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| *{{登場作品 (メカ)|機動武闘伝Gガンダム}} | | *{{登場作品 (メカ)|機動武闘伝Gガンダム}} |
| | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} | | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} |
− | | SRWでの分類 = [[機体]]<br>[[パイロット]] | + | | SRWでの分類 = [[パイロット]] |
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| | 型式番号 = JDG-009X(JDG-00X) | | | 型式番号 = JDG-009X(JDG-00X) |
| | 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]<br/>[[DG細胞|デビルガンダム細胞]] | | | 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]<br/>[[DG細胞|デビルガンダム細胞]] |
− | | 次形態 = [[デビルガンダム (第2形態)]]
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| | 開発者 = [[ライゾウ・カッシュ]] | | | 開発者 = [[ライゾウ・カッシュ]] |
| | 生体コア = [[キョウジ・カッシュ]]→[[レイン・ミカムラ]] | | | 生体コア = [[キョウジ・カッシュ]]→[[レイン・ミカムラ]] |
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| '''デビルガンダム'''は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の[[登場メカ]]。 | | '''デビルガンダム'''は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の[[登場メカ]]。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[ドモン・カッシュ]]の父、[[ライゾウ・カッシュ]]博士が開発した「自己再生」「自己進化」「自己増殖」の三大理論を備えたガンダム。ガンダムの上半身に多脚ユニットの下半身が合わさった、[[モビルファイター]]にしては特異なシルエットが特徴。下半身は宇宙空間においては、高い機動力を誇る。本来の機体名称は'''アルティメットガンダム'''であり、地球環境の再生を目的として開発された機体。 | + | [[ドモン・カッシュ]]の父、[[ライゾウ・カッシュ]]博士が開発した「自己再生」「自己進化」「自己増殖」の三大理論を備えたガンダム。本来の機体名称は'''アルティメットガンダム'''であり、地球環境の再生を目的として開発された機体。 |
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| 平和的な理由で作られた本機だが、作中ではドモン(と関係者、及び再現VR)から「[[キョウジ・カッシュ|キョウジ]]が世界征服のために持ち出し[[地球]]に逃亡。その結果母は死に父は冷凍刑になった」と語られる。彼がガンダムファイターになったのも本機の捜索、及び拿捕のためであり、実際にドモンがキョウジと対峙して、この一連の件を問い質すシーンもあるが、キョウジは返答する気配すら見せなかった。 | | 平和的な理由で作られた本機だが、作中ではドモン(と関係者、及び再現VR)から「[[キョウジ・カッシュ|キョウジ]]が世界征服のために持ち出し[[地球]]に逃亡。その結果母は死に父は冷凍刑になった」と語られる。彼がガンダムファイターになったのも本機の捜索、及び拿捕のためであり、実際にドモンがキョウジと対峙して、この一連の件を問い質すシーンもあるが、キョウジは返答する気配すら見せなかった。 |
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| だが、終盤において、この件は本機の技術や軍事利用に目を付けた[[ミカムラ博士]]と[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]のでっち上げにすぎず、本機の奪取のためにドモンを利用していたことが明かされる。彼らにより、(修行中のドモンを除く)カッシュ一家が拘束されそうになった際、悪用を恐れたカッシュ博士は、長男[[キョウジ・カッシュ]]をアルティメットと共に[[地球]]へと逃がすが、キョウジを庇って、母・ミキノは射殺されてしまう。その上、地球落下時のショックが原因でアルティメットはキョウジを強制的に生体ユニットとして取り込み、「人類抹殺こそ地球再生のための手段」と認識して暴走し、デビルガンダムとなったというのが真実である。キョウジがまともに返答しなかったのも、実際には「できなかった」という方が正しかった。 | | だが、終盤において、この件は本機の技術や軍事利用に目を付けた[[ミカムラ博士]]と[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]のでっち上げにすぎず、本機の奪取のためにドモンを利用していたことが明かされる。彼らにより、(修行中のドモンを除く)カッシュ一家が拘束されそうになった際、悪用を恐れたカッシュ博士は、長男[[キョウジ・カッシュ]]をアルティメットと共に[[地球]]へと逃がすが、キョウジを庇って、母・ミキノは射殺されてしまう。その上、地球落下時のショックが原因でアルティメットはキョウジを強制的に生体ユニットとして取り込み、「人類抹殺こそ地球再生のための手段」と認識して暴走し、デビルガンダムとなったというのが真実である。キョウジがまともに返答しなかったのも、実際には「できなかった」という方が正しかった。 |
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− | デビルと化して以降は各地を転々としながら、遭遇したモビルファイターを[[DG細胞]]で侵食して、暴走させる怪事件を連続で引き起こしながら、デビルガンダム軍団を作り上げていった。尚、地球降下時のダメージで大破した為、1年程、再生に時間を費やしているが、世界の主導権は、ネオ・ホンコンにあった為、ネオ・ジャパンは迂闊に手を出せずにいた。
| + | === 各形態 === |
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| 以降作中では機能の「自己進化」をいかんなく発揮し、様々な形態で登場した。判別に関しては(デビルコロニーは番外として)機体下半身の状態で判別するとわかりやすい。 | | 以降作中では機能の「自己進化」をいかんなく発揮し、様々な形態で登場した。判別に関しては(デビルコロニーは番外として)機体下半身の状態で判別するとわかりやすい。 |
| ;第1形態(多脚部分のみ) | | ;第1形態(多脚部分のみ) |
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| ;[[デビルガンダム (最終形態)|最終形態]](ガンダム顔完成) | | ;[[デビルガンダム (最終形態)|最終形態]](ガンダム顔完成) |
| :多脚部分は無くなり、ガンダム顔が変形して脚部の役割も果たす。 | | :多脚部分は無くなり、ガンダム顔が変形して脚部の役割も果たす。 |
− | 『機動武闘伝Gガンダム』の最大の敵ではあるが、本来は平和利用を目的として造られた物であり、権力闘争に弄ばれた末に人類の脅威と化してしまった、ガンダムシリーズでも特に悲劇的なガンダムでもある。
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :本作では第一形態のみ登場。 | | :本作では第一形態のみ登場。 |
| ;[[スーパーロボット大戦F]] | | ;[[スーパーロボット大戦F]] |
− | :イベントとして数度顔出しする程度。第一形態は『F完結編』には登場しないので特に戦う事なくおさらばとなる。尚、非常に厳しい条件(残りHP90%で撤退)ではあるが、顔見せ時に無理やり撃破することも可能。某攻略本の担当者は数時間の激闘の末に撃破に成功したが、獲得資金がわずか4000というショボさに寝込んでしまったらしい。 | + | :イベントとして数度顔出しする程度。第一形態は『F完結編』には登場しないので特に戦う事なくおさらばとなる。 |
| ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] | | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] |
| :原作通りに[[ギアナ高地]]編、[[ランタオ島]]編、DGレイン編と用意されており、イベント撃破になることが多い。黒幕は原作どおりウルベであるが、コロニーとの融合がなく[[シャピロ・キーツ|シャピロ]]等の他のラスボス達と並んで登場する。最終形態の時に「石破ラブラブ天驚拳」か「究極石破天驚拳」で倒されるイベントがあるが、イベントを起こさず撃破することも可能である。 | | :原作通りに[[ギアナ高地]]編、[[ランタオ島]]編、DGレイン編と用意されており、イベント撃破になることが多い。黒幕は原作どおりウルベであるが、コロニーとの融合がなく[[シャピロ・キーツ|シャピロ]]等の他のラスボス達と並んで登場する。最終形態の時に「石破ラブラブ天驚拳」か「究極石破天驚拳」で倒されるイベントがあるが、イベントを起こさず撃破することも可能である。 |
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| :常にHPが回復していくのだがこの回復量がすさまじく、弱い通常攻撃では回復量が上回り実質無傷になってしまうほど。背中のデビルファングはスタン確定なので食らうと起き上がるまでに相当回復されてしまう。 | | :常にHPが回復していくのだがこの回復量がすさまじく、弱い通常攻撃では回復量が上回り実質無傷になってしまうほど。背中のデビルファングはスタン確定なので食らうと起き上がるまでに相当回復されてしまう。 |
| :これでいて時間制限まであるので短期決戦を強いられ、その名に恥じぬ悪魔のような攻略難易度を誇る。間違いなく本作最強の敵。 | | :これでいて時間制限まであるので短期決戦を強いられ、その名に恥じぬ悪魔のような攻略難易度を誇る。間違いなく本作最強の敵。 |
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− | == 装備・機能 ==
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− | === 武装・[[必殺武器]] ===
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− | ==== 武装 ====
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− | ;バルカン
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− | :頭部に装備した機関砲。
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− | ;メガビームキャノン
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− | :胸部から発射する強力なビーム。
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− | :SRWでは本機の最も射程の長い武器として実装されている事が多い。一部ゲームではメガ・デビルフラッシュ表記であることも。
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− | ;拡散粒子弾
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− | :両肩に内蔵されたビーム発射砲。作中では多脚ユニット背部からも多数のビームを発射してネオジャパンの追撃部隊を壊滅させている。
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− | :SRWでは射程の長いタイプと、P属性で射程1-3の接近戦タイプのどちらかで実装されている。
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− | ;マザーテンタクル
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− | :体の各所にある黄色い突起から触手を伸ばす。
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− | ;デビルファング
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− | :突起から巨大な爪を形成する接近戦用武器。作中では多脚ユニット前足のクローや上半身両腕での格闘戦も行っている。
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− | :『新』では体当たり攻撃の名称となっている。
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− | ==== [[召喚攻撃]] ====
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− | ;デスアーミー
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− | :『[[スーパーロボット大戦J|J]]』のみ。大量のデスアーミーによる一斉射撃を浴びせ、とどめに四方から棍棒による一斉打撃で〆る。さり気なくデスドラゴンやデスマスターが最初の射撃の所に紛れ込んでいる。
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− | === [[特殊能力]] ===
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− | ;[[HP回復]]
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− | :
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− | ;[[EN回復]]
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− | :
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− | === 移動タイプ ===
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− | ;[[陸]]
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− | :
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− | === [[サイズ]] ===
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− | ;L
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− | :
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| == パイロットステータス == | | == パイロットステータス == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| + | *『機動武闘伝Gガンダム』の最大の敵ではあるが、本来は平和利用を目的として造られた物であり、権力闘争に弄ばれた末に人類の脅威と化してしまった、ガンダムシリーズでも特に悲劇的なガンダムでもある。 |
| *生体ユニットは女性が適任とされるデビルガンダムだが、SRWではウルベや[[ウォン・ユンファ]]、他作品のキャラクターでは[[ゴステロ]]や[[パプテマス・シロッコ]]など男性が乗るケースが多い。これは女性に次ぐ適任の条件が、「[[ガンダムファイター]]=強靭な肉体」としての資質がある人物となっているためである。原作では生体ユニットにされた[[レイン・ミカムラ]]だけでなく、強靭なガンダムファイターの中でも最強クラスの戦闘力を秘めたドモンや、女性ガンダムファイターである[[アレンビー・ビアズリー]]も生体ユニットとして狙われる。[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]は自ら生体ユニットになることを望むものの、自身の体が不治の病に蝕まれていた事により、断念せざるを得なくなった。また、レインが生体ユニットにされた際は裸体になっており、全身が金属化していた。 | | *生体ユニットは女性が適任とされるデビルガンダムだが、SRWではウルベや[[ウォン・ユンファ]]、他作品のキャラクターでは[[ゴステロ]]や[[パプテマス・シロッコ]]など男性が乗るケースが多い。これは女性に次ぐ適任の条件が、「[[ガンダムファイター]]=強靭な肉体」としての資質がある人物となっているためである。原作では生体ユニットにされた[[レイン・ミカムラ]]だけでなく、強靭なガンダムファイターの中でも最強クラスの戦闘力を秘めたドモンや、女性ガンダムファイターである[[アレンビー・ビアズリー]]も生体ユニットとして狙われる。[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]は自ら生体ユニットになることを望むものの、自身の体が不治の病に蝕まれていた事により、断念せざるを得なくなった。また、レインが生体ユニットにされた際は裸体になっており、全身が金属化していた。 |
| *海外では宗教的な理由から'''ダークガンダム(Dark Gundam)'''という名称に変更されている。 | | *海外では宗教的な理由から'''ダークガンダム(Dark Gundam)'''という名称に変更されている。 |