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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 北大路正道と北大路恭子との間に産まれた一人娘。祖父は北大路正盛、祖母はフランス人である。花火の目の色が緑がかっているのはこの為。
| + | 性格は大和撫子そのものであり、ある意味病的とさえ言える。他人を立てる事に秀でているが、自主性の無さと紙一重でもある。そんな花火も大神や個性派揃いの巴里花組と触れ合ううちに、徐々に積極性を出すようになった。 |
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− | 北大路家は海運業に長けており、花火が3歳の時、一家はフランスに移り住んだ。欧州とアジアの航路開拓と事業拡大を目指す北大路家は、花火が17歳の時、フィリップ・ディ・マールブランシュとの婚約を取り付ける。欧州大戦で破産寸前に陥りつつも、未だ海運業界でその名を轟かせるマールブランシュ家の名声を狙った政略結婚だった。前に出ずに決められた事を守り、よき妻として殿方に尽くす「大和撫子」を目指すように育てられた花火はこれに何の疑問も持たなかったが<ref>あまりに徹底的な大和撫子として成長した花火に両親も困惑したらしく、政略結婚には結婚を機に彼女が変わるのではという期待も込められていた。</ref>、フィリップは違った。自堕落な父の影響から女性を嫌っていた彼は「恋すら知らない者が結婚など出来るのか」と突き放すが、「よろしければ恋を教えてもらえませんか」と答える花火。フィリップは呆然としつつも、彼女の純粋さに惹かれていった。
| + | 大和撫子として育てられる過程で最高レベルの教育を受けており、多種多様な芸事を身に着けている。戦いで用いる弓道もその一環であり、公式試合への出場経験こそないものの、その腕前は七段相当。馬上から50メートル先の扇子を射抜く精度を誇る。 |
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− | 結局、フィリップと花火は出会って半月で結婚を決め、式はマールブランシュ家が建造した豪華客船「マールブランシュ号」の処女航海で行われる事となった。しかし、この航海中にエンジンの故障が原因の事故<ref>[[小説#サクラ大戦|小説]]『巴里前夜』2巻にて、この事故の驚くべき真相が語られている。</ref>で船は沈没、花火の目の前でフィリップは帰らぬ人となった。この日以来、花火は喪服を決して脱ごうとせず、北大路家が日本に帰国する際にも自らの意思で[[パリ|巴里]]に残り、友人である[[グリシーヌ・ブルーメール]]の邸宅に居候し、毎日欠かさずモンマルトルにあるマールブランシュ家の墓を詣でるようになった。
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− | 花火に転機が訪れたのは怪人マスク・ド・コルボーに狙われた時だった。生きる希望を失った美しい女性を探し求めていたコルボーは妖力で花火の過去を垣間見る。彼女こそが自らが望む「我が君」であると見定めたコルボーはその力でフィリップに化け花火を[[誘拐・拉致イベント|拉致]]、オペラ座に沈没寸前のマールブランシュ号の幻を作り出し、観客を巻き込んで劇場ごと花火を葬ろうと企てた。だが、[[巴里華撃団]]の活躍と[[大神一郎]]の説得により花火は霊力を発現、束の間の幻を見せてくれたコルボーに感謝の言葉を述べ、巴里花組の仲間として過去を心に留め未来を歩む覚悟を固めるのだった。
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− | 上記の通り性格は大和撫子そのものであり、ある意味病的とさえ言える。他人を立てる事に秀でているが、自主性の無さと紙一重でもある。そんな花火も大神や個性派揃いの巴里花組と触れ合ううちに、徐々に積極性を出すようになった。
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− | 大和撫子として育てられる過程で最高レベルの教育を受けており、多種多様な芸事を身に着けている。戦いで用いる弓道もその一環であり、公式試合への出場経験こそないものの、その腕前は七段相当。馬上から50メートル先の扇子を射抜く精度を誇る。
| + | 『3』の物語開始時点で花火は巴里華撃団・花組の隊員ではないのだが、彼女の入隊の経緯にはSRW未登場キャラが関係している為、ここには記載出来ない。詳しくは『3』第5話を参照。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :同僚。花火とはまるで正反対の性格の為、気圧される事も。 | | :同僚。花火とはまるで正反対の性格の為、気圧される事も。 |
| ;[[グリシーヌ・ブルーメール]] | | ;[[グリシーヌ・ブルーメール]] |
− | :同僚。一番の親友。花火ですら、グリシーヌの事は親しみを込めて名前だけで呼ぶ。当初、グリシーヌは花火とフィリップの結婚に反対だったが後に支持に回り、結婚式にも立ち会った。 | + | :同僚。一番の親友。花火ですら、グリシーヌの事は親しみを込めて名前だけで呼ぶ。 |
| ;[[コクリコ]] | | ;[[コクリコ]] |
| :同僚。自分より遥かに幼いが、花火はコクリコの事を「さん」付けで呼ぶ。 | | :同僚。自分より遥かに幼いが、花火はコクリコの事を「さん」付けで呼ぶ。 |
| ;[[ロベリア・カルリーニ]] | | ;[[ロベリア・カルリーニ]] |
| :同僚。 | | :同僚。 |
− | ;北大路正道
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− | :父。北大路家の婿養子。[[貴族#爵位|爵位]]は男爵。第4期[[OVA]]『ル・ヌーヴォー・巴里』では、巴里に残った花火の元を訪れる。SRW未登場。
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− | ;北大路恭子
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− | :母。正道を立て、花火を大和撫子として厳しく育てた。SRW未登場。
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− | ;北大路正盛
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− | :祖父。祖母の方はフランス人という素性以外不明。SRW未登場。
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− | ;フィリップ・ディ・マールブランシュ
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− | :婚約者。花火は彼を「フィリップ」と呼ぶようになってから今までにない感情を抱くが、グリシーヌに指摘されるまでそれが恋だと気付かなかった。元々は親が決めた政略結婚だったが、2人の間には確かに恋が芽生えていた。SRW未登場。
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− | ;マスク・ド・コルボー
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− | :カラスの仮面を被った怪人。概要の通り、敵でありながら花火に多大な影響を与えた。ただし、彼女が生きる希望を取り戻すという結果はコルボーの望むものではなかった。怪人カルマールによって復活させられた際には花火に対する関心は薄れており、新たな我が君を求めつつ、カルマールの忠実な下僕となった。SRW未登場。
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| == 名(迷)台詞 == | | == 名(迷)台詞 == |
| ;「ぽっ」 | | ;「ぽっ」 |
| :照れた時などに発する口癖。実際の発音は「んっ」に近い。 | | :照れた時などに発する口癖。実際の発音は「んっ」に近い。 |
− | ;「フィリップ……あなたの好きなお花を持ってきました……」<br/>「今日も二人で、楽しく過ごしましょうね……」
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− | :『3』の第5話冒頭の台詞。
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− | ;「私……まだ生きているんですか?」
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− | :『3』にて、水辺の橋の上にいた花火から只ならぬ気配を感じ取った大神は彼女に駆け寄るが、勢い余って自分が川に落下してしまう。それを見た花火はかつてのトラウマが甦り気絶し、その後意識を取り戻した際の台詞。
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− | :大神はこの時点では花火の過去について何も知らず、気絶した事以上にこの発言に驚いている。
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− | ;「私は生き残ってしまいました。でも、私を助けようとしたフィリップは波にのまれて……」<br/>「今でも彼は……他の人々と一緒に冷たい海の底で私を待ってくれているんです……」<br/>「そして……今でもフィリップがささやいてくれるんです。君を愛しているよ、て……」<br/>「そうよね……フィリップ……ぽっ……」
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− | :『3』にて、大神に語ったフィリップへの想い。
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− | :大神が元気づけたとしても、花火は「フィリップと一緒だから悲しんでなんていない」と返すが…。
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− | ;グリシーヌ「フィリップが……!花火、すまない……私が遅かったばかりに……」<br/>花火「うふふ……ちがうわ、グリシーヌのせいじゃない……すべて私のせいだもの。」<br/>グリシーヌ「は、花火……?なにを笑っているんだ!?」<br/>花火「フィリップが言ったの、ずっと微笑んでいてくれって……」<br/>「そうよね、フィリップ。」
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− | :『3』にて、グリシーヌが明かしたフィリップが亡くなった直後の花火の様子。
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− | :愛する人を失っても花火が微笑みを絶やさなかったのは、深い後悔と悲しみによるものだった。
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− | ;「私だって……私だって……私だって、生きたい!!」
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− | :『3』にて、コルボーの幻を打ち破った際の台詞。
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− | :オペラ座に現れたマールブランシュ号は花火の記憶と死を願う彼女の願望から作り出されていた。だが、大神はもしフィリップが生きていたら花火の死は望まなかったと諭す。コルボ―は意に介さなかったが大波が船を飲み込もうとした瞬間、生きることを願う花火の意志が霊力として発現する。
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− | ;「ごめん……なさい……」<br/>「私……まだ……あなたの許へは行けなくなってしまいました……」
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− | :『3』にて、「ぼくを残して行かないでくれ」と語るフィリップに変装したコルボ―を通して、本物のフィリップへ向けた台詞。
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− | ;「それから……フィリップに会わせてくれて……ありがとうございました。」
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− | :上記の台詞に続き、こちらはコルボ―自身に対しての発言。
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− | :花火は純粋に感謝の言葉を述べ一礼するが、コルボ―はこれを裏切りと捉え、激昂する。
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− | ;「私はもうしばらく、みんなとがんばっていこうと思います。」<br/>「悲しいことや、つらいことがあるかもしれませんけど……受け止めてみます。」<br/>「だから……見守っていてくださいね、フィリップ……」
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− | :『3』の第5話の最後を締めくくる、シャノワールのダンサーとして第一歩を踏み出した際の台詞。
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− | :なお、花火のステージネームは'''「タタミゼ・ジュンヌ」'''であり、人によってはそれまでの重い話が吹っ飛ぶくらいのインパクトを受けるかもしれないが<ref>花火はグリシーヌの邸宅の個室に畳を敷いて生活していると第3話で明らかになっていた事も、このステージネームの衝撃度を更に助長させる要因となった。</ref>、'''「タタミゼ」も「ジュンヌ」もれっきとした[[フランス語]]'''である<ref>前者は「日本に詳しい」、後者は「若手スター」という意味。</ref>。
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |