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− | '''カタフラクト'''(Kataphraktos)とは、『[[アルドノア・ゼロ]]』の[[登場メカ]]の総称。 | + | '''カタフラクト'''とは、『[[アルドノア・ゼロ]]』の[[登場メカ]]の総称。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | カタフラクトは火星のヴァース帝国が先に開発し、地球連合軍がそれに対抗するように開発、配備された。地球側が量産機であるのに対し、火星側はそれぞれが強力な能力を持ったワンオフ機体となっている。そのため、地球側は質よりも量で相手に対抗する。
| + | カタフラクトは[[火星]]の[[ヴァース帝国]]が先に開発、配備し、[[地球連合軍]]もそれに対抗するように実用化した。地球側が[[量産型|量産機]]であるのに対し、火星側はそれぞれが強力な能力を持ったワンオフ機体となっている。そのため、地球側は質よりも量で相手に対抗する。 |
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| === 地球連合製 === | | === 地球連合製 === |
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| 宇宙空間ではデブリ対策にローレンツ力の電磁グリッド(通称「傘」)を装備する。敵弾を防ぐバリアにもなるが、被弾し続けると機能を失う。 | | 宇宙空間ではデブリ対策にローレンツ力の電磁グリッド(通称「傘」)を装備する。敵弾を防ぐバリアにもなるが、被弾し続けると機能を失う。 |
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− | ;[[スレイプニール|KG-6 スレイプニール]] | + | === ヴァース帝国製 === |
− | :地球連合軍の量産型カタフラクト。脚部に安定翼を持つ。カラーリングはオレンジ系統。 | + | 火星騎士の駆る人型機動兵器。固有能力を有したアルドノアドライブを動力としており、ステイギスを除いて基本的に騎士ごとのワンオフ機。 |
− | ;[[アレイオン|KG-7 アレイオン]] | + | |
− | :地球連合軍の主力量産型カタフラクト。スレイプニールより脚部安定翼が小型化されている。若干の機動性と引き換えに装甲も増強されているが、ヴァース帝国製カタフラクトの火力の前には焼け石に水であった。 | + | アルドノアによる能力はいわゆる[[スーパーロボット]]的な一騎当千級の強力さを有するが、一方で攻撃も防御も能力一点に依存した機体も多く、汎用性なども犠牲となっている。また、アルドノアの固有能力を除けば、機体の基本的な性能(装甲材質や機動性など)は地球側の技術とほぼ同等に留まっているため、地球製の火器やカタフラクトでも十分対応可能なレベルであり、固有能力の原理などを看破し、それに伴って有している弱点をつくことが出来れば撃破することも可能。 |
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| + | 弱点は連携でカバーする事も不可能ではないのだが、騎士同士が縄張りや地球制圧の栄誉を得ようと主導権を争い、いがみ合っているために各37家門同士が連携する事例は少なく、地球連合側は勢力拡大をかろうじて防ぐことが出来ている状態にある。また、搭乗者がアルドノアの固有能力に頼り切っている場合も多い上に、ヴァース帝国の選民思想も併せ持って「地球人如きにヴァースが倒せるはずがない」と考えているため、自機の弱点や欠陥を全く把握していなかったケースも多々見られる。そのため、弱点を突かれてしまうと、最早まともな抵抗すらできないまま一方的に撃破・無力化されてしまう事もある。 |
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| + | 一基の揚陸城で様々な機体が運用されているが、起動権を持つものしかアルドノアを再起動できない為か、常にアルノドアは起動したままとなっており、排熱対策として格納庫では機体半分を水に浸した状態で格納されている事が多い。また、揚陸城の主が死亡、もしくは起動権所有者によって揚陸城のアルドノアが停止させられると機動兵器側のアルドノアも停止してしまう。一騎当千の性能を持つが、同時に敗退すると一気に戦線崩壊する危険を孕んでいる。 |
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| + | 原型となったマシンが四本腕であったことから、ヴァース製のカタフラクトは機体構造的に'''脚部を有しておらず'''、二足歩行しているように見えるのは'''四本の腕のうち堅牢な二本で地面に立っているだけ'''である。 |
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| + | == 主なカタフラクト == |
| + | === 地球連合製 === |
| + | ;[[スレイプニール]] |
| + | :地球連合軍の量産型カタフラクト。脚部に安定翼を持つ。 |
| + | ;[[アレイオン]] |
| + | :地球連合軍の主力量産型カタフラクト。スレイプニールより脚部安定翼が小型化されている。 |
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| === ヴァース帝国製 === | | === ヴァース帝国製 === |
− | 火星騎士の駆る人型機動兵器。固有能力を有したアルドノアドライブを動力としており、ステイギスを除いて基本的に騎士ごとのワンオフ機。アルドノアによる能力はいわゆる[[スーパーロボット]]的な一騎当千級の強力さを有するが、一方で攻撃も防御も能力に依存した機体も多く、汎用性なども犠牲となっている。また固有能力を除けば機体の強度や性能は対応可能なレベルに留まっているため、固有能力の原理などを看破し、それに伴って有している弱点をつくことが出来れば地球製の火器やカタフラクトでも撃破することも可能。弱点は連携でカバー可能だが、騎士同士が縄張り争いでいがみ合っていることでかろうじて防がれている状態にある。
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| ;[[ニロケラス]] | | ;[[ニロケラス]] |
| :[[トリルラン]]の専用機。固有能力は全ての物理現象を吸収・消滅させる「次元バリア」。 | | :[[トリルラン]]の専用機。固有能力は全ての物理現象を吸収・消滅させる「次元バリア」。 |
| ;[[アルギュレ]] | | ;[[アルギュレ]] |
| :[[ブラド]]の専用機。固有能力は「[[ビームサーベル]]」。 | | :[[ブラド]]の専用機。固有能力は「[[ビームサーベル]]」。 |
− | ;ヘラス | + | ;[[ヘラス]] |
− | :フェミーアンの専用機。固有能力は「単分子化」。しかし、本体の変形後の姿の方が固有能力のように見える。 | + | :[[フェミーアン]]の専用機。固有能力は「単分子化」。 |
| ;タルシス | | ;タルシス |
− | :[[クルーテオ]]の専用機。固有能力は量子演算アンテナによる「未来予測」。サテライト・ベルトに発生する「風」をも正確に読み切る精度だが、一方で武装は機銃と実体ブレードのみ。 | + | :[[クルーテオ]]の専用機。固有能力は量子演算アンテナによる「未来予測」。 |
− | ;ディオスクリア | + | ;[[ディオスクリア]] |
− | :[[ザーツバルム]]の専用機。ニロケラス・アルギュレ・ヘラスの能力3種を持つ全部載せ機体。コアロボットが無人機5機と合体して完成する。 | + | :[[ザーツバルム]]の専用機。ニロケラス・アルギュレ・ヘラスの能力3種を持つ全部載せ機体。 |
| :;ディオスクリアII | | :;ディオスクリアII |
− | ::ディオスクリアの改修機。その圧倒的性能は健在で、戦場に戻った伊奈帆の前に立ち塞がるが…。 | + | ::ディオスクリアの改修機。 |
| ;エリシウム | | ;エリシウム |
| :ヤーコイムの専用機。固有能力は「エントロピーリデューサー」。半径1km内の全ての物体の熱を「奪い」、凍結させる。 | | :ヤーコイムの専用機。固有能力は「エントロピーリデューサー」。半径1km内の全ての物体の熱を「奪い」、凍結させる。 |
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| :マリルシャンの専用機。固有能力は機体周囲の空間への「エネルギー遠隔供給」。それを応用したビット兵器「バレット」が主武装。 | | :マリルシャンの専用機。固有能力は機体周囲の空間への「エネルギー遠隔供給」。それを応用したビット兵器「バレット」が主武装。 |
| ;オクタンティス | | ;オクタンティス |
− | :バルークルスの専用機。固有能力は分子サイズの超々高張力ワイヤー「超電磁ボビン」。敵機の切断だけでなく、高速回転させれば盾にもなる。 | + | :バルークルスの専用機。固有能力は分子サイズの超々高張力ワイヤー「超電磁ボビン」。 |
| ;ソリス | | ;ソリス |
| :セルナキスの専用機。固有能力は衛星軌道上まで届く「光学レーザー」。 | | :セルナキスの専用機。固有能力は衛星軌道上まで届く「光学レーザー」。 |
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| :ゼブリンの専用機。固有能力は銃弾を弾くほどの高出力の「電撃」。 | | :ゼブリンの専用機。固有能力は銃弾を弾くほどの高出力の「電撃」。 |
| ;スカンディア | | ;スカンディア |
− | :ラフィアの専用機。固有能力は「光学迷彩」。サーモグラフィーまでも無効化する。他の火星機との合体機能を有し、合体相手にも光学迷彩の効果を与えられる。 | + | :ラフィアの専用機。固有能力は「光学迷彩」。他の火星機との合体機能を有し、合体相手にも光学迷彩の効果を与えられる。 |
| ;オルテュギア | | ;オルテュギア |
− | :オルガの専用機。固有能力は「多重分身」。[[ネオ・グランゾン|分身といっても全て本物]]であり、一機でも残っていれば無限に復活する。実は量子テレポート能力がバグで変質したもので、'''誤動作が起きれば次元そのものが崩壊'''というとんでもなく物騒な能力。 | + | :オルガの専用機。固有能力は「多重分身」。[[ネオ・グランゾン|分身といっても全て本物]]であり、一機でも残っていれば無限に復活する。 |
| ;ステイギス | | ;ステイギス |
− | :一般兵用の[[量産型]]。頭部のついた航宙戦闘機のような形状。有人機1機と無人機4機の5機1組で構成される。マシンガンやミサイルユニットを装備する。パイロットの火星兵士は起動因子を貸与されていないため、起動は皇族が行う他、アルドノアドライブの固有能力もない。 | + | :一般兵用の[[量産型]]。頭部のついた航宙戦闘機のような形状。 |
| ;デューカリオン | | ;デューカリオン |
− | :第1クールで回想シーンのみの登場。ザーツバルムの婚約者であるオルレインの専用機。固有能力は「重力制御」。ヘブンズ・フォールにて固有能力が原因で機能停止し、落下した月の破片に押し潰され大破。残骸は地球連合に回収され、アルドノアドライブは同名の戦艦に搭載された。 | + | :第1クールで回想シーンのみの登場。ザーツバルムの婚約者であるオルレインの専用機。固有能力は「重力制御」。 |
| ;ゲリュオン | | ;ゲリュオン |
− | :第2話冒頭と外伝に登場。ケテラテッセ伯爵の専用機で、決着は外伝で描かれる。固有能力はビームのムチである「雷鞭」。 | + | :第2話冒頭と外伝に登場。ケテラテッセ伯爵の専用機。固有能力はビームのムチである「雷鞭」。 |
| ;アキダリア | | ;アキダリア |
− | :外伝に登場。双子の火星騎士のリビティナ、リベルティナの専用機。固有能力は「EMP」だが、応用性が極めて高い。伊奈帆のアナリティカルエンジンの基礎となった機体。 | + | :外伝に登場。双子の火星騎士のリビティナ、リベルティナの専用機。固有能力は「EMP」だが、応用性が極めて高い。 |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |
| <references /> | | <references /> |
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