | エリオス星人によって、歴代皇帝の生体部品であり影武者の一人として生み出され、成長してからはクローンであることを理由に家畜以下の扱いで虐待を受ける。次第に世の中全てを憎むようになり、エリオス帝国を滅ぼした後は銀河中を支配しようとした。
| + | エリオス星人によって、歴代皇帝の生体部品であり影武者として生み出された内の一人で、クローンであることを理由に家畜以下の待遇を受けて育つ。次第に世の中全てを憎むようになり、エリオス帝国を滅ぼした後は銀河中を支配しようとした。 |
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− | 最終決戦でようやく姿を現し、最終話にて彼自身の正体も遂に暴かれることになるが、私怨目的で人々の命を弄んだため[[楯剣人]]の怒りを買い、最後は「'''クローン人間に対する差別が続く限り必ず自分の遺志を継ぐものが現れる'''」と不吉な言葉を残して人工太陽に飛び込み自決を遂げた。
| + | 最終決戦でようやく姿を現し、最終話にて彼自身の正体も遂に暴かれることになるが、私怨で大勢の命を奪ったため[[楯剣人]]の怒りを買い、最後は「'''クローン人間に対する差別が続く限り必ず自分の遺志を継ぐものが現れる'''」と不吉な言葉を残して人工太陽に飛び込み自決を遂げた。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[クロッペン]] | | ;[[クロッペン]] |
− | :部下。パルミオン皇帝の後継者と偽って育てた[[クローン]]で、遺伝子上の息子。クローンと知られると突き放した末に殺害命令を下し、反逆される。 | + | :部下。パルミオン皇帝の後継者と偽って育てた[[クローン]]で、遺伝子上の息子。彼の正体が告発されると突き放した末に殺害命令を下し、反逆される。 |
| ;[[ネシア将軍]]、[[カブト将軍]]、[[ボイダー将軍]]、ミズカ将軍、プロザルス将軍 | | ;[[ネシア将軍]]、[[カブト将軍]]、[[ボイダー将軍]]、ミズカ将軍、プロザルス将軍 |
| :部下。クロッペン解任後、ネシア将軍を司令官に任命する。 | | :部下。クロッペン解任後、ネシア将軍を司令官に任命する。 |
| ;[[パルミオン皇帝]] | | ;[[パルミオン皇帝]] |
− | :憎悪の対象。彼の影武者兼生体部品として生まれた。 | + | :オリジナル。憎しみの対象。彼の影武者であり生体部品として生まれた。SRW未登場。 |
| ;[[楯隼人]] | | ;[[楯隼人]] |
− | :パルミオン皇帝の後継者であり憎悪の対象。エリオスの愚行を悔やみ、第二のドルメンを出さないためにも王位継承権を捨てて銀河連邦共和国を興すことに。 | + | :パルミオン皇帝の後継者であり憎しみの対象。エリオスの愚行を悔やみ、第二のドルメンを出さないためにも王位継承権を捨てて銀河連邦共和国を興すことに。 |
| ;[[楯剣人]] | | ;[[楯剣人]] |
− | :隼人同様憎悪の対象。クローン迫害に一石を投じた存在だが、彼個人の人格には興味を持っていないと思われる。 | + | :隼人同様憎しみの対象。クローン迫害に一石を投じた存在だが、彼個人の人格には興味を持っていないと思われる。 |
| + | ;[[ナミール博士]] |
| + | :クロッペンをパルミオン皇帝の後継者に仕立てた共犯者。告発を恐れてクロッペンに暗殺させるが…。SRW未登場。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| + | ;「うろたえるなクロッペン!お前はハーリンの体から芽生えた、生体部品に過ぎぬ!」 |
| + | ;「クローンに人間の価値などはない!命令通りハーリンを殺してさえいれば、秘密が知られる事もなかったろう!」 |
| + | ;「全てはお前が無能だからだ!正体が割れたお前は、ザールにとって最早何の価値もない!下がれ、下がれ下がれ!」 |
| + | :第41話。ナミール博士の告発により、己の正体を知ってうろたえるクロッペンに投げかけた言葉。 |
| ;「あの憎むべきエリオス王家…!誰が思い付いたかは知らぬ、だがエリオス帝国では、王位継承者が生まれるたびに、その細胞から影武者としてクローンが作られていた!エリオス皇帝の血筋を絶やさず、その王座を守るためだ!」<br />「そして成長すれば、けだもののように飼い殺しの生活を強いられたのだ…万が一王位継承者が負傷でもすれば、クローンは情け容赦なくその身を切り刻まれる…!」<br />「そして皇帝が死ねば、王座を守るため、賢臣達に操られねばならない…」<br />「だがそれも次期皇帝が決まるまでの事。皇帝が変われば、もはや前皇帝のクローンなど、無用の長物!」<br />「分かったかハーリン!これが帝国繁栄のカラクリだ!」 | | ;「あの憎むべきエリオス王家…!誰が思い付いたかは知らぬ、だがエリオス帝国では、王位継承者が生まれるたびに、その細胞から影武者としてクローンが作られていた!エリオス皇帝の血筋を絶やさず、その王座を守るためだ!」<br />「そして成長すれば、けだもののように飼い殺しの生活を強いられたのだ…万が一王位継承者が負傷でもすれば、クローンは情け容赦なくその身を切り刻まれる…!」<br />「そして皇帝が死ねば、王座を守るため、賢臣達に操られねばならない…」<br />「だがそれも次期皇帝が決まるまでの事。皇帝が変われば、もはや前皇帝のクローンなど、無用の長物!」<br />「分かったかハーリン!これが帝国繁栄のカラクリだ!」 |
| :最終話、圧倒的な[[ベムボーグ]]の力でダルタニアスを叩き伏せながらエリオスの歴史を明かす。最終決戦の土壇場で明かされた真実は、諸悪の根源であるドルメンが実はエリオス側の被害者だったという衝撃的なものだった。血を吐くような言葉と共に回想される少年時代のドルメンはクローンとして非人道的な虐待を受け続け、目を背けたくなるような残酷さを訴えていた。 | | :最終話、圧倒的な[[ベムボーグ]]の力でダルタニアスを叩き伏せながらエリオスの歴史を明かす。最終決戦の土壇場で明かされた真実は、諸悪の根源であるドルメンが実はエリオス側の被害者だったという衝撃的なものだった。血を吐くような言葉と共に回想される少年時代のドルメンはクローンとして非人道的な虐待を受け続け、目を背けたくなるような残酷さを訴えていた。 |
− | :作中にはザール・エリオス双方にクローンを迫害する人物が多数登場し、ドルメンの怒りは決して間違っていないが、多くの命を奪った罪を肯定する理由にはならない。ドルメン自身もまた、クローンであるクロッペンをエリオス帝国同様に道具として使い捨てている<ref>『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』における戦闘前会話では、光珠に「あなたがやってる事はあなたの言うエリオスの人と同じ」と非難されている。</ref><ref>あえてドルメンを擁護すると、この時点で彼はクローン差別が蔓延る世界に絶望し、クローンを差別する部下達には諦観を感じていた。ドルメンに限りなく近い存在でありながらパルミオン皇帝の後継者として養育したクロッペンがクローンを差別する姿に、内心穏やかではなかったとしてもおかしくはない。</ref>。 | + | :作中にはザール・エリオス双方にクローンを迫害する人物が多数登場し、ドルメンの怒りは決して間違っていないが、多くの命を奪った罪を肯定する理由にはならない。ドルメン自身もまた、クローンであるクロッペンをエリオス帝国同様に道具として使い捨てている<ref>『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』における戦闘前会話では、光珠に「あなたがやってる事はあなたの言うエリオスの人と同じ」と非難されている。</ref><ref>あえてドルメンを擁護すると、この時点で彼はクローン差別が蔓延る世界に絶望し、クローンを差別する部下達には諦観していた。ドルメンに限りなく近い存在でありながらパルミオン皇帝の後継者として養育したクロッペンがクローンを差別する姿に、内心穏やかではなかったとしてもおかしくはない。</ref>。 |
| ;「よいか楯剣人…!このわしを討ち取ったからとて、それで全てが終わったとは思うな!」<br />剣人「なっ…何だとっ!?」<br />「この世界に我々クローンがいる限り…いや、クローンを必要とする世界が存在する限り、我々の憎しみと悲しみが消え去ることは無いッ!! いつかまた、反逆の炎が燃え上がる時がくる!」<br />「ぐああああ…あ…はは…アーハハハハハハハハ…!!」 | | ;「よいか楯剣人…!このわしを討ち取ったからとて、それで全てが終わったとは思うな!」<br />剣人「なっ…何だとっ!?」<br />「この世界に我々クローンがいる限り…いや、クローンを必要とする世界が存在する限り、我々の憎しみと悲しみが消え去ることは無いッ!! いつかまた、反逆の炎が燃え上がる時がくる!」<br />「ぐああああ…あ…はは…アーハハハハハハハハ…!!」 |
| :最終話、ダルタニアスに敗れた時の断末魔。これからもクローンを必要とする世界は変わらないと信じるドルメンは、剣人に壮絶な呪詛の言葉を叫び、「悲劇の大帝」として宇宙に燃え尽きた。 | | :最終話、ダルタニアスに敗れた時の断末魔。これからもクローンを必要とする世界は変わらないと信じるドルメンは、剣人に壮絶な呪詛の言葉を叫び、「悲劇の大帝」として宇宙に燃え尽きた。 |
− | :これまでの[[長浜ロマンロボシリーズ]]の[[女帝ジャネラ|ラスボス]][[ズ・ザンバジル|キャラ]][[オルバン大元帥|クター]]も何らかのコンプレックスを抱えて人々を操ろうとする「卑劣な権力者」であり、相応の惨めな結末を迎えたが、「元弱者の復讐鬼」という背景を持つドルメンの最期は演じる藤本氏の鬼気迫る熱演も手伝い、悲劇的な印象を与える。 | + | :これまでの[[長浜ロマンロボシリーズ]]の[[女帝ジャネラ|ラスボス]][[ズ・ザンバジル|キャラ]][[オルバン大元帥|クター]]も何らかのコンプレックスを抱えた「卑劣な権力者」であり、相応の惨めな結末を迎えたが、「元弱者の復讐鬼」という背景を持つドルメンの最期は演じる藤本氏の鬼気迫る熱演も手伝い、悲劇的な印象を与える。 |
| :『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では[[DVE]]再現された。 | | :『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では[[DVE]]再現された。 |
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