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『'''機動戦士ガンダムAGE'''』はサンライズが制作したテレビアニメ。
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『'''機動戦士ガンダムAGE'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球]]人類と[[火星]]人類[[ヴェイガン]]の戦いを3世代50年以上、全4部で描いている。全ての始まりを描く「フリット編」、[[フリット・アスノ|フリット]]の息子[[アセム・アスノ|アセム]]とヴェイガンの一員である[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]との因縁を描く「アセム編」、アセムの息子[[キオ・アスノ|キオ]]がヴェイガンへの認識を改めていく「キオ編」、三世代それぞれの決着を描く「三世代編」で構成される。
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[[地球]]人類と[[火星]]人類[[ヴェイガン]]との戦いを三世代50年以上、全4部で描いている。全ての始まりを描く「フリット編」、[[フリット・アスノ|フリット]]の息子[[アセム・アスノ|アセム]]とヴェイガンの一員である[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]との因縁を描く「アセム編」、アセムの息子[[キオ・アスノ|キオ]]が戦いの中でヴェイガンへの認識を改めていく「キオ編」、三世代それぞれの決着を描く「三世代編」で構成される<ref>一方、PSP用ゲーム版では「キオ編」と「三世代編」が第3部「キオ編」として一つに纏められており、全3部の構成になっている。</ref><ref>また、PSP用ゲーム版には第1部「フリット編」と第2部「アセム編」との間を繋ぐ「青年フリット編」が存在している。ただし、「青年フリット編」は大人(22歳)へと成長した[[フリット・アスノ|フリット]]が[[主人公]]なので、第1部という扱いである。</ref>。
   −
低年齢層取り込みのためゲームメーカー・レベルファイブとの大々的なコラボレーションが行われた異色の作品で、スタッフとしてレベルファイブの人物が関わっているほか、レベルファイブによるゲーム版の制作も行われた。ゲームやホビーと連動した独自要素をアニメに取り入れる一方、[[ガンダムシリーズ|歴代ガンダム作品]]を意識したと思われる要素も作中で多数散見される。
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低年齢層取り込みのためゲームメーカー・レベルファイブとの大々的なコラボレーションが行われた異色の作品で、スタッフとしてレベルファイブの人物が関わっている他、レベルファイブによる[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用[[コンピュータゲーム|ゲーム版]]の制作も行われた。ゲームやホビーと連動した独自要素をアニメに取り入れる一方、[[ガンダムシリーズ|歴代ガンダム作品]]を意識したと思われる要素も作中で多数散見される。
   −
[[小説#機動戦士ガンダムAGE|小説版]]ではアニメで説明不足だったキャラクターの心情描写に焦点を当てるなど工夫されているが、作者による独自解釈が盛り込まれたり、一部の展開や結末がアニメと異なってたり、主人公のフリットでさえ原作とは別人と言っていいキャラクターになっていることなどから、アニメ版とは別物となっている。
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[[小説 #機動戦士ガンダムAGE|小説版]]では、アニメ本編で説明不足だったキャラクターの心情描写に焦点を当てるなど工夫されているが、作者による独自解釈が盛り込まれたり、一部の展開や結末がアニメ本編と異なったり、主人公のフリットでさえ原作とは別人と言っていいキャラクターになっている事などから、アニメ本編とは別物となっている。
   −
2013年には「アセム編」以降をベースにし、焦点をアセムとゼハートに当てたスペシャルエディションOVA『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』が発売された。ちなみに、『MEMORY OF EDEN』は、『BX』で[[合体攻撃]]の名称として採用されている。
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2013年には「アセム編」以降をベースにし、焦点をアセムとゼハートに当てたスペシャルエディション[[OVA]]『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』(前後編の二部構成。全150分)が発売された。ちなみに『MEMORY OF EDEN』は、『BX』で[[合体攻撃]]の名称として採用されている。
 
<!-- == ストーリー == -->
 
<!-- == ストーリー == -->
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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ここでは主にキオ編以降の人物について記載する。特記事項がないキャラクターはキオ編以降に登場。一覧に無い人物は[https://gundam.wiki.cre.jp/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0AGE#.E7.99.BB.E5.A0.B4.E4.BA.BA.E7.89.A9 ガンダムWiki]を参照。
 +
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
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;[[フリット・アスノ]]
 
;[[フリット・アスノ]]
 
:フリット編の主人公にして、作品通しての重要人物。
 
:フリット編の主人公にして、作品通しての重要人物。
;[[アセム・アスノ]]
+
;[[キャプテン・アッシュ|アセム・アスノ / キャプテン・アッシュ]]
:アセム編の主人公。フリットの息子。キオ編では当初行方不明となっている。
+
:アセム編の主人公。フリットの息子。キオ編では当初行方不明とされていたが、後に宇宙海賊ビシディアンの二代目首領になっていたことが判明する。
 
;[[キオ・アスノ]]
 
;[[キオ・アスノ]]
 
:キオ編以降の主人公。フリットの孫でアセムの息子。
 
:キオ編以降の主人公。フリットの孫でアセムの息子。
   −
=== 主人公の家族 ===
+
=== アスノ家 ===
;[[エミリー・アモンド]]
+
;[[エミリー・アスノ|エミリー・アモンド(アスノ)]]
 
:全編に登場。フリットの幼なじみ。後に彼と結婚し、アセムとユノアを授かる。
 
:全編に登場。フリットの幼なじみ。後に彼と結婚し、アセムとユノアを授かる。
 
;[[ユノア・アスノ]]
 
;[[ユノア・アスノ]]
 
:アセム編より登場。アセムの妹。キオ編ではディーヴァの[[医療・病障害|医療班長]]となる。
 
:アセム編より登場。アセムの妹。キオ編ではディーヴァの[[医療・病障害|医療班長]]となる。
;[[ロマリー・ストーン]]
+
;[[ロマリー・アスノ|ロマリー・ストーン(アスノ)]]
 
:アセム編より登場。アセムのクラスメートで後に彼と結婚、キオを授かる。
 
:アセム編より登場。アセムのクラスメートで後に彼と結婚、キオを授かる。
   76行目: 78行目:  
:フリット編に登場。民間人の少女。UE襲撃の最中にフリットと出会い、心を通わせる。
 
:フリット編に登場。民間人の少女。UE襲撃の最中にフリットと出会い、心を通わせる。
 
;[[ウェンディ・ハーツ]]
 
;[[ウェンディ・ハーツ]]
:キオ編より登場。キオの幼なじみ。ディーヴァ乗艦後はユノアの助手となる。
+
:キオの幼なじみ。ディーヴァ乗艦後はユノアの助手となる。
    
=== 地球連邦軍 ===
 
=== 地球連邦軍 ===
 
==== ディーヴァクルー ====
 
==== ディーヴァクルー ====
;[[オブライト・ローレイン]]
  −
:アセム編より登場。ウルフ隊の一員。レミに恋愛感情を抱く。キオ編以降もMSパイロットとして活躍する。
   
;[[ナトーラ・エイナス]]
 
;[[ナトーラ・エイナス]]
:キオ編より登場。ディーヴァの3代目艦長。気弱な性格。
+
:ディーヴァの3代目艦長。気弱な性格。
 
;[[アリー・レーン]]
 
;[[アリー・レーン]]
:キオ編より登場。ディーヴァのクルー。眼鏡の女性。
+
:ブリッジクルー。眼鏡の女性。
 
;[[イーサン・シェロウ]]
 
;[[イーサン・シェロウ]]
:キオ編より登場。ディーヴァのクルー。お気楽な性格。
+
:ブリッジクルー。お気楽な性格。
 
;[[ウォン・カストロファ]]
 
;[[ウォン・カストロファ]]
:キオ編より登場。ディーヴァのクルー。通信技術に詳しい。
+
:ブリッジクルー。通信技術に詳しい。
 
;[[エイラ・ローズ]]
 
;[[エイラ・ローズ]]
:キオ編より登場。ディーヴァのクルー。褐色肌の女性。
+
:ブリッジクルー。褐色肌の女性。
 
;[[オトロ・バンダ]]
 
;[[オトロ・バンダ]]
:キオ編より登場。ディーヴァのクルー。肥満体で食いしん坊。
+
:ブリッジクルー。肥満体で食いしん坊。
 
;[[カール・ドーソン]]
 
;[[カール・ドーソン]]
:キオ編より登場。ディーヴァのクルー。強面な風貌。
+
:ブリッジクルー。強面な風貌。
 +
;[[ウットビット・ガンヘイル]]
 +
:アリーサの息子。ディーヴァの整備士。
 +
 
 +
==== アビス隊 ====
 +
;[[オブライト・ローレイン]]
 +
:アセム編より登場。当初はウルフ隊の一員として登場しており、キオ編以降はアビス隊のMSパイロットとして活躍する。
 
;[[セリック・アビス]]
 
;[[セリック・アビス]]
:キオ編より登場。「戦場のホームズ」の異名を持ち、アビス隊を率いるエースパイロット。
+
:「戦場のホームズ」の異名を持ち、アビス隊を率いるエースパイロット。
 
;[[シャナルア・マレン]]
 
;[[シャナルア・マレン]]
:キオ編より登場。アビス隊の一員。隊の紅一点で、キオを気に掛ける。
+
:隊の紅一点で、キオを気に掛ける。
 
;デレク・ジャックロウ
 
;デレク・ジャックロウ
:キオ編より登場。アビス隊の一員。大きな鼻が特徴のベテラン。
+
:大きな鼻が特徴のベテラン。
 
;ジョナサン・ギスターブ
 
;ジョナサン・ギスターブ
:キオ編より登場。アビス隊の一員。ヴェイガンへの敵愾心が強い。
+
:ヴェイガンへの敵愾心が強い青年。
;[[ウットビット・ガンヘイル]]
  −
:キオ編より登場。アリーサの息子。ディーヴァの整備士。
      
==== その他の軍人 ====
 
==== その他の軍人 ====
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=== 宇宙海賊ビシディアン ===
 
=== 宇宙海賊ビシディアン ===
;[[キャプテン・アッシュ]]
  −
:キオ編より登場。ビシディアンの首領。
   
;[[ラドック・ホーン]]
 
;[[ラドック・ホーン]]
:キオ編より登場。ビシディアンの幹部。キャプテン・アッシュを補佐する。
+
:ビシディアンの幹部。キャプテン・アッシュ(アセム)を補佐する。
    
=== UE / [[ヴェイガン]] ===
 
=== UE / [[ヴェイガン]] ===
129行目: 131行目:  
:アセム編より登場(フリット編でも名前のみ登場)。火星の民を束ねるヴェイガンの首魁。
 
:アセム編より登場(フリット編でも名前のみ登場)。火星の民を束ねるヴェイガンの首魁。
 
;[[ドレーネ・イゼルカント]]
 
;[[ドレーネ・イゼルカント]]
:キオ編より登場。イゼルカントの妻。
+
:イゼルカントの妻。
 
;[[ザナルド・ベイハート]]
 
;[[ザナルド・ベイハート]]
:キオ編より登場。イゼルカントの側近であり、部隊を率いる指揮官。
+
:イゼルカントの側近であり、部隊を率いる指揮官。
 
;ファントム3
 
;ファントム3
:キオ編より登場。3人で構成された精鋭部隊。「ファントム3」の名は連邦側の呼称。
+
:3人で構成された精鋭部隊。「ファントム3」の名は連邦側の呼称。
 
:;[[ゴドム・タイナム]]
 
:;[[ゴドム・タイナム]]
 
::ファントム3の隊長。部下思いな性格。
 
::ファントム3の隊長。部下思いな性格。
141行目: 143行目:  
::ファントム3の一人。部隊では最年少。
 
::ファントム3の一人。部隊では最年少。
 
;[[フラム・ナラ]]
 
;[[フラム・ナラ]]
:キオ編より登場。ゼハートの部下。紫色のツインテールが特徴な美少女。ドール・フロストは兄。
+
:ゼハートの部下。紫色のツインテールが特徴な美少女。ドール・フロストは兄。
 
;[[レイル・ライト]]
 
;[[レイル・ライト]]
:キオ編より登場。ゼハートの部下。フラムと共に彼を補佐する。
+
:ゼハートの部下。フラムと共に彼を補佐する。
 
;ダレスト・グーン
 
;ダレスト・グーン
:キオ編より登場。ゼハートの部下。シャナルアと繋がりを持つ。
+
:ゼハートの部下。シャナルアと繋がりを持つ。
 
;[[ディーン・アノン]]
 
;[[ディーン・アノン]]
:キオ編より登場。コロニー「セカンドムーン」に住む少年。
+
:コロニー「セカンドムーン」に住む少年。
 
;[[ルウ・アノン]]
 
;[[ルウ・アノン]]
:キオ編より登場。コロニー「セカンドムーン」に住む少女。ディーンの妹。
+
:コロニー「セカンドムーン」に住む少女。ディーンの妹。
 
;[[ジラード・スプリガン]]
 
;[[ジラード・スプリガン]]
 
:三世代編より登場。連邦軍のエースパイロットである大佐。ヴェイガンへ寝返る。
 
:三世代編より登場。連邦軍のエースパイロットである大佐。ヴェイガンへ寝返る。
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== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
 +
ここでは主にキオ編以降のメカについて記載する。一覧に無いメカは[https://gundam.wiki.cre.jp/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0AGE#.E7.99.BB.E5.A0.B4.E3.83.A1.E3.82.AB ガンダムWiki]を参照。
 +
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
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;アデルマークII
 
;アデルマークII
 
:クランシェと並んで使われている量産型MS。
 
:クランシェと並んで使われている量産型MS。
 +
:『BX』にてアイコンのみ登場。
 
;ディヤウス級航宙戦艦
 
;ディヤウス級航宙戦艦
 
:ダーウィン級の代替となる新型戦艦。
 
:ダーウィン級の代替となる新型戦艦。
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== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
;A.G.(エイジー / アドバンスド・ジェネレーション)
 
;A.G.(エイジー / アドバンスド・ジェネレーション)
:AGE世界における元号。
+
:AGE世界における元号。銀の杯条約締結を契機にこの元号に改められた。
;AGE(エイジ)デバイス
+
;AGE(エイジ)システム
:アスノ家に代々受け継がれてきた小型メモリーユニット。ガンダムの胸の部分に埋め込まれているコアユニット「AGEシステム」と敵との交戦データを元に武装を設計するユニット「AGEビルダー」との三位一体構成である。
+
:フリット・アスノが中心となり、生物進化のメカニズムを参考にして構築した兵器の運用システム。フリット自身が保有している「AGEデバイス」、高速成形機「AGEビルダー」、AGEシステムのコアユニットを搭載した兵器「ガンダム」の三位一体で構成されている。
 +
:ガンダムの戦闘データをシステムが解析、解析結果やデバイスに記録されているテクノロジーを元に新兵器を構築しAGEビルダーで製造、ガンダムに新たな「進化」を齎していく。
 +
:;AGE(エイジ)デバイス
 +
::アスノ家に代々受け継がれてきた小型メモリーユニット。電話や通信デバイスとしても機能するなど多機能で、AGEシステムの核となるほどの性能を持っている。また、ガンダムを起動する際のキーでもある。
 +
::ガンダムの設計図や銀の杯条約で破棄されたロストテクノロジーの一部を収めているが、存在そのものがブラックボックスと化しており連邦軍の技術を以てしても全てを解析することは不可能だった(そのためAGEシステムの量産化も不可能)。
 
;UE(ユーイー / アンノウン・エネミー) / [[ヴェイガン]]
 
;UE(ユーイー / アンノウン・エネミー) / [[ヴェイガン]]
 
:突如、地球圏へと襲来してきた謎の敵勢力。その正体は、遥か昔に[[火星]]へと入植した人類の末裔。
 
:突如、地球圏へと襲来してきた謎の敵勢力。その正体は、遥か昔に[[火星]]へと入植した人類の末裔。
267行目: 276行目:  
:地球連邦政府による火星への移住計画。しかし、死病マーズレイの発生で計画が頓挫し、地球連邦政府は生存者を火星圏に置き去りにしたままこの計画を隠蔽、移民の存在を抹消した。
 
:地球連邦政府による火星への移住計画。しかし、死病マーズレイの発生で計画が頓挫し、地球連邦政府は生存者を火星圏に置き去りにしたままこの計画を隠蔽、移民の存在を抹消した。
 
;マーズレイ
 
;マーズレイ
:火星圏内にて発生する磁気嵐による火星特有の[[医療・病障害|風土病]]。罹患者の生存率は低い。
+
:火星圏内にて発生する磁気嵐および微粒子による火星特有の[[医療・病障害|疾病]]。罹患者の生存率は低い。
 +
:元はテラフォーミングの一環として行われた土壌改良プロジェクトの結果、火星地表面にナノサイズ以下の、フィルターなどでも除去できない人体に有害な超極小微粒子群が生成され、それが磁気嵐によって宇宙空間やコロニー、衛星にまで舞い上がり居住空間を汚染することが原因で発生していた。
 
;モビルスーツ鍛冶
 
;モビルスーツ鍛冶
 
:[[モビルスーツ]]の整備を担当する[[科学者・技術者|技術者]]の総称。主人公[[フリット・アスノ|フリット]]らが出自を持つアスノ家は、モビルスーツ鍛冶の家系である。
 
:[[モビルスーツ]]の整備を担当する[[科学者・技術者|技術者]]の総称。主人公[[フリット・アスノ|フリット]]らが出自を持つアスノ家は、モビルスーツ鍛冶の家系である。
 
;マッドーナ工房
 
;マッドーナ工房
:ムクレド・マッドーナ夫妻を中心とした[[宇宙]]の技術者集団。モビルスーツの生産やカスタマイズなどを生業としている。
+
:ムクレド・マッドーナ夫妻を中心とした[[宇宙]]の技術者集団。モビルスーツの生産やカスタマイズ等を生業としている。
 
;[[宇宙海賊ビシディアン]]
 
;[[宇宙海賊ビシディアン]]
 
:キオ編以降から登場。地球連邦軍・ヴェイガン両軍の戦力を拮抗させる事を目的としている[[宇宙海賊]]。
 
:キオ編以降から登場。地球連邦軍・ヴェイガン両軍の戦力を拮抗させる事を目的としている[[宇宙海賊]]。
 
;銀の杯条約
 
;銀の杯条約
:[[前大戦]]「コロニー国家戦争」後に締結された戦争用に作られた技術を一切破棄する条約。しかし、ヴェイガンの侵攻に伴い条約は半ば破棄されつつある。
+
:[[前大戦]]「コロニー国家戦争」後に締結された戦争用に作られた兵器・技術の一切を破棄する平和条約。
 +
:更に条約発効後のモビルスーツの規格も厳しく定めている。しかし、ヴェイガンの侵攻に伴い条約は半ば破棄されつつある。
 +
:条約が定めた破棄の対象は記録映像や資料も含まれ、その結果当時の大戦の様相を残す資料は絵画や伝承など限られたものだけとなっている。
 
;[[EXA-DB]](エグザ・ディービー)
 
;[[EXA-DB]](エグザ・ディービー)
:「銀の杯条約」以前の軍事技術情報が収められたデータバンク。
+
:エドル・イナーシュら有志の科学者によって建造された「銀の杯条約」以前の軍事技術情報が収められたデータバンク。情報の無用な流出を防ぐため警備として巨大無人MS「[[シド]]」を番人として配置している。
    
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
302行目: 314行目:  
:;「My World」(アセム編)
 
:;「My World」(アセム編)
 
::作詞:MOMIKEN 作曲:UZ 編曲・歌:SPYAIR
 
::作詞:MOMIKEN 作曲:UZ 編曲・歌:SPYAIR
 +
::スペシャルエディション[[OVA]]『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』前編のEDにも採用されている。
 
:;「WHITE justice」(キオ編)
 
:;「WHITE justice」(キオ編)
 
::作詞・歌:飛蘭 作曲:上松範康 編曲:藤田淳平
 
::作詞・歌:飛蘭 作曲:上松範康 編曲:藤田淳平
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:初参戦作品。第3部となるキオ編以降が扱われるが、ミンスリーやトルディアなど一部フリット編やアセム編、[[小説|小説版]]などの要素も入れられている。
+
:初参戦作品。基本的には第3部・キオ編以降が扱われるが、随所で過去の話が触れられる他、[[漫画|漫画版]]や[[小説|小説版]]等、他媒体の要素も散りばめられている。
:[[マクロスシリーズ]]と共に[[世界観/BX|舞台設定]]の主軸の一つとなっており、『[[機動戦士ガンダムUC]]』、『[[絶対無敵ライジンオー]]』、『[[機動戦艦ナデシコ]]』とのクロスオーバーが多く見られる。
+
:[[マクロスシリーズ]]と共に[[世界観/BX|舞台設定]]の主軸の一つとなっており、『[[機動戦士ガンダムUC]]』『[[絶対無敵ライジンオー]]』『[[機動戦艦ナデシコ]]』とのクロスオーバーが多く見られる他、正体不明の敵勢力に対して「U.E.」の呼称が使われる場面も見られている。
    
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
|-
! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ
+
! 話数 !! 区分 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ
 
|-
 
|-
! colspan="5"|第1部・フリット編
+
| 第1話 || rowspan="15"|第1部・フリット編 || 救世主ガンダム ||[[ガンダムAGE-1グランサ|ガンダムAGE-1ノーマル]]<br />ジェノアス、ガフラン||  ||
|-
  −
| 第1話 || 救世主ガンダム ||[[ガンダムAGE-1グランサ|ガンダムAGE-1ノーマル]]<br />ジェノアス、ガフラン||  ||
   
|-
 
|-
 
| 第2話 || AGEの力 ||[[ディーヴァ]]、ゼダス||  ||
 
| 第2話 || AGEの力 ||[[ディーヴァ]]、ゼダス||  ||
358行目: 369行目:  
| 第15話 || その涙、宇宙に落ちて ||デファース||  ||
 
| 第15話 || その涙、宇宙に落ちて ||デファース||  ||
 
|-
 
|-
! colspan="5"|第2部・アセム編
+
| 第16話 || rowspan="13"|第2部・アセム編 || 馬小屋のガンダム ||ジェノアスII<br />シャルドール改、ドラド||  ||
|-
  −
| 第16話 || 馬小屋のガンダム ||ジェノアスII<br />シャルドール改、ドラド||  ||
   
|-
 
|-
 
| 第17話 || 友情と恋とモビルスーツ ||ゼダスR||  ||
 
| 第17話 || 友情と恋とモビルスーツ ||ゼダスR||  ||
386行目: 395行目:  
| 第28話 || 地球圏の動乱 ||ガンダムAGE-2特務隊仕様<br />ゼイダルス||  ||
 
| 第28話 || 地球圏の動乱 ||ガンダムAGE-2特務隊仕様<br />ゼイダルス||  ||
 
|-
 
|-
! colspan="5"|第3部・キオ編
+
| 第29話 || rowspan="11"|第3部・キオ編 || じいちゃんのガンダム ||[[ガンダムAGE-3|ガンダムAGE-3ノーマル]]<br />(コアファイター+Gセプター)<br />[[クランシェ]]、[[クランシェカスタム]]<br />[[ダナジン]]、[[レガンナー]]<br />[[ギラーガ]]、ファ・ゼオス||  ||[[BX]]
|-
  −
| 第29話 || じいちゃんのガンダム ||[[ガンダムAGE-3|ガンダムAGE-3ノーマル]]<br />(コアファイター+Gセプター)<br />[[クランシェ]]、[[クランシェカスタム]]<br />[[ダナジン]]、[[レガンナー]]<br />[[ギラーガ]]、ファ・ゼオス||  ||[[BX]]
   
|-
 
|-
| 第30話 || 戦場になる街 ||ジェノアスOカスタム|| ||BX
+
| 第30話 || 戦場になる街 ||[[ジェノアスOカスタム]]||  ||BX
 
|-
 
|-
 
| 第31話 || 戦慄 砂漠の亡霊 ||ガンダムAGE-3フォートレス<br />(Gホッパー)<br />ゴメル||  ||BX
 
| 第31話 || 戦慄 砂漠の亡霊 ||ガンダムAGE-3フォートレス<br />(Gホッパー)<br />ゴメル||  ||BX
410行目: 417行目:  
| 第39話 || 新世界の扉 ||[[ガンダムレギルス]]||  ||BX
 
| 第39話 || 新世界の扉 ||[[ガンダムレギルス]]||  ||BX
 
|-
 
|-
! colspan="5"|第4部・三世代編
+
| 第40話 || rowspan="10"|第4部・三世代編 || キオの決意 ガンダムと共に ||[[ガンダムAGE-FX]]<br />連邦軍新型戦艦<br />アデルマークII宇宙用||  ||BX
 
|-
 
|-
| 第40話 || キオの決意 ガンダムと共に ||[[ガンダムAGE-FX]]<br />連邦軍新型戦艦<br />アデルマークII宇宙用||  ||BX
+
| 第41話 || 華麗なフラム ||[[フォーンファルシア]]||  ||BX
|-
  −
| 第41話 || 華麗なフラム ||フォーンファルシア|| ||BX
   
|-
 
|-
 
| 第42話 || ジラード・スプリガン ||[[ガンダムAGE-1グランサ]]<br />[[ティエルヴァ]]<br />Gバウンサー・デオス||  ||BX
 
| 第42話 || ジラード・スプリガン ||[[ガンダムAGE-1グランサ]]<br />[[ティエルヴァ]]<br />Gバウンサー・デオス||  ||BX
434行目: 439行目:     
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*[[OVA]]である『MEMORY OF EDEN』にも言えることだが、[[小説]]・[[漫画]]と多くの派生作品において大まかな粗筋こそ共通しているものの、描かれている内容の細部が異なっている事が多く別作品のような印象も見せている。
+
*本作のスペシャルエディション[[OVA]]『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』にも言える事だが、[[小説]]・[[漫画]]と多くの派生作品において大まかな粗筋こそ共通しているものの、描かれている内容の細部が異なっている事が多く、別作品のような印象も見せている。
 
**その意味では、本作は[[マクロスシリーズ]]と同様の手法を持ち込んだ作品であるとも言える。
 
**その意味では、本作は[[マクロスシリーズ]]と同様の手法を持ち込んだ作品であるとも言える。
 +
**なお、[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]版[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル / コズミックドライブ』で終盤の細部が異なる理由は、レベルファイブのアニメ連動メディアミックスでよくあることとして、放送と並行してゲームを製作し、最終話放送前に先行して発売したためと思われる。
 
*「アセム編」の主人公[[アセム・アスノ]]および「キオ編」の主人公[[キオ・アスノ]]の髪色は、それぞれの[[エミリー・アモンド|母]][[ロマリー・ストーン|親]]からの遺伝である。
 
*「アセム編」の主人公[[アセム・アスノ]]および「キオ編」の主人公[[キオ・アスノ]]の髪色は、それぞれの[[エミリー・アモンド|母]][[ロマリー・ストーン|親]]からの遺伝である。
**そのため、当時の視聴者には「どの[[ヒロイン]]が[[主人公]]と結ばれるのか」容易に展開の予想が付いた。
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**そのため、当時の視聴者にはどの[[ヒロイン]]が[[主人公]]と結ばれるのか容易に展開の予想が付いた。
*本作以降、[[ガンダムシリーズ]]は小学館より刊行されている児童向け漫画雑誌である『月刊コロコロコミック』でも本格的に取り扱われる事となる(それまでシリーズを扱っていた『コミックボンボン』や『ケロケロエース』が既に休刊後であったという事情もある)。
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*本作よりガンダムシリーズの出版物刊行に小学館が参画しており、同社の『月刊コロコロコミック』や『週刊少年サンデー』にて特集記事の掲載やコミカライズが行われた他、本作以降も『ビッグコミックスペリオール』連載の『機動戦士ガンダム サンダーボルト』や『週刊ビッグコミックスピリッツ』連載の『機動戦士ガンダム バンディエラ』、『コミプレ』連載の『機動絶記ガンダムSEQUEL』(全てSRW未参戦)など提携関係は継続している。
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== 脚注 ==
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<references />
    
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