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− マクロス艦内で開催されたミス・マクロスコンテストでの優勝後、芸能界入りして人気アイドルとなる。リン・ミンメイは第一次星間大戦終結に貢献することとなるが、戦後は次第に人気が凋落していき、婚約者の[[リン・カイフン]]とも別れることになる。最終話「やさしさサヨナラ」では[[一条輝]]と[[早瀬未沙]]から励まされて、[[歌|歌手]]として再起することを決意した。+
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− 一方、[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]では当初から人気アイドルであり、カイフンも実兄にしてミンメイのマネージャーという設定である。劇場版のミンメイは、上述のTV版で見られた欠点部分の描写が一切無く、円満な性格のアイドル歌手として描かれている。また、TV版の彼女とは逆に、マクロスの閉鎖ブロックにて輝と三日間も一緒に過ごしたことを切っ掛けに彼に好意を持ち、積極的に近付いていっている。+
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− リン・ミンメイは、[[マクロスシリーズ]]の世界観における「伝説のアイドル」として人々の心に残った。『[[マクロス7]]』の時代には『[[リン・ミンメイ物語]]』という[[劇中劇|伝記ドラマ]]が制作されている。
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| 血液型 = O型
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| スリーサイズ = B80-W58-H87
| スリーサイズ = B80-W58-H87
| 出身 = [[日本]]・[[横浜]]
| 出身 = [[日本]]・[[神奈川県]]([[横浜]])
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'''リン・ミンメイ'''は『[[超時空要塞マクロス]]』及び『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』の[[ヒロイン]]の一人。
'''リン・ミンメイ'''は『[[超時空要塞マクロス]]』及び『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』の[[ヒロイン]]の一人。
== 概要 ==
== 概要 ==
[[横浜|横浜中華街]]の料理店である明謝楼の一人娘。「'''Linn Minmei'''」表記の事も。
[[神奈川県]][[横浜|横浜中華街]]の料理店「明謝楼(ミンシャロウ)」を経営する夫妻の一人娘。「'''Linn Minmei'''」表記の事も。
[[西暦]]2009年2月、[[南アタリア島]]で[[異星人]]との交戦に巻き込まれて[[マクロス]]に乗艦する。こうして、マクロス艦内に収容された市街地に住むことになり、叔父の経営する[[娘々]]の看板娘となる。
ミス・マクロスコンテストでの優勝後、芸能界入りして人気アイドルとなり、それを機に第一次星間大戦を通じて「'''超時空アイドル'''」として[[マクロスシリーズ]]の歴史に大きく残る程の存在となっていく。
=== 人物 ===
父が中国人、母が日本人の日中系のハーフ。
[[主人公]]である輝へのミンメイの感情は「お友達」程度までに止まっており、恋愛感情までには至っていない。そのため、第27話で輝から直接告白されるまで彼の好意に気付けなかった(なお、輝の想いを結果的に無にしていた事については、輝から直接告白を受けた第27話にて謝っている)。
明朗快活な性格で、先の見えない様な環境でも順応しようとする積極性の持ち主。一方、我侭で八方美人な面も持ち合わせており、配慮の足りない発言や自己中心的な行動をとってしまう事も少なくなく、両親の心配から芸能界に入る事を反対された際に家出同然で出てしまった点からも、それが当てはまっている。その為、[[地球]]人類の存亡を懸けた[[ゼントラーディ]]との戦いの最中においても、戦争について何処か他人事の様に考えている部分があり、物語の中で出会った[[主人公]]・[[一条輝]]の自身に対する好意についても、無自覚どころかミンメイの感情は「お友達」程度までに止まっており、TVアニメ版では27話のゼントラーディとの決戦に輝本人から告白されるまで気付かなかった(結果的に輝の想いを無下にしていた事については、輝から直接告白を受けた後にて謝っている)。
この結果、物語が進むにつれて徐々に輝との間に擦れ違いが生じていく事になり、彼は上官となる[[早瀬未沙]]の方へと心変わりしてしまう起因となっており、遅すぎる形で輝への好意を自覚したミンメイの方は、身を引く結末となっている。
[[歌]]やアイドルとしての情熱は本物で、流浪の民も同然で宇宙を航行し続けた[[マクロス]]の人々にとってミンメイの歌は大きな心の支えとなり、やがては敵対勢力であるゼントラーディの兵士達の中にも、ミンメイの歌に魅了(カルチャーショック)された者が続出。最終的に一部のゼントラーディの勢力がマクロスと同盟を結んで第一次星間大戦の終結に大きく貢献している。
「[[超時空要塞マクロス]]」のストーリーが終わった後も、一時的に低迷となりながらもリン・ミンメイはアイドル界の大きなカリスマとなり、やがて「伝説のアイドル」として人々の心に残った。『[[マクロス7]]』以降の時代には『[[リン・ミンメイ物語]]』という彼女の半生を描いたとされる[[劇中劇|伝記ドラマ]]を始め、も何本も制作されている(やや、美化されている部分も目立つが…)。また、後の歴史でも、[[熱気バサラ|ミンメイと同様に]][[ミレーヌ・フレア・ジーナス|戦争の終結に]][[シェリル・ノーム|大きく関わった]][[ランカ・リー|歌手や]][[ワルキューレ (マクロスΔ)|アイドル達]]が、度々出現している。
=== 劇中の活躍 ===
==== TV版『[[超時空要塞マクロス]]』 ====
登場時の年齢は15歳。
幼少期より元・子役スターであった叔母であるリン・フェイチュン(鈴慧中)の影響によって芸能界に強いあこがれを抱いていたミンメイは、高校生になった15歳の時にレコード会社の歌手オーディション予選に応募・合格を果たしていた。
しかし[[西暦]]2009年2月、叔父であるリン・シャオチン(鈴少江)の経営している中華料理店「[[娘々|娘々(ニャンニャン)]]」のある[[南アタリア島]]へ、マクロスの進宙式を見に行った結果、当時はまだ民間のエアレーサーであった輝と出会い、そして[[異星人]]の勢力であるゼントラーディの地球への襲撃に巻き込まれて[[マクロス]]に乗艦する事になった。
こうして、マクロス艦内に収容された市街地に住む事になったミンメイは、先行きの見えない状況に落ち込んでいた叔父夫婦を励ます事で「娘々」を再開させ、自身は看板娘として進んで働く。また、自身のやるベき事が見つからず埋没していく日々を送っていた輝を叱咤し、彼が先輩の[[ロイ・フォッカー]]からの誘いを受けて[[バルキリー]][[パイロット]]として統合軍に入隊する切っ掛けを作ってもいる。そんな中、艦内放送開局イベントとして開催されたミス・マクロスコンテストに応募したミンメイは、出来レースも同然で優勝するはずであった女優ジャミス・メリンを追い抜く形で優勝。これを機に、本格的に芸能界入りしたミンメイは、艦内市民を癒すアイドルを欲していた統合軍側からの強力な後押しもあって、レコードからコンサート、ラジオDJ、映画女優等、幅広い活躍をする事になった。
一方、多忙な芸能活動によって、デビュー前までは親密に近い間柄であった輝との距離は離れていく一方となり、また日本の実家への一時帰省を機に、従兄(シャオチンとフェイチュンの息子)である[[リン・カイフン]]がマクロスに乗り込んでからは、幼少期より憧れていた彼からのアプローチを受けた事もあって、輝からの告白を断り、カイフンと婚約関係となる道を選ぶ。そして、[[ゴルグ・ボドルザー]]率いるゼントラーディとの最終決戦では、輝の提案したミンメイの歌を全面的に押し出す「リン・ミンメイ作戦」が採用され、マクロスと一部ゼントラーディの同盟軍勝利に大きく貢献した。
しかし、それから2年後となる戦後、地球各地を回りコンサート活動に尽力していたのだが、地球が壊滅的被害を受け誰もが復興に力を注がねばならなかった状況もあってか、以前程の熱狂的な支持は得られなくなり、次第に人気は凋落の一途を辿り始める。更にその影響で反戦主義から統合軍全体への差別意識を肥大化させてしまったカイフンの強引で無思慮な振る舞い等によるストレスも重なった結果、かつて告白を受けた輝の元へ逃避する行動を取るようになり、それもうまくいかずに終わると遂に歌う事自体に意味が見いだせなくなってしまい、カイフンも自分を置いて旅に出てしまう。
最終話「やさしさサヨナラ」では、自分にはもう輝しかいないと考え、戸惑う彼に縋り付こうとするも、既に輝の心もまた未沙の存在で占めていた為に、元の関係に戻る事は出来ずにいた。戦争を求める[[カムジン・クラヴシェラ]]一団の反乱による戦火の中、未沙と共に戦場へ向かおうとする輝を呼び止めようとするも、輝の軍人として戦う覚悟を覆す事は出来ず、また未沙からも自分が歌を歌うのは、「自分の歌を愛してくれる人達の為ではないか」と指摘され、ミンメイは再び起動して相打ちになりながらもカムジンの戦艦を破壊したマクロスの姿を市民達と共に見届けた。
全てが終わった後、迷いを吹っ切ったミンメイは、もう一度歌手として一からやり直す事を決意。輝と未沙の二人に別れを告げ、旅立って行った。
==== 劇場版『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』 ====
優勝したミス・マクロスコンテストがマクロスの進宙式前に開かれたという設定から、物語の当初より人気アイドルとなっている。また、カイフンとの関係も従兄から実兄に変更され、ミンメイのマネージャーという設定になっている。ミンメイ自身の性格面も、TV版における欠点部分の描写が一切無く、円満な性格のアイドル歌手として描かれている。
マクロスとゼントラーディによる激戦の中、避難に遅れてしまった事でトランスフォーメーションの影響に巻き込まれ、危機的状況に陥っていた所を輝の搭乗する[[VF-1 バルキリー]]に救出されるも、共に閉鎖ブロックに隔離されてしまい、三日間一緒に過ごしたことを切っ掛けに彼に好意を持ち、芸能界でもスキャンダルとして取り上げられる。
その後も、ミンメイは休日を利用して輝に積極的に近付いていっているのだが、彼によって訓練機で[[土星]]宙域へ連れ出された結果、カムジン率いるゼントラーディ軍によって輝や未沙、カイフン、フォッカー共々捕獲されてしまい、輝や未沙とは[[メルトランディ]]の襲撃や[[ノプティ・バガニス]]の[[フォールド]]の影響によって離れ離れとなり、自身やカイフンは長期間捕虜の身となる。
その後、自身の歌に利用価値を見出したボドルザーによって、マクロスがメルトランディの襲撃を受ける中で[[プロトカルチャー]]の遺産であるメロディを歌わされ、その影響でメルトランディを撤退させる事に成功。ゼントラーディ側がマクロスに和平交渉を持ち出す切っ掛けを作る。しかし、荒廃した地球での共同生活を経て輝が未沙と結ばれた結果、失恋の末に行方をくらませてしまった事で、マクロスとゼントラーディの間で不和が生じてしまい、更にはメルトランディ本体の出現によって地球圏は未曽有の混乱に陥ってしまう。
一人マクロスの区画内に閉じこもる中、駆け付けた輝に未沙が発見した歌を歌うよう頼まれ、当初はそれを拒否するも、自身の身勝手な態度から平手打ちした輝から、死んでいった者達の想いや自分にはまだ歌が残っている事実を教えられた結果、立ち直ったミンメイはブリッジ前に設立されたステージに立ち、プロトカルチャーの遺産となる歌「愛・おぼえていますか」を歌唱。その歌に心動かされたゼントラーディ・メルトランディの協力を得る形で、マクロスを中核とする統合軍はボドルザーに勝利する事になった。
==== その後 ====
戦後の西暦2012年9月、早瀬未沙が艦長を務める宇宙移民船[[メガロード|メガロード-01]]に乗り込み[[宇宙]]へと旅立つが、西暦2016年7月に「[[ブラックホール]]から流れる歌を追って新しい宇宙に旅に出る」というメッセージを残して船団ごと'''行方不明'''になった。ただし、その事実は新統合政府によって隠蔽されている為、公式記録上では「現在もメガロード-01と共に銀河を航行中」となっている。
戦後の西暦2012年9月、早瀬未沙が艦長を務める宇宙移民船[[メガロード|メガロード-01]]に乗り込み[[宇宙]]へと旅立つが、西暦2016年7月に「[[ブラックホール]]から流れる歌を追って新しい宇宙に旅に出る」というメッセージを残して船団ごと'''行方不明'''になった。ただし、その事実は新統合政府によって隠蔽されている為、公式記録上では「現在もメガロード-01と共に銀河を航行中」となっている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==