差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
41行目: 41行目:  
}}
 
}}
 
『'''海賊戦隊ゴーカイジャー'''』は東映制作による特撮テレビドラマ作品。
 
『'''海賊戦隊ゴーカイジャー'''』は東映制作による特撮テレビドラマ作品。
 +
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
「スーパー戦隊シリーズ」の35作記念タイトルで、歴代シリーズ作品とのクロスオーバーが最大の特徴。作品世界についても「歴代スーパー戦隊が世界を守り続けてきた」という設定で過去のシリーズ34作品と地続きとなっており<ref>通常はシリーズ第4作『電子戦隊デンジマン』と第5作『太陽戦隊サンバルカン』を除き、各シリーズ作品の世界観は独立している。映画などで複数の戦隊が共演することはあるが、本編に影響を与えるものではない。ゴーカイジャーでは共演作品の設定も世界観に含まれている。</ref>、それまでの戦隊は「レジェンド戦隊」と呼ばれている。過去シリーズでヒーローを演じたキャストがそのまま出演したり、それぞれの作品のその後が語られたりと、スーパー戦隊シリーズを視聴してきた全ての世代へ向けた内容となっている。また、メカニックにおいても過去作のメカと合体してパワーアップするという形式がとられている。
+
「スーパー戦隊シリーズ」の35作記念タイトルで、歴代シリーズ作品とのクロスオーバーが最大の特徴。作品世界についても「歴代スーパー戦隊が世界を守り続けてきた」という設定で過去のシリーズ34作品と地続きとなっており<ref>通常はシリーズ第4作『電子戦隊デンジマン』とその続編である第5作『太陽戦隊サンバルカン』の関係を除き、各シリーズ作品の世界観は独立している。映画などで複数の戦隊が共演することはあるが、本編に影響を与えるものではない。『ゴーカイジャー』ではそれら共演作品の設定も世界観に含まれている。</ref>、それまでの戦隊は「レジェンド戦隊」と呼ばれている。過去シリーズでヒーローを演じたキャストがそのまま出演したり、それぞれの作品のその後が語られたりと、スーパー戦隊シリーズを視聴してきた全ての世代へ向けた内容となっている。また、メカニックにおいても過去作のメカと合体してパワーアップするという形式がとられている。
    
初期メンバー5人はスーパー戦隊シリーズでは初となる宇宙人の設定で、「本来地球とは無関係で自由奔放な彼らが、どのようにして地球を守る戦士となるのか」というのが本作のテーマとなっている。
 
初期メンバー5人はスーパー戦隊シリーズでは初となる宇宙人の設定で、「本来地球とは無関係で自由奔放な彼らが、どのようにして地球を守る戦士となるのか」というのが本作のテーマとなっている。
   −
本作は一貫して正義のヒーローとして描かれていたスーパー戦隊シリーズにおいて異例の、[[宇宙海賊]]というアウトロー的モチーフを採用しており、歴代戦隊の姿に変身する<ref>これには'''海賊版'''という意味も含まれている。また、放送終了後に制作された『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では、同様に歴代ヒーローに変身できる仮面ライダーディケイドと共演し、歴代変身対決も描かれた。さらに『スーパーヒーロー大戦」にはその年公開の仮面ライダー「仮面ライダーオーズ」の各フォーム、翌年公開の続編『スーパーヒーロー大戦Z』では歴代メタルヒーローとの変身を果たしている。</ref>という設定も話題を呼んだ。海賊というモチーフは一度検討されて却下されたものの、歴代戦隊と共演した際に埋没しない強い個性として再検討され採用に至ったという。
+
本作は一貫して正義のヒーローとして描かれていたスーパー戦隊シリーズにおいて異例の、[[宇宙海賊]]というアウトロー的モチーフを採用しており、歴代戦隊の姿に変身する<ref>これには'''海賊版'''という意味も含まれている。また、放送終了後に制作された『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では、同様に歴代ヒーローに変身できる仮面ライダーディケイドと共演し、歴代変身対決も描かれた。さらに『スーパーヒーロー大戦』にはその年公開の仮面ライダー「仮面ライダーオーズ」の各フォーム、翌年公開の続編『スーパーヒーロー大戦Z』では歴代メタルヒーローへの変身を果たしている。</ref>という設定も話題を呼んだ。海賊というモチーフは一度検討されて却下されたものの、歴代戦隊と共演した際に埋没しない強い個性として再検討され採用に至ったという。
    
2012年には『[[宇宙刑事ギャバン]]』と共演する劇場作品『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』が公開されており、SRWより先にクロスオーバーを果たしている。
 
2012年には『[[宇宙刑事ギャバン]]』と共演する劇場作品『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』が公開されており、SRWより先にクロスオーバーを果たしている。
157行目: 158行目:  
;レンジャーキー
 
;レンジャーキー
 
:ゴーカイジャーが所有する、レジェンド戦隊の戦士の姿を模した鍵。携帯電話型変身アイテムの'''モバイレーツ'''や'''ゴーカイセルラー'''にセットすることで'''豪快チェンジ'''が発動し、その戦士の姿に[[変身]]する。また、ゴーカイジャーが持つ各種武器にレンジャーキーをセットすることで、必殺技が発動可能になる。
 
:ゴーカイジャーが所有する、レジェンド戦隊の戦士の姿を模した鍵。携帯電話型変身アイテムの'''モバイレーツ'''や'''ゴーカイセルラー'''にセットすることで'''豪快チェンジ'''が発動し、その戦士の姿に[[変身]]する。また、ゴーカイジャーが持つ各種武器にレンジャーキーをセットすることで、必殺技が発動可能になる。
:ゴーカイジャーの誰がどのキーを使っても問題はなく、本来の変身者とは性別の異なる戦士に豪快チェンジしたり<ref>男性メンバーが女性戦士に豪快チェンジする場合、下半身がズボン型になる。女性メンバーが男性戦士に豪快チェンジする場合、下半身にスカート状のパーツが発生する(いずれも一部の例外を除く)。</ref>、メンバー全員で色を統一して豪快チェンジすることも多々あった。
+
:ゴーカイジャーの誰がどのキーを使っても問題はなく、本来の変身者とは性別の異なる戦士に豪快チェンジしたり<ref>男性メンバーが女性戦士に豪快チェンジする場合、下半身がズボン型になる。女性メンバーが男性戦士に豪快チェンジする場合、下半身にスカート状のパーツが発生する(いずれも一部の例外を除く)。</ref>、メンバー全員で色を統一して豪快チェンジしたりすることも多々ある。
:レジェンド戦隊のレンジャーキーはレジェンド戦隊の力が分離したものであるため、本来の変身者は変身できず、特殊能力の大半も失われているが、レンジャーキーを返還されると再び変身可能になり<ref>ドラゴンレンジャー・ブライ、タイムファイヤー・滝沢直人、アバレキラー・仲代壬琴、ブラックコンドル・結城凱の4人は死者ゆえか、レンジャーキーなしでも変身を行えた。なお、ドラゴンレンジャーとタイムファイヤーは変身後の姿のみの登場。</ref>、自らの意思で力をレンジャーキーに戻すことも可能<ref>上記の経緯もあってか本編にはニンジャマンキーのみ登場せず、力を分離させることもなかった。</ref>。
+
:レジェンド戦隊のレンジャーキーはレジェンド戦隊の力が分離したものであるため、本来の変身者は変身できず、特殊能力の大半も失われているが、レンジャーキーを返還されると再び変身可能になり<ref>ドラゴンレンジャー・ブライ、タイムファイヤー・滝沢直人、アバレキラー・仲代壬琴、ブラックコンドル・結城凱の4人は死者ゆえか、レンジャーキーなしでも変身を行っている。なお、ドラゴンレンジャーとタイムファイヤーは変身後の姿のみの登場。</ref>、自らの意思で力をレンジャーキーに戻すことも可能<ref>上記の経緯もあってか本編にはニンジャマンキーのみ登場せず、力を分離させることもなかった。</ref>。
:ゴーカイジャーのキーは出自が不明であり(ユーザーの間では、アカレッドが開発者と目されている)、ゴーカイシルバーのキーに至っては、ゴーカイセルラー共々死者たちの手で鎧に託された品であり、どちらかと言えば大いなる力の一部であると思われる。
+
:ゴーカイジャーのキーは出自が不明であり(視聴者の間では、アカレッドが開発者と目されている)、ゴーカイシルバーのキーに至っては、ゴーカイセルラー共々死者たちの手で鎧に託された品であり、どちらかと言えば大いなる力の一部であると思われる。
 
:いくら元が正義の戦士とはいえ、キー自体には意思がなく、バスコと映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』に登場した怪人・黒十字王はレンジャーキーを傀儡として実体化する手段を持ち、本編と映画を合わせると、ゴーカイジャーのキー含めてほぼ全てのキーと一度は敵対している。
 
:いくら元が正義の戦士とはいえ、キー自体には意思がなく、バスコと映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』に登場した怪人・黒十字王はレンジャーキーを傀儡として実体化する手段を持ち、本編と映画を合わせると、ゴーカイジャーのキー含めてほぼ全てのキーと一度は敵対している。
 
:;大いなる力
 
:;大いなる力
180行目: 181行目:  
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
:初参戦作品。第4期参戦作品の第8弾として、2019年4月に追加参戦。
 
:初参戦作品。第4期参戦作品の第8弾として、2019年4月に追加参戦。
:初参戦イベント「激突!宇宙海賊×地獄」では原作でも共演したギャバンに加え、エクスカイザー、マジンカイザーSKLとクロスオーバーする。
+
:初参戦イベント「激突!宇宙海賊×地獄」では原作でも共演した『ギャバン』に加え、『[[勇者エクスカイザー]]』、『[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]』とクロスオーバーする。
 
:レジェンド戦隊への豪快チェンジも再現されており、他の戦隊のグラフィックも用意されている。
 
:レジェンド戦隊への豪快チェンジも再現されており、他の戦隊のグラフィックも用意されている。
 
<!-- == 各話リスト == -->
 
<!-- == 各話リスト == -->
193行目: 194行目:     
== 余談 ==  
 
== 余談 ==  
*ナレーション及びアイテム音声はスパロボ常連の関智一氏が務めており、『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』ではラストシーンで重大なサプライズを仕掛ける「天の声」も担当。
+
*ナレーション及びアイテム音声はスパロボ常連の[[声優:関智一|関智一]]氏が務めており、『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』ではラストシーンで重大なサプライズを仕掛ける「天の声」も担当。
 
*設定的に扱いやすいこともあってか、後のアニバーサリー系作品にもゲスト出演することが多い。
 
*設定的に扱いやすいこともあってか、後のアニバーサリー系作品にもゲスト出演することが多い。
**客演時には、シリーズの後続作品の戦士にも豪快チェンジ可能になっている。また『仮面ライダーシリーズ』や『メタルヒーローシリーズ』と共演した映画作品では、それらのレンジャーキーが登場して変身したこともある。
+
**客演時には、シリーズの後続作品の戦士にも豪快チェンジ可能になっている。また「仮面ライダーシリーズ」や「メタルヒーローシリーズ」と共演した映画作品では、それらのレンジャーキーが登場して変身したこともある。
**レンジャーキーはゴーカイジャー本編ラストで各戦隊に返還しているため、本編以後を描いた作品や客演では「鎧が各戦隊と交渉してレンジャーキーを借り受けている」という設定になっている。
+
**レンジャーキーは『ゴーカイジャー』本編ラストで各戦隊に返還しているため、本編以後を描いた作品や客演では「鎧が各戦隊と交渉してレンジャーキーを借り受けている」という設定になっている。
 
*レジェンド大戦においては総勢182名ものスーツアクターが参加することになり、スタントマンが所属する事務所複数を総動員しただけでなく、イベントショーをメインに活動しているアクション俳優も登板したとのこと。
 
*レジェンド大戦においては総勢182名ものスーツアクターが参加することになり、スタントマンが所属する事務所複数を総動員しただけでなく、イベントショーをメインに活動しているアクション俳優も登板したとのこと。
 
*同時期に放送された非公認作品『非公認戦隊アキバレンジャー』『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』(SRW未参戦)では、本作の大いなる力をパロディにした「大それた力」が登場する。
 
*同時期に放送された非公認作品『非公認戦隊アキバレンジャー』『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』(SRW未参戦)では、本作の大いなる力をパロディにした「大それた力」が登場する。
 
**関連グッズとして「レ'''ソ'''ジャーキー」も発売された。レソジャーキーはレンジャーキーと同サイズだが、厚みが違うため'''モバイレーツに刺さらない'''。
 
**関連グッズとして「レ'''ソ'''ジャーキー」も発売された。レソジャーキーはレンジャーキーと同サイズだが、厚みが違うため'''モバイレーツに刺さらない'''。
*海外版にあたる『パワーレンジャーシリーズ』では『天装戦隊ゴセイジャー』の翻案作品である『パワーレンジャー・メガフォース』のシーズン2『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』として翻案されている。
+
*海外版にあたる「パワーレンジャーシリーズ」では『天装戦隊ゴセイジャー』の翻案作品である『パワーレンジャー・メガフォース』のシーズン2『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』として翻案されている。
 
**このため、『メガフォース』内では『ゴセイジャー』序盤の敵組織であるウォースターが『ゴーカイジャー』の敵組織であるザンギャックの先遣艦隊となっているなど、『ゴセイジャー』と『ゴーカイジャー』の設定が折衷されている。またゴーカイジャーでは前日譚であるレジェンド大戦がこちらでは最終決戦と、大きく扱いが変わっている。
 
**このため、『メガフォース』内では『ゴセイジャー』序盤の敵組織であるウォースターが『ゴーカイジャー』の敵組織であるザンギャックの先遣艦隊となっているなど、『ゴセイジャー』と『ゴーカイジャー』の設定が折衷されている。またゴーカイジャーでは前日譚であるレジェンド大戦がこちらでは最終決戦と、大きく扱いが変わっている。
  
10,900

回編集

案内メニュー