差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
2,448 バイト追加 、 2019年12月7日 (土) 00:05
編集の要約なし
31行目: 31行目:  
[[スペースコロニー]]・[[フロンティアIV]]の総合高校の工業科に通う17歳の高校生で、同作の主人公。父レズリー、妹リィズとの3人暮らし。
 
[[スペースコロニー]]・[[フロンティアIV]]の総合高校の工業科に通う17歳の高校生で、同作の主人公。父レズリー、妹リィズとの3人暮らし。
   −
[[地球連邦軍|連邦軍]]と[[クロスボーン・バンガード]]の戦争に巻き込まれ、仲間たちと共にコロニーを脱出しようとしたが、目の前で幼馴染の[[セシリー・フェアチャイルド|セシリー]]を[[ドレル・ロナ]]に連れさられ、その後、連邦軍の練習艦スペース・アークに収容される。
+
[[地球連邦軍|連邦軍]]と[[クロスボーン・バンガード]]の戦争に巻き込まれ、仲間たちと共にコロニーを脱出しようとしたが、目の前で幼馴染の[[セシリー・フェアチャイルド]]を[[ドレル・ロナ]]に連れ去られ、その後、連邦軍の練習艦[[スペース・アーク]]に収容される。
   −
その後、艦の人員不足を補うため、新型[[モビルスーツ|MS]]・[[ガンダムF91]]のパイロットとなる。初戦で敵機を2機撃墜するなど、戦いの中で[[ニュータイプ]]の素質を開化させていった。別居状態の母がF91の開発に関わっており、母の開発した[[バイオ・コンピュータ]]に高い適合性を見せる。
+
その後、艦の人員不足を補うため、新型[[モビルスーツ|MS]]・[[ガンダムF91]]のパイロットとなる。初戦で敵機を2機撃墜するなど、戦いの中で[[ニュータイプ]]の素質を開化させていった。別居状態の母・モニカがF91の開発に関わっており、母の開発した[[バイオ・コンピュータ]]に高い適合性を見せる。
    
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
『F91』の続編『クロスボーン・ガンダム』では「'''キンケドゥ・ナウ'''」という[[偽名]]を使い登場。新生[[クロスボーン・バンガード]]の[[エース]][[パイロット]]で、[[クロスボーン・ガンダムX1]]を駆る。
+
『F91』の続編『クロスボーン・ガンダム』では、'''キンケドゥ・ナウ'''という[[偽名]]を使い登場。新生[[クロスボーン・バンガード]]の[[エース]][[パイロット]]で、[[クロスボーン・ガンダムX1]]を駆る。
   −
クロスボーン・バンガード再結成を決めた恋人のセシリー・フェアチャイルドに、キンケドゥ・ナウと名乗ったものである。彼女はその真意を察しきることはできなかったようだが、作中の台詞からするに[[トビア・アロナクス]]の立てた予想通りといったところか。
+
潜入工作・白兵戦もこなすなど、生身で戦う術も一級品である上、[[MS]]の操縦技術にもさらに磨きがかかり、不利な状況においても奇策を用いた戦法で敵を撃破していく。これはクロスボーン・ガンダムの特性を活かしたものが多く、「キンケドゥがいたからクロスボーン・ガンダムはその真価を発揮した」と言っても過言ではない。[[ザビーネ・シャル]]とのシミュレーション対戦成績では負けていたそうだが、技量・精神力いずれにおいても同時代ではズバ抜けたパイロットであったと思われる。
   −
シーブック=キンケドゥであるのはその容姿や[[セシリー・フェアチャイルド|ベラ・ロナ]]との関係はもちろん、「歴史の教科書にも載っていたレジスタンスのパイロット」という言及、[[ガンダムF91|F91]]部隊を見て「懐かしい」と発言(その他回想で何度かF91が登場している)等、物語の初めから細かく暗示されている。それにもかかわらず、彼自身は周りから徹底的に「キンケドゥ・ナウ」として扱われ、物語後半でベラが名前を叫ぶまで一度も「シーブック・アノー」とは明示されず、その名前を呼んだのも結局ベラだけであった。この辺りは、敵味方から「[[シャア・アズナブル]]」として扱われることが多かったクワトロ・バジーナとは対照的といえる(シャアにも「キャスバル・レム・ダイクン」という本名があるが)。
+
あえて「[[ベラ・ロナ]]」の名を名乗り、クロスボーン・バンガードの再結成を決めたセシリーの心を汲んで、シーブックは「キンケドゥ・ナウ」と名乗るようになった。彼女はその真意を察しきることはできなかったようだが、作中の台詞からするに[[トビア・アロナクス]]の立てた予想通りといったところか。
   −
かつての優等生も10年の時を経てワイルドな宇宙海賊の雰囲気とともに大人の男としての風格を身に付けたようで、全編を通して[[主人公]]・トビアを教え導く良き兄貴分として描かれた。あるいは『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーンガンダム]]』のもう一人の主人公とも。潜入工作・白兵戦もこなすなど、生身で戦う術も一級品である上、[[MS]]の操縦技術にも更に磨きがかかり、不利な状況においても奇策を用いた戦法で敵を撃破していく。これは[[クロスボーン・ガンダム]]の特性を活かしたものが多く、キンケドゥによってクロスボーン・ガンダムはその真価を発揮したと言っても過言ではない。
+
「シーブック=キンケドゥ」であることは、その容姿やベラ(セシリー)との関係はもちろん、「歴史の教科書にも載っていたレジスタンスのパイロット」という言及、量産型F91部隊を見て「懐かしい」と発言(その他回想で何度かF91が登場している)など、当初から細かく暗示されてきた。それにも関わらず、彼自身は周りから徹底的に「キンケドゥ・ナウ」として扱われ、物語後半でベラが名前を叫ぶまで一度も「シーブック・アノー」とは明言されず、その名前を呼んだのも結局ベラだけであった。
   −
物語後半、[[木星]]側に寝返った[[ザビーネ・シャル]]との激闘でコクピットをビームサーベルで貫かれてしまい、その状態で[[地球]]に蹴り落とされるのだが、劇中で「コクピットを貫いたビームサーベルが僅かに機体中央から横にずれている」という描写がされており、右腕を失うほどの重傷を負いながらも致命傷は避けることができた(とはいえ、横にずれているのもよく見ると若干程度のものであり、'''コクピットに風穴があいている'''ほどの直撃を喰らった事に変わりはないのだが…)。更に[[ビームシールド]]を用いて大気圏突入に成功、傷の治療と[[サイボーグ|義手装着手術]]を受け(明確に描写されていないが、漂流する彼を[[サナリィ]]が救出・治療したことが示唆されている)、意識不明の状態から目覚めて僅か5日足らずで戦線に復帰する、という奇跡を成し遂げる。
+
かつての優等生も10年の時を経て「大人の男」の風格を身に付けたようで、全編を通して[[主人公]]・トビアを教え導く良き兄貴分として描かれた。実質、『クロスボーン・ガンダム』のもう一人の主人公とも言える。
   −
再登場時には流石に無茶していたらしく、再会したトビアが驚きのあまり肩を掴んだ際に痛がっており、かなり疲労した様子だったが、腕や視界のハンデも感じさせずに最終決戦ではザビーネとの対決を制し、地球に降下した[[ディビニダド]]とトビアを追って本物の[[クラックス・ドゥガチ]]に引導を渡す。仲間時代のザビーネとのシミュレーター成績では負けていたそうだが、技量・精神力ともに同時代ではズバ抜けたパイロットであったと思われる。
+
物語後半、[[木星帝国]]に寝返ったとザビーネの激闘でコクピットをビームサーベルぬ貫かれてしまい、その状態で[[地球]]に蹴り落とされるのだが、劇中で「コクピットを貫いたビームサーベルが僅かに機体中央から横にずれている」という描写がされており、右腕を失うほどの重傷を負いながらも致命傷は避けることができた(とはいえ、横にずれているのもよく見ると「若干」程度のものであり、'''コクピットに風穴が開く'''ほどの直撃を喰らったことに変わりはないのだが)。
   −
キンケドゥのその行動理念の根幹を成しているのは「ベラ(あるいはセシリー)のため」という強い意志であり、そのためならば戦争に加担することも汚れ仕事を引き受けることも厭わず、また腕を失ったことすら受け入れてみせるなど、最後までその信念は揺らぐことはなかった。相当彼女にぞっこん、もしくは一途なのが見て取れる(しかしそのセシリーとは、彼女がベラ・ロナを名乗って艦長をやりだしてからは何もなかった辺り、相変わらず真面目でもある)。「愛する人のために自分の全てを懸ける」その生き方は弟分であるトビアに多大なる影響を与え、後の彼の人生の指針となった。
+
この際、[[ビームシールド]]を用いて大気圏突入に成功。その後、海上を漂流していたところを[[サナリィ]]の地上支社に救助され、傷の治療と[[サイボーグ|義手装着手術]]を受け、意識不明の状態から目覚めて四日半で戦線に復帰するという[[奇跡]]を成し遂げる。これは流石に無茶だったらしく、再会したトビアが驚きのあまり肩を掴んだ際に痛がったり、かなり疲労した様子だったが、腕や視界のハンデも感じさせずに最終決戦ではザビーネとの対決を制し、地球に降下した[[ディビニダド]]とトビアを追って、[[クラックス・ドゥガチ|真のクラックス・ドゥガチ]]に引導を渡す。
   −
エピローグで「シーブック・アノー」に戻り、「セシリー・フェアチャイルド」に戻ったベラと共に[[地球]]の緑の中へ消えた。
+
そして全てが終わった後、「シーブック・アノー」に戻り、「セシリー・フェアチャイルド」に戻ったベラと共に[[地球]]の緑の中へ消えていった。
   −
余談ではあるが、作中でのベラの[[シャワーシーン]]にて、ベラはシャワーに潜り込んだ人物を勝手にキンケドゥと決めつけている(実際に潜り込んだのはベルナデット)。艦長たるベラのシャワー室に闖入するという畏れ多い行為ができるのは恋人のキンケドゥくらいなのということだろう。
+
「キンケドゥ・ナウ」としての彼の行動理念の根幹を成しているのは「セシリーのため」という強い意思であり、そのためならばどんな汚名を着ることも厭わず、腕を失ったことすら受け入れてみせるなど、最後までその信念は揺らぐことがなかった。相当彼女にぞっこん、そして一途なのが見て取れる(しかしそのセシリーとは、彼女がベラ・ロナを名乗って艦長を始めてからは本当に何もなかった辺り、相変わらず真面目である)。愛する人のために自分の全てを懸けるその生き方は、弟分であるトビアに多大な影響を与え、後の彼の人生の指針となった。
 +
 
 +
余談ではあるが、作中でのベラの[[シャワーシーン]]にて、ベラはシャワーに潜り込んだ人物を勝手にキンケドゥと決めつけている(実際に潜り込んだのは[[ベルナデット・ブリエット]])。艦長たるベラのシャワー室に闖入するという畏れ多い行為ができるのは、恋人のキンケドゥくらいなのだということだろう。
    
=== その後 ===
 
=== その後 ===
[[木星帝国]]との戦いが終わって以降はキンケドゥの名を捨て、シーブック・アノーとしてセシリーと共にパン屋を開業。『鋼鉄の7人』では二児の父となった他、パン職人としての評判も上々であると語られている。
+
木星帝国との戦いが終わって以降、セシリーと結婚して共にパン屋を開業。『鋼鉄の7人』では二児の父となった他、パン職人としての評判も上々であると語られている。
 +
 
 +
『ゴースト』においては『クロスボーン』本編から20年、『鋼鉄』からも17年が経過しており、50代を目前にした壮年の姿で再登場する……が、長谷川氏の絵柄もあってか、作画上はそこまで容姿の老化は感じられない(これはセシリーも同様なのだが)<ref>これはゴーストにシーブックを出すと決めた際、本当はふくよかな壮年として登場させる予定だったのだが、ページの都合で読み進めるとシーブックだと判明するまでを描ききれないと判断し、ストレートにキンケドゥとわかる見た目に変えたためである。また、サンライズ側に登場のウマを伝えた際、太らせて登場させることに難を示されたのも理由に含まれている。</ref>。子供二人は共に「[[リガ・ミリティア]]に入る」と言って出ていったため、現在はセシリーと二人暮らしの模様。「親の言うことなんか聞きやしない」と嘆いていた。
   −
『ゴースト』においては『クロスボーン』本編から20年、『鋼鉄』からも17年が経過しており、50代を目前にした壮年の姿で再登場する……が、長谷川氏の絵柄もあってか、作画上はそこまで容姿の老化は感じられない(これはセシリーも同様なのだが)<ref>これはゴーストにシーブックを出すと決めた際、本当はふくよかな壮年として登場させる予定だったのだが、ページの都合で読み進めるとシーブックだと判明するまでを描き切れないと判断し、ストレートにキンケドゥと解り易い見た目に変えた為である。また、サンライズ側に登場のウマを伝えた際に太らせて登場させることに難を示したのも理由に含まれている。</ref>。子供二人は共に「[[リガ・ミリティア]]に入る」と言って出て行ったため、現在はセシリーと二人暮らしの模様。「親の言うことなんか聞きやしない」と嘆いていた。この際ザンスカールに襲われ1度だけだが再びクロスボーンガンダムに搭乗、この時代では型落ちしたクロスボーンでブランクを感じない程の活躍をしその腕前を改めて披露した。
+
この際ザンスカールに襲われ、一度だけだが再びクロスボーン・ガンダムに搭乗。この時代では型落ちしたクロスボーンでブランクを感じないほどの活躍をし、その腕前を改めて見せつけた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
ガンダム系[[主人公]]としてはアムロ、カミーユ、ジュドーとともに最古参で、彼らとともに一流の能力を持つ実力者である。
+
ガンダム系[[主人公]]としてはアムロ、カミーユ、ジュドーと並び最古参で、彼らと同様に一流の能力を持つ実力者である。
   −
旧シリーズでは、その実用性は愛機である[[ガンダムF91|F91]]の性能、または彼の[[能力]]でF91そのものの使い勝手が左右される(特に『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』と『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』の差)というやや不安定な立場。
+
[[旧シリーズ]]では、その実用性は愛機である[[ガンダムF91|F91]]の性能、または彼の[[能力]]でF91そのものの使い勝手が左右される(特に『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』と『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』の差)というやや不安定な立場。
    
イベント的にも原作の短さ故に影が薄く、作品自体も参戦が減っている傾向にあるが、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』が参戦した『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』や『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では絶大な存在感を見せつけた。
 
イベント的にも原作の短さ故に影が薄く、作品自体も参戦が減っている傾向にあるが、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』が参戦した『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』や『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では絶大な存在感を見せつけた。
70行目: 74行目:  
:初登場作品。[[ホワイトベース隊]]のメンバー。[[セシリー・フェアチャイルド|セシリー]]の[[説得]]イベントがある。PS版では貴重な[[ひらめき]]を持つため、本作では射程が短めのF91でも敵の反撃を気にせず戦えるのが利点。
 
:初登場作品。[[ホワイトベース隊]]のメンバー。[[セシリー・フェアチャイルド|セシリー]]の[[説得]]イベントがある。PS版では貴重な[[ひらめき]]を持つため、本作では射程が短めのF91でも敵の反撃を気にせず戦えるのが利点。
 
:;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
 
:;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
::ホワイトベース隊のメンバー。今回セシリーはいない。精神コマンドが回復系に偏っており、命中・回避に関わるものを覚えないためかなり残念。[[気合]]はあるため[[分身]]はすぐ使えるが、[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]や[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]といった強敵にぶつけるのはリスクが大きい。
+
::ホワイトベース隊のメンバー。今回セシリーはいない。精神コマンドが回復系に偏っており、命中・回避に関わるものを覚えないためかなり残念。[[気合]]はあるので[[分身]]はすぐ使えるが、[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]や[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]といった強敵にぶつけるのはリスクが大きい。
 
:
 
:
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:[[ロンド・ベル]]の一員。セシリーの説得イベントがある。ひらめきがあるので、終盤のボス戦では強みとなるが、[[スーパーファミコン|SFC]]版ではF91のV.S.B.R.がビーム兵器扱いなので、[[ファンネル]]主体の機体に乗せたい。
+
:[[ロンド・ベル]]の一員。セシリーの説得イベントがある。ひらめきがあるので、終盤のボス戦では強みとなるが、[[スーパーファミコン|SFC]]版ではF91のヴェスバーがビーム兵器扱いなので、[[ファンネル]]主体の機体に乗せたい。
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
:コーラルキャニオンで[[リィナ・アーシタ|リィナ]]を人質にとられ、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と共に敵として登場。リィナ救出後、仲間になる。
 
:コーラルキャニオンで[[リィナ・アーシタ|リィナ]]を人質にとられ、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と共に敵として登場。リィナ救出後、仲間になる。
:すぐに[[2回行動]]ができるようになり、F91も強力なので十分主力となれる。[[空]]適応がジュドーより高いため、[[Gフォートレス]]形態の運用も考えるなら機体交換もあり。今回は[[幸運]]も覚えるが習得が終盤のため活用し辛い。
+
:すぐ[[2回行動]]ができるようになり、F91も強力なので十分主力となれる。[[空]]適応がジュドーより高いため、[[Gフォートレス]]形態の運用も考えるなら機体交換もあり。今回は[[幸運]]も覚えるが、習得が終盤のため活用しづらい。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
:当初はロンド・ベルではなくジュドーと共に[[エゥーゴ]]に参加している。エゥーゴとの共同での[[ノイエDC]]との戦いの最中にジュドーとともに参戦し、ロンド・ベルに加わった。
+
:当初ジュドーと共に[[エゥーゴ]]に参加していた。[[ロンド・ベル]]とエゥーゴの合同での[[ノイエDC]]との戦いの最中にジュドーと一緒に参戦し、ロンド・ベルに加わる。
 
:『EX』での関係からか、ジュドーとセットで扱われているような節がある。
 
:『EX』での関係からか、ジュドーとセットで扱われているような節がある。
:ヴェスバーや分身の使用には気力が必要なのだが、[[気合]]ではなく[[激励]]を持っているためにF91と相性は良くなく、F91を[[気合]]を持つ[[クェス・パラヤ|クェス]]辺りに奪われ、代わりに[[ヤクト・ドーガ]]などに乗せられていることも。
+
:ヴェスバーや分身の使用には気力が必要なのだが、[[気合]]ではなく[[激励]]を持っているためにF91と相性は良くなく、[[気合]]を使える[[クェス・パラヤ|クェス]]辺りにF91を奪われ、代わりに[[ヤクト・ドーガ]]などに乗せられることも。
:他のシリーズではセシリーと深く関わるのだが、今作ではセシリーの登場がかなり遅く、最初から味方のために[[説得]]もなし、進み方によっては登場すらしないとセシリーとはあまり絡まない。
+
:他のシリーズではセシリーと深く関わるのだが、今作ではセシリーの登場がかなり遅く、最初から味方のため[[説得]]もなし。進み方によっては登場すらしないと、セシリーとはあまり絡まない。
:後半のチーム分割で[[破嵐万丈|万丈]]チームに参加する数少ない[[MS]]パイロットだが、そのせいで[[カロッゾ・ロナ|カロッゾ]]や[[ザビーネ・シャル|ザビーネ]]など『F91』系の敵キャラが登場するマップではいない。以上のように今作では立ち位置が微妙である。
+
:後半のチーム分割で[[破嵐万丈]]のチームに参加する数少ない[[MS]]パイロットだが、そのせいで[[カロッゾ・ロナ|カロッゾ]]や[[ザビーネ・シャル|ザビーネ]]など『F91』系の敵キャラが登場するマップには出られない。以上の通り、今作では立ち位置が微妙である。
 
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 
::本作から声が入った。[[精神コマンド]]が[[激励]]から[[気合]]に変更され、F91の性能を引き出せるようになった。ただしこの変更のため、終盤のチーム分割ではただでさえ激励持ちが貴重だったBチームに、選択次第では激励要員がいなくなってしまう恐れもある(分割時点のBチームの他の激励持ちは[[和泉ナナ]]と[[リムル・ルフト]])。
 
::本作から声が入った。[[精神コマンド]]が[[激励]]から[[気合]]に変更され、F91の性能を引き出せるようになった。ただしこの変更のため、終盤のチーム分割ではただでさえ激励持ちが貴重だったBチームに、選択次第では激励要員がいなくなってしまう恐れもある(分割時点のBチームの他の激励持ちは[[和泉ナナ]]と[[リムル・ルフト]])。
88行目: 92行目:  
:
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:最初のシナリオで、セシリーと共に参戦する。F91は強力だが無[[改造]]のため、[[地形]]効果を使って堅実に戦うのが無難。今回は[[ラフレシア]]や[[ベルガ・ギロス]]は登場するものの、カロッゾやザビーネら『F91』系の敵キャラが全く出てこないので、相変わらずストーリーでの立ち位置は微妙。『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン]]』からのネタで、イモの皮むきをしているシーンがある他、キンケドゥの名がシーブックの[[キャラクター事典]]に伏字で記されている。
+
:最初のシナリオで、セシリーと共に参戦する。F91は強力だが無[[改造]]のため、[[地形]]効果を使って堅実に戦うのが無難。
:能力は[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と並ぶほどに高いが[[集中]]や[[加速]]が無い。技量も低くは無いがアムロ程高くも無く、ネームドに[[てかげん]]を使う場合は彼我の技量値により注意する必要がある。エース級には変わりないが、先述の2名に比べれば総合力はやや劣る。セシリーとは隣接して配置すると[[信頼補正|恋人補正]]が掛かるというおまけつき。補正がかかるカップルの中では最強と言える。
+
:今回は[[ラフレシア]]や[[ベルガ・ギロス]]は登場するものの、カロッゾやザビーネら『F91』系の敵キャラが全く出てこないので、相変わらずストーリーでの立ち位置は微妙。『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン]]』からのネタで、イモの皮剥きをするシーンがある他、キンケドゥの名がシーブックの[[キャラクター事典]]に'''伏字で'''記されている。
 +
:能力は[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と並ぶほどに高いが、[[集中]]や[[加速]]がない。技量も低くはないがアムロほど高くもなく、ネームドに[[てかげん]]を使う場合は彼我の技量値に注意する必要がある。エース級には変わりないが、先述の2名に比べれば総合力はやや劣る。
 +
:セシリーと隣接して配置すると[[信頼補正|恋人補正]]がかかる。補正がかかるカップルの中では最強と言える。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])
 
;[[スーパーロボット大戦α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])
:高い能力、粒揃いの[[精神コマンド]]と死角がない強さを持つが、アムロ、カミーユ、クワトロ、ウッソよりも参戦が遅く撃墜数を稼ぎにくいのがネック(ジュドーは参戦は同時期だが、[[幸運]]があるため、[[マップ兵器]]で資金と撃墜数を稼ぐのに使うのに向いている)。
+
:高い能力、粒揃いの[[精神コマンド]]と死角のない強さを持つが、アムロ、カミーユ、クワトロ、ウッソよりも参戦が遅く撃墜数を稼ぎにくいのがネック(ジュドーは参戦は同時期だが、[[幸運]]があるため、[[マップ兵器]]で資金と撃墜数を稼ぐのに使うのに向いている)。
:また、イベントが他の[[ニュータイプ]]ほど多くないため、影が薄いのも欠点か。
+
:また、相変わらずイベントが他の[[ニュータイプ]]ほど多くないため、影が薄いのも欠点か。
:初期作同様にセシリーの[[説得]]イベントがあるが、説得せずとも必ず自軍入りする上、彼女を説得してしまうと[[ガンダムF90V]]の入手機会をみすみす放棄することになるので、今作では説得しない方が良い。
+
:今回もセシリーの説得イベントがあるが、説得せずとも必ず自軍入りする上、彼女を説得してしまうと[[ガンダムF90V]]の入手機会をみすみす放棄することになるので、説得しない方がよい。
 
:なお、『第2次α』でF91を持参してきたことから、F91は個人で所有していた様子。
 
:なお、『第2次α』でF91を持参してきたことから、F91は個人で所有していた様子。
 
:[[マチルダ・アジャン|マチルダ]]と写真を撮ることになった時には名乗りを上げて、セシリーに「ミーハーなんだから」と呆れられたりもしている。
 
:[[マチルダ・アジャン|マチルダ]]と写真を撮ることになった時には名乗りを上げて、セシリーに「ミーハーなんだから」と呆れられたりもしている。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:キンケドゥとして初登場。『α』にてシーブックとして登場していたため、顔見知りには正体がバレバレ。また、シーブックを知るかつての仲間からも、最初のうちは「シーブック」と呼ばれる。
+
:キンケドゥとして初登場。『α』にてシーブックとして登場していたため、顔見知りには正体がバレバレ。また、シーブックを知るかつての仲間からも、最初のうちは「シーブック」と呼ばれる。しかも、原作では徹底して「キンケドゥ=シーブック」であることは明言しなかったというのに、キャラクター事典では'''初っ端から正体を書かれている'''始末。
:作中の経過時間と設定[[年齢]]に凄まじい差が生じているが、「'''色々あって老けた'''」の一言で解決している。原作では徹底して「キンケドゥ=シーブック」という事は明言しなかったというのに、[[キャラクター事典]]では初っ端から正体を書かれている。
+
:作中の経過時間と設定[[年齢]]に凄まじい差が生じているが、'''「色々あって老けた」'''の一言で解決している。
:[[アイビス・ダグラス|アイビス]]を主人公に選ぶと、第1話で登場以降、アイビスとの絡みが多い。また、原作を再現して、3種類も顔グラフィックとカットインが用意されている。ただし、負傷した顔を包帯で隠しているバージョンだけはキャラ事典に登録されない。なお、「ノーマルスーツを着た」最終回verのキンケドゥは本作が初出である<ref>原作では最終話の元の名前に戻る際までは終始包帯で覆っている</ref>[[αナンバーズ]]の名付け親という役柄も担当した。
+
:[[アイビス・ダグラス|アイビス]]を主人公に選ぶと、第1話で登場以降、アイビスとの絡みが多い。また、原作を再現して、3種類も顔グラフィックとカットインが用意されている。ただし、負傷した顔を包帯で隠しているバージョンだけはキャラ事典に登録されない。なお、「ノーマルスーツを着た」最終話バージョンのキンケドゥは本作が初出である<ref>原作では、最終話のラストシーンで「元の名前」に戻るまでは終始包帯で覆っている。</ref>。「[[αナンバーズ]]」の名付け親も担当した。
:[[地球]]へ落下して奇跡の生還をした後に[[アムロ・レイ|アムロ]]から「よく無事だったな」との問いに「何も自分が初めてではない」と言っている。これは『[[機動戦士ガンダム]]』にてアムロも大気圏突入を体験している(もちろん、彼の場合は半壊した機体ではないが)からで、アムロも「そうだったな」と返している。ただ、元々大気圏突入の機能が備わっていた[[ガンダム]]に対して、緊急避難的に[[ビームシールド]]を代用して突入したあたりは流石である。
+
:[[地球]]へ落下して奇跡の生還をした際、アムロから「よく無事だったな」との問いに「何も自分が初めてではない」と言っている。これは『[[機動戦士ガンダム]]』にてアムロも大気圏突入を体験している(もちろん、彼の場合は半壊した機体ではないが)からで、アムロも「そうだったな」と返している。ただ、元々大気圏突入の機能が備わっていた[[ガンダム]]に対して、緊急避難的に[[ビームシールド]]を代用して突入した辺りは流石。
:F91に搭乗している場合、戦闘時に特殊セリフが多く聴ける。ただし、能力的にはいまひとつ機体と噛みあわないのが残念。
+
:F91に搭乗している場合、戦闘時に特殊セリフが多く聴ける。ただし、能力的にはいまいち機体と噛み合わないのが残念。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:『F91』と『クロスボーン・ガンダム』が参戦していないため名前こそ出てこないが、前作終了後に原作通りセシリーと共にパン屋になっていることが、居候をしていた[[アラド・バランガ|アラド]]によって言及されている。また部隊名が[[αナンバーズ]]なのに名付け親であった彼がいないため、[[バルマー戦役]]や[[封印戦争]]時の味方は時々彼のことを気にしている。
+
:『F91』と『クロスボーン・ガンダム』が参戦していないため名前こそ出てこないが、前作終了後に原作通りセシリーと結婚してパン屋になっていることが、居候をしていた[[アラド・バランガ|アラド]]によって言及されている。
 +
:部隊名が[[αナンバーズ]]なのに名付け親であった彼がいないため、[[バルマー戦役]]や[[封印戦争]]時の味方は時々彼のことを気にしている。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
122行目: 129行目:  
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
:キンケドゥとして登場。外見は原作最終話Verの右目に傷があるものになっており、時系列的にも[[木星戦役]]後となるが、原作と異なり、[[大ガミラス帝星|ガミラス]]の侵攻等もあって再びキンケドゥを名乗り、自発的に行動を開始してトビア達と合流する。また、音声の新規収録がされている他、カットインが『F91』を思わせる絵柄となっている。
+
:キンケドゥとして登場。外見は原作最終話の右目に傷があるものになっており、時系列的にも[[木星戦役]]後となるが、原作と異なり、[[大ガミラス帝星]]の侵攻などもあって再びキンケドゥを名乗り、自発的に行動を開始してトビアたちと合流する。また、音声の新規収録がされている他、カットインが『F91』を思わせる絵柄となっている。
:『F91』の主人公だった為か、主人公扱いされており、主要なボス敵との[[戦闘前会話]]はほぼ用意されている。
+
:『F91』の主人公だったためか、主人公格として扱われており、主要なボス敵との[[戦闘前会話]]はほぼ用意されている。
:最初は[[量産型ガンダムF91|量産型F91]]に乗るが、中盤から[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|X1改・改]]に乗る事になる。能力面では初期機体との相性からか射撃の方が高く、さらに[[ヒット&アウェイ]]を持っている。とは言え、数値の差は僅か1しかないため、格闘型機体でも長射程機体でも問題なく活躍できる。ただ、後述のエースボーナスを生かすならやはり格闘型の機体に乗せたいところ。参戦時期の早さや能力から[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|後輩]][[Ξガンダム|たちの]][[バンシィ・ノルン|機体]]に乗せ換えるプレイヤーが多く、「過去のシーブックとしての参戦時にF91を取られ続けた反動」とか「海賊らしく(後輩のガンダムを)いただいていく」などと言われたりも。
+
:最初は[[量産型ガンダムF91|量産型F91]]に乗るが、中盤から[[クロスボーン・ガンダムX1改・改]]に乗ることになる。能力面では初期機体との相性からか射撃の方が高く、さらに[[ヒット&アウェイ]]を持っている。とは言え、数値の差は僅か1しかないため、格闘型機体でも長射程機体でも問題なく活躍可能。ただ、後述のエースボーナスを生かすならやはり格闘型の機体に乗せたいところ。
:木星戦役後の本職がパン屋であることから、シナリオデモでは仲間達に自分が焼いたパンを振る舞うシーンもある。また待機中の服装は『F91』の時に来ていたシャツの上にクロスボーン・バンガードの紋章が入ったジャケットを着ているが、原作では木星戦役後は一回も着ていない(着たのも[[マザー・バンガード]]が健在だった頃のみ)ので[[オリジナル設定]]である。
+
:参戦時期の早さや能力から[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|後輩]][[Ξガンダム|たちの]][[バンシィ・ノルン|機体]]に乗せ換えるプレイヤーが多く、「過去のシーブックとしての参戦時にF91を取られ続けた反動」とか「海賊らしく(後輩のガンダムを)いただいていく」などと言われたりも。
 +
:木星戦役後の本職がパン屋であることから、シナリオデモでは仲間たちに自分が焼いたパンを振る舞うシーンもある。また待機中の服装は『F91』の時に着ていたシャツの上にクロスボーン・バンガードの紋章が入ったジャケットを着ているが、原作では木星戦役後は一回も着ていない(着たのも[[マザー・バンガード]]が健在だった頃のみ)ので、[[オリジナル設定]]である。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』以来となる『F91』版での音声が新規収録されたが、発売から約半年後の2018年10月17日に辻谷氏は急逝。シーブック役としては生前最後の音声収録となった。
+
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』以来となる『F91』版での音声が新規収録されたが、発売から約半年後の2018年10月17日に辻谷氏が急逝。シーブック役としては生前最後の音声収録となった。
:シナリオでは第9話にて鉄仮面との決戦直後からの参戦となる。鉄仮面がシャアと手を組んでアクシズ落としを遂行しようとしたという設定になっているためアムロと同時代を戦ったことになっている。味方のガンダム主人公中、シャアを最もフラットな目で見ていると評されている。珍しいところとして精神コマンドで「愛」と「魂」と両方習得する。なお、スパロボシリーズで初めて「ヴェスバー!!」と叫ぶ戦闘台詞が収録、実装された。
+
:シナリオでは第9話にて鉄仮面との決戦直後からの参戦となる。鉄仮面がシャアと手を組んでアクシズ落としを遂行しようとしたという設定になっているため、アムロと同時代を戦ったことになっている。「味方のガンダム主人公中、シャアを最もフラットな目で見ている」と評されている。珍しいところとして精神コマンドで「[[愛]]」と「[[魂]]」と両方習得する。
:エースボーナスとかみ合わないのであまり意味はないが、シーブック時代の彼をクロスボーンガンダムX1に乗せるという遊びも可能である。
+
:なお、スパロボシリーズで初めて「ヴェスバー!!」と叫ぶ戦闘台詞が収録、実装された。
:過去作では一人称が「俺」であることが多かったが、今作では原作でよく使われていた「僕」のシーンが多い
+
:エースボーナスと噛み合わないのであまり意味はないが、『F91』時代の彼をX1に乗せるという遊びも可能である。
 +
:過去作では一人称が「俺」であることが多かったが、今作では原作でよく使われていた「僕」のシーンが多い。
 
:ダウンロードコンテンツのボーナスシナリオでは前述のトトカルチョネタが拾われている。
 
:ダウンロードコンテンツのボーナスシナリオでは前述のトトカルチョネタが拾われている。
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
:キンケドゥとして登場。第6話からX1改・改に搭乗して自軍入りする。担当声優の辻谷氏は2018年に急逝されたが、生前収録された新規音声が一部使用されている。
 
:キンケドゥとして登場。第6話からX1改・改に搭乗して自軍入りする。担当声優の辻谷氏は2018年に急逝されたが、生前収録された新規音声が一部使用されている。
 
:今作では木星戦役後も宇宙海賊として活動を続けていた。また、コスモ・バビロニア建国戦争が本編の2年前に勃発しているため、年齢が低く設定されている。
 
:今作では木星戦役後も宇宙海賊として活動を続けていた。また、コスモ・バビロニア建国戦争が本編の2年前に勃発しているため、年齢が低く設定されている。
:本作では格闘型のMSがX1と[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|フルクロス]]しかなく、中盤にX1の攻撃力が大きく強化され、フルクロスとほぼ遜色ない攻撃力を得るのでX1のままで良いだろう。
+
:本作では格闘型のMSがX1と[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|フルクロス]]しかなく、中盤にX1の攻撃力が大きく強化され、フルクロスとほぼ遜色ない攻撃力を得るのでX1のままでよいだろう。
:EDではトビアにクロスボーン・バンガードの事を託し、シーブック・アノーに戻った。
+
:EDではトビアにクロスボーン・バンガードを託し、シーブック・アノーに戻った。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
:『[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]』とリンクさせることで参戦する(なので[[いるだけ参戦]])。
+
:『[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]』とリンクさせることで参戦する(なので[[いるだけ参戦]])。
 
:本作でもエース級の実力を持ち、愛機F91も非常に強力。リンク次第ではセシリーと共に最初から仲間にでき、彼女との[[信頼補正|パートナー補正]]も健在、かつ効果が30%と大幅アップしているため、共に出撃させれば心強い味方となる。戦力の少ない序盤は勿論、終盤まで第一線で使っていけるだろう。
 
:本作でもエース級の実力を持ち、愛機F91も非常に強力。リンク次第ではセシリーと共に最初から仲間にでき、彼女との[[信頼補正|パートナー補正]]も健在、かつ効果が30%と大幅アップしているため、共に出撃させれば心強い味方となる。戦力の少ない序盤は勿論、終盤まで第一線で使っていけるだろう。
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
151行目: 160行目:  
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
 
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
:コスモバビロニアのアーク市に住んでいる学生。ネオ・アクシズの襲撃からF91を守るため、サナリィの工場に隠れていた。その際に父レズリーを亡くしている。
+
:コスモバビロニアのアーク市に住んでいる学生。ネオ・アクシズの襲撃からF91を守るため、サナリィの工場に隠れていた。その際に、父レズリーを亡くしている。
:F91との相性の良さを[[アムロ・レイ|アムロ]]に認められ、ゼウスのメンバーとなった。
+
:F91との相性の良さを[[アムロ・レイ|アムロ]]に認められ、ZEUSのメンバーとなった。
:[[マサキ・アンドー|マサキ]]または[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の参入フラグを満たしている場合はごく僅かな期間で別れることになるが、この条件はノーヒントのため、攻略本などを見ない限りはアムロ、光太郎、ダン、シーブックの四人でアポロン総統との決戦に挑むことになる。他2人と違い標準的なレベルで仲間になるが、レベル99時点で比較した場合のステータスは実は装備の能力の高さや付加効果によって3人中最も高い。……尤も、レベル40代で十分クリアできるこのゲームにおいて、レベル99まで育てるのは趣味の範疇になってしまうが。
+
:[[マサキ・アンドー|マサキ]]または[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の参入フラグを満たしている場合はごく僅かな期間で別れることになるが、この条件はノーヒントのため、攻略本などを見ない限りはアムロ、光太郎、ダン、シーブックの四人でアポロン総統との決戦に挑むことになる。他2人と違い標準的なレベルで仲間になるが、レベル99時点で比較した場合のステータスは実は装備の能力の高さや付加効果によって3人中最も高い。
 +
:……もっとも、レベル40代で十分クリアできるこのゲームにおいて、レベル99まで育てるのは趣味の範疇になってしまうが。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
UCガンダム系[[主人公]]らしく、[[射撃]]・[[回避]]・[[命中]]・[[反応]]が非常に高くリアル系エースの能力値を持つ。しかし、格闘主体で戦っていた『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』時のことは考慮されていないのか、格闘は低い傾向にある。
+
UCガンダム系[[主人公]]らしく、[[射撃]]・[[回避]]・[[命中]]・[[反応]]が非常に高く、リアル系エースの能力値を持つ。しかし、格闘主体で戦っていた『クロスボーン・ガンダム』のことは考慮されていないのか、格闘は低い傾向にある。
   −
キンケドゥ時はシーブックのものとは違い[[格闘]]重視の能力で、自軍でもトップクラスの高さ。ベテランエースという風格が出たせいか[[技量]]も高い。[[射撃]]、[[回避]]は初期値では高いのだが、[[成長タイプ]]が格闘系・万能ということで伸び悩んでしまうのが難点。
+
キンケドゥ時は『F91』時代とは違い[[格闘]]重視の能力で、自軍でもトップクラスの高さ。ベテランエースという風格が出たせいか[[技量]]も高い。[[射撃]]、[[回避]]は初期値では高いのだが、[[成長タイプ]]が格闘系・万能ということで伸び悩んでしまうのが難点。
『V』では上記のようにほんの僅かながら射撃の方が高くなっているが、あくまでも誤差の範囲。技量は[[沖田十三|沖田]]、[[アムロ・レイ|アムロ]]、隠しキャラの[[フル・フロンタル|フロンタル]]に次いで自軍中4番目に高い(エースボーナスを取得するとアムロに次いで2番目に高くなる)。成長タイプが万能型・回避になったことで第2次αと違い回避も高水準のまま成長していく。
+
『V』では上記のようにほんの僅かながら射撃の方が高くなっているが、あくまでも誤差の範囲。技量は[[沖田十三|沖田]]、[[アムロ・レイ|アムロ]]、隠しキャラの[[フル・フロンタル|フロンタル]]に次いで自軍中4番目に高く、エースボーナスを取得するとアムロに次いで2番目に高くなる。成長タイプが「万能型・回避」になったことで『第2次α』と違い回避も高水準のまま成長していく。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
185行目: 195行目:  
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
 
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[魂]]'''
 
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[魂]]'''
:戦闘に便利な精神コマンドを取りそろえる。[[成長タイプ]]により[[回避]]が伸び悩むので、そこは[[集中]]でフォローしたいところ。
+
:戦闘に便利な精神コマンドを取り揃える。[[成長タイプ]]により[[回避]]が伸び悩むので、そこは[[集中]]でフォローしたいところ。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
:'''[[集中]]、[[狙撃]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[幸運]]、[[覚醒]]'''
 
:'''[[集中]]、[[狙撃]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[幸運]]、[[覚醒]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦T|T]]
 
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦T|T]]
 
:'''[[不屈]]、[[集中]]、[[直感]]、[[分析]]、[[狙撃]]、[[魂]]'''
 
:'''[[不屈]]、[[集中]]、[[直感]]、[[分析]]、[[狙撃]]、[[魂]]'''
:同作のトビアと違い、オーソドックスなラインナップ。狙撃は射程の短いクロスボーンガンダム向き。加速が外れた為強化パーツでフォローしたいところ。第2次αと違い回避も高水準に成長するので、集中を使えば大抵の雑魚の攻撃は回避する。
+
:同作のトビアと違い、オーソドックスなラインナップ。狙撃は射程の短いクロスボーン・ガンダム向き。[[加速]]が外れたので、強化パーツでフォローしたいところ。『第2次α』と違い回避も高水準に成長するので、[[集中]]を使えば大抵の雑魚の攻撃は回避する。
 
;[[スーパーロボット大戦X|X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X|X]]
 
:'''[[不屈]]、[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[魂]]、[[愛]]'''
 
:'''[[不屈]]、[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[魂]]、[[愛]]'''
:前述のように[[魂]]と[[愛]]の両方を覚える。ちなみに、習得レベルはどちらも同じ。
+
:前述の通り、[[魂]]と[[愛]]の両方を覚える。ちなみに習得レベルはどちらも同じ。
:上記の通り、本作のシーブックは「気合」(または「気迫」)を覚えないため、愛の気力上昇分を有効活用したい(習得Lvの関係から終盤限定だが)。
+
:上記の通り、本作のシーブックは[[気合]](または[[気迫]])を覚えないため、[[愛]]の気力上昇分を有効活用したい(習得Lvの関係から終盤限定だが)。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
:'''[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''
 
:'''[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''
214行目: 224行目:  
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
 
:'''[[ニュータイプ]]L8、[[シールド防御]]L3、[[切り払い]]L5、[[強運]]'''
 
:'''[[ニュータイプ]]L8、[[シールド防御]]L3、[[切り払い]]L5、[[強運]]'''
:さすがに主人公格であるため[[ニュータイプ]]Lvの伸びは良い。コックピットを刺された上に半壊したクロスボーン・ガンダムで大気圏突入してもなお生存したからか[[強運]]を覚える。
+
:さすがに主人公格であるため[[ニュータイプ]]Lvの伸びはいい。コックピットを刺された上に半壊したクロスボーン・ガンダムで大気圏突入してもなお生存したからか、[[強運]]を覚える。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
:'''[[ニュータイプ]]L9、[[防御]]L9、[[援護防御]]L1'''
 
:'''[[ニュータイプ]]L9、[[防御]]L9、[[援護防御]]L1'''
223行目: 233行目:  
;[[スーパーロボット大戦X|X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X|X]]
 
:'''[[ニュータイプ]]L9、[[気力限界突破]]L2、[[底力]]L5、[[ヒット&アウェイ]]'''
 
:'''[[ニュータイプ]]L9、[[気力限界突破]]L2、[[底力]]L5、[[ヒット&アウェイ]]'''
:後の宇宙海賊時代を連想させる内容になっており、優等生の「見本」というべき彼の人物像とは少し離れたラインナップである。
+
:後の宇宙海賊時代を連想させる内容になっており、優等生の「見本」と言うべき彼の人物像とは少し離れたラインナップである。
 
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
 
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
 
:'''[[ニュータイプ]]L9、[[底力]]L7、[[ダッシュ]]L1
 
:'''[[ニュータイプ]]L9、[[底力]]L7、[[ダッシュ]]L1
:『V』時代と比較すると、ヒット&アウェイがダッシュに変更された。これにより、切込み型の機体であるX1との相性が更に向上した。
+
:ヒット&アウェイがダッシュに変更。これにより、切り込み型の機体であるX1との相性がより向上した。
 
:本作ではリアル系エースクラスでも終始被弾率が高いため、『V』の時以上に高レベルの底力が有効に機能する。
 
:本作ではリアル系エースクラスでも終始被弾率が高いため、『V』の時以上に高レベルの底力が有効に機能する。
   238行目: 248行目:  
:『V』では初期搭乗機の量産型F91では前者を活かし辛いので、格闘向きの機体が参戦するまではトビアからX1を借りるのも手。
 
:『V』では初期搭乗機の量産型F91では前者を活かし辛いので、格闘向きの機体が参戦するまではトビアからX1を借りるのも手。
 
;射撃武器の射程+1。攻撃を回避すると本来の気力増減に加えて+3
 
;射撃武器の射程+1。攻撃を回避すると本来の気力増減に加えて+3
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。射程が長く[[カウンター]]属性のV.S.B.Rを持ち、気力130でリミッター解除するF91に噛み合ったボーナス。
+
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。射程が長く[[カウンター]]属性のヴェスバーを持ち、気力130でリミッター解除するF91に噛み合ったボーナス。
:F91は射撃主体の機体なので、本作では前作とは異なり乗り換えは特に考え無くても良いが、長射程の射撃武器が充実している[[Hi-νガンダム]]ともかなり相性が良い。
+
:F91は射撃主体の機体なので、本作では前作とは異なり乗り換えは特に考え無くても良いが、長射程の射撃武器が充実している[[Hi-νガンダム]]ともかなり相性がよい。
    
== パイロットBGM ==
 
== パイロットBGM ==
255行目: 265行目:  
=== 家族 ===
 
=== 家族 ===
 
;レズリー・アノー
 
;レズリー・アノー
:父で47歳。コロニー公社で働いている港湾建設作業員。妻とは別居状態だが、研究に対する情熱を理解し、[[サナリィ]]に行くことを許していた。
+
:父親で47歳。コロニー公社で働いている港湾建設作業員。妻とは別居状態だが、研究に対する情熱を理解し、[[サナリィ]]に行くことを許していた。
 
:セシリーを連れ戻そうと単身敵地に乗り込んだシーブックを逃がすために負傷し、F91のコクピット内で息絶えた。
 
:セシリーを連れ戻そうと単身敵地に乗り込んだシーブックを逃がすために負傷し、F91のコクピット内で息絶えた。
 
:SRW未登場。『ヒーロー戦記』では故人として名前のみ登場。
 
:SRW未登場。『ヒーロー戦記』では故人として名前のみ登場。
 
;モニカ・アノー
 
;モニカ・アノー
:母親で44歳。[[サナリィ]]所属のコンピューター技師。F91のバイオコンピュータの開発に関わっていた。クロスボーンの襲撃後に息子達と再会した。
+
:母親で44歳。[[サナリィ]]所属のコンピューター技師。[[ガンダムF91|F91]]のバイオ・コンピュータの開発に関わっていた。クロスボーンの襲撃後に息子達と再会した。
 
:シーブックとリィズは仕事に没頭する母親に不満を持っており、再会当初は反感を持っていたが後に和解。最終局面では宇宙に投げ出されたセシリーを捜すシーブックに助言を与えた。
 
:シーブックとリィズは仕事に没頭する母親に不満を持っており、再会当初は反感を持っていたが後に和解。最終局面では宇宙に投げ出されたセシリーを捜すシーブックに助言を与えた。
 
:SRW未登場だが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では終盤の決戦で[[αナンバーズ]]を見守る人々の中にリィズと共にいることがキンケドゥの口から語られている。
 
:SRW未登場だが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では終盤の決戦で[[αナンバーズ]]を見守る人々の中にリィズと共にいることがキンケドゥの口から語られている。
 
;[[リィズ・アノー]]
 
;[[リィズ・アノー]]
:妹。小学4年生で繊細な心を持つ少女。[[ガンダムF91]]の[[バイオ・コンピュータ]]の配線の秘密を解く。
+
:妹。小学4年生で繊細な心を持つ少女。F91のバイオ・コンピュータの配線の秘密を解く。
    
=== 友人 ===
 
=== 友人 ===
269行目: 279行目:  
:同じ高校の普通科の生徒で学園のマドンナ。
 
:同じ高校の普通科の生徒で学園のマドンナ。
 
:実はロナ家の娘「ベラ・ロナ」であり、そのために一度は敵同士となってしまうが、再び仲間となってからは彼女の苦悩を理解し、次第に心を通わせてゆく。
 
:実はロナ家の娘「ベラ・ロナ」であり、そのために一度は敵同士となってしまうが、再び仲間となってからは彼女の苦悩を理解し、次第に心を通わせてゆく。
:『クロスボーン』では[[宇宙海賊]][[クロスボーン・バンガード]]のリーダーで、キンケドゥの恋人<ref>と、周囲からもそのように見られていたのは間違いないが、トビアに「(キンケドゥと)恋人だったんですよね?」と聞かれたベラは「'''昔、一時期はね'''」と発言しており、形としては別れた事になっていた模様。</ref>。[[母艦]]となる[[マザー・バンガード]]の艦長でもある。
+
:『クロスボーン』では[[宇宙海賊]][[クロスボーン・バンガード]]のリーダーで、キンケドゥの恋人<ref>……と、周囲からも見られていたのは間違いないが、トビアに「(キンケドゥと)恋人だったんですよね?」と聞かれたベラは'''「昔、一時期はね」'''と発言しており、形としては別れたことになっていた模様。</ref>。[[母艦]]となる[[マザー・バンガード]]の艦長でもある。
 
;アーサー・ユング / ジョージ・アズマ / ドロシー・ムーア / ドワイト・カムリ / サム・エルグ
 
;アーサー・ユング / ジョージ・アズマ / ドロシー・ムーア / ドワイト・カムリ / サム・エルグ
:シーブックの友人達。序盤にクロスボーン・バンガードの攻撃で死亡したアーサー以外はシーブックと行動を共にしてスペースアークの支援などを行なった。
+
:シーブックの友達。序盤にクロスボーン・バンガードの攻撃で死亡したアーサー以外は最後までシーブックと行動を共にし、スペース・アークの支援などを行なった。
:『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』では家族と同様に特に消息は描かれていない。
+
:『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』では家族と同様、特に消息は描かれていない。
    
=== 地球連邦軍・レジスタンス ===
 
=== 地球連邦軍・レジスタンス ===
 
;[[レアリー・エドベリ]]
 
;[[レアリー・エドベリ]]
:練習艦スペースアークの女艦長。作中に登場する連邦軍人としては優秀な人格者であり、シーブックらの理解者でもあった。
+
:スペース・アークの艦長。作中に登場する連邦軍人としては優秀な人格者であり、シーブックらの理解者でもあった。
 
;コズモ・エーゲス
 
;コズモ・エーゲス
 
:連邦軍の元大佐。フロンティアIVにおける反クロスボーン・バンガードのレジスタンスのリーダーであるが、常に感情的な上やたらと威張り散らしており、シーブックらも内心嫌っていた。SRW未登場。
 
:連邦軍の元大佐。フロンティアIVにおける反クロスボーン・バンガードのレジスタンスのリーダーであるが、常に感情的な上やたらと威張り散らしており、シーブックらも内心嫌っていた。SRW未登場。
299行目: 309行目:  
;[[トビア・アロナクス]]
 
;[[トビア・アロナクス]]
 
:弟分。キンケドゥの誘いに応じ、[[クロスボーン・バンガード]]のメンバーに名を連ねた。後にキンケドゥから「全て」を受け継ぐこととなる。
 
:弟分。キンケドゥの誘いに応じ、[[クロスボーン・バンガード]]のメンバーに名を連ねた。後にキンケドゥから「全て」を受け継ぐこととなる。
:『X』にてシーブックとして『鋼鉄の7人』でのトビアと共演。トビアに「歳もあまり変わらないから、呼び捨てでいい」と言ったが、彼から謹んで遠慮されている。
+
:『X』にて、シーブックとして『鋼鉄の7人』でのトビアと共演。トビアに「歳もあまり変わらないから、呼び捨てでいい」と言ったが、彼から謹んで遠慮されている。
 
;[[ウモン・サモン]]
 
;[[ウモン・サモン]]
 
:仲間。ハッタリも多いが、そのキャリアに裏打ちされた実力を持つベテランパイロット。
 
:仲間。ハッタリも多いが、そのキャリアに裏打ちされた実力を持つベテランパイロット。
307行目: 317行目:  
:[[木星帝国]]の首魁。キンケドゥたちが倒すべき最終目標。
 
:[[木星帝国]]の首魁。キンケドゥたちが倒すべき最終目標。
 
;[[ギリ・ガデューカ・アスピス]]
 
;[[ギリ・ガデューカ・アスピス]]
:木星帝国[[死の旋風隊]]の一員で年若いニュータイプ兵。一時はキンケドゥを追い詰めたこともあったが、技量と経験に勝る彼に敗北を重ねる。
+
:木星帝国・[[死の旋風隊]]の一員で年若いニュータイプ兵。一時はキンケドゥを追い詰めたこともあったが、技量と経験に勝る彼に敗北を重ねる。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
313行目: 323行目:  
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以来の再会を喜んでいた。また大気圏突破から重傷を負いながらも生還した際には上述のやり取りをする。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以来の再会を喜んでいた。また大気圏突破から重傷を負いながらも生還した際には上述のやり取りをする。
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』においてはキンケドゥにとって100年前の人物となる。トビア達が[[アマクサ|アムロの亡霊とも言える存在]]に苦戦していた際、ヤマトとともに救援に現れて共にこれを撃破した。後に(別世界の存在ではあるが)本物のアムロと出会う。
+
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』においては、キンケドゥにとって100年前の人物となる。トビアたちが[[アマクサ|アムロの亡霊とも言える存在]]に苦戦していた際、ヤマトと共に救援に現れて共にこれを撃破した。後に(別世界の存在ではあるが)本物のアムロと出会う。
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』『第2次α』『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で敵対する。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』『第2次α』『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で敵対する。
:『第2次α』では他のガンダム系主人公らと同様に彼を否定し、戦闘中の特殊な台詞も用意されている。[[偽名]]を名乗って新たな活動を行い、後継者たる[[ニュータイプ]]を見出し、途中で行方不明になるという点で共通している両者であるが、復帰後に採った道は全くの正反対であり、シャア自身もそれを暗示した言葉を言っている。
+
:『第2次α』では他のガンダム系主人公らと同様に彼を否定し、戦闘中の特殊な台詞も用意されている。[[偽名]]を名乗って新たな活動を行い、後継者たる[[ニュータイプ]]を見出し、途中で行方不明になるという点で共通している両者であるが、復帰後に辿った道は全くの正反対であり、シャア自身もそれを暗示した言葉を言っている。
 
:『X』では[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]やアムロと違い、シャアに対して深い関わりを持たないが故の視点でシャアを糾弾する。
 
:『X』では[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]やアムロと違い、シャアに対して深い関わりを持たないが故の視点でシャアを糾弾する。
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
:兄としての立場にあるがゆえか、割と行動を共にすることが多い。『第2次α』にて、『α』以来の再会を果たした際には「老けた?」などと言われてしまう。
 
:兄としての立場にあるがゆえか、割と行動を共にすることが多い。『第2次α』にて、『α』以来の再会を果たした際には「老けた?」などと言われてしまう。
 
;[[コウ・ウラキ]]、[[デュオ・マックスウェル]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]
 
;[[コウ・ウラキ]]、[[デュオ・マックスウェル]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]
:『第2次α』では彼らとともに芋や人参の皮剥きを担当した。
+
:『第2次α』では彼らとともにイモやニンジンの皮剥きを担当した。
 
;[[チェーン・アギ]]
 
;[[チェーン・アギ]]
 
:『IMPACT』では完成したばかりの[[νガンダム]]を見学していた際、そのスペックについて彼女から説明を受ける。
 
:『IMPACT』では完成したばかりの[[νガンダム]]を見学していた際、そのスペックについて彼女から説明を受ける。
329行目: 339行目:  
:『X』では遥か未来のガンダムパイロットとして、よき後輩分となる。
 
:『X』では遥か未来のガンダムパイロットとして、よき後輩分となる。
 
;[[アルゴ・ガルスキー]]
 
;[[アルゴ・ガルスキー]]
:『T』では[[キャプテンハーロック|ハーロック]]と同じく宇宙海賊の同志。
+
:『T』では[[キャプテンハーロック|ハーロック]]と同じく宇宙海賊としての同志。
    
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
344行目: 354行目:  
:『V』では竜馬と同じく序盤からの戦友。しかし彼が離反した際は、その意志の強さから激突は免れないだろうと予感していた。
 
:『V』では竜馬と同じく序盤からの戦友。しかし彼が離反した際は、その意志の強さから激突は免れないだろうと予感していた。
 
;[[神勝平]]
 
;[[神勝平]]
:『V』ボーナスシナリオ「月光の照らす未来」では、自分の生命を捨てるかのような無謀な戦い方が目立つ彼の危険性を指摘。ホイ・コウ・ロウとの戦いの罠により人質とされた連邦兵達を救うため、敢えて冷酷な振る舞いをし、勝平に生命を捨てるのではなく、命を懸けて戦うことを思い出させた。
+
:『V』ボーナスシナリオ「月光の照らす未来」では、自分の生命を捨てるかのような無謀な戦い方が目立つ彼の危険性を指摘。[[ホイ・コウ・ロウ]]との戦いの罠により人質とされた連邦兵を救うため、あえて冷酷な振る舞いをし、勝平に生命を捨てるのではなく、命を懸けて戦うことを思い出させた。
 
;[[ホイ・コウ・ロウ]]
 
;[[ホイ・コウ・ロウ]]
 
:彼の卑劣な戦い方をドゥガチと同じだと断じ、激しい怒りを向ける。
 
:彼の卑劣な戦い方をドゥガチと同じだと断じ、激しい怒りを向ける。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
;[[ヤマト]]クルーの面々([[古代進]]、[[森雪]]等)
+
;[[ヤマト]]クルーの面々([[古代進]]、[[森雪]]ほか)
:『V』では地球を救うため、彼らとともにイスカンダルを目指す。同じ新正暦世界出身ということもあり、基本的に一緒にいることが多い。本編の描写から、戦闘時以外はヤマトに乗艦しているようだ。ボーナスシナリオ「男達の戦場」では、連携の取れない即席の機動部隊に不安を持っていたが、戦術長として覚悟を持って竜馬を守った古代の姿を見て、部隊が団結していけることを確信した。また、なかなか進展しなかった古代と森がやっと恋人関係になった際には、お互いの呼び名について周囲とともに冷やかした。
+
:『V』では地球を救うため、彼らと共にイスカンダルを目指す。同じ新正暦世界出身ということもあり、基本的に一緒にいることが多い。本編の描写から、戦闘時以外はヤマトに乗艦しているようだ。
 +
:ボーナスシナリオ「男達の戦場」では、連携の取れない即席の機動部隊に不安を持っていたが、戦術長として覚悟を持って竜馬を守った古代の姿を見て、部隊が団結していけることを確信した。また、なかなか進展しなかった古代と森がやっと恋人関係になった際には、お互いの呼び名について周囲とともに冷やかした。
 
;[[大ガミラス帝星|ガミラス軍]]
 
;[[大ガミラス帝星|ガミラス軍]]
 
:『V』では、遊星爆弾によって地球を死の星へ変えた彼らに対して怒りを燃やす。[[特殊戦闘台詞]]も存在する。
 
:『V』では、遊星爆弾によって地球を死の星へ変えた彼らに対して怒りを燃やす。[[特殊戦闘台詞]]も存在する。
360行目: 371行目:  
=== バンプレストオリジナル ===
 
=== バンプレストオリジナル ===
 
;[[マサキ・アンドー]]
 
;[[マサキ・アンドー]]
:「[[旧シリーズ]]」では共演する機会が多く、『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』ではマサキのチームで戦う(リューネシナリオでは選択次第でリューネチームに合流することも)。マサキのことは信頼してるものの、後述のリィナ人質事件の際は、彼や甲児よりも[[弓さやか]]を話がわかる人間として推した。
+
:「[[旧シリーズ]]」では共演する機会が多く、『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』ではマサキのチームで戦う(リューネの章では選択次第でリューネチームに合流することも)。マサキのことは信頼しているものの、後述のリィナ人質事件の際は、彼や甲児よりも[[弓さやか]]を話がわかる人間として推した。
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』でも久々に共闘。『[[スーパーロボット大戦T|T]]』ではスパロボでは初めてキンケドゥ名義で同時出演(初共演自体は『[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]』)。エキスパンション・シナリオにてマサキは封印されていた全ての記憶を取り戻し、[[平行世界]]のシーブックと共に戦っていたことを思い出した為、キンケドゥの正体に気が付いた。
+
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』でも久々に共闘。『[[スーパーロボット大戦T|T]]』ではスパロボでは初めてキンケドゥ名義で同時出演(初共演自体は『[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]』)。エキスパンション・シナリオにてマサキは封印されていた全ての記憶を取り戻し、[[平行世界]]のシーブックと共に戦っていたことを思い出したため、キンケドゥの正体に気が付いた。
 
;[[リシェル・グレノール]]
 
;[[リシェル・グレノール]]
:『EX』では彼にリィナを人質に取られマサキ達と戦わされる羽目になる。
+
:『EX』では彼にリィナを人質に取られ、マサキたちと戦わされる羽目になる。
 
;[[アイビス・ダグラス]]
 
;[[アイビス・ダグラス]]
 
:『第2次α』では、序盤から常に親身になって彼女をサポートし続けた。
 
:『第2次α』では、序盤から常に親身になって彼女をサポートし続けた。
 
;[[アラド・バランガ]]
 
;[[アラド・バランガ]]
:『第2次α』のED後から『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の間まで、シーブックの元に居候していた。
+
:『第2次α』のED後から『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の間まで、シーブックの家に居候していた。
 
;[[イーグレット・イング]]
 
;[[イーグレット・イング]]
 
:[[漫画]]『ロストチルドレン』での居候。
 
:[[漫画]]『ロストチルドレン』での居候。
385行目: 396行目:  
:コロニーから脱出する際に叫んだ一言。
 
:コロニーから脱出する際に叫んだ一言。
 
;「子供を盾にするだと……本当か!?」
 
;「子供を盾にするだと……本当か!?」
:[[ガンタンク|ガンタンクR44]]で仲間と脱出しようとするのを邪魔した上、「子供を盾にすれば敵は攻撃しない」とのたまう連邦軍人への怒り。F91の時代における[[地球連邦軍|連邦軍]]の弱体化と腐敗が感じられる一シーン。しかし『[[機動戦士Vガンダム]]』の時代では軍人としての責務を果たさない連邦軍人が大部分を占めるなど腐敗が更に深刻化し、彼らは抵抗しているだけまだマシという凄まじい事態に陥っている。
+
:[[ガンタンク|ガンタンクR44]]で仲間と脱出しようとするのを邪魔した上、「子供を盾にすれば敵は攻撃しない」とのたまう連邦軍人への怒り。
 +
:F91の時代における[[地球連邦軍]]の弱体化と腐敗が感じられるシーン。だが、後の『[[機動戦士Vガンダム]]』の時代では軍人としての責務を果たさない連邦軍人が大部分を占めるなど腐敗がさらに深刻化し、彼らは'''抵抗しているだけまだマシ'''という凄まじい事態に陥っている。
 
;「逃げまわりゃ、死にはしない!」
 
;「逃げまわりゃ、死にはしない!」
 
:出撃時につぶやいた台詞。ゲームでは回避時の台詞に採用されている。
 
:出撃時につぶやいた台詞。ゲームでは回避時の台詞に採用されている。
392行目: 404行目:  
;「誰かがやるしかないでしょう? サナリィにいたF91の開発チームは、みんな逃げちゃったんですし」
 
;「誰かがやるしかないでしょう? サナリィにいたF91の開発チームは、みんな逃げちゃったんですし」
 
:F91の整備を手伝っていることを皮肉られての返答。
 
:F91の整備を手伝っていることを皮肉られての返答。
;(セシリー……軍事力を持って出てきた者は武力制圧しか考えないという事を何故分からないんだ!?)
+
;(セシリー……軍事力を持って出てきた者は武力制圧しか考えないということを何故分からないんだ!?)
:制圧されたフロンティアIVにて行われた[[カロッゾ・ロナ|カロッゾ]]の演説を聞いて心の中で呟いた台詞。実際、カロッゾはこのシーブックの言葉以上の武力による愚挙を引き起こしてしまう。
+
:制圧されたフロンティアIVにて行われた[[カロッゾ・ロナ|カロッゾ]]の演説を聞いて、心の中で呟いた台詞。実際、カロッゾはこのシーブックの言葉以上の武力による愚挙を引き起こしてしまう。
 
;「この……ジジイが!!」
 
;「この……ジジイが!!」
 
:レジスタンスのリーダーであるコズモ・エーゲス元大佐の傲慢すぎる態度に毒づいた台詞。
 
:レジスタンスのリーダーであるコズモ・エーゲス元大佐の傲慢すぎる態度に毒づいた台詞。
 
;「こいつは……強力すぎる!」
 
;「こいつは……強力すぎる!」
:V.S.B.R.で初めて敵機を撃墜し、戦慄する。V.S.B.R.の威力を端的に表した名言。
+
:ヴェスバーで初めて敵機を撃墜し、戦慄する。ヴェスバーの威力を端的に表した名言。
 
:余談であるが、阪田雅彦氏によると、シーブックを演じる辻谷耕史氏に「ヴェスバー」の台詞を入れてもらったものの、発音のし辛さにより、戦闘台詞を没にしたという逸話を持つ<ref>ケイブンシャ『プレイステーション必勝法スペシャル 第4次スーパーロボット大戦Sを一生楽しむ本』P129より。</ref>。そのため『第2次α』でもこの台詞を言う。
 
:余談であるが、阪田雅彦氏によると、シーブックを演じる辻谷耕史氏に「ヴェスバー」の台詞を入れてもらったものの、発音のし辛さにより、戦闘台詞を没にしたという逸話を持つ<ref>ケイブンシャ『プレイステーション必勝法スペシャル 第4次スーパーロボット大戦Sを一生楽しむ本』P129より。</ref>。そのため『第2次α』でもこの台詞を言う。
 
;「いいんだよ……セシリーはここにいてもいいんだ……」
 
;「いいんだよ……セシリーはここにいてもいいんだ……」
409行目: 421行目:     
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
;「おまえのとるべき道は2つある。ひとつは何も聞かずに地球へ帰り、全てを忘れ、貝のように口をつぐむ事……。そしてもうひとつは、われらと共に……真実に立ち向かうことだ!」
+
;「おまえのとるべき道は2つある。ひとつは何も聞かずに地球へ帰り、全てを忘れ、貝のように口をつぐむこと……」
 +
;「そしてもうひとつは、われらと共に……真実に立ち向うことだ!」
 
:[[木星帝国]]の真実を知り、殺されそうになった[[トビア・アロナクス|トビア]]を救った直後、トビアに投げかけた言葉。この言葉をきっかけに、トビアは[[クロスボーン・バンガード]]に参加した。
 
:[[木星帝国]]の真実を知り、殺されそうになった[[トビア・アロナクス|トビア]]を救った直後、トビアに投げかけた言葉。この言葉をきっかけに、トビアは[[クロスボーン・バンガード]]に参加した。
 
:続編である『ゴースト』『DUST』(いずれもSRW未参戦)でも類似した台詞が登場しており、『クロスボーン』シリーズのお約束とも言える流れになっている。
 
:続編である『ゴースト』『DUST』(いずれもSRW未参戦)でも類似した台詞が登場しており、『クロスボーン』シリーズのお約束とも言える流れになっている。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[DVE]]で再現。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[DVE]]で再現。
;「おれはそんなベラの力になると決めた。それが独善でも偽善でも、おれには関係ない! たとえ自分のしていることで地獄に落ちようとも――おれは彼女を守り続ける! それだけだ!」
+
;「おれ達が“木星帝国”の存在に気付いた時──彼女はみてみぬふりもできた。問題の解決は連邦にまかせればよいと、自分達には関係のないことだと。そうすれば帝国に命を狙われることもなく──」
:帝国基地への潜入中、木星圏、そして戦争の現実を目の当たりにしてしまい、それまで積み重ねてきた「敵を殺さないのはただの独善なのではないか」という疑問を爆発させてクロスボーン・バンガードのやり方を非難したトビアに対し、キンケドゥが[[ベラ・ロナ|ベラ]]の過去と、彼女が不殺を貫き闘い続けようとする理由を説明した上で、最後に返した言葉。
+
;「たとえ連邦と木星で戦争がおきても、遠くはなれた所で一人の平凡な女として生きることもできたはずだ」
 +
;「彼女は──それを選ばなかった……。帝国の存在を知っていてそれと戦える者が……立ち向かえる力を集められる者が、今、自分しかいないから!そのためにあえて、クロスボーンの名を再びなのろうとも!」
 +
;「おれはそんなベラの力になると決めた。それが独善でも偽善でも、おれには関係ない!」
 +
;「たとえ自分のしていることで地獄に落ちようとも──おれは彼女を守り続ける!それだけだ!」
 +
:帝国基地への潜入中、木星圏、そして戦争の現実を目の当たりにしてしまい、それまで積み重ねてきた「敵を殺さないのはただの独善なのではないか」という疑問を爆発させてクロスボーン・バンガードのやり方を非難したトビアに対し、キンケドゥが[[ベラ・ロナ|ベラ]]の過去と、彼女が不殺を貫き闘い続けようとする理由を説明した上で返した言葉。
 
:ベラを庇うように自らの想いを切々と語る様は、トビアの心を動かし、認識を改めさせた。
 
:ベラを庇うように自らの想いを切々と語る様は、トビアの心を動かし、認識を改めさせた。
;「自分の命すら大事だと思えないから人の命を奪うっ! なぜ部下の命をすらたやすく切り捨てる男が、人類すべてのことを考えられると思う! 死を強いる指導者のどこに真実があるっ! ねごとを言うな!」
+
;「きさまら!きさまらぁっ!」「ばかやろおおっ!!」
:帝国の基地に侵攻した際、基地自爆寸前になお、[[自爆]]阻止を阻もうとする[[木星]]の兵士達に向かって。
+
;「自分の命すら大事だと思えないから、人の命を奪うっ!なぜ部下の命をすらたやすく切り捨てる男が、人類すべてのことを考えられると思う!」
 +
;「死を強いる指導者のどこに真実があるっ!ねごとを言うな!」
 +
:帝国の基地に侵攻した際、基地自爆寸前になお、自爆阻止を阻もうとする帝国兵士たちに向かって。
 
;「マシンがよくても、パイロットが性能をひき出せなければ!」
 
;「マシンがよくても、パイロットが性能をひき出せなければ!」
:連邦軍の[[量産型ガンダムF91|F91]]部隊を相手取った際に。[[エース]]としての貫録を感じさせる、そして[[ガンダムF91|試作機]]の性能を限界まで引き出したキンケドゥだからこそ言える台詞である。ゲームに登場した際もよく口にしている。
+
:連邦軍の[[量産型ガンダムF91|量産型F91]]部隊を相手取った際に。[[エース]]としての貫録を感じさせる、そして[[ガンダムF91|試作機]]の性能を限界まで引き出したキンケドゥだからこそ言える台詞である。ゲームに登場した際もよく口にしている。
;「あんたが初めてだぜ! おれにクロスボーンのシールドを使わせたのはっ!」
+
;「あんたが初めてだぜ!おれにクロスボーンのシールドを使わせたのはっ!」
:そして上の直後の対[[ハリソン・マディン|ハリソン]]戦にて。キンケドゥ、そしてその相手をしたハリソン双方の腕の良さを如実に表した言葉。
+
:そして上の直後の、対[[ハリソン・マディン|ハリソン]]戦にて。キンケドゥ、そしてその相手をしたハリソン双方の腕の良さを如実に表した言葉。
;「そして…俺達の切り札はクロスボーン・ガンダムなんだ! 奇跡を見せてやろうじゃないか!」
+
;「いいんだよ、ベラ。いいんだ。どうっていうことはない」
 +
:地球でベラと再会した際、キンケドゥが片腕を失ったことに気付き、自分を責めるベラの涙を義手でそっと拭い、慰める。
 +
;「おれたちの切りフダは、クロスボーンガンダムなんだっ!」
 +
;「奇跡を見せてやろうじゃないか!」
 
:最終決戦前、「この状況をひっくり返せる奇跡的な切り札があるとは思えない」と嘆く[[バーンズ・ガーンズバック|バーンズ]]に対して。『第2次α』では「奇跡を~」の部分のみDVE。
 
:最終決戦前、「この状況をひっくり返せる奇跡的な切り札があるとは思えない」と嘆く[[バーンズ・ガーンズバック|バーンズ]]に対して。『第2次α』では「奇跡を~」の部分のみDVE。
;「おれは――まだ、キンケドゥ・ナウだからな……。行かなくちゃ……。セシリー・フェアチャイルドを取り返さなくちゃいけない……おれに――とってははじめからそのための戦いだった。木星帝国なんかどうでもよかったのかもしれない――だけど、戦争は終わらせなくちゃいけない――彼女が戻ってこれないから……」
+
;「おれは──まだ、キンケドゥ・ナウだからな…行かなくちゃ……」
:最終決戦前、「シーブック」に行かないでほしいと告げるベラに対して。
+
;「セシリー・フェアチャイルドを取り返さなくちゃいけない……おれに──とってははじめからそのための戦いだった。木星帝国なんかどうでもよかったのかもしれない──だけど、戦争は終わらせなくちゃいけない──彼女が戻って来れないから…」
;「おまえが――最も支配者にふさわしいと言った女性はな――支配など正しいとは思っていない! 支配をよしとしない者が最も支配者にふさわしいのなら、それを望む者は支配にふさわしくはないことになる。貴族主義ははじめからまちがっていたんだよ……ザビーネ」
+
:最終決戦前、「シーブック」に行かないでほしいと告げるベラに対して。そしてキンケドゥはベラと口づけを交わし、宇宙へ向かった。
 +
;「おまえが──最も支配者にふさわしいと言った女性はな──支配など正しいとは思っていない!」
 +
;「支配をよしとしない者が最も支配者にふさわしいのなら、それを望む者は支配にふさわしくはないことになる。貴族主義ははじめからまちがっていたんだよ…ザビーネ」
 
:[[ライバル]]、[[ザビーネ・シャル]]の今際の際にて。
 
:[[ライバル]]、[[ザビーネ・シャル]]の今際の際にて。
;「そうだな……俺は、山道を歩いて、雨露をすすって、好きな女を抱いて……もう一度じっくり考えてみるさ……。もともと人間が何だったのかを。そのための時間はいくらでもあるから」
+
;「そうだな…俺は、山道を歩いて、雨露をすすって、好きな女を抱いて…もう一度じっくり考えてみるさ…もともと人間が何だったのかを」
:エピローグにて、トビアにこれからどうするのかと訊ねられて。
+
;「そのための時間は、いくらでもあるから」
;「……おかえり、セシリー」
+
:最終話エピローグにて、トビアにこれからどうするのかと訊ねられて。
 +
;「おかえり、セシリー」
 
:最終話にて、「シーブック」と呼ぶベラに対して返す。本当の意味で『F91』の物語が終わったことを象徴する台詞。
 
:最終話にて、「シーブック」と呼ぶベラに対して返す。本当の意味で『F91』の物語が終わったことを象徴する台詞。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
;「仕方ねぇ! 少し借りるぜ!」
+
;「仕方ねぇ!少し借りるぜ!」
 
:『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ゴースト』(SRW未参戦)において、クロスボーン・ガンダムX0に搭乗した際の台詞。この後、20年のブランクをものともせず[[ザンスカール帝国]]軍のMS部隊を蹴散らしていく。
 
:『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ゴースト』(SRW未参戦)において、クロスボーン・ガンダムX0に搭乗した際の台詞。この後、20年のブランクをものともせず[[ザンスカール帝国]]軍のMS部隊を蹴散らしていく。
 
:…のだが、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』において、[[Ξガンダム|他人]][[バンシィ・ノルン|の]][[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|機体]]に[[乗り換え]]るプレイヤーが頻出したため、ネタ的な意味で扱われる場合も。
 
:…のだが、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』において、[[Ξガンダム|他人]][[バンシィ・ノルン|の]][[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|機体]]に[[乗り換え]]るプレイヤーが頻出したため、ネタ的な意味で扱われる場合も。
 +
==== 『F91』漫画版 ====
 +
;「ち‥超スーパーすげぇどすばい‥‥」
 +
:『F91』漫画版でのヴェスバー初使用時。思わず九州弁になってしまった。
 +
:ちなみに『クロスボーン・ガンダム ゴースト』にて、オウムのハロがこの台詞を口にする場面がある。
 +
;「セシリーにそれ以上手をふれてみやがれ 地獄の底にたたきおとしてやる──ッ!!!」
 +
;「どけどけどけ──ッ!!! そったらてめ──念仏となえろ──ッ!!!」
 +
:漫画版、カロッゾとの最終決戦時。セシリーへの純粋な想いが、F91の真の力を発動させる。
 +
:この時、F91もシーブックの激情に呼応してか「グオルルル──ッ!!!」と獣のような咆哮をあげている。
 +
:余談になるが、この時のF91の叫びは後年漫画作品『ガンダムビルドファイターズA』でオマージュされた(ただしあちらでは叫びではなく唸り声になっている)。
 +
;「これでゲームオーバーだ ド外道──ッ!!!」
 +
:漫画版にて、カロッゾに引導を渡した際の台詞。おちゃらけた描写が多いボンボン版シーブックだが、さすがにラスボス戦では決めるべきところをちゃんと決めている。
 +
:なお、初代『[[スーパーロボット大戦]]』HDリメイク版では'''F91がこの台詞を[[ピクドロン]]に言い放つ'''。
 +
;「セシリー この宇宙は 人間という生物の野望さえなければ‥‥」
 +
;「きっと 天国だったのかも しれないよね‥‥」
 +
:漫画版ラストのモノローグ。どこか切ない余韻を残す言葉である。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
452行目: 492行目:  
;「[[木星戦役|あの戦い]]が終わっても、[[木星帝国|帝国]]は何も変わっちゃいない!」
 
;「[[木星戦役|あの戦い]]が終わっても、[[木星帝国|帝国]]は何も変わっちゃいない!」
 
:『V』の対木星帝国特殊戦闘台詞。
 
:『V』の対木星帝国特殊戦闘台詞。
;「ガミラス…! 決して許さない!」 / 「地球にしたことのツケは必ず払わせる!」 / 「地球人はまだ健在だ! それを教えてやる!」
+
;「ガミラス…!決して許さない!」 / 「地球にしたことのツケは必ず払わせる!」 / 「地球人はまだ健在だ!それを教えてやる!」
 
:『V』の対ガミラス軍特殊戦闘台詞。
 
:『V』の対ガミラス軍特殊戦闘台詞。
 
;「悪くない武器だな、トビア!」
 
;「悪くない武器だな、トビア!」
:『V』にて、[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|X1改・改]]及び[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|X1フルクロス]]のピーコック・スマッシャー、ムラマサ・ブラスター使用時の台詞。原作ではこれらの武器を扱ったことが無いため台詞回しは良いのだが、後者は元々キンケドゥ用に開発されたと思わしき節が存在する…。
+
:『V』にて、[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|X1改・改]]及び[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス|X1フルクロス]]のピーコック・スマッシャー、ムラマサ・ブラスター使用時の台詞。原作ではこれらの武器を扱ったことがないため台詞回しはいいのだが、後者は元々キンケドゥ用に開発されたと思わしき節が存在する……。
 
:『T』では、キンケドゥから[[大山トチロー]]に頼んで制作してもらったため使われない。
 
:『T』では、キンケドゥから[[大山トチロー]]に頼んで制作してもらったため使われない。
 
;「ヴェスバー!」
 
;「ヴェスバー!」
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』にて、V.S.B.R.使用時の台詞。辻谷耕史氏は発音しづらいという理由で今まで「ヴェスバー」の戦闘台詞の収録を拒んでいたが、『X』にて遂に収録されることになった。
+
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』にて、ヴェスバー使用時の台詞。辻谷耕史氏は発音しづらいという理由で今まで「ヴェスバー」の戦闘台詞の収録を拒んでいたが、『X』にてついに収録されることになった。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
474行目: 514行目:  
:一応、『α』の時点ではただのお遊び的な台詞だったと思われる。
 
:一応、『α』の時点ではただのお遊び的な台詞だったと思われる。
 
:また、『スーパーロボット大戦α攻略本 魂』において、寺田プロデューサーも「なお、シーブックが木星帝国と発言するシーンがありますが、'''クロスボーンガンダム参戦の前振りではありません'''」と発言しているので、やはりこの時点では参戦させる予定はなかったのだろう。
 
:また、『スーパーロボット大戦α攻略本 魂』において、寺田プロデューサーも「なお、シーブックが木星帝国と発言するシーンがありますが、'''クロスボーンガンダム参戦の前振りではありません'''」と発言しているので、やはりこの時点では参戦させる予定はなかったのだろう。
;「ぜい弱だと!? それは仮面を捨てられない貴様のことだろうが! そんな人間に地球圏を粛清する権利はない!!」
+
;「ぜい弱だと!?それは仮面を捨てられない貴様のことだろうが!そんな人間に地球圏を粛清する権利はない!!」
 
:『α』の終盤で[[カロッゾ・ロナ|カロッゾ]]と戦闘した時の台詞。「ぜい弱な者はこれからの時代を生き抜けん」と述べた彼を上の台詞で断じた。
 
:『α』の終盤で[[カロッゾ・ロナ|カロッゾ]]と戦闘した時の台詞。「ぜい弱な者はこれからの時代を生き抜けん」と述べた彼を上の台詞で断じた。
 
;「流石に、[[マジンガーZ]]や[[コン・バトラーV]]にドクロマークを付けるわけにはいかないだろう?」
 
;「流石に、[[マジンガーZ]]や[[コン・バトラーV]]にドクロマークを付けるわけにはいかないだろう?」
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』[[アラド・バランガ|アラド]]編第20話「ミッション・イミテイション」or[[アイビス・ダグラス|アイビス]]編第19話「勇の戦い」より。[[兜甲児|甲児]]や[[葵豹馬|豹馬]]に「海賊をやるなら誘って欲しかった」と言われた時に返した台詞。まんざらでも無さそうな甲児に[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]は「それで[[ガラダK7|鎌を付けたら機械獣]]だぜ」とツッコミを入れていたが、後年本当に[[マジンカイザーSKL|ドクロのついたマジンガー]]が参戦することになる。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』[[アラド・バランガ|アラド]]編第20話「ミッション・イミテイション」or[[アイビス・ダグラス|アイビス]]編第19話「勇の戦い」より。[[兜甲児|甲児]]や[[葵豹馬|豹馬]]に「海賊をやるなら誘ってほしかった」と言われた時に返した台詞。まんざらでもなさそうな甲児に[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]は「それで[[ガラダK7|鎌を付けたら機械獣]]だぜ」とツッコミを入れていたが、後年本当に[[マジンカイザーSKL|ドクロのついたマジンガー]]が参戦することになる。
 
;「見損なったよ、クワトロ大尉。あんたがシャアに戻ったのはこんな事をするためだったのか!」<br />シャア「ならば、どうするというのだ?シーブック・アノー」<br />「決まっているさ。クラックス・ドゥガチと手を組むような男を俺は認めるわけにはいかない!」<br />シャア「失望したのはこちらだ。少しは大人の見方が出来るようになったと思っていたが…。結局はお前も大局で物を見ることは出来ないようだ!」<br />「それこそ理屈だ!俺は目の前の人の死を見過ごせるほど達観はしていない!」
 
;「見損なったよ、クワトロ大尉。あんたがシャアに戻ったのはこんな事をするためだったのか!」<br />シャア「ならば、どうするというのだ?シーブック・アノー」<br />「決まっているさ。クラックス・ドゥガチと手を組むような男を俺は認めるわけにはいかない!」<br />シャア「失望したのはこちらだ。少しは大人の見方が出来るようになったと思っていたが…。結局はお前も大局で物を見ることは出来ないようだ!」<br />「それこそ理屈だ!俺は目の前の人の死を見過ごせるほど達観はしていない!」
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』リアル系38話「星の屑再び」におけるシャアとの戦闘前会話。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』リアル系38話「星の屑再び」におけるシャアとの戦闘前会話。
491行目: 531行目:  
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
 
;「木星圏のガミラスを倒しても、それで事が済んだわけじゃない」<br />「人類の生まれた星…地球が滅んでいくのをこの木星から眺めるだけなんてのは我慢ならないからな」
 
;「木星圏のガミラスを倒しても、それで事が済んだわけじゃない」<br />「人類の生まれた星…地球が滅んでいくのをこの木星から眺めるだけなんてのは我慢ならないからな」
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第4話「木星戦線、異常あり」エンドデモにて、トビアとともにヤマトに乗艦し、イスカンダルへ向かう決意をした際の台詞。
+
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第4話「木星戦線、異常あり」エンドデモにて、トビアと共にヤマトに乗艦し、イスカンダルへ向かう決意をした際の台詞。
 
;「こんな状況だからな。少しでも動けるものは誰かのために自分にできる事を見つけるべきだ」<br />「俺達も、そう生きる…。それが終わるまで、彼女はベラ・ロナで俺はキンケドゥ・ナウだ」
 
;「こんな状況だからな。少しでも動けるものは誰かのために自分にできる事を見つけるべきだ」<br />「俺達も、そう生きる…。それが終わるまで、彼女はベラ・ロナで俺はキンケドゥ・ナウだ」
 
:上記と同じく第4話の台詞。浮遊大陸のガミラス前線基地を壊滅させたものの、未だ地球は瀕死の状態であり、またガミラスの影響が強かった木星圏の人々も非常に不安定な状況下に置かれたままである。自分の為すべきことを為すため、彼と彼の愛する女性は再び「宇宙海賊」として戦うことを決意する。
 
:上記と同じく第4話の台詞。浮遊大陸のガミラス前線基地を壊滅させたものの、未だ地球は瀕死の状態であり、またガミラスの影響が強かった木星圏の人々も非常に不安定な状況下に置かれたままである。自分の為すべきことを為すため、彼と彼の愛する女性は再び「宇宙海賊」として戦うことを決意する。
499行目: 539行目:  
:宇宙ルート第38話「託された未来」にて、ラプラスの箱を評して。[[世界観/V#新正暦世界|新正暦世界]]では箱の使い方を誤ってしまったが故に、空白の10年を生み出してしまった。しかし、[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]では[[バナージ・リンクス|バナージ]]と[[フル・フロンタル|フロンタル]]が和解し、共に箱に臨んだ。そして、箱を開けないという選択肢を取った。恐らく、宇宙世紀世界はこれから全く違う道を歩んでいくのだろう。
 
:宇宙ルート第38話「託された未来」にて、ラプラスの箱を評して。[[世界観/V#新正暦世界|新正暦世界]]では箱の使い方を誤ってしまったが故に、空白の10年を生み出してしまった。しかし、[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]では[[バナージ・リンクス|バナージ]]と[[フル・フロンタル|フロンタル]]が和解し、共に箱に臨んだ。そして、箱を開けないという選択肢を取った。恐らく、宇宙世紀世界はこれから全く違う道を歩んでいくのだろう。
 
;「俺達の獲物にピッタリだな」
 
;「俺達の獲物にピッタリだな」
:シークレットシナリオ「長き旅路を支えるもの」より。補給物資が不足気味でかつ精鋭ともいえるガミラス総統親衛隊と戦闘に入る。普通なら激戦を覚悟するものだが前職の「宇宙海賊」の血が湧だつのだった。
+
:シークレットシナリオ「長き旅路を支えるもの」より。補給物資が不足気味の中、精鋭・ガミラス総統親衛隊と戦闘に入る。普通なら激戦を覚悟するものだが、前職の「宇宙海賊」の血が湧き立つのだった。
:ちなみにこの台詞と同時に「'''クロスボーン・ガンダム'''」が流れる。
+
:ちなみにこの台詞と同時に'''『クロスボーン・ガンダム』が流れる'''
 
;「食べる…という生きていく上で当たり前の行為に触れていたかったんだ」
 
;「食べる…という生きていく上で当たり前の行為に触れていたかったんだ」
:ヤマトルート第45話「人の生きる意味」にて、パン屋になった理由を問われての回答。『自分が焼いたパンを若いパイロットに振る舞い、“命”について語る』というのは『ゴースト』(SRW未参戦)を意識したシーンとも見える。
+
:ヤマトルート第45話「人の生きる意味」にて、パン屋になった理由を問われての回答。「自分が焼いたパンを若いパイロットに振る舞い、“命”について語る」というのは『ゴースト』(SRW未参戦)を意識したシーンとも見える。
 
;(ザビーネ…。お前達が地球をすてるのであれば、それはそれでいい…)<br />(だが、人間である事は捨てるな…。俺達はまだ…その域にまで達していないんだ…)
 
;(ザビーネ…。お前達が地球をすてるのであれば、それはそれでいい…)<br />(だが、人間である事は捨てるな…。俺達はまだ…その域にまで達していないんだ…)
 
:上記台詞の後。貴族主義という妄執に囚われ自己を見失い、あろうことか地球を死の星に追いやったデスラーに忠誠を誓い、暴走を続けるかつての宿敵への想い。
 
:上記台詞の後。貴族主義という妄執に囚われ自己を見失い、あろうことか地球を死の星に追いやったデスラーに忠誠を誓い、暴走を続けるかつての宿敵への想い。
 
;「ザビーネ…。結局、貴族主義という妄執に囚われ…、そして、死んでいったか…」<br />(世界を統べる正しい方法…。歴史の中でも、その答えは出ていない…)<br />(だが、ザビーネ…。かつておまえが最も支配者にふさわしいと言った女性は支配など正しいとは思っていなかった…)<br />(貴族主義に未来はない…。地球にも…そして、宇宙にもだ…)
 
;「ザビーネ…。結局、貴族主義という妄執に囚われ…、そして、死んでいったか…」<br />(世界を統べる正しい方法…。歴史の中でも、その答えは出ていない…)<br />(だが、ザビーネ…。かつておまえが最も支配者にふさわしいと言った女性は支配など正しいとは思っていなかった…)<br />(貴族主義に未来はない…。地球にも…そして、宇宙にもだ…)
:ザビーネとの最終決戦後の台詞。原作の台詞をアレンジしている。最終的に和解することができた宇宙世紀世界のネオジオンと違い、最後まで敵対して死んでいった宿敵に向けて。
+
:ザビーネとの最終決戦後の台詞。原作の台詞をアレンジしている。最終的に和解することができた宇宙世紀世界のネオ・ジオンと違い、最後まで敵対して死んでいった宿敵に向けて。
 
;「この状況で、そんな事にこだわるとは相変わらずの執念深さだな!」<br />「そんな男に俺とセシリーの未来を潰させてなるものか!!」
 
;「この状況で、そんな事にこだわるとは相変わらずの執念深さだな!」<br />「そんな男に俺とセシリーの未来を潰させてなるものか!!」
 
:ガミラスとの最終決戦時、復活したドゥガチとの戦闘前会話。時空融合によって地球が消滅の危機に晒されているにも関わらず、あくまでも個人の私怨のみに囚われて戦いを続けるドゥガチに対し、キンケドゥは愛する女性との未来のため、最後の戦いを挑む。
 
:ガミラスとの最終決戦時、復活したドゥガチとの戦闘前会話。時空融合によって地球が消滅の危機に晒されているにも関わらず、あくまでも個人の私怨のみに囚われて戦いを続けるドゥガチに対し、キンケドゥは愛する女性との未来のため、最後の戦いを挑む。
;「そんな事をして何の意味がある! 答えろ、[[シャア・アズナブル]]!」<br/>「何が赤い彗星だ! 自分の弱さを誰かの犠牲で乗り越える人間に人類の未来を口にする資格があるものか!」
+
;「そんな事をして何の意味がある!答えろ、[[シャア・アズナブル]]!」<br/>「何が赤い彗星だ!自分の弱さを誰かの犠牲で乗り越える人間に人類の未来を口にする資格があるものか!」
 
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』対ミスルギルート第33話「シャアの迷い」にて、自分の迷いを振り切るために[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を手に掛けようとするシャアに対して、シャアとの接点を持たないが故に直接的に批判する。
 
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』対ミスルギルート第33話「シャアの迷い」にて、自分の迷いを振り切るために[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を手に掛けようとするシャアに対して、シャアとの接点を持たないが故に直接的に批判する。
   519行目: 559行目:  
;「では、別れの挨拶は海賊らしく、俺がいただいていく!じゃあな、みんな!」
 
;「では、別れの挨拶は海賊らしく、俺がいただいていく!じゃあな、みんな!」
 
:『V』[[中断メッセージ]]にて、[[トビア・アロナクス|他人]]の名言を「いただき」つつ。
 
:『V』[[中断メッセージ]]にて、[[トビア・アロナクス|他人]]の名言を「いただき」つつ。
;「お、おい、おい…プレイヤー! 何してるんだよ! こんな所で…おい! 冗談やってる時じゃないだろ!? ゲームを続けてくれ!」<br />「だってよ…スパロボなんだぜ?」
+
;「お、おい、おい…プレイヤー!何してるんだよ!こんな所で…おい!冗談やってる時じゃないだろ!?ゲームを続けてくれ!」
 +
;「だってよ…スパロボなんだぜ?」
 
:『X』[[中断メッセージ]]での一言。原作のアーサーが死亡した際のやり取りのパロディをやってくれるが、見ての通り意味不明であり、セシリーじゃなくても何をやっているのかとツッコみたくなるだろう。
 
:『X』[[中断メッセージ]]での一言。原作のアーサーが死亡した際のやり取りのパロディをやってくれるが、見ての通り意味不明であり、セシリーじゃなくても何をやっているのかとツッコみたくなるだろう。
;「頼んだよ、セシリー! 君のクィーンに小遣い全部賭けたんだから!」
+
;「頼んだよ、セシリー!君のクィーンに小遣い全部賭けたんだから!」
 
:『X』ボーナスシナリオ『強く正しく美しく』にて、セシリーへの応援の際に。原作映画冒頭のミスコンに触れた一幕なのだが、思いっきりトトカルチョをやっている。これには[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]も「随分と俗っぽい」と呆れ顔。
 
:『X』ボーナスシナリオ『強く正しく美しく』にて、セシリーへの応援の際に。原作映画冒頭のミスコンに触れた一幕なのだが、思いっきりトトカルチョをやっている。これには[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]も「随分と俗っぽい」と呆れ顔。
 
;「じゃあ、ハマーンは姉さんか?」
 
;「じゃあ、ハマーンは姉さんか?」
545行目: 586行目:     
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*よく、シーブックを評す際に「アクがなく、優等生的」と言われることがある。それ故にキンケドゥ登場前までは影も薄いと言われていた。確かに、それ以前の[[ガンダムシリーズ]]の[[主人公]]は内向的な[[アムロ・レイ|アムロ]]、ヒステリックな[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]、妹のためなら悪事にも手を染める[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と、一癖も二癖もある連中ばかり。後に[[コウ・ウラキ|コウ]]や[[ロラン・セアック|ロラン]]のようなまともなタイプの主人公も登場するが、こういった人間性の主人公の先駆けは、間違いなくシーブックである。名前の由来は「'''See book'''」で「見本」。アムロやカミーユ、[[ショウ・ザマ|ショウ]]といった富野作品の主人公に多く共通している“子供を顧みない親を持つ”という部分がなく(その役目はセシリーが担当することに)、両親共に人格者だったからこそ形成された[[性格]]なのかもしれない。
+
*よく、シーブックを評す際に「アクがなく、優等生的」と言われることがある。それ故にキンケドゥ登場前までは「影が薄い」と言われていた。確かに、それ以前の[[ガンダムシリーズ]]の[[主人公]]は内向的な[[アムロ・レイ|アムロ]]、ヒステリックな[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]、妹のためなら悪事にも手を染める[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と、一癖も二癖もある連中ばかり。後に[[コウ・ウラキ|コウ]]や[[ロラン・セアック|ロラン]]のようなまともなタイプの主人公も登場するが、こういった人間性の主人公の先駆けは、間違いなくシーブックである。
**ただし、劇場版という時間が少ない作品の関係上そう見えるだけ、という側面もある。小説版において深く描写されているが、計算や翻訳など興味のある分野には突出した才能を発揮するものの、通常の授業の成績は良い方ではないと明言されているほか、友人達と共に本編冒頭で行われていたミスコン(劇中ではミス・カントリーサイドと呼ばれていた)にトトカルチョを導入した上、説明もせずに勝手にセシリーをノミネートしたり、「男子の嗜み」として財布の中にしっかり「アレ」を入れていたり等々、歳相応に弾けた部分も持っており、後にワイルドな[[宇宙海賊]]になることを考えても一概に優等生キャラとは言い切れない。原作でも連邦兵を始め「身勝手な大人」に対して毒づく場面が何度かあり、ニュータイプであることを除けば「ごく普通の一般的な高校生」といったところか。
+
**名前の由来は「'''See book'''」で「見本」。アムロやカミーユ、[[ショウ・ザマ|ショウ]]といった富野作品の主人公に多く共通している「子供を顧みない親を持つ」という部分がなく(その役目はセシリーが担当することに)、両親共に人格者だったからこそ形成された[[性格]]なのかもしれない。
 +
**ただし、単発の劇場映画という都合上そう見えるだけ、という側面もある。小説版において「計算や翻訳など興味のある分野には突出した才能を発揮するものの、通常の授業の成績はよい方ではない」と明言されているほか、友達と共に本編冒頭で行われていたミスコン(劇中ではミス・カントリーサイドと呼ばれていた)にトトカルチョを導入した上、説明もせずに勝手にセシリーをノミネートしたり、「男子の嗜み」として財布の中にしっかり「アレ」を入れていたり等々、歳相応に弾けた部分も持っており、後にワイルドな宇宙海賊になることを考えても一概に優等生キャラとは言い切れない。原作でも連邦兵を始め「身勝手な大人」に対して毒づく場面が何度かあり、ニュータイプであることを除けば「ごく普通の一般的な高校生」といったところか。
 
**また、小説版には趣味に没頭するやや内向的な少年であったシーブックが、セシリーとの出逢いや前述のトトカルチョを主催することで人との付き合いや世界の広がりを意識し、外に目を向け、変わっていく過程も描かれている。本編開始前からすでに人間的な成長の兆しがあり、なおかつ劇場版においては戦争という危機的状況下で生来の生真面目さが前面に出ていたことも「優等生」と解釈される一因になっていると思われる。
 
**また、小説版には趣味に没頭するやや内向的な少年であったシーブックが、セシリーとの出逢いや前述のトトカルチョを主催することで人との付き合いや世界の広がりを意識し、外に目を向け、変わっていく過程も描かれている。本編開始前からすでに人間的な成長の兆しがあり、なおかつ劇場版においては戦争という危機的状況下で生来の生真面目さが前面に出ていたことも「優等生」と解釈される一因になっていると思われる。
**総じて「少年としてのシーブック・アノー」は実質劇場版1作分のみでしか描かれておらず、そこまで深く掘り下げられていないという点では不遇と言える(これは『ガンダムF91』に登場するキャラ全般、ひいては作品そのものにも通じることであるが)。
+
**総じて「少年としてのシーブック・アノー」は実質映画1作分のみでしか描かれておらず、そこまで深く掘り下げられていないという点では不遇と言える(これは『ガンダムF91』に登場するキャラ全般、ひいては作品そのものにも通じることであるが)。
*公開当時にコミックボンボンに載った井上大助氏の漫画版では優等生の要素がなく、原作とかけ離れたノリの軽い熱血漢となっており、[[ラフレシア]]を「'''チ○ポコユリ'''」呼ばわりするなど、相当にフリーダムなキャラクターがよくネタにされる。一方で原作よりもセシリーとの関係性が強調され、物語当初から良い仲に描かれている。
+
*公開当時にコミックボンボンに載った井上大助氏の漫画版では優等生の要素がなく、原作とかけ離れたノリの軽い熱血漢となっており、[[ラフレシア]]を「'''チ○ポコユリ'''」呼ばわりするなど、相当にフリーダムなキャラクターがよくネタにされる。一方で原作よりもセシリーとの関係性が強調され、物語当初から良好な仲に描かれている。
*辻谷氏は『GジェネレーションF』の収録の際、「キンケドゥ=シーブック」である事を収録現場で教えてもらったとの事で、「知っていればもっと役作りが出来た」と漏らしている。
+
*辻谷氏は『GジェネレーションF』の収録の際、「キンケドゥ=シーブック」であることを収録現場で教えてもらったとのことで、「知っていればもっと役作りが出来た」と漏らしている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
匿名利用者

案内メニュー